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読めないニックネーム(再開版)

世の中の不正に憤る私が、善良かもしれない皆様に、有益な情報をお届けします。単に自分が備忘録代わりに使う場合も御座いますが、何卒、ご容赦下さいませ。閲覧多謝。https://twitter.com/kitsuchitsuchi

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ユダヤ関連の日に事件を起こしてユダヤのせいにするのがキリスト教の手口。生命の木カバラは中世からなので、古代ユダヤの生命の木(と日本)云々ときたら嘘確定。シオニズムはキリスト教思想。シオニストはクリスチャン。ユダヤ教超正統派はイスラエルを否定(イスラエルはキリスト教製)。魔術師クロウリー、ジョン・ディー、メスメルは王侯貴族人脈。秋端勉『実践魔術講座リフォルマティオ(上下)』 

ユダヤ関連の日に事件を起こしてユダヤのせいにするのがキリスト教の手口です。
ユダヤ陰謀論はキリスト教の伝統
あと、新約聖書に基づいてなら間違いなくキリスト教です。ユダヤは旧約のみですから。でも旧約に基づいて事件を起こしてもユダヤとは限らずキリスト教の可能性があります、というか大事件起こせるユダヤの中身はキリスト教だから結局キリスト教です。

2014年10月 休館日のお知らせ イスラエル大使館休み
Closure Announcement Oct. 2014
http://embassies.gov.il/tokyo-en/Announcements/Pages/Closure-Announcement-Oct--20141001-4977.aspx

”10月の休館日をお知らせいたします。
​領事部における受付業務等も当日はお休みさせていただきますので、ご注意ください。
Due to the upcoming holidays, the consular department will be closed to the public:

10月9日(木) スコット(仮庵祭)
Sukkot 9-Oct. Thursday
10月10日(金) スコット(仮庵祭)
Sukkot 10-Oct. Friday

10月13日(月) 体育の日
Sports Day 13-Oct. Monday

10月16日(木) 律法の感謝祭
Simchat Torah 16-Oct. Thursday
10月17日(金) 律法の感謝祭
Simchat Torah 17-Oct. Friday

מבקרים יקרים,
בתאריך 9-10, 13, 16-17 באוקטובר השגרירות תהיה סגורה.
בימים אלה לא תתקיים קבלת קהל ולא ינתן מענה טלפוני."

RKやベンジャミンや飛鳥とかのユダヤ陰謀論者というキリスト教の手先の嘘は、カバラの歴史を学べば見抜けますので今回は重点的に扱います。

カバラ基本経典は紀元前にない
イェツィラー(3~6世紀。新プラトン主義成立後)・
バヒル(12世紀)・
ゾーハル(13世紀)。
ユダヤ・カバラは旧約聖書重視(元祖カバラに生命の樹なし)。
クリスチャン・カバラ(生命の樹中心)は15世紀にピコが創始。
物証成立年代を捏造する #日ユ同祖論。“


最低限、カバラには二種類あります。
①ユダヤ・カバラ
旧約聖書の解釈を重点を置く。
もともとカバラに生命の木理論はなかった

3~6世紀間に成立の『イェツィラ(形成の書)』。
12~13世紀間に成立の『バヒル(光明の書)』、『ゾハル(光輝の書)』。
これら代表的カバラ基本経典は紀元前にはありません。

クリスチャン・カバラ
15世紀にピコ・デラ・ミランドラが創始(ルネサンスが重要)。
「生命の樹」が中心
になっている(タロットも)

ユダヤのカバラは旧約、特にモーセ五書(トーラー)に基づいていますが
クリスチャンのカバラはネオプラトニズム(流出説が生命の木思想で重要)が入っています。

違いを理解してください。成立時期が重要ですよ。
生命の木カバラが古代にあって日本云々だと言っていたら嘘確定。道教などの中国思想は都合よく無視するのがバチカン流。  
六芒星をユダヤのシンボルにしたのはイエズス会(当時のラビたちは猛反対)で十七世紀のことです。
中世以前にユダヤ=六芒星のシンボルはありません
陰謀論者の九割はイエズス会の手先だからイエズス会が決めたマークが好きなんですよね

“日本のカバラが本物とか言うやつは、生命の木理論が15世紀からしか出てないとか、生命の木なしカバラとか、ハシディズムの義人思想とかそーいうの一切知らないからな。俺だって何も知らない超初心者なのに、俺よりひどいって。ハシディズムについて質問したら沈黙しか帰って来なかった。” 魔法使いハンターねこた

ヘブライ語は子音表記なので母音記号(ニクダー)がないと読めないから同祖論作り放題。勝手に読みを変えられるんだから、似た語なんて捏造容易。knznymmmyって読めないでしょ?

“セム語の構造って面白いよね。ひとつひとつのアルファベットの意味があり、子音だけを繋げて読む。そして文字が対応する数字を持っており、暗号のようなこともできる。これはアラビア語やセム語の影響を受けたギリシア語や一部ラテン語でも同じ。” 魔法使いハンターねこた

記述量が少なくてかつ代表的魔術師の概要がわかる記事↓
魔術の歴史が、サラッとわかる!
http://sound.jp/orotilabel/m02.html

”安全な陰謀論がやりたい方はキリスト教製のユダヤ陰謀論を崇めよう。
①陰謀論者(九割がキリスト教+神道カルト=和風耶蘇教)の上司であるバチカン、
大本教系、紅卍字会、大日本皇道立教会、イエズス会、選帝侯の末裔、偽天皇
②魔術師クロウリー、ジョン・ディー、メスメル
のことは絶対言うな!”

“ヴァヴァロアのイルミナティと医師メスマーの関係。同大学。スイスへの亡命。
オルレアン公周辺とメスマー含む診療治療、このメスマーからケイシー含む系譜。
 
ここらへんが、世界の支配者のネットワークの中枢になったとこだから。
エジンバラ、ストックホルム、フランスを中心にね。”
そもそもWikipedia自体がフリーメーソン構想【20090807】
http://www.mkmogura.com/blog/2009/08/07/289


完璧に無垢で高い知性を持つ男の子が最も申し分のない、最適な生贄である。
――クロウリー

(香を用いる)よりも危険であるが、血の供犠はより効果的である。ほぼ全ての目的(達成)の為には人間の生贄が最適である。
――クロウリー

最も重要な魔術の事業がある。それは新時代の秘儀参入である。
言葉を告げることが必要な時が来れば、地球全体が血に浸されなければならない。
テレマの法を受け入れる準備を整える前には、大戦争がなされなければならない。
この血の犠牲こそが、ホルスが宣言する世界規模の式典において決定的に重要な核心である。
ホルスとは、新時代の神として、戴冠し征服する子である。
――クロウリー

“トヨタが由来の豊田市章はクロウリーの六芒星。魔術師クロウリーはエジプト重視のニューエイジの祖。愛知万博の開催期間を足すと33。クロウリー曰く人間の生贄(特に男児)で血の供犠を行うのがベスト。魔術=意志に従い変化を起こす科学と技術。”

”イエズス会が17世紀にダビデの星をユダヤのマークにした。ダビデの星→イエズス会=バチカンが黒幕。バチカンの伝統のユダヤ陰謀論は、イエズス会が六芒星にユダヤを捧げてキリスト教が罪を逃れる呪術。トヨタの根拠地のマークはクロウリーの六芒星。
クロウリーの六芒星(左)と豊田市のマーク(右)



“英軍でオカルトといえばこの人は外せません。J.F.C. フラー少将。クロウリーの弟子にしてカバラ関係の著作持ち。OR誌にも多数寄稿。戦車戦の専門家でもあり、秋山殿の戦車道講座でグデーリアンと並んで言及されたほど。” 西洋魔術博物館@MuseeMagica

“英軍は伝統的にオカルト好きのようです。写真はケリー工兵。1917年、ダウジングで水源を探り当てて部隊を全滅から救った、とオカルト・レヴュー誌で紹介されていました。”西洋魔術博物館@MuseeMagica

“こちらはバトル・オブ・ブリテンの立役者、ヒュー・ダウディング元帥閣下。心霊術に造詣が深く、神智学協会にも参加。その関連の著作、実に三冊。” 西洋魔術博物館@MuseeMagica

“魔術人名録にメーテルリンクを追加しました。 ノーベル文学賞をとったオカルト関係者といえば真っ先に思い浮かべるのがイエイツですが、1911年受賞者のこの人も十分にオカルトであります。”西洋魔術博物館@MuseeMagica

“これも実用的なミニチュア本。1932年に私家版で発行された『ロッジマスター就任の手引き』。11x7cm。フリーメーソンのための、いわばアンチョコ。そのためか装丁は非常に地味です。” 西洋魔術博物館@MuseeMagica

11、7、足して18って意図的だね。

“ハンマーマークがなかなかかわいい。儀式の冒頭部分が黄金の夜明け団の儀式とほぼ同一な点に注目。GD団の創立メンバーたちが全員メイソンだったわけですから、まあ当然か。” 西洋魔術博物館@MuseeMagica

「黄金の夜明け団」の創立者の一人のマグレガー・メイザースは、英国薔薇十字協会とフリーメイソンに入会しています。
哲学者アンリ・ベルクソンの実妹ミナと結婚
しました。
黄金の夜明け団=ゴールデン・ドーン=GDは、黄金の暁会とも訳されました。ナルトの暁(世界征服が目的)の元ネタね。阿修羅が善のナルトは拝火教漫画で、拝火教大好きなのがメーソン。

“当館は『オカルト・レヴュー』という雑誌を熱心に収集しています。1905年創刊、1948年休刊。20世紀前半の英米オカルト界でもっとも影響力のあった定期刊行物です。現在8割がた収集完了。” 西洋魔術博物館@MuseeMagica

“OR誌をレギュラー号でコンプリしている公的機関は大英図書館とエール大学のみ。個人でおそらく二人。当館はその次のランクに位置すると思われます。コンプリまであと少し、がんばります。” 西洋魔術博物館@MuseeMagica

エール大学と言えばスカル・アンド・ボーンズという海賊系組織があって集英社とワンピースの親分。
英国はスコットランド系もイングランド系メーソンも魔術重視だけど、クロウリーはスコットランド系33階級

“フリーメイソンリー関連の話題。以前紹介した英国薔薇十字協会会員のモーリス・ビーチクロフトは、リックマンズワースにあるRoyal Masonic School for Girls の理事をつとめていました。この英語を「王立フリーメイソン女学園」と訳せば注目を集めるでしょうか?” 西洋魔術博物館@MuseeMagica

Royal の所以は、総裁を王族がつとめるのが慣例となっているからで、決して王室が経営しているわけではありません。ビーチクロフト在職中の総裁は、なんと英国国王ジョージ六世陛下その人であられました。フル装備の御真影をごらんください。” 西洋魔術博物館@MuseeMagica

“というわけで「ロイヤル・メイソニック女学校」と訳しましょう。この学校は、しかし妙にオカルト的なシンボリズムが見てとれるのです。まずは開校当初の校章。” 西洋魔術博物館@MuseeMagica

“講堂には四大元素をあらわす絵画が描かれ、壁面には一年12ヶ月を象徴する12枚の人物像のプレートが嵌め込まれています。しかも寄宿学校ですから、ちょっとしたホグワーツ。” 西洋魔術博物館@MuseeMagica

どう見てもハリーポッターのモデルじゃん。

”ダニエル・デフォーといえば「ロビンソン・クルーソー漂流記」ですが、匿名でこんな本を出していたことは意外と知られていないようです。魔術の背後に悪魔ありとひたすら説き続ける奇書です。 ”西洋魔術博物館@MuseeMagica

内容が優れているから残ったのではなく、支配者に貢献したから残った
ロビンソン・クルーソーのデフォー(非国教徒)は、国教徒のフリをして非国教徒を徹底的に弾圧せよとパンフレットをばらまく。味方のふりをして攻撃する褒め殺し技術
キリスト教は教祖を生贄にする魔術で成立する邪神カルト!”

魔法科高校の劣等生:急激な寒冷化で食糧事情が悪化し第三次世界大戦発生。主人公が破壊神シヴァ。十師族という名家のエリートが活躍する血統主義。失われた十支族の一つが日本人だというキリスト教思想が元ネタ(考古学的証拠なし)。聖書が根拠の日ユ同祖論で異教徒に聖書思想を入れる。✝宣伝作品。”

“日ユ同祖論の前提は聖書が正しいこと。故にクリスチャンや和風キリスト教=神道カルト(バチカン日本支部=大本教系)や騙された無自覚クリスチャンが喧伝。失われた十支族に考古学的証拠はない。バチカンが罪を押しつける対象を作る為に有色人種の別民族に与えた金融利権(職業資格)がユダヤの起源。”

“日ユ同祖論は
①佐伯好郎(景教博士。最初期の論者。キリスト者)が功利的企画だと暴露
ダビデの星がユダヤのシンボルになったのは十七世紀から(イエズス会製)
カバラに生命の木が登場するのは中世から
④仏教徒の天皇も側近も縦書きの漢字を使用
天皇は道教用語
を無視して捏造してね!”

“あのなー、カバラが成立したのは早くても三世紀な?新プラトン主義などの影響をモロに受けてる。理論が固まったのは13世紀頃。生命の木が登場したのは15世紀の西洋。だから、紀元前6世紀から日本のカバラ(笑)がーとかありえない。単に道教の話をそう読み替えてるだけでしょ?”魔法使いハンターねこた

“日本のカバラが本物とか言うやつは、生命の木理論が15世紀からしか出てないとか、生命の木なしカバラとか、ハシディズムの義人思想とかそーいうの一切知らないからな。俺だって何も知らない超初心者なのに、俺よりひどいって。ハシディズムについて質問したら沈黙しか帰って来なかった。”魔法使いハンターねこた

“カバラーのゲマトリアという文字の数字変換法、あれギリシアのパクりらしいね。あと生命の木がカバラーに採用されたのは15世紀位らしい。今から2600年前にカバラーが日本に渡来したとかありえんから。これだから、神道カルトの嘘はムカつくんだよね。”魔法使いハンターねこた

“日ユ同祖論が旧約なら日本にヘブライ語のトーラーでもあるのですかね?日ユ同祖論で取り出される資料は嘘ばかりです。大体、多神教の古代イスラエルとかパレスチナの周囲の民族と何が違うのか?と。書物の宗教だからこそユダヤ教は特異なのに” 魔法使いハンターねこた

“何で日油同祖論があるなら、ユダヤ・アラブ同祖論がないんだよ?こんなに言語的にも感性も生活習慣も宗教も似てるのってないだろ?” 魔法使いハンターねこた

“だから、日本の知的な中流階級はどこまでも欧米のサルマネに走る。ネオプラトニズム系の神秘主義は、カバラの生命の木のように、天界の階層論を形成して、流出した大河を鮭みたいに逆流すれば一者に合一できるという思想がある。日本の中流階級のサルマネはまるでネオプラトニズムの神秘主義みたいだよ”魔法使いハンターねこた

ユダヤ教カバラの歴史 ~起源、および第1期(発端期)から第5期(衰退期)まで~
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/kabbara2.htm

“第3期(前期完成期) 12~16世紀
 「バヒルの書」登場。
 神学的考察と宇宙論、宇宙の創造論、これらが一体化する。
 こうして、「生命の樹」の概念が作り出される。
 さらに「ゾハール」が表舞台に登場する。
 輪廻転生(!)の思想も取り込まれる。
 この時期のカバリストとしては、生命の樹の理論の原型を作った盲人イサクと、その弟子達が有名。
 キリスト教へのカバラ移入が始まる。”

シオニズムはキリスト教思想で、シオニストはクリスチャン。ユダヤを利用するキリスト教。ユダヤ教超正統派がイスラエルを否定し、シオニズムはユダヤ教ではないと主張しているのだからユダヤではなくキリスト教。シオニズムはナチズムだというのは、ナチスを支援したのがバチカン=キリスト教、なのでシオニズムはキリスト教製品だという意味。

↓中世以前に「カバラ」と記された文書が沢山出たら間違いなくウソってことだな。呼称がバラバラのはず。
“●ユダヤ教の神秘思想が「カバラ」という呼称で統一されるようになったのは、歴史的には中世に至ってからのことである。そこに至るまでの間、カバラの伝統は、キリスト教が支配する世界からは、完全に隠されていた。
しかし、12世紀に至って北スペインやフランス南東部のプロヴァンス地方にカバラについての秘義を語る者が現れだすと、以後、カバラはヨーロッパ世界に急速に広まっていった。その際、特異な神秘思想を展開するカバラ奥義書が、数多く執筆・編纂されていった。

●この時期に登場したカバラ奥義書が展開したのは、主に『トーラー(モーセの五書)』のカバラ的解釈であり、『トーラー』の背後に見え限れする『原トーラー』の追求だった。
カバリストたちは、「創世記」や「出エジプト記」などの記述を特別な数字に還元したり、神秘的な操作による文字の並べ換えなどによって、表面的な意味の背後に隠された叡智を探りだすことに没頭した。
また、神的創造世界のマンダラであるセフィロト図のオカルト解釈を通じて、人類文明の過去・現在・未来の諸相を探求し、来るべきメシア(救世主)時代の年代計算に情熱を傾けていった。
●現在、カバラには三大教典があるが、そのうちで最も古いものは『イエツィラの書』(別名『形成の書』/紀元3~6世紀に成立)で、残りの『バヒルの書』(別名『光明の書』)と『ゾハルの書』(別名『光輝の書』)はこの時期(12世紀~13世紀)に成立した。

●『ゾハルの書』の著者である、スペインのラビ・シメオンによって、カバラはユダヤ教唯一絶対の神秘思想としてまとめあげられた。彼が13年間の洞窟生活の間に、神からの啓示を受けて書いたとされる『ゾハルの書』は、『タルムード』以後のラビ文学の中でひとつの規範的テキストとなり、数世紀にわたって『旧約聖書』と『タルムード』に比肩する地位を維持することになった。『ゾハルの書』の出現によって、ユダヤ教はいわば第3の絶対的聖典を持ったことになったのである。(第1の聖典は『旧約聖書』で第2の聖典は口伝律法の『タルムード』である)。
以後、ユダヤ神秘思想はこの『ゾハルの書』に集約されたカバラ思想を中核として展開していく。
(中略)
本質的に「シオニズム」と「ユダヤ思想」は別物である

●「シオニズム」(別名 ZION主義)とは、パレスチナにユダヤ人国家を建設しようという思想である。聖地エルサレムの「シオン(ZION)の丘」にちなんで名付けられた。
現在のイスラエル政府の「シオニズム」は、人種差別的なイデオロギーと軍事思想に基づいているといえる。
(中略)
●一般に「シオニズム」と「ユダヤ思想」の違いはあまり意識されることはない。

そのため、「シオニズム」と「ユダヤ思想」は同じものだと思っている人が多い。しかし本質的に、「シオニズム」と「ユダヤ思想」は別物である。
基本的にシオニズム強硬路線派は、無神論者といっていい。ユダヤ教そのものにはあまり関心のない連中である。自分たちの行動を正当化するためにユダヤ教を利用することはあっても、ユダヤ教そのものを信仰してはいない。

●『反シオニズムの正統派ユダヤ教徒』と題された本には次のように書かれている。
「正統派ユダヤ教徒の大半は、パレスチナの地にユダヤ人のための民族の郷土を設立するというシオニストの野望に反対である。これはシオニズムそのものではなく、シオニストに反対するという側面が大きい。
なぜならば、シオニストは大半が脱宗教的であり、伝統的なラビの権威よりも、社会主義や民族主義といった『非ユダヤ的』なイデオロギーを優先しているからである。正統派ユダヤ教徒は、自分たちの立場を神学的な面から正当化するため、救済を早めることを禁じたラビの伝統を様々に引用し活用している。」
(中略)
シオニスト強硬路線派が悲願の建国を果たした「イスラエル共和国」──。
しかし、超正統派ユダヤ教徒はこの国を認めようとしない。
なぜならば、イスラエル共和国は建国において“メシア信仰”を無視し、しかも政教分離という近代国家の原則を採用した世俗国家であるためだという。超正統派ユダヤ教徒からすれば、このようなイスラエル共和国が“国家”と名乗ること自体、神に対する許しがたい冒涜に他ならないという。
この超正統派ユダヤ教徒は「聖都の守護者」を意味する「ナトレイ・カルタ」(前出)と呼ばれ、現在のイスラエル共和国はユダヤ教の本質を完全に逸脱した世俗的な寄せ集め集団に過ぎない、として徹底的に批判している。
「シオニズム」を批判する超正統派ユダヤ教徒たち
イスラエルの国旗を燃やして、「シオニズム」に反対


●1985年4月4日、超正統派ユダヤ教徒グループ「ナトレイ・カルタ」は、次のような声明文を発表した。
「シオニストの大冒険は不名誉な終わりを迎えようとしている。最初はシナイ半島だった。今度はレバノンである。独立した真のユダヤ教徒であるトーラーのユダヤ人にとって、これはまったく驚くことではない。我々は両親からも教師からも、シオニズムはユダヤとユダヤ思想の敵だと教えられてきた。シオニストの政治的策動は、一時的には成功するかもしれないが、長い目で見れば、その命運は尽きているのである。 〈中略〉
シオニズムはユダヤ思想とは全く反対のものである。ユダヤ思想は数千年にわたり、シオニズムなしに存続してきた。シオニズムのいう『メディナ』は全くの作り物であり、真のユダヤ思想を歪めるものである。」
「シオニスト指導者らは、今でこそホロコーストを大げさに哀しむが、当時の彼らは、『強壮な若いパイオニア』だけいればいい、『全ヨーロッパのユダヤよりパレスチナの1頭の牝牛のほうが大切だ』と言っていたのである。我々はシオニストという偽ユダヤ教徒がその正体を知られるようになること、ユダヤが真のユダヤ思想を心から信じて実践し、過去の栄光を思い、未来を誠実に信じることを望み、祈っている。」

●更に彼らは、1992年に次のような声明を発表した。
これは「シオニズム」に対する強烈な批判メッセージであった。
「敵であるシオニストと私たちの戦いは、妥協の余地のない、まさに “神学戦争”なのである。」
「ユダヤ人たちが全世界に追放されたのは、神の意志によるのであって、彼らが神の律法を守らなかったためである。あらゆる苦難をへて、メシア(救世主)が到来するまでそれは続く。メシア到来によってのみそれが終わるのである。それゆえに、シオニストあるいはその関係機関が神を無視して世界中からユダヤ人たちに帰ってくるように強要するのは、ユダヤ人たちをいよいよ危険に陥れる“不敬の罪”を犯していることになる。」
「もしシオニストが神を無視し続けるならば事は重大である。ここ、すなわちイスラエルは地上で最も危険な場所となろう。」
 「シオニズム」に反対するユダヤ人たち

「Zionism is Nazism」(シオニズムは
ナチズムだ)と書かれたプラカードが見える

ユダヤ教徒の「カバラ」と
「メシア運動」の歴史
http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hd/a6fhd600.html

ピコ・デラ・ミランドラ。 カバラを深く研究し、
様々な異教思想をキリスト教的に解釈しようとした
思想家であり、「キリスト教的カバラ」の創始者、
または最初で最大の解説者であった。

同じくコジモ・デ・メディチのもとにいて、マルシリオ・フィチーノの親友であったピコ・デラ・ミランドラは、「キリスト教的カバラ」の創始者、または最初で最大の解説者であった。ピコ・デラ・ミランドラは、ユダヤ神秘主義のカバラ神学によって、キリスト教の真理を確認できると考えていたし、カバラもまたモーセより伝わった古代の叡知の伝承だと信じられていたので、これによって古代の異教とされる「ヘルメス文書」も確証できるものと思っていたようである。
ピコ・デラ・ミランドラは、カバラの10のセフィロトによる段階を宇宙の天球層と関係づけて、それらの天球層の更に彼方にある神秘主義的な無に至る上昇を試みた。これはグノーシス主義とも新プラトン主義ともとれるマルシリオ・フィチーノ風のヘルメス思想とカバラが合体した考え方で、ピコ・デラ・ミランドラはカバラの聖なる力が、マルシリオ・フィチーノの術を悪魔の影響から守ることができるとしている。

こうしてピコ・デラ・ミランドラが創始した「キリスト教的カバラ」は、マルシリオ・フィチーノの「ヘルメス主義的魔術」と共に、ルネサンスの中心的思想を作り上げたのであった。

なお、ルネサンスは、一般に「人間復興」などと訳されているが、それはイタリア・ルネサンスの思想的な意味での中心人物であったピコ・デラ・ミランドラの、次の言葉に由来している(ピコ・デラ・ミランドラは、これをイスラムの書物から学んだことを告白している)。

「神は言う。『すべてのものは私が制定した法に服すべきである。しかし人間だけが自分のあるべき姿を決定することができる』と。そこで我は叫ぶ。父なる神の恩寵よ!人間はなんと偉大で幸福であるか! 」(『オラティオ』)”
「ルネサンス」の舞台裏
http://inri.client.jp/hexagon/floorA7F/_floorA7F_renaissance.html

天才学者ジョン・ディー博士。
宮廷人として欧州を行き来
し、女王に
王立図書館の設立を訴える一方、数学者でも
あった彼は、ユークリッド幾何学を最初にイギリスに
伝えた人物としても知られる。その他、航海術、天文学、
光学にも秀で、イギリス帝国拡張のため英国海軍の
設立や東洋航路の開拓を提言
したことでも知られる。
ジョン・ディー博士は、16世紀のエリザベス朝イギリスにおける最重要のルネサンス思想家である。
彼はケンブリッジ大学に学び、イギリスにユークリッド幾何学を初めて紹介した数学者として名高い。また、北極海をめぐる北回りの東洋航路の開拓を主張し、占星学理論とも関連する航海技術の新手法を創出し、海軍国イギリスの端緒を築きもした。彼がいなければ、イギリスの数学や航海術の進歩は、数十年は遅れただろうといわれている。その他、建築学への貢献やアーサー王伝説リバイバルへの影響など、業績は多岐にわたる。まさにエリザベス朝ルネサンス期を代表する天才学者だったのである。
彼の蔵書数は、当時のケンブリッジ大学図書館の10倍近いものであったという。その事実からも、その学識と研究がいかに奥深いものであったかはうかがわれる。この膨大な蔵書はイギリスの学者や技術者が自由に利用でき、実際に頻繁に使用されていた。そして、その蔵書の中には、数学、天文学、建築学はもとより、数多くのオカルト文献がふくまれており、彼の書斎は、ルネサンス期に復活した“古代神秘学の殿堂”でもあったのだ。
このような神秘主義文献の収集と研究について、彼は、「すべての学問に飽き足らず、神秘世界へ足を踏みいれた」と告白している。
エリザベス女王はジョン・ディー博士に深い信頼を寄せ、彼を宮廷占星術師として迎え、相談役として寵愛した。
後にジョン・ディー博士が大陸に渡ったときも、彼は暖かい歓迎を受けた。当時の大陸を支配していた王侯貴族は、魔術に対して深い関心を示していたからである。中でも、魔術、科学、美術などに対する知的好奇心をもち、多くの魔術師を援助したルドルフ2世治下の、魔術の帝国とも別称された神聖ローマ帝国はジョン・ディー博士を丁重に迎え入れた
(左)天使召喚の魔術を実践するジョン・ディー博士たち
(右)ジョン・ディー博士が天使から授かったとされる「エノク語」
このように、ルネサンス期最大の魔術研究家として、当時の知識人や有力者などと華やかな人間関係を形成していったジョン・ディー博士は、カバラ、ヘルメス学を研究する一方で、天使召喚の魔術を実践し、「エノク語」と呼ばれる謎の言葉を天使から授かることに成功したといわれている。エノク語とは、旧約聖書の外典に属し、カバラ学者の重要な文献でもある『エノク書』に用いられたとされる言葉だ。
その後、彼は天使召喚の魔術やエノク語の研究に熱中し続けたが、協力者だった霊媒師とのトラブルもあり不遇の晩年を送った。そのため、卓越した数学者、天才学者、航海学者だったジョン・ディー博士の名前は、単なる魔術師、降霊術師として人々の記憶に残るようになり、時代が進むにつれその記憶すらもどこかに行ってしまった。
ジョン・ディー博士の著作の中で、最も謎めいた
もののひとつに『神字モナド』という本がある。上はその
表紙に描かれた謎の文字。この難解な『神字モナド』の存在は
しばらく歴史の裏に消えていたが、薔薇十字団の登場とともに
復活する。なんと『化学の結婚』という薔薇十字団の基本文献に、
ジョン・ディー博士の神字モナドが描かれていたのだ。
■■薔薇十字団
ジョン・ディー博士の残した霊的伝統は、17世紀に故国のイギリスではなく、ドイツで復活する。それはジョン・ディー博士の思想を母胎として、神秘主義的啓蒙運動を開始したヨーハン・ヴァレンティン・アンドレーエによる薔薇十字団の運動へと結実していく。
薔薇十字団の活動は、ルネサンスにおける神秘主義の動きを知る上で欠かすことはできない。薔薇十字団の存在が知識階級を中心に広く庶民にまで知られるようになったきっかけは、1614年以降の3年間にドイツで出版された『世界の普遍的改革』以下の3つの匿名文書と1冊の寓意小説『化学の結婚』による。
その内容は、それまでのキリスト教的保守思想に反旗をひるがえす革新的発想や、痛烈な批判が含まれていたことで多大な反響を呼び、一大ムーヴメントを築いたのである。(薔薇十字団については別のファイルで詳しく触れたいと思う)。
上の薔薇十字は、「ヘルメス薔薇十字」、
または「錬金術薔薇十字」と呼ばれているもので、
古くから伝えられている錬金術的象徴である。
複雑に小宇宙と大宇宙のシンボルが組み合わされ、
仏教におけるマンダラのようなものとなっている。”
「ルネサンス」の舞台裏
http://inri.client.jp/hexagon/floorA7F/_floorA7F_renaissance.html

“もともとユダヤ教もキリスト教も同じ唯一神を信じている。
 ということは、このカバラをキリスト教神学にも応用できるのではないか? こう考える者が現れるのも、極めて自然な結果なのではあるまいか?
 これを最初にやったのが、ジョヴァンニ・ピーコ・デッラ・ミランドラである。
 彼は、この試みのために不遇な生涯を送る。彼に限らず、この時代の自然魔術師達は、文字通り命がけだった。フィチーノやポルタのように世渡り上手な者は良かった。だが、そうでないものは、しばしば悲惨な生涯を送ることとなる。カンパネラは生涯の半分近くを牢獄で過ごしたし、ブルーノに至っては火あぶりにされてしまった。

 本題に戻ろう。 
 ピーコのカバラをキリスト教神学に応用しようという試みは、「哲学的カバラ思想と神学における結論」なる著書によって、発表された。これは900(実際は899)の命題を含んだもので、公開討論を目的としたものだった。
 この書は2部構成となっており、ピーコが傾倒していたアリストテレス主義を中心にしていて、ラテン教父、イスラム哲学、ゾロアスター教、新プラトン主義、ピタゴラス学派、ヘルメス文書、自然魔術、そしてカバラを論じたものだった。
 特に重要なのは、やはりカバラである。ピーコは、ユダヤ人カバリストのフラビウス・ミドルターテスに師事し、カバラを学んだ。この時、ヘブライ語やアラム語についても学んだ。これを基に、この公開討論用の著書をものにしたわけである。
 
 この書は1486年12月にローマより出版され、翌1月に討論会が行われるはずであった。
 だが、この著書はさっそく筆禍事件を引き起こす。この900の命題のうち、4つが異端、9つが誤謬および虚偽を含むとして当時の教皇イノセント8世の特命委員会によって弾劾され、禁書とされた。
 ピーコは、この命題の中で「魔術とカバラは、キリストの神性をあきらかにするのに最適の方法である」と主張しており、これが教会の逆鱗に触れる理由の一つとなったのだ。
 当然のごとく討論会は中止となった。
 ピーコは、これに対し「弁明」という本を出し、文字通り弁明に努めたが、結果的にますます教会を怒らせてしまった。宗教裁判所はピーコに有罪を言い渡した。
 ピーコはフランスに亡命したが、そこで逮捕され幽閉される。しかし、あの芸術家や学者のパトロンで知られる豪華王ロレンツォ・メディチやシャルル8世の援助のおかげで釈放される。
 釈放後、ピーコはクザーヌスの蔵書を見せてもらうためにドイツを行こうと考えていた。そんな時、フィチーノより誘いの手紙を受け取る。それに応じてフィレンツェへ行き、フィチーノとメディチ家の保護を受ける。そこで、多くの著書をものにした。
 やがてルネサンスの破壊者として悪名高い狂信者サヴァナローラに傾倒する。その後、彼は敬虔なキリスト教ととして、神学の著書を多くものにする。だが、カバラがキリスト教神学の活性化に役に立つという考えは最後まで捨てなかった。
 やがて教会より、有罪を取り消され、やっと宗教裁判の恐怖から解放された。そのわずか1年後の1494年、彼は31歳の若さで夭折する。彼の死は毒殺説が有力だが、定かではない。

 彼の思想はいかなるものか?
 もともとヘルメス哲学をキリスト教に取り込もうと言う考えは、自然魔術師達の共通の思想である。そうすることによって、スコラ哲学によって硬化していたキリスト教神学を活性化させようとしていたのである。
 それを実現するためのキリスト教に注射するカンフル剤として、フィチーノは、新プラトン主義だけで止めておいた。
 だが、ピーコは、カバラ、ゾロアスター教、エレウシス秘儀、デュニオソス秘儀、オルフェウス教、さらにはカルデアの諸宗教までも取り入れた。ピーコによると、これらの異教も実は、真実の存在の様々な現われだということだ。
 カバラによって、本来異なる教義も一つに包み込めるというわけだ。
 また、自然魔術も大いに賞賛する。
 
 だが、彼の自然魔術に関する考えはフィチーノやポルタとは、異なる部分もある。それは占星術を認めなかったことだ。実際、ピーコは「占星術反証」なる占星術批判の書も出している。
 無論、彼は占星術を全否定したわけではない。天体の象徴する性質や影響の存在そのものは認めていた。しかし、彼は人間の自由意志を尊重し、決定論や運命論を否定したということなのだ。
 すなわち、ピーコは、自然界の万物の連鎖、「共感」関係を探ることによって自然魔術を実践することには賛成した。だが、マクロコスモスとミクロコスモスの照応、すなわち、大宇宙より小宇宙へと連鎖し、小宇宙は大宇宙の影響を受け、支配下にあると言う考え方には反対した。大宇宙と小宇宙には、それぞれ別の法則が存在する、というわけだ。
 したがって、地上は天界の影響によってのみ動かされているわけではない。当然、天体が人間の行動に、一方的に影響を及ぼすことはないというわけだ。人は星の影響を拒否もできる。
 彼の主著は「人間の尊厳について」である。
 その中で、彼は、神が人間を造ったのは、人間を自由意志によって活動させるため、自律的存在として、自己形成させるためである。したがって、人間は退化してケダモノにも成り得るし、神の国に再生することも出来る、というわけである。

 ピーコにとって、小宇宙(人間)とは、大宇宙の支配を受ける存在ではない。大宇宙と対等に自立する存在なのだ。
 この考えは、魔術を大きく発展させることになる。
 小宇宙が大宇宙より一方通行の支配を受ける存在ではなく、対等の対になった存在なら、小宇宙の方から大宇宙へと働きかけ、改変し、再構成さえできる、という考えが、これで誕生したからである。

 ピーコは1463年、北イタリアにミランドラ伯爵家の子息として生を受ける。
 幼少の頃から、遊びには興味を持たず、学問が大好きだった言う。ボローニャ大学をはじめ、各地の大学で学び、天才少年の名を欲しいままにする。少年時代から、占星術(後に否定するが)やライモンド・ルルスに耽溺したという。
 1484年にフィチーノの理論と運命的出会いをし、自然魔術の道へと進む。
 彼の生涯は短く不遇ではあったが、彼のキリスト教カバラは、ロイヒリンを始めとした多くの後継者を捕らえ、発展してゆく。そして、その思想はコルネリスス・アグリッパを経由し、近代の儀式魔術へとも伝えられて行くのである。”
カバラ、ユダヤ教よりキリスト教へ ~ピーコ・デッラ・ミランドラ~
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/piko.htm

更にクロウリーについて知りたい方は過去記事にてお願いします。題名でお腹いっぱい(笑)。
トヨタの本拠地の豊田市は魔術都市。豊田市章は「クロウリーの六芒星」。
トヨタ=欧州王侯貴族路線
(Jロック+ニューエイジ+万博+クロウリー+フランス・スコットランド系メーソン=グラントリアン系)。

もののけ姫のシシ神様(=人間+フンババ+鹿神ケルヌンノス+ヤギ)殺しは死と再生の魔術の儀式。
ガンダムのシャアはペルシャ王で赤い肌のフェニキア的巨人を操る。
アレイスター クロウリー, Aleister Crowley(新装版)『魔術 - 理論と実践』島 弘之, 江口 之隆, 植松 靖夫訳、国書刊行会、1997年
http://yomenainickname.blog.fc2.com/blog-entry-30.html

これより引用する記事の画像は引用元にて。キリスト教をちゃんと黒幕(少なくともその一角として)指摘しているか
と思って、私が作ったチェックリスト
多くの陰謀論者が無視する点を盛り込んで陰謀論者チェックリストを作りました~はじめにお読みください①
http://yomenainickname.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
で調べたら、
“25 さてはてメモ帳(キリスト教の応援団としてブログを開設)
Commented by oninomae at 2012-07-18 20:02
>キリスト教は、謎の、光と闇の二重構造の宗教である。
人助けの気持ちを持ったキリスト教徒には頑張ってもらいたいと思っています。このブログでは、初期からそのような人たちを応援してきました。”(この部分ねこたさんだけどね)

魔術師とフリーメーソンとイルミナティを、悪魔崇拝、悪魔だと強調するというキリスト教の特徴に見事に合致!
キリスト教だって教祖が生贄になったから死んでも甦るってカルトじゃん!
メーソンとイルミナティだってメンバーはクリスチャンばっかりじゃん!
つまりクリスチャンは悪魔ってことになるじゃん!
教皇は無謬=間違えないので、十字軍や魔女狩りやナチス支援は全て善で正しいってことだから悪魔じゃん!
つまり修正しつつ補いつつ読まないと駄目ってこと。

アレイスター・クロウリー:彼の物語、彼のエリート繋がりと遺産 by VC 1
http://satehate.exblog.jp/21498205/
“「偉大な獣666」と呼ばれて大いに喜び、そして「歴史上の最も邪悪な男」とのあだ名を出版社によって付けられた男は、演劇のオカルト主義者以上のものであった:アレイスター・クロウリー[Aleister Crowley, 1875-1947]は、20世紀と21世紀の最も影響力のある運動の一つの中心にいる。彼はまた、英国諜報機関MI-5と協力・連動さえして、世界で最も強力な人物たちの一部との関係を持っていた。この記事では、オカルト主義者アレイスター・クロウリーの生涯と作品について説明し、そして、セレマの伝播を促進する世界のエリートと彼の関係を調べる。

彼は20世紀の最も影響力のあるオカルト主義者であると考えられ、そしてBBCによって第73回「すべての時代の最も偉大な英国人」として認識されているが、ほとんどの人々は、アレイスター・クロウリーのことをかつて聞いたことがない。英国のオカルト主義者、神秘主義者、そして儀式の魔術師は、いくつかのサークル(オカルト主義者、芸能人、有名人など)内では信じられないほど一般的であるが、平均的な人には全く知られていない。

そして、なぜ彼が知られるべきか? 彼は何を達成したのか?

簡単に言えば、彼は20世紀の間に西洋文明を一掃だろう根本的な哲学的変化を予示した。セレマの哲学を設立し、 新しいイオンの到来を宣言することによって、クロウリーは、21世紀の主要な哲学的指針を策定したばかりではなく、彼はそれを促進するイルミニストの動力装置の一部であった。

クロウリーの性的儀式、黒魔術(彼は娯楽の種類からそれを区別するため「magic」の末尾に文字 「k」を導入)における薬物の消費と生かじり故に、彼の一生の間、クロウリーは論評記事によって中傷されまた大量に批判された。

しかしながら、機密解除文書は、その後、「偉大な獣666」は二重生活を送ったことを明らかにした:クロウリーは明らかに英国政府との関係を維持し、そして英国の諜報機関及びアメリカ政府の高位メンバーと協力連携していた。

OTO-彼が普及させた秘密結社-は、その階層内に、その時代の最も影響力のある人々の一部を保持
していた。彼らは順繰りに、その主な哲学:セレマの発展を促進するために彼らの権力を使用した。 (蛇足:東京の有り様も見えるようではないカネ。「宝塚」もだが)

彼の青年期

若いクロウリー

クロウリーは、富裕で宗教的な家庭に生まれた。彼の両親は、排他的同一教会員、プリマス同胞と呼ばれるキリスト教宗派の保守派の一部であった。彼の父親、彼の宗派の巡回説教師は、特に敬虔であり、そして毎日朝食後妻と息子に詩篇からの章を読んだと言われていた。 1

クロウリーは、彼の父親との良好な関係を維持した一方で、彼を「獣」―彼が後に自分の生涯のあだ名として採用した名―として説明する彼の母親を嫌悪した。

11歳の時、父親を肺がんで失った後、クロウリーは家族の財産を継承し、ケンブリッジのトリニティカレッジで英文学を学びに行った。クロウリーが自分のキリスト教の背景を放棄し、そして反逆さえ始めたのは、これらの学年の間である。

彼は真剣に聖書に疑問を呈し、近所の女の子や売春婦との性的活動に参加し、そしてオカルティズムに強い興味を発達させた。

彼の自己肯定に向けてのもう一つ別の象徴的テップは、エドワード•アレクサンダーからアレイスターへの彼の名前の変更であった。
(中略)
おそらく彼の若者時代のクロウリーの最も重要な経験は、彼の同性愛の関係だった。それは、彼の後の伝記作家ローレンス・スーチンによれば、「内在的な神との出会い」に彼を導いた。これは彼に、オカルト主義、秘密結社、そして何より具体的に彼が後に性魔術と呼ぶものに対する大きな関心を引き起こした。

秘密結社

魔術師王位の象徴を着るクロウリー

彼の20代後半、クロウリーは、多くの密教グループに参加した。そこでは、彼は賞賛され高位に昇るか、あるいは軽蔑され追放されるかどちらかであった。

アーサー・E・ウェイト[Arthur E. Waite, 1857-1942]の『The Book of Black Magic and of Pacts』に触発され、クロウリーは、「偉大なる白色同胞団」として知られる黄金の夜明けヘルメティック教団に1898年に入会した。 この秘密結社は、その会員内に、エリートと社会の非常に影響力のあるメンバーたちを保持していた。そこで彼は儀礼的魔法と儀式的な薬の使用に案内された。

1899年に、彼はOld George Pickingilの魔女(13人)集会の一員なったと報告されている。しかしながら、彼は、彼の無責任な態度と彼の同性愛性向(それはその時代には、魔女に取ってさえ衝撃的だった)の結果として長くは歓迎されなかった。彼の集会の女性祭司は、後に彼のことを「心の汚い、悪意を持った、そして悪質な小さな怪物!」として説明した。3

クロウリーはまた、いくつかのロッジに参加し、いくつかのメーソンの位階を取得し、高位のフリーメーソンとなった。彼の自叙伝で、クロウリーはメキシコのスコティッシュ•ライトで第33(最後の)位階を達成したことを記述した:

「ドン・ジーザス・メディナ、無敵艦隊の名声の偉大な公爵の子孫にしてスコットランド儀礼フリーメーソンの最高首長の一人。私のカバラ的知識は、現在の基準では既に深遠であったので、彼は、私が彼の授与する力で最高のイニシエーションに値すると考えた;私の限られた滞在の観点から特別な力が得られ、そして私は急速に押し通されて、私がその国を去る前に、第33、そして最後の位階に認められた。」 4


著名な作家でフリーメーソンであるジョン・ヤーカーの助けを借りて、クロウリーは3°を含む他のフリーメーソンの位階を取得した。フランスでは、アングロサクソンロッジNo. 343によって、変則的な不規則な「Cerneau」スコティッシュ・ライト儀礼の33°及びメンフィス/ ミスライム儀礼Misraimの儀礼の90°/ 95°を取得。 5

その認識が一般的にメーソンの正当性のための標準と考えられている英国連合グランドロッジによると、しかしながら、これらのメーソン団体はいずれも正会員ではなく、そして彼は決して公式のフリーメーソンとは見なされていなかった。


「法の書」、セレマとホルスのイオン

1904年、クロウリーと彼の新しい妻ローズは彼らの新婚旅行のためにエジプトを訪れた。 彼が彼の最も有名な本、彼の人生の礎となるだろうLiber Legis、『法の書』を書いたのは、この旅行中であった。

彼自身の説明によると、クロウリーの妻がカイロの博物館に彼を連れて行った。そこで、彼女が彼にAnkh-ef-en-Khonsuの石碑(それは後に啓示の石碑として崇敬されるだろう)として知られている七世紀BCE遺体安置所の石碑を彼に示した。

クロウリーは、その展示の番号:666、ヨハネの黙示録で獣の数に愕然とした。

啓示の石碑、展示番号666。

彼らのエジプト滞在中で後に、クロウリーとローズは、一つの魔法儀式に参加した。その間に、Aiwasssという名の存在から一つのメッセージを受け取ったと彼は主張した。この交信の結果として、クロウリーは法の書-人類の未来に革命をもたらすだろうと彼が信じた神秘的なテクスト-の最初の3つの章を書いた。

「それは、その中でクロウリーが、新しい宗教、ホルスの時代の司祭王子となる新しいイオンの到来を宣言した。 彼は人類と太陽霊的な力の間の関係を定式化する運命にあった。その間に、ホルス神がこの地球上の意識の進化に対して、次の2000年間、中心的な位置を占めるだろう。(...) クロウリーが彼自身の守護天使であると理解したAiwazからのメッセージは、彼を確信させた。彼の人生の使命は、オシリスの時代とその瀕死の付属物、キリスト教の信仰にとどめの一撃を与え、そして廃墟の上に、セレマ-ギリシア語で「意志」の法に基づく新しい宗教を構築することであると。」 6

法の書の表紙

「騙されたのだ!ニュイの現れ。天国のトモダチの除幕式。
すべての男と女は星である。すべての総体は無限であり、違いはあらず。
私を助けて!おー、テーベの戦士殿、人間の子供たちの前、私の除幕式には!」

- 法の書の冒頭の短詩

「彼の熟達者たちにより、法の書は、宇宙的範囲のオカルト公式を含むものとして記述された。『公然と表明された何ものか、これまでかつて単一のテクストに織り込まれたカバラ的暗号文の最も複雑な織物のベールに包まれた何ものか』。クロウリーは言った、それはただ『自動書記』の作品であったのではなく、超人的な力と知識、何らかの地球外の超越的起源の知性、『彼に対しその後明示するだろう本当の隠されたマスターの一人』からの明確なメッセージであった」 7  (訳注:「神憑り病」の一種でしょうか)

クロウリーによるAiwassの描写

クロウリーの弟子ケネス•グラント[Kenneth Grant, 1924-2011]によると、象徴主義の言語を理解するための能力を有する人は誰でも、「イオンの精神の要約の精度に圧倒されるだろう」。 8

言い換えれば、聖書が過去2千年間、西洋文明を支配したのと同じ方法では、セレマは、次の2000年の精神を説明するだろう。

「ホルスのイオンでは、宗教への二元的なアプローチは、自分自身の外部にある神の現在の概念の廃止によって超越されるだろう。その二つは統合されるだろう。 人間は、もはや異教におけるように、外部要因として、あるいはキリスト教におけるように、意識の内部状態として、神を崇拝しないだろうが、しかし、神と彼の同一性を自覚するだろう。」(訳注:この前者のような、「キリスト教徒」はとても多いと思いますが、後者なら仏教的で違和感はない。また、前者も自然が神なら神道的で違和感はない) ホルスの新しいイオンは、男性と女性の極性の統合に基づいて、『物質は二元的ではなく精神と一体であるという古いグノーシス主義の考えの理解の中で』、テンプル騎士団とイルミナティの両性具有的バフォメットによって象徴された、物質の神格化で最高潮に達する、精液と恍惚の魔法的使用を伴うだろう。」 9   (訳注:「バフォメット主義」は一神教の中でのアンチテーゼとしての病気だと思う。それこそ、さっさと統合したら?)

法の書は、3つの主要な哲学的アイデアを中心に展開するセレマの基礎となった。

1 – あなたの意志すること(したいこと)をなせ、これが法の全てとならねばならない
2 - 愛は法なり、意志の下の愛が。
3 - すべての男、すべての女は星である。


一筆書き六芒星、セレマの主な象徴

「Do What Thou Wilt」は「あなたの意志することをなせ」を意味する、したがって、即座の満足と喜びのための利己的な探求を記述していることが広く信じられている。 しかしながら、哲学の入会者たちはこの公準の記述に同意しない。彼らはそれが形而上学的レベルで解釈されることを意図していると信じるからである。セレマは「意志」に対するギリシャ語である。この哲学の主目的は、倫理的あるいは道徳的障壁にかかわらず、「より高い呼びかけ」あるいは人生の目的として記述されている、人の真の意志の実現である。

「正しい行いの基準」はない。倫理はたわごとである。各々の星は、それ自身の軌道上を行く必要がある。「道徳原理」と地獄に堕ちる、そのような事はない。 10


クロウリーは、彼の新しく設立したたA. ' にこれらの教えを組み込んだ。

A.’ (Argenteum Astrumまたは銀星)、すでにない黄金の夜明け団の後継者であることを意図した魔法教団。

彼の教団に関心を生み出すために、クロウリーはまた、科学的イルミニズム(アダムワイスハウプトのイルミナティ教団から借りた用語)誌『The Equinox』を出版した。彼はそこで密教的儀式や技法を公表した。

彼の晩年の『Book of Lies』と題する作品は、Ordo Templi Orienti (OTO)のリーダー、テオドール・ロイス[Theodor Reuss, 1879–1958]の注目を浴びた。ロイスはすぐに、クロウリーを入会させ、OTOのグランドマスターとした。このような認証に与えられた理由は:彼の性的魔術の知識。

OTOと性魔術

OTOの 「偉大なバフォメット」として知られているクロウリー

OTOの魔法的イニシエーションのシステムは、最も内側の領域において、性魔術の教えのセットを有している。人はこの教団の頭字語がかなり男根的であることを観察さえするかもしれない。セックス魔術は、性行為あるいはそれが呼び覚ますエネルギー、情熱や覚醒の使用である。それはその先端として、非性的な世界における意志あるいは魔法的欲望に焦点をあてる。それは「生命力」そして「クンダリーニ」と同一視されている。

東アジアのタントラ学派に触発された性的技法の儀式的な使用を通じて、入会者は、より霊性の高い領域に到達するために性的エネルギーの巨大な潜在力を使用することができる。

「その教団は、古代エジプトおよびヘルメス的伝統だけでなく、自然のすべての秘密、フリーメイソン団のすべての象徴表現、そして宗教のすべてのシステムへの鍵であるテンプル騎士団の偉大な秘密、性の魔法を再発見してきた。」 11


「西暦2000年までに、すべてのイルミネーションという結果をもたらすだろうオカルトの力」を発動するために、クロウリーは、彼の使命は、「性的抑圧から世界を治療する」ことであると確信するようになった。彼の目標を達成するために、彼は性的行動のあらゆる細部を研究し、そしてすべての性的な衝動を合理的意識の領域に連れて行くことを決意した。この目的のため、彼はハシシ、コカイン、そしてアヘンを含めて、意識の変容状態を実験した。

クロウリーは最終的に、彼はそれを最も強力な処方であると考えたため、教団の最高位階の一つとしてOTOに同性愛者のセックスの魔術の実践を(抗議なしに)導入するだろう。 12

クロウリーが、元祖テンプラーたちがソドミーや女性との乱交パーティーを実践していたことに対する非難が事実に基づいていたが、彼らの中傷者によって理解されなかったと感じたことは明らかである。

クロウリーはまた彼と一緒に一連の「売春婦」保持した:これらのうち最もよく知られているのがLeah Hirsig、いわゆる 「トートの猿」であった。彼らは一緒に、飲み会、麻薬、性的魔法に耽るだろう。クロウリーは「魔術的子」(ロマン•ポランスキーのローズマリーの赤ちゃんを参照)を作るために、これらの女性の何名かと複数回の試行を行ったと信じられている。伝えられるところでは、どれもうまくいかなかった。1929年に出版した『ムーンチャイルド』と呼ばれる本の中で、彼は代わりに彼の試みをフィクション化した。

アレイスター・クロウリーによる『ムーンチャイルド』のカバー

セレマでは、売春婦がバビロン、グレートマザー、黙示録の憎むべきものの母と同一視されている。クロウリーと彼の信奉者たちはしばしば、真似事をし、この概念を使って実験するだろう。”

アレイスター・クロウリー:彼の物語、彼のエリート繋がりと遺産 by VC 2
http://satehate.exblog.jp/21499187/
“秘密エージェント666

クロウリーのふざけた態度は、プレスによって取り上げられ、彼はすぐに黒魔術師、悪魔主義者、そして薬物中毒者として悪名高くなり、「世界一憎たらしい男」と呼ばれるだろう。

しかし、機密解除された文書は、このことが英国諜報部にエージェントとして彼を雇うことを思いとどまらせはしなかったことを明らかにした。(英国のクラウンが名高いオカルト主義者たちのサービスを採用したことはこれが初めてではなかった;このような関係の一つの有名な例は、ジョン•ディーと女王エリザベス1世の間のリンクに見出すことができる。)

クロウリーのスパイとしてのキャリアを主題にした最も重要な作品は、リチャード・B・スペンスの『エージェント666』である。

イギリス、アメリカ、フランスとイタリアの保存記録から収集された文書を使って、 『秘密エージェント666』は、センセーショナルに明かした。ルシタニア号の沈没、スペインの政府転覆の陰謀計画、アイルランドやインドの民族主義者の共謀の阻止、そして、ルドルフ•ヘスの1941年の飛行におけるクロウリーの主要な役割を。

スペンスの『秘密エージェント666』の表紙

彼の研究中に、スペンスは、クロウリー自身のスパイであったという主張を支持する米軍の旧軍情報部からの文書を発見した。

「アレイスター・クロウリーは、英国政府の被雇用者だった・・・この国で、ニューヨーク市の英国総領事が完全な認識を持っている公務についている。」 13

スペンスによると:

「クロウリーは、熟達したアマチュア心理学者で、人々に影響を与え、そしておそらく彼の秘密の仕事において催眠暗示を利用する不思議な能力を持っていた。そのほかに、彼は薬をうまく利用した。ニューヨークで、彼はメスカリン(ペヨーテ)の効果に関する非常に詳細な研究を行った。 彼は夕食のために様々な友人を招待し、彼らにカレーを準備をし、そしてその食事にメスカリンを一服盛るだろう。それから彼は観察し、彼らの行動についてメモを取っていた。メスカリンは、後に行動修正とマインドコントロールの実験のために諜報機関によって使用された。」 14

第二次世界大戦中、クロウリーは、『祖国』と呼ばれるドイツ寄りの雑誌の編集者となった。その中で彼が扇情的な反英の記事を発表した。後に彼はこれらの書き物は、彼らが最終的に英国の大義を助けたほどバカげていてかつ奇妙であったと主張した。

クロウリーはまた、同盟国を助けるために多くのアイデアを提案した。そのほとんどが拒否された。その一つは、最初に却下されながら、後に実施された。これは、その戦争に対する悲惨な結果を予測し戦争とナチ指導部を悪魔的として描いたオカルトのパンフレットを、ドイツの田舎で落下させることを含んでいた。

通信、宣伝、そして世論の管理における彼の専門知識は、彼のセレマを今日の大衆文化における主要な力にするために使用されるだろう。

重要な信奉者たち

カリフォルニアのOTOの責任者として、クロウリーはアメリカの社会に大きな衝撃を与えた多くの個人の個人指導を行った。 その一人は、ジャック•パーソンズ[Jack Parsons, 1914-52] である。

ジャック•パーソンズ

ジャック・パーソンズは、カリフォルニア工科大学のアメリカのロケット推進の研究者であった。彼はジェット推進研究所(JPL)とエアロジェット社の主要な創設者の一人だった。彼のロケット研究は、米国における最古のものの一部で、そして彼の固体燃料の開発と航空機のJATOユニットの発明の先駆的な仕事は、人類の宇宙時代の開始にとって非常に重要であった。著名なエンジニアセオドア・フォン・カルマン、パーソンズの友人にして恩人は、パーソンズと彼の仲間の仕事は宇宙旅行の時代に到来を助けたと断言した。実際、月の裏側のパーソンズ•クレーターは彼にちなんで命名されている。

「彼(ジャック•パーソンズ)は『ロケット科学に最も貢献した一個人』として、そしてまた『米国政府から封印された命令の下に旅行した』個人として記載されている。」 15

密室の中で、パーソンズはオカルトに深く没頭し、そして彼はそこでかなり極端な性魔術の儀式に参加したOTOの著名なメンバーになった:

「パーソンズの多くのセックスパートナーの中に、彼自身の母(彼らの近親相姦的出会いは撮影された)がいた。母と息子両者は獣姦に従事し、そして両者とも公共の場で正常に機能し、そして他のものよりも権威の立場を達成することができる精神障害者種同士であったように思われる。」 16

1942年に、パーソンズは、アレイスター・クロウリーによってアガペOTOロッジの責任者として任命された。クロウリーのように、パーソンズはババロンあるいは売春婦と 「魔術的子」を作り出すというアイデアに取り憑かれた。

「パーソンの作戦の目的は十分に強調されてこなかった。 彼は彼女の遺伝のではなくむしろ彼女の環境の産物であるあろう魔術的子供を作り出そうとした。クロウリー自身、ちょうどこれらの用語でムーンチャイルドについて説明している。ババロン仕事自体、来るべきもの:セレマ的メシアへの準備であった。」 17

パーソンズ、アガペロッジの会員仲間と。

パーソンの職業的生活とオカルト生活との間には明確な分離はなかった。実際、彼はそれぞれのロケットテストの前に、パンに対するクロウリーの賛美の詩を暗唱することが知られていた。
(中略)
パーソンは後に、非常に有力になるだろう個人:L・ロン・ハバード[L. Ron Hubbard, 1911-86]、サイエントロジーの教会を確立するだろう男と関わり合いを持った。

L・.ロン・ハバード[L. Ron Hubbard]

パーソンズは、アメリカ海軍のキャプテンだったハバードを大いに気に入り、OTOの秘密に彼をイニシエートした。

「クロウリーへの1946年の公式声明で、パーソンズは書いた:「約3ヶ月前、私は(米海軍)大尉L・ロン・ハバードに会いました・・・ロンは魔術には正式な訓練を有していませんが、彼はその分野での十二分な経験と理解を有しています・・・彼は私が今まで会った中で最もセレマ的な人間で、私たちの原則と完全に一致しています。彼はまた、新しいイオンを確立することに興味を持っています・・・我々は、我々のビジネスベンチャーを制御するための有限会社として機能するだろうパートナーシップの資源をプールしています。」 18

ハバードとクロウリーの間の関係についての1969年の記事の一部。


サイエントロジーのハバードの教会は、今日、その階層中に
トム•クルーズ、
ウィル•スミス、
ジョン•トラボルタ、
リサ•マリー•プレスリー
のような知名度の高い有名人を含む800万人以上のメンバーを誇り、非常に影響力があって十分な資金のある宗派である。

http://www.complex.com/pop-culture/2013/06/movies-influenced-by-scientology/knowing

大衆文化

クロウリーは、ヘロイン中毒と戦いながら、ほぼ無一文で死んだが、彼の遺産はそれにもかかわらず巨大にほかならない。今日の大衆文化に対するクロウリーの影響力は、多くのレベルで顕著である。それが彼のペルソナへの直接参照を介してであろうと、またはセレマに霊感を得た作品を介してであろうと。

大衆文化に対するクロウリーの影響の最も明白な例は、ビートルズやジミー・ペイジのような、彼のペルソナと哲学に魅了されたロックスターたちによって行われた参照である。

ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のアルバム表紙上のクロウリー

クロウリーの最も有名な言い習わし:「汝の意志することをなせ」を有するシャツを着ているJay-Z

クロウリーはまた、イアン•フレミングの『カジノ•ロワイヤル』中のジェームズ•ボンドの大悪役ル・チフレや、『ローズマリーの赤ちゃん』のサタニスト・ウィッチ、エイドリアン・マルカートを含めて、多数の映画の登場人物たちに影響を与えた。

今日では、クロウリーと彼のセレマへの参照は、そのシリーズの登場人物の一人が彼にちなんでアリスターと命名されたアニメ『遊戯王』のような奇妙な場所で見つけることができる。この登場人物は、彼の額上に、クロウリーの一筆書き六芒星の複写である「オリカルコスの印」を帯びている。

彼の額に一筆書き六芒星を帯びたアリスター。

これらの直接の参照を越えて、明敏なアナリストは、数え切れないほどのマスメディア製品の中に、クロウリーのセレマ的哲学と彼の新しいイオンのビジョンの影響を検出できる。

実際、OTOの著名なメンバーたちは、脚本内にセレマ的教義を埋め込んでいるハリウッド映画の制作に濃密に関与していた(そして今でも)。

空想科学小説(サイエンス•フィクション)は、預言的プログラミングに視聴者を曝すための気に入られているジャンル
である。

「OTOは、大衆市場の物語、特に人気の書籍や雑誌に掲載されるサブリミナルなオカルトテーマを有する空想科学小説を執筆開始する。

これらの最も影響力のあるものの中に、ロバート•ハインラインの『見知らぬ土地の異邦人』、AH・ホワイトの『遺体安置所へのロケット』、そして前述のアーサー・C・クラークの『センチネル(太陽系オデッセイ)』及び『幼年期の終り』があった。(・・・)

空想科学小説の新たに急成長するジャンルによって、OTOは予測的プログラミングを通じて、アメリカのビジョンを形成することができた。予測的プログラミングは、ある「不可避の未来」を予報し、それによって私たちの都市の建築様式から私たちの自動車や概念の設計に至るまでなんでも、そして何が未来において「進歩と解放」を構成するかの概念に影響を与えるものである。(・・・)

アメリカを変革するOTOの能力は、メディアと医学を彼らのイメージと見せかけに成形し、そして大衆のための新しい「セレマ的」宗教を作り出す科学と空想科学小説によるこの恥知らずの偽りの連鎖に存していた」 19

(中略)
年が過ぎ去るにつれて関連性(妥当性)を失うほとんどの歴史上の人物たちとは異なり、21世紀において、クロウリーの影響は着実に増加している。ただし、これは運や自然の進化の結果だけではない。クロウリーと彼のOTOは、科学、法律、文化における影響力のある人物たちと同様、イギリスとアメリカ政府の高位メンバーと関係を維持した。

イルミニストの価値観によって優位に立つ世界エリートは、クロウリーのセレマと完全に一致している。これらの繋がりが、大衆文化における彼の作品の普及と受け入れを促進した。クロウリーは、ただ伝統的な宗教の社会的放棄とホルスのイオンの信奉を予測しただけではなく、彼はこれらの変化が起こるようにした動力装置の一部であった。”

魔術―理論と実践魔術―理論と実践
(1997/11)
アレイスター クロウリー

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魔法入門 (1974年) (角川文庫)魔法入門 (1974年) (角川文庫)
(1974)
W・E・バトラー

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秋端勉『実践魔術講座リフォルマティオ(上下)』三交社、二〇一三年

実践魔術講座 リフォルマティオ実践魔術講座 リフォルマティオ
(2013/07/25)
秋端勉

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上巻

・超常的な力を求める者は自我の膨張(エゴ・インフレーション)に陥りやすい。個人的に修行している分には、自分が特別だと感じ、超人や達人だと錯覚し、統合失調症に陥る危険を冒すだけですむが、霊的なグループの中で自我が膨張すると悲惨である。自我膨張による悲劇を防ぐ為に、自己規範を設ける。野狐禅を防ぐのだ。

・視る訓練。分析的注意力を育て、ウネミ・アークト(ラーの右目=太陽の視野=強い創造的意志力。魔を祓い、曖昧な境界的存在を排斥する)という機能を習得する。太陽が照らす昼に行う。対象は何でも良いが、自然のもの、石や草木を取り上げ机の上に乗せよう。椅子に座ってリラックスし、注意力を絞り込むつもりで対象に視線を集中させ、眼球からスポットライトのようなエネルギーが照射されることを想像しなさい。古代人は目から光線が照射され、対象に反射されて見えると考えていた。レーダーのように考えていた。光学上は正しくないが、意志の働き的には正しい。視線を集中させて、レーザー光線のような意志力が目標を照射するのを想像しなさい。対象の輪郭を規定し、細部に至るまでくまなくスキャンし、全てを視尽くす。
意志を視線に乗せるのです。

・看る訓練。直観的認識力を育て、スメヒ・アークト(ラーの左目=月。月影の視野。望楼する視線。右目から出た創造力が再び左目から入り混沌へと還元される)という機能を獲得する訓練。月光の照らす夜に行う。昼間のレーザー的視野を忘れなさい。焦点をぼかし、はっきりとものを見てはいけません。月影の庭を眺める。庭木でもいいし、岩ならもっとよい。自分で決めた対象に向かい、まず視線を静かに落として両目で自分の鼻を見る。目の焦点はぼやけ花が二重に見えるだろう。そのまま視線を対象にずらす。目標も二重に見える。そのとき、二つの映像の中間を見る。決して、対象の形や、ほとんど見えない色を見分けようとしてはいけない。モノクロームの陰影の塊として対象の全体を見る。どんなものが見えても受け入れること。但し、この訓練は十分以上行なってはいけない。焦点が合わない目で長時間ものを見ると気分が悪くなることがある。エーテル的存在は普通の意識状態では見えないが、世界の影を受け入れようとするときおのずと視野に入る。

・古代ギリシアの雄弁家は演台の周囲の建物ひとつひとつに演説のイメージを埋め込むことで原稿代わりにした。
記憶の大部分は、外界のイメージを個々の要素に分解して棚の中にしまってある。記憶力を強化するということは、このイメージを深く豊かにするという意味と、分類の手段を精密化
するという二つの利点があります。

・キムのゲーム。記憶力強化訓練。
目の前に小物を十から二十ほど用意して並べ、上から布をかぶせて隠す。ノートと紙を用意しておく。心の準備ができたら布を取り去り、小物を一分ほど見つめる。再び布をかぶせ、紙に小物の位置関係を記す。混乱するようなら、小物の数を減らしてもよい。
・視覚化の練習。
例えば自分のお気に入りの湯飲みを用意する。それを手にとって三十秒ほど見つめる。そして湯呑を持っていない状態に戻り、目を閉じて湯のみが手の上に乗っているかのようにありありと思い浮かべる。五感の記憶を再構成する。色々なものでやってみる。しかし、絵やイラストは最後にしたほうが良い。映像を捕う訓練になってしまい、視覚化とはいささかずれるからだ。
慣れてきたら、そこにないものの視覚像を作る訓練に移行する。好きなものをイメージして食べるなどだ。
空中に図形や文字を指で描き、そして消すなど。
(ハンターハンターのクラピカは、鎖を具現化=念によって鎖をこの世に呼び出す、の訓練の為に一日中実物の鎖をいじくっていた。この訓練がモデルかもね)

・逆向き瞑想。
寝床で行う。そのまま寝てもよい。横になった瞬間からその日に起こった出来事を逆にたどっていく。巻き戻し映像のように、できる限り精密に。重要な行動については、なぜそうしたのか、その結果どのような印象を受けたのか、どんな感情を抱いたのか、を第三者視点で分析してみる。これを続けるとどうしても思い出せない空白の時間が幾つかあると気づく。

・秘儀参入を受けた者は「二度生まれ」と呼ばれた。
・秘儀の伝統に位階制度が必要なのは、正しい指導なくしては心を破壊してしまう劇薬だから。真に危険な部分、指導者なしで実践できない部分は公開しない。食卓に劇薬の瓶を置いてはいけない。

・視覚化と弛緩法。
頭部から足先に向け流れるように順番に各パーツを意識し、視覚化→緊張→弛緩→弛緩を行う。弛緩の一度目は筋肉を、二度目は精神を弛緩させることを意識すること。急がずやること。

・軟酥(なんそ)の法。自己暗示によって、精神意識を変えさせる精神療法。
卵ぐらいの大きさの軟らかい酥(古代のバター)の丸薬を頭に乗せたとイメージする。その丸薬が頭頂から足の裏まで流れ込んでくると想像する。この軟酥丸は清い色をしていてよい香りがする実に素晴らしい丸薬である。これが頭全体を潤し、ヒタヒタと水が浸透するように下りてきて、両肩、両上肢、乳房、胸、肺、肝臓、胃、腸、背骨、尾骨まで潤すと観想する。とろとろの妙薬が流れ落ちて全ての疾患や痛みが消失するイメージ。バターが嫌なら他の好きなものにしましょう。
(臨済宗、中興の祖である禅の白隠禅師の著書「夜船閑話(やせんかんな)」にある方法)

・呼吸法で、数を数える際には例えば一から十までループするようにする。数えながら眠ってしまわない為のもの。
四拍呼吸法。四つ数える間に息を吐き、四つ数える間息をとめ、四つ数える間に息を吸い、四つ数える間に息を止める、の繰り返し。吐く、止める、吸う、止めるのサイクル。黄金の夜明け団式。
(黄金の夜明け団は別名黄金の暁会などとも言う。訳語の違い。ナルトの暁のモデルだろうね)

・マントラ瞑想法。一つの言葉か文章を選んで瞑想中に繰り返し唱え続ける。反復により意識をマントラで満たし、リラックスと集中を産みだし、意識を半覚醒半睡眠の状態にする。
なお、精神病の前歴がある人や精神病の人はマントラ瞑想を行なってはならない。現実世界との結びつきが堅固でない人がマントラ瞑想すると瞬時にリアリティを消失する恐れがあるからだ。

動物磁気で有名なメスメルは、ドイツとスイスにまたがるコンスタンツ湖(ボーデン湖)のドイツ領岸の小さな村イツナングで、下層階級の狩猟頭の息子として生まれた。利発な才能を、父の主人であるコンスタンツ大司教に見出され、十八歳でイエズス会の神学校に入校し、1760年にはウィーン大学に入校し、神学、哲学、法学、医学の博士号を取った。
メスメル(メスマー)はフリーメーソンの会員でもあり、晩年は結社が重視する錬金術に深い興味を抱いていた。また、当時の医学界に否定されたものの、絶大な人気のある動物磁気両方による巨万の富を有していた。動物磁気を唱えてからは一生金に不自由しなかった。音楽に関して造詣が深く、モーツァルト(メイソン)など音楽の巨匠を後援するホストであった。

・五芒星の小追儺儀礼とは?
http://magic.dancing-doll.com/magician/lbrp.html
“五芒星の小追儺儀礼は魔術を行う場所を祓うための儀礼です。魔術の儀式の準備段階で行う事が多いです。五芒星の小追儺儀礼には視覚化、振動、周行などの技術が含まれているため魔術的な技術の訓練にもなります。また、儀式魔術の触りを体験する事も出来ます。
五芒星の小追儺儀礼は「LBRP」とも言われます。五芒星の小追儺儀礼を表す英語...「the Lesser Banishing Ritual of the Pentagram」...の頭文字から来ています。
鋼鉄製の短剣
五芒星の小追儺儀礼では鋼鉄製の短剣を使います。鋼鉄製の短剣が無い時は手刀で代替します。
地の追儺の五芒星型
五芒星の小追儺儀礼では「地の追儺の五芒星型」を使います。「地の追儺の五芒星型」は下図になります。

1. 鋼鉄製の短剣を右手に持って東に面する。
2. 額に触れ、「アテー(汝ら)」と唱える。
3. 胸に触れ、「マルクト(王国)」と唱える。
4. 右肩に触れ、「ヴェ・ゲブラー(そして力)」と唱える。
5. 左肩に触れ、「ヴェ・ゲドゥラー(そして栄光)」と唱える。
6. 胸の前で両手を握り締め、「ル・オラーム(for ever)」と唱える。
7. 指の間の短剣の先端を上方に向け、「アーメン」と唱える。
8. 東に向かい空中に「地の追儺の五芒星型」を描く。
9. 続いて短剣の先端を五芒星型の中心に合わせ、声が『宇宙の東』へと向かう場面を想像し、神名「ヨッド・ヘー・ヴァウ・ヘー(IHVH)」を振動させる。
10. 短剣を突き出したまま南に向かい「地の追儺の五芒星型」を描き、神名「アドナイ」を振動させる。
11. 西に向かい「地の追儺の五芒星型」を描き、「エヘイエー」と振動させる。
12. 北に向かい「地の追儺の五芒星型」を描き、「アグラ」と振動させる。
13. 東に戻り、短剣の先端を最初の「五芒星型」の中心に戻す事で円環を完成させる。
14. 両腕を広げ(身体全体で十字の形を作る)、次のように唱える。
15. 「我が前にラファエル、我が後ろにガブリエル、我が右手にミカエル、我が左手にウリエル。」
16. 「我が前方には五芒星が燃え上がり、我が後方には6つの光線を放射する星が輝く。」
17. 再び「カバラ十字」を切る。(「カバラ十字」は1~7の動作の事です。)

周行を行う
8行目の「東に向かい...」は1~7行目で行った「カバラ十字」の位置から東に数歩前に進んでから行います。これがこれから作る円環の半径になります。魔法円を敷いているなら魔法円の縁まで進みます。
10行目の「南に向かい...」は8行目の東に面した位置から円の4分の1を描くように南に進んだ後、南に面してから行います。
11行目の「西に向かい...」、12行目の「北に向かって...」、13行目の「東に戻り...」も同じ要領です。
14行目の「両腕を広げ...」は描いた円の中心(最初に「カバラ十字」を行った場所)に戻って東に面してから行います。15、16、17行目もその場所で東に面したまま行います。
周行を行わない
五芒星の小追儺儀礼の全工程は「周行」を行わずに一箇所に留まったままで面している向きを変えて行うだけでも問題はないと思います。特に場所が狭い時はそうします。
五芒星型は視覚化する
東西南北の「地の追儺の五芒星型」は描く時に視覚化します。短剣の軌道が輝いて「五芒星型」が空中に形成されているようにです。
神名は振動させる
神名は声を低く震わせるように「振動」させます。「神名」以外の「アテー」、「マルクト」、「ヴェ・ゲブラー」、「ヴェ・ゲドゥラー」、「ル・オラーム」、「アーメン」、「ラファエル」、「ガブリエル」、「ミカエル」、「ウリエル」についても「振動」させても構いません。
大天使の姿は視覚化する
15行目では四大天使の名前を唱えながら同時に四大天使の姿を視覚化します。
五芒星と6つの光を放つ星は視覚化する
16行目では燃え上がる五芒星と6つの光を放つ星を視覚化します。”
日本人だと神や天使ってやりにくいんだけど。仏じゃ駄目なのか。イメージが大事なんだから一番身近なやつが最適のはず

・五芒星の小追儺儀礼の応用。
追儺儀式は妄想や雑念の除去に利用できる。霊的、魔術的攻撃に対する防御法でもある。
五芒星儀式は集中の練習
としても使用できる。
仰臥姿勢をとり、法衣をまとい短剣を手にして立つ自分自身の姿を公式化(鮮明なイメージ)する。その姿に意識を移し、東に向かい、そこで壁に触ったり目を開いたり床を踏みしめたりして自分がその場所にいることを感じること。
儀式を開始し、部屋を回りつつ、心の中で言葉を朗唱すること。東において儀式を終え、星幽光の中に生じた儀式の効果を確認すること。それから歩いて戻り、あなた自身の肉体の背後に立ち、肉体へ再吸収される。
これは星幽体投射(アストラル・ボディ。プロジェクション)の訓練でもある。
病気などで体が動かせないときは周囲の邪気を払うためにこのやり方で防御の儀式を行ってよい。心を前向きにする訓練にもなるのが小追儺儀礼である。

・魔法鏡。金属で作るのが最も確実で銀が最良(売っているけど自分で作る方がいいっぽい)。
初期の魔法鏡は水鏡だった。器に水を入れて、コインを一つ落として集中の的にしたりした。水晶球も用いられた。
魔法鏡は使う時以外は覆いをかけてしまっておく。不要な映像を結ばせてはいけない。霊視を行う時は魔法鏡の背後に黒い布を広げるとよい。魔法鏡を人に見せびらかしてはいけない。
日常の意識と、魔術作業の間に切れ目がないと感じているなら五芒星の小追儺儀礼を行なって場の雰囲気を変えておく。霊的透視の訓練は坐って行う。
魔法鏡の表面そのものを眺めるよりは、鏡の反射面、水面、又は水晶球の奥深くを見つめる方が良い。なお、まばたきせず凝視しなくてよい。
充分にリラックスして(上記の方法を使おう)、自分の意識を中間状態と呼べるような自由で漂う状態に調節する。くつろいで鏡の表面を見つめると、意識が鏡の表面からずれてくる。すると再び焦点を鏡に戻す。しばらくはこの繰返し。やがて鏡が朧な雲に覆われ不明確なイメージが浮かんでくる。目を覚ましたまま夢を見る。入夢時幻覚と呼ばれるこの現象が、魔法鏡の凝視によって生じたら、あなたは魔法鏡と対話する最初のきっかけを掴んだことになる。幻視により様々なものが見えて驚くが、あなたを傷つけない幻だ。
訓練が進むとオーラが見えるようになる。
オーラを見る訓練として一般的なのは、白い壁や青空を背景に自分の手を見つめることである。そのときは曖昧な輪郭が肉体の外に見えるようになる。
肉眼視は発達させるのが難しいので、もう一つの方法は協力者を得てオーラに触れる訓練を積むことだ。協力者に座って貰い、その身体に沿って4、5センチ離れた曲線を手でなぞるのである。そのとき相手の肉体に触れてはならない。空間をなぞるしぐさを肉体から30センチぐらいまで離したり、再び近づけたりしながら指先に感じる様子を克明に記録しておく。
そして視覚領域にも異変が生じ、光のないところでものを見ることに等しい異質な視覚像が生まれてくる。
ただし、他人のオーラを見るには必ず本人の許可を得ること。
また、生命エネルギーの強い人間な弱い人間のオーラに触れると、過剰なエネルギーを放射したり逆に吸い取ることがあるのでそのような状況になったら訓練を中止すること(体調不良のときにやっちゃだめってことね
)。

西欧における学問の序列は、
上から神学>哲学
>法学>修辞学>医学>文学>自然学であり、
今日でもフランスなどでは優秀な人材が神学部に行く風習は廃れていない

(キリスト教が一番上ってことね)

・フレイザーによる魔術の二大基本法則

類似の法則。類似は類似を産む。一つの事象を模倣することで、自分の欲するどんな結果も得ることができる。呪いの人形。古代エジプトのピラミッドで発見されるウシャブティという人形や、中国皇帝墳墓の等身大人形などに見られる。類感魔術。模倣魔術。

感染の法則。感染魔術。かつて互いに接触したものは、空間を隔てて相互作用を有する。誰かの衣服を用いて元の持ち主を支配したり情報を得たりできる。

子供の持つ魔術的な意識(本来の能力)は習慣と教育によって塗り潰され、世界を本来の姿ではなく、教え込まれた客観的な名で呼ぶように矯正されると、本来の力や感動は失われる。
(支配者が大衆用に設定する思想や教育や宗教は皆力を封印する為である。特にセックス、性を管理する。性を管理される=力を得る機会と数を増やす機会を支配される生き物とは家畜のことである)

・五感を奪ったうえで内臓感覚を曖昧にする薬を打つと精神が崩壊しない方がおかしい。拷問や洗脳に使われたブラックルームがある。
体温に調節された塩水バスに目隠しをして浸かるリフレッシュルームは感覚遮断の転用。
インディアンの寝袋という方法、四肢を固縛して宙づりにする感覚遮断法があり、やはり強烈な幻想を引き起こす。

・明晰夢を見る為に、夢の中で目覚める方法としては、地面や自分の手を見る方法がある。
明晰夢中の目覚めを防止し、明晰夢の場面を切り替える方法として夢の身体の運動感覚を利用することができる。明晰夢の中で幻覚が消え始めたとき、後ろ向きに倒れるか、夢の身体をコマのように回転させる。その際、運動の生き生きとした感覚を味わう。
夢を思い出す最良の方法は、目覚めたときにいつもどんな夢を見ていたかと自問することだ。

・インドでは現実世界はヴィシュヌ神の夢の中の幻のかけらにすぎない。すべては幻力(マーヤー)という意識の力で流れていく幻なのだ。そこには夢と現実の優劣はない。
夢を支配する一歩として夢日記
がある。
夢は急速に薄れ細部が不鮮明になるので起きた瞬間に、瞼を開かないようにしつつ、枕元の筆記用具と紙にすかさず記すこと。起き上がって机ででは遅い。記述が終わるまで起き上がらず目も開かないこと。光により意識が変化してしまうからだ。見た流れに沿って記録するのが普通だが、興味深い言葉は真っ先に記録すること。夢の中で見た本の題名や聞いた言葉は急速に風化するからだ。また、普通でないことも記録しておく。記述内容の表題も後でつけておく。次に読みにくい箇所を訂正する(後に読んでも意味不明になったら困るからね)。

意志を進化せる為に、クロウリーはスサマジイ覚悟で訓練した。日常生活に禁止事項を課して、意識的でも無意識的でも破ったら腕にカミソリで刻み目を入れたのだ。お勧めはできない。
日常的なルールを定める。一人称を使わない、敷居は右足からまたぐなどなど。自分の生活を深刻に壊すルールは駄目。ルールを破った場合の罰則を定めるのだが、ただちに行なえて意識的努力が必要なものとする。ルールを破る頻度と罰則の内容は釣り合いが取れていなければならない。そして必ず一対一で罰則を与えること。なお、重要なことだが、罰則を課していることを他人に知られないこと。

道行き(パスワーキング)とは、抽象的な物語を使って意識を変容させ、その物語世界を門として異世界に入り込む方法。(脚本つき観想ですね)次々と視点移動し、異世界を旅する。経験値を得るのだ。シナリオは市販されているし朗読した音声もある。しかし基本的にはシナリオは自分で作るか、既存のものを自分が読みやすいあるいは聞き易いものに直して使うべき。
目を閉じて、鉄のちょうつがいをもつ木の扉を作り、扉を開け、その中に2から3フィートほど入り込み、その後で振り向いて反対側から扉を見ることを練習しなさい(帰ってこれないとまずいですからね)。
道行は扉を開けて異世界に行って帰ってくる作業。
出発点に戻るには、自分の使った門、または自分自身の肉体を強く思い浮かべればよい

・召喚=自分より上の存在、天使や大天使や王にお願いして来てもらう。王があなたに好意的とは限らない。一回に付き一人だけを召喚すること。
下記に登場する「補色(反対色)」とは、色相環 (color circle) で正反対に位置する関係の色の組合せのことで。「赤 / 青緑」・「紫 / 黄緑」・「黄色 / 青紫」など、「互いを目立たせる関係にある色」である。
目がチカチカしたりどぎつい色合いになる組み合わせだが、門とスクリーンの色を反対色関係にすることで、より鮮明に門をイメージできる。
(イメージしやすくする為に実際に描いて色づけしたらいいと思う。ちなみに、補色・反対色には間にクッションとなる色を挟むと見やすくなる。
実際に召喚のムービーを作成する猛者が既にいそう。実写なりアニメなりファンタジーものの映像作品を見れば普通に登場するけど)

作業の本質は、霊の投影スクリーンたる門を視覚化し、その門越しに王と対話することである。臨場感を得る為に法衣や神殿を用いてよい。
椅子を置いて瞑想の準備を行う。

五芒星の小追儺儀礼
場を霊的に清める。

調律
元素の方向を向いて坐る。
出現を願う元素霊の王の名前をゆっくりと発音する。
最初は息を吸いながら音を出さずに発音する。各音節ごとに強い振動を与えながら、全身がその振動に浸されるイメージ。
次に息を吐きながら今度は声を出して名前を振動させる。文節ごとに区切って唱える。召喚すべき相手の名を用いた調律は、両者の存在する領域に振動の橋を渡す
風 東 パラルダ
火 南 ジィン
水 西 ニクサ
地 北 ゴーブ

門の視覚化
目を閉じて門を視覚化する。□の上に△が乗ったもので大理石製。細部まで鮮明に思い浮かべる。
門の色は王たちの印形(シギル)と一致させるが、余分な象徴をつけてはいけない。
充分視覚化できたら門の中心に王のシギルを描く。単にシギルが浮かび上がるようにイメージしてもよいし、想像上の指や棒でシギルを描いてもよい。

王の召喚。目を閉じたまま、門のシギルを消し、門の柱と屋根で区切られた長方形の空間に補色のスクリーンを作る。このとき扉が開くと想像してはいけない。門を出入り口に使うのはまだ先の話。この段階ではあくまでスクリーンの上に元素霊の王たちが影を落とすだけである。
正色の門と補色のスクリーンを視覚化したらその補色の光を背景に王を視覚化する。
最初は、影絵のように平板な姿で現れるだろう。召喚回数を重ねるほどに出現した王の姿は立体的になり、動き、言葉を発し、巨大な存在感を放射するようになるだろう。

質問または浄化
あなたは霊的に昇華された元素の精髄たる王に質問できる。
むろん、元素の性質に応じた質問でなければならず、王の返事も言葉ではなくしぐさやイメージに過ぎないかもしれない。
質問が無ければ王のポジティヴな力の波に全身を浸しなさい。ただし、純粋な力はあなたにとって善にも悪にも働くことを忘れてはいけない。
例えば、ニクサの力場の中では、あなたの感情が豊かになるかもしれないが、必要な思考機能は抑圧される。

出立許可
目的を達したら王たちにお礼を述べてそれぞれの領域に帰還していただく。
「偉大なる風の王パラルダよ、御身の助力に感謝する。
迅き風のごとく去られよ、大天使ラファエルの名において」

「灼熱の火の王ジィンよ、御身の助力に感謝する。
稲妻のごとく去られよ、大天使ミカエルの名において」

「茫洋たる水の王ニクサよ、御身の助力に感謝する。
引き潮のごとく去られよ、大天使ガブリエルの名において」

「悠久なる地の王ゴーブよ、御身の助力に感謝する。
地鳴りのごとく去られよ、大天使アウリエルの名において」

門の消去
最初に、門の中にある補色のスクリーンを元の色に戻す。
次に門全体の色を灰色にくすませる。
門の輪郭をぼやけさせ、灰色の霧の中に形あるものを消し去る。

五芒星の小追儺儀礼
場を元に戻す。

魔法日記に儀式の内容を記録する。

・喚起=四大の精霊や、妖魔などに命令して呼び付ける。
喚起魔術では危険を避ける為に、防御の魔法陣が描かれる。喚起対象は三角形の中に呼び出される。
魔術にはすべからく目的が重要。目的意識のない魔術作業は不成功に終わるばかりか、しばしば危険である。目的に応じた存在を呼び出そう。
喚起の本質は、霊の投影スクリーンたる門を視覚化し、その門越しに元素霊と対話することである。法衣や神殿設定は可能ならば行なえばよい。より臨場感を得られるだろう。椅子を置いて、瞑想の準備を行う(弛緩しリズム呼吸を行うなど)。
五芒星の小追儺儀礼
目を開き、作業の場に存在する霊的影響すべてを払拭するつもりで行う。

門の視覚化。
目を閉じて、□の上に△が乗ったような門を視覚化する。屋根、柱、敷居は大理石でできている。細部まで詳細に鮮明に視覚化する。余分な象徴を付与してはいけない。
色は呼びだすものによって違う。
地…グノーム、黒、盤(武器っぽくないが武器だ)
風…シルフ、黄、短剣
水…ウンディーネ、青、盃
火…サラマンダー、赤、棒

元素霊の喚起
目を閉じたまま、門の柱と屋根で区切られた長方形の空間に補色のスクリーンを作る。このとき扉が開くと想像してはいけない。門を出入り口に使うのはまだ先。この段階では、あくまでスクリーン上に元素霊たちが影を落とすだけだ。正色の門と補色のスクリーンを視覚化したら対応する魔術武器を取り、十字を切れ。十字は補色の光を背景に指定色に視覚化する。その上で元素霊に出現を命じる。
「大天使~の名において、出でよ~」
その十字が溶け滲みながら、元素霊が、単独であるいはグループで影絵のように現われるだろう。この召喚の回数を重ねるほど、出現した元素霊の姿は、立体的になり、動き、言葉を発し、豊かな存在感を放射するようになるだろう。

任意の命令または指示を与えることができる。

出立許可。目的を達したら、領域への帰還を命じる。
「~の霊~よ、我が命令を忘れることなく、速やかに去れ、大天使~の名において」

門の消去
最初に、門の中にある補色のスクリーンを元の色に戻す。
次に門全体の色を灰色にくすませる。
門の輪郭をぼやけさせ、灰色の霧の中に形あるものを消し去る。

五芒星の小追儺儀礼
場の霊的影響を全て除去する

魔法日記に儀式の内容を記録する。

・カバラ数秘術。ゲマトリアはユダヤの専売特許ではない。最古のゲマトリアの応用はバビロニアのサルゴン二世であり、コルサバードの城壁を建築する際に、王名に等しい1万6283キューピットの長さに設定した。
ユダヤ(別民族に教会がつけた名札)はギリシャ人からゲマトリアを学んだ。ヘブル語には独立した数詞がない。アレフ・ベートの一文字一文字が数字の意味を持つ。単語を文字に分解し、数字に変換し、その同じ数値を持つ別の単語で置き換えることが可能であると考える、暗号術である。同じ数値を持つ単語には類縁性があるとみなす。
・ノタリコン
①一つの単語の文字に分解して、それぞれの文字を頭文字とする一連の文章を組み立てる。
②文章の頭文字をとって単語を作る(縦読みというやつですね)。
・テムラー(ヘブル語で、配列、並列、並び替え)=文字置換法。

ガンツは楽園(複数形)という意味(ガンツって漫画があるよね)。

下巻
・フォーチュンいわく、ミツバチは金星から地球にもたらされた秘伝の象徴。
・最も儀式が多いのはカトリックと軍隊だ。
儀式により焦点が明確になり、流れが容易に起こる。イメージし易い。特定の身ぶりが厖大なイメージ世界を引き出す。換言すれば究極の魔術師には儀式は必要ない
・イメージ・トレーニングは能力を伸ばす儀式


・エジプト神話で魔術は神々の武器であり権力の基盤。
イシスは父であるラーを騙して、ラー(太陽)の真の名前(レン)を盗み取り魔力(ヘカウ)において並ぶところのない術者となった。
エジプト僧侶は魔術師でもあり呪詛もしていた。
現人神のファラオは魔術師である。

・アプ=心臓、感情のセンター、魔術的力の中心。芸術、物質的な愛情、忍耐などの核。
生存中は「バ(=神性と直結する魂。シストラムという楽器で象徴される)」の座がアプ。アプの護符は赤石、ジャスパー、赤ガラス、赤鑞(ロウ、すず。蝋燭のロウ? すずって錫?)などで作られたミイラの心臓があった空所に置かれた。
・レン(真の名前)。名付けは真に魔術的。創世記でアダムは動物たちを名付け支配権を確立した。
(だから欧米で動物はモノ扱いなんだよ)
名付けは対象に期待される性質、運命、隠れた力などを定義づけることである。
エジプト人は通り名の他に秘密の名前を大事に隠していた。それがレン。レンを他人に知られると支配されてしまう。神々のレンを知ることはその力を得ることに等しい。


・十字は古い象徴。キリスト教の発明ではない。二本の長さが等しい腕木を組んだ十字は「単純十字(クルクス・シンプレクス)」と呼ばれ、西アジアや西欧に広く分布していた。この腕木の長さが等しい十字はギリシャ十字と呼ばれるが、最も古い資料は紀元前18世紀に達するものがあるのでギリシャの発明ではない。無論、キリスト教以前。有名なものでは、テーベ市の壁画にある十字を胸にした人物像は、エジプト第19王朝時代のものでおよそ紀元前1250年と推定されている。アッシリアの太陽十字は、この円の中に十字を描いたもので様々な意匠がある。

・タウ十字。Tみたいなやつ。
ローマの共同墓地に刻まれた。エジプト起源のアンクと混同されることがあるが関連なし(本当かなあ)。ヘブル語で印をタウと言う。『出エジプト記』で、長子を殺害した死の天使からユダヤ人を守ったのは、生贄の血で描かれたタウであった(エジプト関係あるじゃん)。

・ギリシャ十字。まんま十。
腕木の長さが等しい。非常に広く伝播しており、多数の民族が相互に関係なく象徴として使用してきた。

・ラテン十字。✝。
横木の位置が高い。魔術師ならばカバラ的宇宙の均衡などを意味する。
魔術でいう十字はカバラ十字と呼ばれ、動作に言葉が伴う。
なお、本来ユダヤ教徒は十字を切らない。
(十字が出るのがクリスチャン・カバラ)


・ヘキサグラムは上向きの三角形と下向きの三角形を組み合わせたもので、宇宙の象徴。
△は火、▽は水

・ペンタグラムは十字より更に古い象徴。最古のペンタグラムは紀元前2800年前のメソポタミアの都市ウルの出土物に刻印されている。
この「終わりなき結び目」はピタゴラス学派の言う最初の男性数3と最初の女性数2の婚姻により生まれる。
グノーシス派にとってペンタグラムは「光の王国への旅券」であった。ユダヤ人はペンタグラムを護符として用いた。
(十七世紀にイエズス会がヘキサグラムを勝手に定めたせいで、ヘキサグラムも使われるようになった。なお、ユダヤの伝統的象徴はメノラーという七枝燭台である)
ペンタグラムはその頂点を円に内接させ、五つの三角形の腕と中央の五角形の胴体にはヘブル語の天使名などが記された。
ペンタグラムを人体の象徴として用いることはよくあった
(上の頂点が頭、残りは左右手足の先が残り四つの各頂点)。
逆ペンタグラムは邪悪の象徴であり、メンデスの山羊の頭部を模擬している。
バフォメットで有名なあの絵は、19世紀にフランスの魔術師エリファス・レヴィが描いた絵「メンデスのバフォメット」。よってそれ以前にあのイメージは存在しない)
ペンタグラムの五つの頂点それぞれに五大元素が対応する。
<読了感謝>
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コメント

歴史の曲がり角

 日立金属のK博士にあらゆる権能は禅譲されたようだ。

端材バイヤー #- | URL | 2015.03.20 22:14  edit

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# |  | 2015.07.28 19:40  edit

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