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読めないニックネーム(再開版)

世の中の不正に憤る私が、善良かもしれない皆様に、有益な情報をお届けします。単に自分が備忘録代わりに使う場合も御座いますが、何卒、ご容赦下さいませ。閲覧多謝。https://twitter.com/kitsuchitsuchi

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『アフリカの創世神話』『アステカ・マヤの神話』ジョ(空気)の奇妙な冒険【メソアメリカ、アステカ、マヤ神話、ジョジョ、FGO】 

マイナーなアフリカ神話などを元にしたら盗○だと言われないのに。
異常に売れている尻社系の作品が神智学など似た思想ばかりでつまらん。
タイ呪術なら高確率でネタは被らない!
もう1つはFGO2部7章の予習も兼ねて読んだ。メソアメリカ神話は尻が好きっぽいんだよなあ。





『アフリカの創世神話』〈新装版〉
は阿部年晴[アベトシハル]による、1981年の本。


第1章 アフリカ素描


p19
ムントゥ=知性を与えられた力
ともいうべきもので、神々や人間がこれに属する。

p22から
長老
彼らの智慧の源は神話である。彼らは神話を唱えることができる。ここでは、言葉はすべて力である。
神々や人間の智慧の力は言葉によって他者に働きかける。
神話も言葉であるから一種の力である。しかも、種族の伝承したもっとも深い智慧を運ぶ言葉であるから
恐るべき力である。神話は男子結社の奥深く秘められ、長老たちによって注意深く護られている。


長老たちは若者たちよりも死者に近い。死者は、生者よりも高い位階に属するより強烈で純粋な力である。
人間は死によって動物的生から解放され、純粋なムントゥに、智慧になる。
死者たちは半神ないしは神々の列に連なるのである。
この死者たちと交わることができるのは長老たちだけである。
次第にやせおとろえ、かわいていく肉体は、長老たちの生命力の衰えを示すものではない。
彼らは次第に純化され、強烈になり、死者たちの位階へと昇りつつあるのである。
彼らの生命力が衰えているなどとは、とんでもない。
長老たちの呪詛の恐るべき力の前では、勇猛果敢な戦士といえども防ぐすべを知らない。
逆に長老たちの祝福は、何ものにも増して頼もしい。長老たちは、こうした力の幾分かを死者からも得ているのである。

死者の地位が高い。長老が凄いのは神話を唱えらえるからと、死者に近いからであり、
老いはマイナスではないというのが面白い)

死者
祖先の存在は絶対的なものではない。祖先と生者の関係はいわば相互扶助の関係。
祖先は生者が彼の名前を記憶し、その名前において供物をささげている間しか存続することができない。
また、生贄に供せられる肉と、祈りの言葉とは、祖先たちの力を強化する。
死者と生者は互いに支えあって生存している。両者は共同体の欠くことのできない成員なのである。

個体観
人間の本質は力である。この力は複数の構成要素からなっている。
複数の要素は整理すれば、肉体・生命・思惟や意志といったものになる。

或る種族の人間たちは、自己のうちにある究極的な力を神の生命力の一片と感じ、
他の或る種族のもとでは、再生した祖先が生者のうちに宿る。
死者と生者が相寄って共同体を形成するこれらの種族のもとにあっては、
典型的な場合には、祖霊のあるものが、胎児が地上の生活を始めるために必要な力=個性を与える。
こうして、祖霊は子孫の生命の中に、いわば再生するのである。
子供が生まれると、さまざまな方法で、その子に生命力を与えた祖先の名前が調べられる。
その名前が確かめられ、それが子供につけられると、両者は彼の死に到るまで分かち難く結ばれる。
名前はそれ自身、生命力と切り離すことのできない強い力である、ふたつの運命のこの結合を保つのはその力である。
こうして、ひとは自分自身であると同時に或る特定の祖先である。

人間を人間たらしめ、個人に個人性を与えるものは、その個人のうちに再生した祖先の霊である。
自我は自分のうちに入り込んだ他者であるともいえようか。

この魂は自我の奥底にあって人の思惟と意志を方向づけ、究極的には他の構成要素をも支配する真の自我であるとともに、
危険を予知する神秘的な直観であり、個人の運命を支配する守護霊でもある。
これは、系譜の中を世代を越えて貫き流れる生命力の認識を示しているのであろう。

近代的な自我とか個人という思想はない。自分と他人の境界を厳密に分ける思想ではない。名前が極めて重要。


運命
誕生する前、ひとの魂は至高神のもとへ行き、地上における一生について希望を述べる。
このとき語られた内容がひとの地上における運命となるのである。
彼らは、「生前に定められた運命」を表わすために、「語られた運命」という語を用いる。
個性もまた一種の力。
ひとの個性あるいはその展開としての生涯のうちに、社会が変えることも統御することもできない力を認めている。

罪と罰
祖先は本質的に子孫の繁栄を望むものであり、その守護者である。
それ故秩序が保たれ、自分たちが無視されないかぎり、祖先は社会の繁栄を保証する。
逆に伝統が無視され、秩序が乱されるなら、彼らは逡巡することなく、罰としての災厄を下す。
原初に創造された聖なる秩序と伝統が守られ、災厄が起こらないかぎり、正義は実現しているのであり、
祖先の恵みが生者の日々を支えているのである。
黄金時代は過去にも未来にもなく、日々はそのまま《堯舜の世》である。

黄金時代こそ常態なのであり、災厄の訪れはつねに人間の罪が招くものである。

ひとは自己に襲いかかる災厄にたいして、覚えのあるなしにかかわらず、
道徳的な責任を負わねばならない。自分の運命にたいして道徳的責任を負わねばならないというこの体系の過酷さは、
適当なきよめの儀式を行い、祖霊に祈りと供物をささげるとともに罪は消え、災厄は去るという楽天的な考え方によってある意味では帳消しにされている。
祖先は人間たちに真摯な信仰や帰依を要求する倫理的な権威ではない。
彼らが要求することは、伝統にしたがうことであり、彼らに祈りと供物をささげることだけである。
生者は伝統に従って行動すればよいのであって、胸のうちでそれを罵倒することは、
或る場合にはさして問題とはならない。
災厄を祓うために供物を捧げて祈った後、もう大丈夫だと思ってこっそり舌を出すようなこともないわけではない。


第2章 河と首長―ディンカ族

p40から
ジョク(力)は一般的にいえば超人間的な力であり精霊である。
それは存在の位階では人間より上位に位置するものであるけれども、人間生活に介入し、幸福や災厄をもたらす。

ジョク(力)には少なくとも二つの種類がある。ニアリクとヤトの二つである。
聖なる諸力の中心に位置しているのはニアリク。
ニアリクは語源的には《空》あるいは《高きにあるもの》を意味するが、
《創造主》とか《わが父》と呼びかけられることもある。そのほかニアリクという名は《至高神》の意を表すために用いられることもあれば、《存在一般》の意で用いられることもある。

ヤトはそれぞれ独自の特性をもつ聖なる力であるが、それらはニアリクのあらわれであるとも言われる。
ヤトのうちには血縁集団の守護霊となるものがあり、これはいわゆるトーテムに似た面をもっているが、
ここでは《クランの守護霊》と呼んでおく。
他方、血縁集団とは特別の関係をもたず直接個人と結びつくヤトがあり、これは普通《自由な守護霊》と呼ばれている。

われわれが憑かれると表現するところを、ディンカは《身体の中に創造主をもつ》《身体に精霊を宿す》などと言う。
ひとはある力の宿ないし容器になることができると考えられているのである。
たとえば、秀れた占師は自分のうちに宿っている或るジョク(力)に助けられているのである。

p42から
神話A
ずっと昔、天と地とは互いにきわめて近接していた。天と地は一本の綱でつなぎ合わされており、
ひとびとはそれを伝って自由にニアリク(以下便宜上、神と訳す)のもとへ行くことができた。
その頃に死はなかった。
神は最初の男女に、一日当り一グレーン(約0.065グラム)の小麦を食うことを許した。
それ以上の量を栽培したり、搗(つ)いたりすることは禁じられていたが、二人にはそれだけで十分だった。
地上に住んでいたこれら二人の男女は、そのわずかな小麦を育てたり搗いたりするときに、
鍬やきねが神にあたらないように気をつけなければならなかった。
或る日、女は許されている量より多くの小麦を植えよう(あるいは搗こう)と決心した。
そのために彼女はディンカが現在用いている長い柄の鍬(あるいはきね)をはじめて用いた。
そして、それをふりあげたとたんに神を打ってしまった。
神は怒ってただちに地上からはるかに遠いところへ去ってしまい、そこから空色の小鳥を放って、
人間が神と天に近づく通路となっていた綱を断ち切らせた。
「そのとき以来地上はそこなわれた」。
人間は必要な食物を得るために額に汗して働き、しかもしばしば飢えに苦しむことになった。
もはや昔日のように自由に神に近づくことはできず、
神とこの突然の分離から生じた死と病いとは人間の宿命となった。

神話B
闇の中で神は人間を創造した。
神が最初につくった男はアルー・パベクと呼ばれる。
神はアルーを柵囲い(あるいは堤)の中に閉じ込めたり、そこから出したりしていた。
アルーは縄をなった。神は闇の中に居ることに気がつくように彼に眼を与えた。
アルーは自分のなった縄で獣を捕え、その前肢を神の妻に与えた。
そこで彼女はアルーに何か報酬を与えるよう神に進言した。
神がアルーに何が欲しいかと尋ねると、
彼は「父よ、この世が見えるよう小さな隙間がほしい」と答えた。
神はこの願いを拒んで、かわりに槍を与えたがアルーはこれを断り、結局斧を受取った。
それからアルーは斧を振り上げ、「二つに分かれろ、明るくなれ」と言いながら大地を打つと、
一部は上へ昇り、他の一部は下へ降りた。こうして天地は分離。
「何故こんなことをしたのだ、今後お前は囚人だ」神はこう言ってアルーを突きおとし、地上にとじこめた。
それから神は人間のために一筋の道をつくり、その途中に葦の垣をとりつけた。
ひとが道を歩いてきて葦に触れると神は漁槍で頭を突いた。「通れるなら通るがいい」と神はそこに待伏せ、人間を殺し続けた。
 ひとびとはアルーの所へ集まって彼に訴えた。「このままではわれわれは皆殺しになってしまう。どうしたらいいんだろう」。
「心配しなくてよい、私が行ってみよう」アルーは立ち上り、石を拾って頭にのせ、漁槍をもった神が待伏せている場所へ出かけて行った。
神はいきなりアルーの頭を突いた、だが槍の先きは石に当ってまがってしまった。
神は「彼を直させねばなるまい」と独語し、アルーの首をつかんで、「何故人間のような恰好をしているのだ」と言った。

唐突に神話Bは終わる。
ニアリクが理不尽すぎる。これを元ネタにすれば他とかぶらないのでは、創作者さん。


ニアリクが常に手足を備えた人格的な存在であると考えることはできない。
ニアリクは世界にある全てのものの存在を支えている力であり、生きとし生けるものの生命の源であり、
また予言や治癒の能力など人間に備わる不可思議な能力は全て彼に由来する。
ニアリクに創造主、わが父などと呼びかけることもあるが、存在するもの一般を指すためにニアリクという名前を用いることもある。
ニアリクは自らの意志で無から世界を創造した旧約の神とは明らかに区別されねばならない。
これらの神話にあっては、天地は常に既存のものとして前提されているのである。

天地分離の神話の根底にあるものは、けっして楽園喪失の深刻な悔恨ではない。
分離の後の状態、すなわち人間の現状はむしろ端的に肯定されている。
道徳的な意味づけ(原罪の観念等)はみられない。
ディンカはたとえば神話Aにおける女の行為を貪欲であるといって責めることはしない。
当然の、あるいはせいぜい止むを得ない行為である。
堕落の過程ではない。

西方キリスト教の原罪思想は病んでいるなあ)

知られざる神
ディンカが強調するのは、ニアリク(神)が直接人間の生活に介入しないということではなく、
むしろニアリク(神)の意志あるいは判断が人間の理解を越えているということである。
ニアリクの反応は人間の基準では理解できない。
人間の尺度では理解できないこともニアリクに帰する。
どんな場合でも「ニアリク(神)がしたことだろう」と言われたら、それ以上の質問は無駄である。


https://twitter.com/pseudoscholar1/status/1124542928569847809
”Pseudoscholar
@pseudoscholar1
アフリカ諸部族に伝わる創世神話を紹介し、その背景にある社会構造・環境・思考様式などを解説した書。宇宙や人...『アフリカの創世神話』阿部 年晴 ☆5”
(上述の文章に続き、以下へのリンクがある
アフリカの創世神話への
Pseudoscholarさんのレビュー
https://booklog.jp/users/pseudoscholar1/archives/1/4314011084?type=post_social&ref=twitter&state=review

上記に続く呟きを期間検索より引用
until:2019-5-6  @pseudoscholar1
https://twitter.com/search?q=until%3A2019-5-6%E3%80%80%E3%80%80%40pseudoscholar1%20&src=typed_query&f=live

”Pseudoscholar
@pseudoscholar1
2019年5月4日
・ニアリク、祖人から「(今は天地が接しているので)この世が見える位の隙間が欲しい」と求められるも拒絶する←うん
・ニアリク、勝手に斧を用いて天地を分けた祖人を地上に追放する←分かる
・ニアリク、人間の為に一つの道を設けて「通れるなら通るがいい」とそこを通る者を漁槍で殺し続ける←!?

ディンカ族のニアリクに関する神話の何が凄いって、神ニアリクの訳の分からない行動は語り部たるディンカの人間にとっても「訳の分からない」ものだという点。(ニアリクの意思は文字通り「人知を超えた」もので、人間の尺度で測れない事を「ニアリクがしたこと」と言い表すくらい)


アフリカの創世神話とアフリカならではの「原罪」感
https://55096962.at.webry.info/201809/article_9.html


第3章 混沌と秩序―ルグバラ族

p74から
始祖に関する神話
ルグバラの諸クランの系譜は、理論的には、世界のはじめに創造神が地上においた男女二人の祖人から始まる。
全ルグバラは神が造った《ひとつの血》に属する。
神は最初に一組の男女を造った。男はグボログボロ(天から来た者)、女はメメ(ひとりでやって来た者)と呼ばれる。
彼らは互いに兄妹であったが結婚して一組の男女を生み、こうしたことが幾代か繰り返された。
グボログボロとメメは《奇跡を行なう者》と呼ばれ、彼らに続く一連の夫婦=兄妹も自ら発明した魔術や新しい技術に因んで名づけられている。

これらの男女は今日ひとびとが行なうような性交を行なわず、女は足に山羊の血が注がれると身籠ったといわれる。
子供は歯が全部生えそろって生まれた。彼らは社会をつくらず、また男女は互いに兄弟だったから、
婚資(持参金や花嫁代償)を支払うこともなかった。祖人の創造に続いてこれらの男女が現れたのは南スーダンのロロイの地であった。
こうして幾世代か経た後、遂に、或る兄妹が二人の英雄的祖先、ジャキとドリビドゥを生んだ。
二人の英雄は現在のルグバラの地へ来て、多くの息子を設け、その息子たちが現在のルグバラの諸クランの始祖となったのである。
これら二人の英雄は現在のルグバラの基準からみれば完全な人間であるとはいえない。
ドリビドゥは長い毛で全身を被われて、怪物じみていたし、ナイルの東岸の最初の棲家から追い出されるまでは自分の子供を食っていたとも言われている。
ドリビドゥとジャキはルグバラの地へ別々に来たと言われるが、
神話が二人に与えるイメージはよく似ている。彼らは二人とも超人的な魔術的な力に恵まれていた。
どちらも妹の息子を伴ってルグバラの地へ来て、癩(らい)病の女に出会う。
女は彼らに野牛の肉を料理するための火を与え、彼らはそのお礼に、
今ではもう失われた呪薬で女の病を癒してやった。
それから彼らは彼女と一緒に寝て、女は身籠った。
これが原因となって彼らと女の親族との間に争いが起こり、遂に罰金と婚資の支払いによって解決された。
これが人間が婚資を支払った最初の例である。
二人の英雄は原住民から火の用い方を学び、呪術の数々の秘密を発明した。
彼らはまた偉大な雨乞師でもあった。
彼らは原住民の女たちと結婚して次々に多くの息子を生んだ。



第4章 人間の条件―ドゴン族


スピ系がドゴンがーとかシリウスがーとか騒いでた気がするので一番気合を入れて読んだ箇所。

ドゴン族の神話
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%B4%E3%83%B3%E6%97%8F%E3%81%AE%E7%A5%9E%E8%A9%B1
の脚注の参考文献の割合が多いのが本書、阿部年晴『アフリカの創世神話』紀伊国屋書店〈精選復刻紀伊国屋新書〉、1994年1月。
この記事が詳しいので私がメモる必要性があまりないな。

p88から
神話は地方や血縁集団の異なるにつれて幾分異なるのみならず、結社の内部ではそれぞれの位階毎に教えられる範囲が定まっており、ドゴンの神話を完全な形で理解しているのは奥義に通じた若干の長老たちだけである。
(西洋の権力ある尻社も同様)
(民俗学や文化人類学で怖いのは、現地の人々が教えてくれる民話や神話が
その人々に昔から伝承されていない偽りのものである可能性があること。
その場で創っただけとかダミー用とかね。
全貌を知っているのは奥義に通じた長老のみなら、
部外者に、たとえ現地になじんで現地人と結婚してそこに長年住んでも
教えてもらえるかどうかわからない)


神話A
宇宙は創造神アンマの言葉から生じた。アンマはキゼ・ウジ(最も小さいものという意味の語で、ポーという穀物のことを指している)を創造し、キゼ・ウジは次第に振幅を増しながら七度振動して世界の卵を生じさせた。
原初の子宮であるこの宇宙の卵の中には二つの胎盤があり、おのおのが一組の双子のノンモの種を宿していた。

アンマはノンモ達がいた方の胎盤で長方形の箱舟(コロ)をつくった。
この《世界の箱舟》に一組のノンモと四組の祖先、そのほか、種々の動物・植物・鉱物などがのって地上へ降った。


神話B
原初に、神(アンマ)は、《世界の卵》の中にもろもろの事物の種子を置いた。
生命の最初の胚種は、栽培植物のもっとも小さい種子(フォニオ)によって象徴される。
この種子は内部の振動によってしだいに広がり、遂には宇宙の果てにまで達する。
この展開・拡大の運動はらせん状の運動であるともいわれ、あるいはジグザグ運動として表象されることもある。
いずれにしてもこの運動は双極の絶え間ない交替であり、生殖力の象徴である双極性を表現している。
あらゆる存在の内部で行われている振動においてこの双極はつねに互いに支えあっているのである。
物質は或る意味では小宇宙であり、その内部で行われる振動ないしらせん運動は宇宙の無限の展開を反映している。
さて《世界の卵》の中の胚種は振動によって、しだいに長くなる七本の枝に分かれる。
これら七本の枝は人間の身体にもおのおのの対応物をもっている。
それらはまた七つの主要な栽培植物の種子を象徴している。

ドゴン族の彼らは、天体の運行をめぐる秩序をも、限りなく小さいものの中で起こっていることをそのまま極大にまで拡大した投影として把握しているのである。ここでも創造の出発点となるのは、すべての星の中で最も小さく、最も重く、万物の萌芽を自己のうちにはらんでいると考えられているディジタリア星である。
ディジタリア星はシリウス星の周囲を公転しつつ同時に自転している。
この限りなく小さい星の回転運動が天空におけるすべての創造の過程を支えかつ促進しているのである。
また植物の場合と同様にここでも最初の星から七つの他の星が生じた。

解説 部族
箱舟で地上に下った四組の祖先がおのおのドゴンの四つの部族の始祖である。
これら四つの部族の間に三つの主要な職業が割り当てられている。
四は女性を象徴する数であり、三は男性を象徴する数である。
それ故人間(ドゴン)は全体としては母なる女性に属し、職業は男性に属している。
また七はすでに触れたように個々の人間を象徴する数である。


(神話Aについて。
宣教師が昔来てノアの話と新約のロゴスによる創造の話を聞いたのか?
以下によると、1920年代に宣教師がドゴン族と接触しているらしい。

ドゴン族の神話
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%B4%E3%83%B3%E6%97%8F%E3%81%AE%E7%A5%9E%E8%A9%B1
”神話の共通内容

以上のように千差万別のドゴン神話だが、神話の断片から人類学者はある程度の共通項目を見い出している[5]。ほとんどのドゴンの族の神話には以下の要素が入る。

・ 創造神アンマによる宇宙の創世
・ 最初の意思持つ存在ユルグによる反逆
・ ユルグと自らを生み出した大地との交わり
・ その近親相姦により穢れた大地
・ アンマによる4組8人の人間の創造
・ 天上から8種類の穀物をもって、地上に下りる人間たち
・ 人間が穀物を育てることで浄化されていく大地

特に現在のドゴン族の骨格をなす四組の父系血縁集団は神話に必ず登場し、その血筋を引くそれぞれの集団の宗教的権威を高めている[6]。次項では実際の神話で主だった部分を、参考文献に従い紹介する。

創世神話
天地創造

はじまりの世界には宇宙すらなく、天の創造神アンマのみが存在していた[6]。アンマは言葉から宇宙を生み[7] [8]、次に2つの白熱する壺を創ると、赤い銅の螺旋を巻きつけて太陽とし、より小さな壺には真鍮を巻きつけて月とした。天に掲げられた太陽は一部が砕け、その破片は星となった[9]。空を満たしたアンマは、次に粘土から女の姿をした大地を創り上げると、それを妻とした。大地は生殖器としての蟻塚と、陰核としての白蟻の巣を身に宿していた。アンマは大地と交わり創世を続けようとしたが、その時、白蟻の巣がアンマを拒み交わりは困難となった。そのため、アンマは白蟻の巣を切り落とした[6]。だが、この時になされた不完全な交わりはユルグを生む。ユルグは金狼の姿をした子で、男の魂しかもたない単性の存在だった。アンマは次に大地に雨を降らせて双子の精霊ノンモを生み出した。ノンモは自らを生み出した神の種子、すなわち水でできた存在で、緑色の毛をまとい、植物の未来を予言した。ノンモは母である大地に繊維を織った衣を着せた。だが、先に生まれた子、双子ではなく両性でもない孤独なユルグは妻を求め、その衣を剥がして母と交わってしまう。この近親相姦により、大地には月経の血が流れ、不浄な存在となり地上から秩序が失われた[10]。ユルグは交わりによって言葉を得て、「夜、乾燥、不毛、無秩序、死」の領域を支配する存在[11]となり、母との間に生まれたイエバン、その子アンドゥンブルと共に藪に潜むジャッカルとなった。一方、ノンモは「昼、湿気、豊穣、秩序、生」の領域を支配する水と言葉の存在[11]となり、アンマに代わって天地の管理を行うようになる[10]。

人間

創造神アンマは不浄と化した大地から遠ざかり、粘土から人間の創造を始める。アンマが最初に創りだした人間は両性具有の性質をもっていたが、割礼を与えて性の識別を行った。結果、男女各4人からなる8人が生まれた。彼らはそれぞれ10の子供を得て数を80人に増やす。この時期の人間には死の概念がなく、老いた最初の人間は大地の子宮である蟻塚に戻されて、ノンモの力によって精霊となって天に昇った[12]。こうして精霊となった8精霊と人間の子からなる8家族は、天上で神から8種類の穀物を与えられて暮らしていたが、全ての穀物を食べてしまうと、やがて与えられていなかった生命の最初の胚種「フォニオ(最も小さい種子の意[13])」まで口にしてしまう。決まりごとを破った8家族はアンマとノンモを恐れ、相談の末、天からの逃亡を決めた。最初に長子の一家が行動を起こす[14]。巨大な駕籠に天上の土を厚く塗り固めて方舟をつくると、天の8つの穀物を始めとするありとあらゆる魚、家畜、鳥、野獣、植物、虫を詰め込んだ。天から持ち去る品々を入れ終わると、長子は屋根に糸巻き棒を突き立てて、矢に糸を結びつけてから天蓋に放った。矢は天蓋に深々と突き刺さり、糸を伝って方舟が地上へ降りていく支度が整う。だが長子はそれだけでは満足せず、天上の鍛冶職人でもあったノンモの作業場に忍びこんだ。目的は鍛冶道具一式と熱源として使われる太陽の欠片(火)だった。太陽の欠片は灼熱を放っていたが、長子は二股の杖を用いてそれを持ち去ると、自らの方舟に隠した[14]。全ての準備を整えた長子とその家族はついに降下を開始する。虹の曲線に沿い、回りながら建物は降りていく。だが、その途中にノンモが強奪と逃亡を知った。ノンモは天から長子の家族へと雷を落とす。落雷に打ち据えられた衝撃は凄まじく、長子たちの手足はあちこちが折れ曲がってしまった[15]。それでも方舟は降下を続け、大地に到達する。だが地に降りるその振動により、乗っていた人間や積んでいた動植物は世界のあらゆる場所に放り投げられ、拡散した。その一方で、ノンモの雷撃を受けて折れ曲がった体は新たな関節となり、初めて人間の体は鍛冶や農作業に従事できるようになった。続けて残る7家族も相次いで降下し、ドゴン族を代表する8家族が地上での生活が始まる[3]。その際、最後の8番目に降りたレーベ・セルは、自らの死をもってユルグに穢された大地を浄化した。これは人の最初の死とされ、その後、レーベは地上にヘビの姿のノンモとして転生した。レーベの死と転生に至る一連の流れは、植物の死と再生(特に小麦)の象徴とされている[16]。

ユルグとノンモ

4家族が地上に降りる前、地上はユルグの支配する領域となっていた。地上は穢れ果て、闇と乾き、そして死に満ちていた。だが、ノンモの化身である8家族の精霊が降り立ったことで闇は払われ、天の土から作られた方舟は穢れ無き大地として8つの穀物を育む新天地となった[17]。天の領域以外ではユルグはなおも強大であったが、7番目の子孫の時代、ノンモの一人が蟻を通じて人々に「第2の言葉」を授けると、人間はユルグの支配を打ち破れるようになり、ユルグは支配の力を大きく喪失した。農耕による大地の浄化に伴って広がるノンモの領域において、ユルグに残された力は「世界の秘密の暴露」のみとなる。ノンモの制約の下では、ユルグは人間へ世界の全貌を伝える預言者だった。そのため、ドゴン族の行う占いではユルグに問いかけを行い、ノンモの守護のもとその言葉を受け取る[11]。不完全で無秩序なユルグがノンモの制御を受けて人に恵みをもたらすという形は、占いだけに限らない。植物の死と再生を繰り返す農耕においても、それぞれを象徴するユルグとノンモは共に欠かすことはできないとされている。そのためドゴン神話では、世界の正常な運行のために両者とも必要不可欠な存在と扱われている[11]。

異伝

ドゴン族の神話に度々登場する存在として『世界の卵』という概念がある。ここでは、世界の卵が登場する神話を紹介する。また、「シリウス」の節においては、マルセル・グリオールが1950年にジェルメーヌ・ディテルランとの共著でアフリカ学協会ジャーナル誌に掲載し、センセーションを引き起こした研究論文『スーダン原住民の伝承によるシリウス星系』のドゴン族の宇宙観について解説する。

世界の卵

宇宙を作り終えたアンマが次に創造したものは、キゼ・ウジ(『最小のもの』の意)であった。キゼ・ウジは最初の生命であり、ポーという穀物の種子となる。キゼ・ウジは神の手で揺さぶられ、揺れ幅は次第に大きくなっていった。アンマが7度目に振動させた時、キゼ・ウジは『世界の卵』を生む。世界の卵は原初の子宮であり、アンマ以外で初めて人格のある2組のノンモがその胎盤に宿っていた[8]。双子にはそれぞれ片方に男の魂が、もう片方に女性の魂が入り、同時に生まれて両性のバランスを保つものとされていた。だが、男の魂を持つユルグという名のノンモがアンマの意思に反して先に生まれると、神の穀物ポーとそれが生み出した7種類の穀物を盗みだした。さらに胎盤を千切りとると、それを方舟として宇宙へと旅だっていった。しかし、ユルグは不完全な単性の存在であり、孤独に苛まれて自分自身の魂でもある双子の妹、ヤシギを求めて世界の卵に戻ってくる。だが、アンマはそれを許さず、ヤシギをもう一組の双子の元へ隠してユルグを永遠に自らの半身を求める満たされぬ存在とした。ユルグはヤシギを得られぬまま世界の卵を再び去る。ユルグは代わりに胎盤を大地へと変えると、自らを生み出した胎盤からなる大地と交わるという禁忌を犯した[8]。アンマは穢れた大地を浄化するため、未だ胎盤に眠るもう一組のノンモをバラバラに切り落として、大地の四方にまいた。ノンモの体は清浄な水からできており、またその破片には穀物の種子が宿っていた。ノンモから芽生えた植物は次第に大地を満たし、大地の穢れも生い茂る穀物によって払われた。それを見届けたアンマはばらまいたノンモの破片を集め、次に天の土と木を使って形をつくって再びノンモを復活させた。アンマは残された世界の卵の胎盤を使って「方舟」をつくると、復活させた一組のノンモと、新しく創造した4組の人間、そして8種類の穀物を始めとする新天地に必要なもの全てを積込み、地上へと送り出した。方舟の到来とともに地上はノンモの領域となる。大地は正常を取り戻し、人間には豊穣と秩序が与えられた[11]。
シリウス
(画像省略)
ドゴン族に伝わるシリウスの楕円軌道
(画像省略)
実際のシリウスの楕円軌道

マルセル・グリオールはドゴン族の盲目の智者オゴトメリに取材した内容を元に、ジェルメーヌ・ディテルラン(フランス語版)と共著で『スーダン原住民の伝承によるシリウス星系』を発表した。その研究論文では、天体の運行の秩序はシリウスの三連星のうち、宇宙で最も小さく、それでいて最も重いpō tolo(雑穀のフォニオのことだが、メヒシバ属の学名からディジタリアと呼ばれることもある)がもたらしたというドゴン族の神話を紹介している[18]。ヨーロッパにおいてシリウスが連星であるとの説を最初に唱えたのはドイツの天文学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセルで1844年のことであり、シリウスBの姿を最初に観測したのはアメリカの望遠鏡製作者アルヴァン・グラハム・クラークで1862年のことであるから、グリオールはドゴン族の宇宙に関する知識は西洋のそれと同様に高度であると訴えた。加えて、神話は木星には四つの衛星[19]があると言及し、また土星にリングがあることを言い当てていると紹介している。

だが、グリオールの訴えは受け入れられなかった。グリオールがドゴン族と接触する前の1920年代に宣教師がドゴン族と接触している事実と、その当時は三連星説が主流であった[20]ことから疑念をもたれる。1915年にアメリカのウォルター・シドニー・アダムズがシリウスBのスペクトル撮影に成功してシリウスBが「小さく」「重い」白色矮星であることを証明しており、報道によってシリウスの連星は広く知られている素地もあった。また、シリウスが登場する神話はドゴン族の小さな集団にしかなく、シリウスの連星に触れる神話はグリオールの取り上げたオゴトメリのものしかなかった[21]。さらにシリウスの連星に触れる神話の存在が確認されたのは1946年以降の調査のみである[22]ことから、1920年代以降に西洋からもたらされたシリウスの連星の情報が神話に取り入れられた可能性が高いと考えられている。その後もグリオールら人類学者、オーパーツへの興味を持つ者たち[23]が神話の採集を続けたが、グリオールの考えを裏付ける新たな神話は見つかっていない[4]。11年間、ドゴン族と生活を共にしたベルギーのワルター・ヴァン・ビーク、同じく10年間神話の採集をしたジャッキー・ボウジョは「存在しない」と結論づけている[24]。 ”



第5章 アフリカの万神殿―フォン族

p120から
神話A
サグバタ(大地の神々)はマウとリサの子供たちである。マウは一柱の神であるが二つの側面からなっている。
その半身は女性で、そこにある眼は月である。
他方の半身は男性で、そこにある眼は太陽である。
太陽を眼としている側面はリサと呼ばれ、昼の世界を支配する。
これに対して、月を眼としている側面はマウと呼ばれ、夜の世界を支配する。
マウ=リサは両性具有の神であるから自ら身籠った。
最初に生まれたのが男女一組の双子である。

右が太陽なのか気になる。
エジプト神話におけるアトゥムの話が混ざってそうだな)

五番目に生まれたのは男の子で、グーと名づけた。
グーには頭がなく、首から大きな剣がはえていた。
六番目に生まれたのは神ではなくジョ(空気)だった。
空気は人間を創造するために必要だったのである。
七番目に生まれたのは末子レグバである。

マウリサはグーを自分の力あるいは道具として造った。
このため彼には頭が与えられていない。
彼の働きのお陰で地上に藪でおおわれていない部分ができた。
人間に幸福に暮らす道を教えたのは彼である。

ジョは天と地の間の空間に住むことになった。
彼には人間の生命が委ねられる。
こうして子供たちにおのおのの領域を割り当てた後、
マウ=リサは地上へ降りる神々におのおの異なる言語を与え、
天上で用いていた言葉の記憶を奪ってしまった。
このときジョには人間の言葉が与えられた。
(ジョ(空気)の奇妙な冒険。
ジョジョではない)

レグバはマウ=リサのそばに住む。役目は、兄たちが治めている領域を訪れてきては、
そこで起こっていることをマウ=リサに報告すること。
レグバは兄たちが用いるさまざまな言葉も、天上でマウ=リサの用いる言葉もすべてを知っている。
爾来、もしマウの子供たちがマウに話かけたいことがあれば、レグバに託する以外に道はない。
神々も人間も創造神マウに語りかけるためには、かならずレグバを通じなければならないのである。

神話Cで金属(グー)とある。

p.131
万神殿(パンテオン)に、運命の神ファと
偶然を司る神レグバが共存。
いかなる場合にもファ(運命)が支配的なのではなく、レグバが常にファ(運命)の支配に抗する力として働いている。


第6章 草原のプロメテ―ロジ族

p140から
神話A
ニャンベは、昔、妻のナシレレと共に地上に住んでいた。
彼は地上の王であり、ナシレレのほかにも多くの妻をもっていた。
彼の宮廷には、二人の主要な顧問官がいる。
彼らは、サシショ(ニャンベの使者)と
カゴンベ(以前ロジ族の食料として重要だったカモシカ)で、
人間と神とを結ぶ仲介者としてはたらいていた。
その後、ニャンベは森、草原、川、獣、鳥、魚を造った。
さらに祖人カムヌとその妻を造った。しばらくするうちに、カムヌの練達とかしこさ、
ずるさが、ニャンベを当惑させるようになった。
カムヌはニャンベにできることなら何でもできるようになる。
カムヌは、立ち聞きしたり、盗み視したりして、大工と鍛冶の技術を手に入れた。
また彼は、うまく多くの動物を殺した。
ニャンベは、やがて自分も同じような目にあわされるのではないかと恐れて、
或る島へ逃げこんだ。しかし、カムヌは、最初は水辺の草で筏を組み、
次には丸木舟を作ってその島へついてきた。
カムヌの執拗な好奇の目にうんざりして、ニャンベとナシレレとサシショとは、
大河を渡り、蜘蛛の巣を伝って天へ昇って行った。
案内した蜘蛛は、天への道がカムヌに知れるのを防ぐために、目をくり抜かれた。
一方カムヌは高い塔を建ててニャンベの所へ達しようとしたが失敗。
以来人間は神を見つけることをあきらめた。

(にゃんべという日本語的には実にかわいい男の王。
にゃんべが蜘蛛の巣を伝って天へ昇る。にゃんこではない



第7章 神話と世界観

p154
楽園喪失の深刻な悔恨や、人間の原罪といった神話はみられない。
分離の原因となる人間の行為は、極めて些細な、あるいは当然のことがらであると考えられている。
天地の分離は、人間の判断からすれば、とるに足らない過失や人間生活を営むうえで止むを得ない行為を理由に神の意志によって断行される。人間はそれでもなお自分の罪を認め得ない。このときからすでに神の判断は人間には理解できないものであると考えられているのである。天地の分離はついに倫理的な意義を与えられてはいない。


第8章 神話とは何か

p165から
われわれは仮りに、神話とは、各種族が世界と社会と人間について獲得した認識であると考えておこう。
それはまた、
「ひとつの社会が有する諸概念や理想や人生の目標などの背後にある哲学を表現する象徴体系を含んだ物語」(ランガー)
であるといってもよい。
この意味における神話は、「象徴を操る動物」(カッシーラー)としての人間の根源的な欲求、すなわち、
世界にたいする認識および世界における人間の経験をシンボルに翻訳しようというあのやみがたい欲求から生まれたものである。
神話は何ものかの代用品ではなく、独自の本質と機能をもつ認識と表現の体系である。
それは科学や芸術とならぶ独自の領域であり、他のいずれかの体系に完全に翻訳することはできない。
つまり、神話の根底には、神話によってしか表現することのできない独自の体験と認識があることに留意しなければならない。

神話の基礎にあって顕著なのは、論理的な思惟よりもむしろ情動である。
神話的認識は情動による認識であり、神話的世界の構造を決定するものは、いわば情動価値である。

この認識と表現は、言葉を媒介とする神話的イメージを用いて行なわれる。
それ故、神話の世界は常に「相貌的特性」を帯びている。
科学の世界の属性とされる客観的特性と比較すれば、このことは容易に理解されるだろう。
神話的世界にあっては、いかなる概念もイメージも中立的ないし無色透明なものではなく、
すべては人間の恐怖や願望に色濃く染められている。
それらはすべて多少とも人格性を帯びた力であり、
人間たちは、それらにたいして或るときは祈願し、或るときは抗争しなければならない。

神話の世界においては、実在性の程度は、その存在が人間の情動的反応を呼び起こす度合いによって測られる。
観念であれイメージであれ、人間の情動に働きかけるものはすべて或る種の力として実在することになる。
従って観念的と現実的という区別はここではすでに消えている。

人間がこの神話的世界に参入するときは、言葉も観念もすべて実在する力となる。
祭式は人間が神話的世界に参入するためのメカニズムである。
祝詞は人間が世界の諸力に働きかけるための力となり、
仮面を被って神々の行為を演じる舞踏者はみずから神々へと変貌する。


神話の根底にあるものは情動。神話は人間的情動を確認し合理化する。
芸術が直観に統一を与え、
言語が知覚に統一を与えるように、
神話は感情に統一を与える。

神話は、意識の極北において人間が生んだ熾烈な幻影であり、虚構である。
だが神話の世界は、虚構と現実の区別を知らない。
虚構の世界もまた意識の現実。
虚構の世界は現実の背後にあって、これを支える聖なる世界の象徴であり、いわば現実よりもより実在性の強いものなのである。
このようにみてくれば、神話は感情の統一をもたらすというのは正確ではない。
むしろ神話は、体験の統一をもたらすというべきである。

潜在意識は善悪の区別ができない。虚構と現実の区別もできない。潜在意識に一番干渉できるのは物語だから権力者は都合が良いフィクションを流行らせる。

ドゴン族の長老の一人の、「秩序の存続のために必要なのは明白な無秩序である」という言葉をここで思い出そう。
彼によれば、この聖なる無秩序は祭儀において実現されるのである。

神話は真の連帯意識をねりあげる坩堝(るつぼ)となり、また自己からの超脱を可能にするメカニズムとなる。
神話が人々の精神に浸透するとき、世界は一瞬変貌する。
それは比類ない生の祝祭である。
祭儀において神話的世界は回帰し、あらわになる。
祭儀は行動に移された神話にほかならない。

神話は物語。物語は象徴を潜在意識に浸透させるのに最も有効な手法。
潜在意識は虚構と現実を区別できない。嘘と事実を区別できない。
まさに虚構の世界もまた意識の現実。
潜在意識に来るものは全て潜在意識にとっては現実。
秩序の維持のために無秩序=祭りが必要。
祭りでは非理性の暴走を防ぐために神輿(力を集中させて統御する装置)が必要。
神輿がないと周囲を破壊してまわって終わるだけになるからだ。
祭りは神話の再現。演じることは神を憑依させることである。



補章 その他の種族の神話集成

p179から
アバルイアの創世神話

世界は〈万物を与えるもの〉であるウェレ・ハカバによってつくられた。

はじめ月は、弟である太陽よりもはるかに大きく明るかった。
月を羨んで、太陽は月を襲った。
二人の兄弟は格闘し、太陽は月に打ちのめされて許しを乞うた。
月は弟の頼みを聴き入れた。
 その後、この二人の兄弟は再び格闘した。
今度は太陽が勝って月を泥の中へ投げ込んだ。

太陽も月も男だ。「太陽と月のうち、片方が男で、もう一方が女」じゃない神話の実例を発見した。
太陽が弟なのね)

月と太陽をつくった後、神は雲をつくって空へ置いた。
それから稲妻のもとになる大きな雄鶏をつくった。
この雄鶏は色が赤く雲の中に住んでいる。それが翼をゆるがすと稲妻を生じ、
鳴くと雷鳴になる。

ニワトリが太陽ではなく雷属性なのが面白いな)

神は全部の仕事を六日間で完成した。七日目は「悪い日」だったので彼は休息した。

旧約じゃん! 宣教師の介入後だなこの神話)

p188から
バルバの創世神話

神話A
昔地上には誰も住んでいなかった。
大地の創造主カベジャ・ムプングは祖人キヨムバと二人の女を送った。
その時創造主は彼らに、火をつくるための道具ルビオを与え、また
頭髪の中へ植物の種をおいた。
後略

神話B
カベジヤ・ムプング(なぜか「ヤ」が大文字になっている)は地上に一人の男と二人の女をおいた。
地上の最初の住人たちは永い歳月を幸福に暮らしていた。
そのうち一人の女が老いてきた。カベジヤ・ムプングはそれに気づいて彼女に若返る能力を与え、
もし最初の試みに成功すればその能力を彼女とその子孫にいつまでも与えようと約束した。
女は自分の体がしわに被われているのに気づくとすぐ、
ビール用の粟を箕にかけ終ったもう一人の妻から箕を借りて、小屋にとじこもった。
注意深く戸を閉めてから彼女は自分の皮膚をはぎ、それを箕に入れた。
苦痛は全く伴わなかった。古い皮膚をはぐと同時に幼児のような新しい皮膚が生じた。
手術は大体終わり、頭と首しか残っていなかった。
このときもう一人の妻が箕をとりにその小屋の方へやってきて、
中にいる女が止める暇もなく小屋の扉を開けた。
若返りつつあった女は直ちに死に、
それと共に若返りの術も失われた。以来人間は全て死すべきものとなった。

見るなのタブーだ)

神話C
昔、地上には一人の男と一人の女だけがいた。
或る日、女は森へたきぎを拾いにいった。
深い繁みのかたわらを通ろうとして、彼女は突然背後の枝の中で物音がするのを聞いた。
驚いて振りかえると、繁みから声がした。
 《こちらへ来なさい。お前にきかせるべきこと、啓示すべき秘密がある。》
 女は好奇心を感じて近づき、灌木の上に竜に似た不思議な生き物を見た。
 女はさらに近づいてたずねた。
 《あなたは何? そして私にどんな用があるの。》
 《私はキジムだ。お前にすばらしい贈物をしようと思っている。ここに二つの果実がある。
この中には貴重なものが入っている。しかし、そのうち一つをお前の夫に与えてからでなければ、
中を開けてはならない。夫の分を与えたら、自分のを開けなさい。
お前はその中に入っているものを胸におき、満足するだろう。》
 女は家に帰って男に出来事を話したが、彼の分もあることは黙っておいた。
彼女は少し離れたところに隠れて果実を割ると、魔法の粉が出てきた。
それを胸につけると、彼女ははじめて羞恥を覚え、女であることに気づいて動揺した。
 一方、男は森へ行き、例の繁みのところで同じ物音を聞いた。キジムは男に言った。
《お前に与えるようにと、女に預けた果実をうけとったか。》
《まだです。》
《けしからん、しかしまあいいだろう。ここにもうひとつある。》
男はそれを受取り、家に着く前に割って中身を胸につけた。たちまち彼は自分が男であることを知り、
新しい欲情を覚えた。彼は家へ帰って女を見つけるといきなり喧嘩をふきかけた。
《どうしてキジムが俺にくれたものをかくしたのだ。俺が最初に開けるべきなのに何故先に開けたのだ》
それ以来男は女を求めるようになり、夫婦はしばしば争うようになった。

神話D
神コンゴロは双性の神で、雌雄二匹の蛇がその化身となっている。
二匹の蛇はおのおの別の川に住んでいるが、時折われわれの頭上で結婚する。
二匹の蛇が二つに結ばれる姿は極めて鮮やかな色を帯びて見える。それは虹である。


Dについて。蛇や竜は悪ではない。虹の構成要素が二匹の蛇。

Cについて。
分け合うのは大事だと教えたいのか?
不思議な竜に似た生き物が啓示すべき秘密を授ける、つまり啓示をもたらす存在。
竜に似たってどんな姿か知りたいな。アフリカ的竜ってどんなだろう。
この話、旧約の影響を受けてないか? 宣教師が来たのでは? 龍≒蛇。啓示≒知恵。
ヘビは悪という思想はないな。いつごろに記録されたか知りたいなあ。

創世記(口語訳)
https://ja.wikisource.org/wiki/%E5%89%B5%E4%B8%96%E8%A8%98(%E5%8F%A3%E8%AA%9E%E8%A8%B3)
”第3章

1 さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」。

2 女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、

3 ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。

4 へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。

5 それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。

6 女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。

7 すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた。

8 彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した。

9 主なる神は人に呼びかけて言われた、「あなたはどこにいるのか」。

10 彼は答えた、「園の中であなたの歩まれる音を聞き、わたしは裸だったので、恐れて身を隠したのです」。

11 神は言われた、「あなたが裸であるのを、だれが知らせたのか。食べるなと、命じておいた木から、あなたは取って食べたのか」。

12 人は答えた、「わたしと一緒にしてくださったあの女が、木から取ってくれたので、わたしは食べたのです」。

13 そこで主なる神は女に言われた、「あなたは、なんということをしたのです」。女は答えた、「へびがわたしをだましたのです。それでわたしは食べました」。

14 主なる神はへびに言われた、「おまえは、この事を、したので、すべての家畜、野のすべての獣のうち、最ものろわれる。おまえは腹で、這いあるき、一生、ちりを食べるであろう。

15 わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」。

16 つぎに女に言われた、「わたしはあなたの産みの苦しみを大いに増す。あなたは苦しんで子を産む。それでもなお、あなたは夫を慕い、彼はあなたを治めるであろう」。

17 更に人に言われた、「あなたが妻の言葉を聞いて、食べるなと、わたしが命じた木から取って食べたので、地はあなたのためにのろわれ、あなたは一生、苦しんで地から食物を取る。

18 地はあなたのために、いばらとあざみとを生じ、あなたは野の草を食べるであろう。

19 あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る、あなたは土から取られたのだから。あなたは、ちりだから、ちりに帰る」。

20 さて、人はその妻の名をエバと名づけた。彼女がすべて生きた者の母だからである。

21 主なる神は人とその妻とのために皮の着物を造って、彼らに着せられた。

22 主なる神は言われた、「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るものとなった。彼は手を伸べ、命の木からも取って食べ、永久に生きるかも知れない」。

23 そこで主なる神は彼をエデンの園から追い出して、人が造られたその土を耕させられた。

24 神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた。 ”

knznymmmyのラテン語ペラペラプロジェクト9
http://codetripleseven.blogspot.com/2016/07/knznymmmy9.html
”今回は「ガチKGB訳・直訳版」から紹介。
午後の楽園を、微風を伴って散歩する主なる神の声を聞いて
アダムと彼の妻は主なる神の顔を避けて
園の中央の木の陰に隠れた。

これを意訳すればこうなる。
午後の楽園をヤハウェは歩んでいた。
いつものように風を吹かせながら。
ヤハウェの声を聞いたアダムと嫁は
園の中央の木の陰に隠れた。
ヤハウェに会うのが怖かったのだ。

口語訳
彼らは日の涼しい風の吹くころ、
園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。
そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、
園の木の間に身を隠した。

色々と違っている。私が問題視するのは
アダムが聞いたものは何だったのか?
風はなぜ吹いたのか?
アダムが隠れた場所 この3点。

新共同訳
その日、風の吹く頃、主なる神が園の中を歩く音が聞こえてきた。
アダムと女が、主なる神の顔を避けて、園の木の間に隠れると、

ABS
and they heard the sound of the lord god
walking in the garden in the cool of the day,
and the man and his wife hid themselves
from the presence of the lord god
among the trees of the garden.

KJV
and they heard the voice of the lord god
walking in the garden in the cool of the day:
and adam and his wife hid themselves
from the presence of the lord god
amongst the trees of the garden.

まずアダムが聞いたものは何だったか?
ウルガタ、KJV、BHS、ガチKGBが声
口語訳、新共同訳、フランス語は足音
ABS はどっちか不明

蛇は賢い。だから喋れた。というか蛇=悪魔だ。
悪魔=イルミ=右目=知性。
だから蛇が喋れるのは特例で他の動物は喋れないと思われる。
では、アダム、エヴァ、神、悪魔。
こいつら以外で喋れそうなキャラは・・・いない。

普通ひとり言なんかそうそう言わないはずだ。

だからカミサマの声が聞こえたのは「誰かとの会話」のはず。
喋れるキャラは神、悪魔、アダム、エヴァ。
消去法で残るのは悪魔しかいないw

神と悪魔が話をする? 一体何を?
まして「やらかしちゃった」直後のこの状況下で
考えられる可能性はひとつしか無い。

楽園追放は自作自演、神と悪魔が仕掛けた罠だった疑惑。

悪:おーい、ヤハウェ、うまくいったぞ
  あいつら本当にリンゴ食いやがったww
ヤ:まじかwww グッジョブ!
  よーし、パパ、激おこぷんぷん丸だぞおwww
悪:こっちだ、こっち、あいつら隠れてやがるから
  ゴルァして楽園追放すれば、作戦大成功wwww

こんな会話が聞こえれば誰でもビビる。いや、それ以前に
ヤハウェが被造物の中に入り込んでいるのはなぜか?
ちょっと質問しただけでも神の御心は人間には理解できないと
あれだけ連呼していたではないか。
カミサマは超絶・隔絶的であり、ミラクルな高次元であり
所詮、土から作られた人間ふぜいとは根本が違うと
顔真っ赤にして叫び狂っていたではないか。
それだけ超高度なカミサマは一体何が悲しくて
被造物の中に入りこんでいるのか???
おい、土くれふぜいは相手にしないんじゃなかったのか?

ギリシア語には「愛」と訳できる単語が4つある。
アガペー、フィリア、エロス、ストルゲー。
フィリアは友情。エロスは男女の恋愛、ストルゲーは親子の愛。
聖書に出てくる「(神の)愛」とはギリシア語のアガペーだ。
そしてこのアガペーが意味するのは
「愛には値しないものを愛する愛」
(聖書ギリシア語四週間 野口誠著 いのちのことば社 p22)

どれだけ人間をカス扱いしてんだか?
そんなに人間を相手にするのが嫌なら、
むしろあっち行けシッシッって話なんだが?
いや、そもそもヤハウェが天地創造をした目的は?

fate go的解釈をすれば
「ゲームに不具合が出たから神自らが参戦して中から修正中」
なのか?
それにしても、まだこの場面はエデンの園だ。ゲーム開始直後だ。
そこでもう不具合が出て中から直すしかなくなっていたのか?
それは要するに最初から壊れていましたと言うのではないか?
ヤハウェが参戦している=ヤハウェ自身も不具合を認めている。

ヤハウェはりんご事件以前から参戦・内部修正をしている。
だから破綻も破滅もりんご事件のせいではない。
物故割れていたのは元からだ。
ヤハウェはりんご事件をセブンセンシズでピキーンと察知して
急遽参戦したわけではない。
逆だ。参戦が先だ。元からヤハウェはゲーム参戦していた。
その根拠はアダムとエヴァのリアクション。
声or足音を聞いて、隠れている。
これは聞いただけで「あ、ヤハウェだ!」と気付くからに違いない。
聞いたこともない声、聞いたこともない音だったのなら
「何だろう?」と様子を見るのではないか?
それこそ、以前紹介したpuellaがアザーンを聞いた動画みたいに。
また、聞いただけで「あ、ヤハウェだ」と分かるという事は
やはり「足音」ではなく「声」と訳するのが正解だと思われる。

そして問題の微風。BHSにもルアハが出てくるから
微風というより、ただの風かもしれない。
そしてこの風の前にadという前置詞がついている。
私のテキストでは「〜において」と訳してあるが意味不明。
「風において散歩する」?
しかも同じテキストの和訳では
「午後になってそよ風が吹く頃、園の中を歩く主(以下略)」
と書いてある。
「〜において」とは「〜の頃」という時間的な意味なのか?
ウチの辞書にはそんな意味は出てこない。
ウチの辞書のadの意味の中にwith the company ofがある。
以前から私は神=風と主張している。
まして嵐の神が登場すれば風が吹くのは当然だ。

「風の吹く頃」と訳している聖書は全部誤訳。
まして新共同訳みたいに勝手に「その日」と決めつけるのは論外。

最後はアダムの隠れた場所。ウルガタによると
in medio ligni paradisi
中央の木に隠れるのはいいとして、隠れた木が単数形だ。
一方創世記2章9節を見ると「命の木」と「善悪を知る木」の
2本が「中央の木」として出てくる。
まあ、1本か2本かというのは視点の問題なだけかもしれない。
しかし日本語で「命の木」と訳されているこの中央の木。
これはABSとKJVではtree of lifeと訳されている。

注:生命の樹が、今のセフィロトがどーたらの形に
なったのは中世。盲人イサク(1165?〜1235)以降の事。
ちなみに彼が生まれたのはおフランス。
カバラが今の形になる上で彼の影響は特に大きかったらしい。

ヤコブの梯子とか、エデンの園の生命の樹とか
旧約に色々あるからと言って、今日我々の考えるカバラが
旧約時代に既に存在したと考えるのは早漏。

一応ウルガタでも2章9節には生命の樹と善悪を知る樹の
2本が出てくる。
ちなみに2章9節にはその2本とも生やしたのは
カミサマ本人と書いてあるw
おいwww食べてダメなら、
そもそもお前が生やさなければ済んだ話じゃないか!

昔、私がまだ教会通いをしていた頃、ある牧師が
(注:私は複数の教会に通ったからこういう表現になる)
「カミサマが善悪を知る木から実を取って食べるなと
言ったのはなぜか?」と私に質問してきた。
私は「アダムとエヴァに我慢する事を教えたかったから?」
と返事した。
牧師は「そうですね」云々と言っていた。

今にして思えばこの牧師ひどすぎる。
まずキリスト教視点で見てもこの牧師の回答は間違い。
正しいキリスト教的な回答とは以下のようなものを言う。

「神の御心、御業は人間ごときに知りつくす事はできない。
そういうのは思い上がった心であり、
自らを神に等しいものと考えたサタンと全く同じ心理だ。」

まず善悪を知る木とは、ウルガタ2章9節の表現では
lignumque scientiae boni et mali  つまり、
scientiae = science =科学=悪魔=イルミ=反キリスト。
知性否定のキリスト教だからこそスキエンツィアを禁止した。
だから盲目的に、盲従する事を神は望んだ。
それがつまり「食べるな」という命令。
とは言え、聖書には「死んではいけないから」
という理由が添えてある。
人間は最初から死ぬように作ってあるという事だ。
「死んではいけないから」が禁止の理由になるならば
アダムも死ぬのは怖かったはずだ。
自称唯一絶対の神と楽園暮らしをしているのに
死ぬのが怖いというのも不思議な話だ。
もしアダムが罪を犯さずに、寿命で楽園内で死んでいたら
一体何が起きたのか?
「あの世」とやらにでも行くのか?
そこでヤハウェではないカミサマから最後の審判でも受けるのか?
死が不可避でしかも恐怖の対象だとするなら
楽園もパラダイスも必ず破綻するのが仕様だ。
そもそも食べたらダメな善悪を知る木を生やした犯人は
ヤハウェ本人だ。
食べてダメなら、そもそも生やさなければ済む話だ。
要するに破綻も破滅も神自身が仕込んだ自作自演にすぎない。
ましてそんなもので我慢する心を教えるだの
尊い自由意志を与えてどうとか一切関係ない。
まして奴隷でしかないお前から自由意志を説教される
筋合いなど無い。
本当に楽園だったとするなら一体何を我慢する?
我慢により何かしらの矯正が必要であるのなら
天地創造が不完全であったという事だ。不完全なものは破綻する。
ましてや火種を神自らが仕込んでいるのなら確実に破綻する。
だから、先程から私は破滅は自作自演と言っている。
こんなもので原罪をデッチ上げておきながら
「救ってやる」と上から目線の
自称救い主を送り込んでくるとか、
こいつらNHKの集金屋よりも悪質だ。
そもそも罪の赦しに血が必要な理由は何か?
ヤハウェに赦す気持ちさえ本当にあるのなら
ヤハウェの胸先三寸で済む話ではないのか。
もし、ヤハウェに赦す気が本当にあるのなら
全人類が神を信じて神の子となったらどうなるのか?
ハルマゲドンも最後の審判もウソ予言、聖書はウソの本
という事になるのではないか。
聖書は真実の書だというのなら、聖書に繰り返し書いてある通り
救われない運命の人間がいるという事だ。
そしてこの、救われない運命の人間を創りだしたのも
他ならぬヤハウェだ。だから私は自作自演と言っている。
こんな状態で「自由意志を与えたから云々」とか
寝言は寝てから言え。
こんなヤハウェに人を裁く資格などないし
お前のようなカス牧師に人を導く資格など無い。
その証拠にヤハウェはノアの大洪水で悪を滅ぼすと言いながら
見事に大失敗しているではないか。
お前は見事にサタンと同じ思考をしているではないか。”




あとがき

本書において描かれているのは、植民地支配や貨幣経済の浸透による深刻な変動を経験する以前のいわば伝統的な社会であり、
時代は大体二十世紀の初頭から三十年代にかけてである。
資料として用いたのは、主としてイギリスやフランスの社会人類学者の調査報告である。
彼らは研究対象として選んだ種族の社会に住み込み、その種族の言葉を習得し、
生活を共にしながら調査研究を行っている。

1965年1月
著者

本書の出版年とあとがきより、西洋文明の影響がまだ弱かった頃の神話だと判明。
本書のメモは終わり)



『アステカ・マヤの神話』

アステカ神話のサイトにおける
詳しい人の
読書案内
http://www.yarakashido.com/rswt/aztec/books.html

 神話に関する話題が中心ではないが参考になる本
 参照に当たっては特に注意を要する本
 ではないものを選択した。

上記読書案内より、

”『アステカ・マヤの神話』
 カール・タウベ 著/藤田美砂子 訳/丸善/1996

 アステカ・マヤの神話に関する研究史・概説がコンパクトにまとまっています。神話のエピソードは物語全体が書かれているのではなく一部の抜粋なので、全体を通して読みたいと思うと物足りないかも。”



前提として、以下の2つをお読みいただきたい。マヤとアステカとインカは違う。

超詳しいサイトであるIn Tlilli In Tlapalli
(「イン・トリリ・イン・トラパリ」「黒いインク、赤いインク」)より↓

基礎知識・用語解説
http://www.yarakashido.com/rswt/aztec/basic.html
”アステカ人  <広義>
後古典期後半のメキシコ盆地に居住した人々の総称
 <狭義>
「メシーカ人」と同義
 ※ 当サイトでは、特に断りがない場合は広義の用法
アステカ王国 15世紀前半に結ばれたテノチティトラン・テスココ・トラコパンの三都市同盟(エシュカン=トラトロヤン)を基盤として成長した政治勢力。
アステカ王 テノチティトランの王(ウェイトラトアニ・大首長)。
テノチティトランが三都市同盟の中心であったことから、テノチティトランの王=アステカ王国の王とする。
アステカ時代 考古学上の時代区分。1200~1400年をアステカ前期、1400~1521年をアステカ後期とする。
アステカ文化 アステカ時代のメキシコ中央部の文化の総称。
メシーカ人 北方から移住してきたチチメカと総称される民族集団のひとつ。13世紀ごろメキシコ中央部に到達。
アストラン(具体的にどこかは不明)を発祥の地としたため、当初はアステカと称していた。
テスココ湖上の島にテノチティトランとトラテロルコの2つの都市を築いた(1473年以降、トラテロルコはテノチティトランの従属都市となる)。”


おまけ2:マヤとアステカとインカの違い/地域・時代・内容
http://www5b.biglobe.ne.jp/~moonover/2goukan/ohter/maya/pre2.htm

インカ(ペルー、チリ、ボリビア)はマヤとアステカと違って南米なので本書では扱われない。
インカに文字はないし、主食はトウモロコシではなく豆やカボチャやイモだ。アンデス文明。

マヤ
(グアテマラ、ベリーズ、ホンジュラス。2~12世紀に繁栄。密林の都市。ジャングル内に遺跡)

アステカ
(メキシコ。13~16世紀に繁栄。比較的平地に遺跡)。

インカの繁栄時期も13世紀~16世紀だから、インカとアステカは同時期に繁栄し滅んだ。
とはいえ、メソアメリカ文明(マヤとアステカ)もインカ文明も子孫は全滅していないし、
現代も文化の一部が継承されているから、滅びてはいない文明といえる。
変質はしても滅亡はしていない。
上記でわかるけど、古代文明ではないよ。西暦の紀元前の文明ではない。
アステカの誕生は13世紀だからね。中世だね。
場所的に今のメキシコ人の一部はアステカ人の子孫だな。

スペインに滅ぼされたアステカ。
アステカの後継といえなくもないメキシコの事実上の公用語はスペイン語。
宗教はカトリックが八割。
勝てば官軍。


メモ開始。

平成8年3月30日発行の本。

メソアメリカの地図

       ユカタン
メキシコ湾  マヤ低地
メキシコ グアテマラ ホンジュラス
         エルサルバドル


p.1から
1521年、アステカ帝国の都テノチティトランが陥落すると、財宝の数々はそのごく一部とわずかな記録だけを残し、略奪されてしまう。

古代アステカおよびマヤ文明(現在ではこれらを総称して"メソアメリカ文明"と呼ぶのが一般化している)
の地理的な範囲は、メキシコ南部と東部から、グアテマラ、ベリーズ、エルサルバドルの全域、
ホンジュラス西部および南部、そしてコスタリカの太平洋側、ニコヤ半島にまたがる。
古代メソアメリカ人には共通した特徴がいくつかあった。なかでも有名なのは、
約五十二年で一周する260日暦と365日暦の二種類の暦、
絵文字、屏風状に折りたたんだ絵文書、石輪付きの球戯場であろう。

本書に登場する神々や象徴、神話のエピソードには、旧世界と驚くほど似ているものがあるが、
これらはみな独自に発展していったものであって、十六世紀より前に旧世界と新世界の間に交流があったという形式はどこにもない。新世界の他の先住民族と同様、メソアメリカの住民は氷河期の末期、シベリアとアラスカに挟まれたベーリング海峡を渡ってきた人々である。シャーマニズムの変形や月中のウサギの観念、方角と樹木を重んじる点などはまさに東アジアとの結びつきを示すもので、
紀元前1万年紀にこれらの人々がはじめて渡来してきたときに持ち込まれた可能性が高い。


p6から
本書では先スペイン期のマヤ神話に焦点を当てることにする。

原古典期のメキシコ中央部でとりわけ繁栄したのが、のちにアステカ族により「神々の座」と名づけられた地、
すなわちテオティワカンである。
アステカの神話によれば、太陽と月はこの地で創造されたという。
アステカ族はこの神話にちなんで、二つのピラミッドをそれぞれ「太陽」、「月」と名づけた。
大きいほうの「太陽のピラミッド」が建設されたのは西暦紀元の始まりのことといわれるが、
この巨大な建造物はちょうど天然の洞窟の真上に建てられている。
これはのちのメソアメリカ創世神話で、大地から人間が現われたという有名なエピソードと関係があるのかもしれない。
古典期全盛期のテオティワカンの都は、面積にして20平方キロ、人口はおそらく20万にものぼったと思われる。


トウモロコシを運ぶ雨の神トラロック。テオティワカン遺跡の壁画より。古典期。

しかし、後古典期前期(後900年~1250年)までにはテオティワカン、モンテ・アルバンをはじめ、
多数のマヤの都市が事実上、放棄されることとなる。
この時期に興ったメキシコ中央部のトゥーラの遺跡は、
有名なケツァルコアトル神と同名の人物、トピルツィン=ケツァルコアトルの支配していたトルテカの都、
すなわち伝説のトリャンとして知られる地である。
メキシコ中央部とユカタンのマヤのいずれの文献にも、
ケツァルコアトルによって都は東の赤い地に移されたという記述があることから、
その地がユカタン半島である可能性は高い。

マヤについていえば古典期が最も有名であるが、
アステカ帝国の時代は建国から滅亡までが後古典期後期(後1250年~1521年)に入ってしまうのである。
アステカ人(彼ら自身は"クルワ=メシーカ人"と称していた)は、メキシコ中央部では新参者であった。
彼らが湖に浮かぶ都、テノチティトラン(現メキシコシティー)を建設したのは、1345年頃のことだった。

アステカ族は支配を正当化する手段として、先住の諸民族の信仰の対象や図像を積極的に吸収した。
たとえば伝説のトルテカの都、トゥーラはとくに重視されていたらしく、アステカの神にはトゥーラや
さらにさかのぼってテオティワカン起源のものがある。

p10 図
アステカの都、テノチティトランの建設。メンドサ絵文書2葉表。植民地時代初期の制作。
中央に描かれている鷲は、ノパルサボテンと石(テノチティトランという地名の由来)の上にとまっている。
アステカの巡歴の物語によれば、鷲とサボテンは将来のアステカの都のしるしとして神託に現われたという。

石の上にサボテンがあって、そのサボテンの上に右向きのワシが乗っている


セ・シパクトリ、すなわち「1のワニ」の日。260日暦の第一日「1のワニ」は、メソアメリカ神話の起源と創世に深いかかわりがある。石箱(部分)。アステカ文化、後古典期後期。

ワニの地位が高いのか?)


p11から
260日暦と365日暦のほかにも、メソアメリカ南東部では、
マヤや周辺地域の人々が好んで用いた暦法があった。
長期計算暦と呼ばれるこの二十進法(二十を単位とする)は、神話上の出来事があった年とされる
紀元前3114年を起点として、そこからの経過日数をひたすら数えるというものである。

メソアメリカの概念では、暦は時間ばかりでなく、空間を定めることにも結びついていた。
260日暦の二十の日は、それぞれ一定の方角に結びついており、
東から北、西、最後に南と、左回りに割り当てられていった。
同じように、365日暦も毎年左回りに動いた。
フェイェルバリー=メイヤー絵文書の第一ページには、
木や鳥とともに260日暦の四つの方位が描かれている。
中央に描かれているのはメキシコ中央部の火と時の神、シウテクトリだが、
武装したシウテクトリの背後には四方に流れる血潮が描かれている。
四隅に描かれた鳥のそばから流れているこの血、
実はメキシコ中央部の主神の1つ、テスカトリポカのもげた腕、脚、胴体、そして首から吹き出しているのである。
ほかの文献からは同じエピソードが見つかっていないとはいえ、
少なくともこの場面からは、テスカトリポカの手足をシウテクトリが四方へ投げることで、
暦と方位が創造されたこと、すなわち時間と空間が表されたことがうかがえる。

p14の図
水を多く含んだ山、すなわちアルテペトル(アステカの言葉で町の意)を攻撃する金星の神、トラウィスカルパンテクトリ。

メソアメリカの暦の体系は、十三日からなる週、二十日からなる月、ヴェイグ・イヤーといった、
日常的な周期を記すためだけに使われたわけではない。
これらの暦は、神聖な力、そして多くの場合、危険な力の満ちてくる間隔を知るためのものでもあった。
古代メソアメリカの人々は熱心に天空を観察し、暦を使って日食や月食のほか、
金星の軌道や星の動きなど、天体に関するさまざまな予測を行なっていた。
彼らにとってこうした現象は、単なる宇宙の規則的な運行ではなく、神々の営み、すなわち
創世からはじまる神話の出来事の反復にほかならなかったからだ。
メキシコ中央部では、内合の後に明けの明星としてはじめて見える金星は、
テオティワカンで最初の夜明けに太陽と戦った「曙の主」、トラウィスカルパンテクトリであった。


内合のとき、【太陽】【金星】【地球】の並びなので、金星は影の部分を地球に向けている。
つまり、内合のときに金星を観測できない。
なので、内合=金星の死 → 最初の明けの明星=金星の復活 だと考えたのだろう。

非常にわかりやすい合などの解説が図つきでしてくれているサイト↓

惑星現象(視運動)
http://www.astronomy.orino.net/site/kataru/telescope/motion/planets_motion.html



また、暦のサイクル自体も神聖な時を表していた。
古典期マヤの石碑の大半は、長期計算暦の一定の周期の終了を祝ってつくられたものである。
後古典期マヤのユカタンでは、365日暦の最期の期間は最も不吉な時と考えられ、
植民地時代に書かれた『ツィトバルチェの歌』によれば、この期間は世界の滅亡と再生とを意味したという。
それゆえ、ユカタンの新年の儀式にみられる特徴は大部分、マヤの創世神話にも認められる。
一方、アステカでも五十二年周期が一巡するとき、夜を徹して儀式が行われた。
新しく起こした火が燃え続けなければ、暗闇をつかさどる恐ろしい星の魔神、ツィツィミトルたちに再び世界を征服されると考えられていたのである。


夜と昼という対比は、メソアメリカ特有の対の思想のなかでも、最も基本的なものといえる。
夜明けの到来によって創世神話の時代は終わり、
人間にとっての伝説上、歴史上の時代の幕開き(原文ママ)となったと、土着の文献は記している。
たとえばマヤのキチェ族の『ポポル・ヴフ』では、はじめて太陽が現れるや、
神々や恐ろしい獣は石に姿を変えられてしまう。

ジョジョの柱の男が日光で石になることを思い出したが、本書は1996年。
ジョジョ第2部が開始される5巻は1988年8月15日に第1刷発行だからぎりぎり昭和だな。
当時手に入ったアステカ神話の記述を読んだのかもしれない


アステカ神話にも、テオティワカンでの最初の夜明けに、トラウィスカルパンテクトリが石と冷気の神に変えられたという記述がある。アステカ神話では、テオティワカンの夜明けとともに神々が犠牲になるが、一説によれば、
その亡骸からは聖なる束(原文ママ)がつくられたという。
つまりアステカ、マヤいずれの記述においても、神々が石の像で表されたり、
聖なる束に巻かれていたことの起源や神々の出現が説明されているのである。

夢のなかでは、使いの精が危険な旅に出、先祖や神々をはじめ神秘的な存在と出会う。
霊の世界に入りやすいように、人々がキノコ、ペヨーテ、ヒルガオの種などの幻覚剤を好んで含んだのもまた夜だった。
そして夜空を見上げれば、星座の動きや惑星の運行のなかで、聖なる創世の物語が絶えず繰り広げられている。
日食がことのほか恐れられたのも、星や夜の生き物からの脅しだと考えられていたからだった。

p17から
双子はメソアメリカではさながら奇形のように、不吉で縁起の悪いものとして恐れられる傾向がある。
現に、犬の姿をしたメキシコ中央部のショロトルは、双子の神であると同時に奇形の神でもある。
ドミニコ会士だったバルトロメ・デ・ラス・カサスによれば、
アステカでは双子は両親の命取りになると考えられていたことから、
双子が生まれると一人はその場で殺されてしまったという。
しかし、双子の存在がことのほか恐れられたのは、親の幸福にかかわるためばかりではなかった。
彼等は、創世神話の時代の象徴でもあった。
アステカ、マヤを問わず、メソアメリカの諸部族の創世神話にひろく登場する双子は、
多くの場合、怪物を退治したり人間が生きるための環境や物をつくる文化英雄として描かれている。
しかし彼らは秩序をもたらす反面、実は争いや変化の象徴でもあったのである。

マヤのキチェ族の『ポポル・ヴフ』には、双子の英雄神、シュバランケとフンアフプが殺された父と叔父(この二人も双子である)の仇をうちに、地下界へ下りて行くエピソードが克明に描写されている。
メキシコ中央部では、文化英雄のケツァルコアトルが双子の片割れとされており、
彼の名の"コアトル"も、ナワトル語で「双子」と「蛇」の両方の意味をもつ。
ケツァルコアトルは、アステカの創世神話ではショロトルかテスカトリポカと対で描かれることが多く、
『ポポル・ヴフ』のフンアフプとシュバランケのように、はっきりそうと書かれているわけではないものの、
この場合も双子の英雄という概念はうかがえる。

メソアメリカ神話では、災いや身の破滅をまねく罪悪としてよく取りあげられるのが、驕りと強欲であり、
アステカ神話を例にとれば、最終的に太陽となるのは自惚れの強い金持ちのテクシステカトルではなく、
謙虚だが勇敢なナナワツィンであった。
『ポポル・ヴフ』に登場する怪鳥ヴクブ・カキシュも、高慢な性格が災いして双子の英雄に殺されている。
地位の高い人間には驕りと強欲がつきものであることから、記録に残っている神話の多くが王侯貴族の範を示しているわけである。

人間の生まれてきた意味。
『ポポル・ヴフ』によれば、神々が今の人間、すなわちトウモロコシの人間を創造したのは、
祈りと供犠という形で神々に栄養を与えさせるためだった。
テオティワカンでの神々の犠牲や、女神コヨルシャウキとその兄弟たちの殺害のエピソードも、
世界を存続させるためには人身供犠が必要であることを説いている。
古代メソアメリカの宗教が忌み嫌われるのは、まさにこうした一面があったからだが、
人身供犠という手段は、宇宙を滅亡から守るためには人間が自ら責任を果たさねばならないという、大前提から生まれたのである。

忌み嫌ったのはクリスチャンなんだろうなあ。キリスト教は教祖が生贄になったことに感謝する教えであり、
異教徒が実質的に生贄なので他教の生贄を叩いても説得力がないなあ)


p23から
アステカ神話の最も重要な資料といえば、先スペイン期ではなく、植民地時代初期に書かれた文献ということになる。
スペイン人征服者の多くが先住民を労働力や課税の対象としか見ていなかったなかで、
フランシスコ会、アウグスティノ会、ドミニコ会の修道会は、彼らのなかに新しいユートピア実現の可能性を見出していた。
アステカの人々がこれまでに築き上げてきたものを軽視するどころか、むしろ偉業を成し遂げる力の証とみなしたわけである。
こうして先住民は文明社会に適応できる理性ある人間として、教会から保護を受ける身となった。
十六世紀の宣教師たちが残した著書からは、彼らが複雑で洗練された先スペイン期の文明を称賛していたことが見てとれる。
しかし、土着の文化が全面的に認められたわけではもちろんなかった。
なかでも宗教は邪悪で野蛮なものとされ、改宗を成功させ新しいユートピアを建国するには有害だと考えられていたのである。

宣教師にとってのユートピアは、現地人にとっての地獄)

十六世紀のメキシコの修道会のうち、土着の習慣や観念を最も多く記録したのはフランシスコ会であった。
スペイン王室とエルナン・コルテスの寵遇を受けていたフランシスコ会は、
1524年、メキシコシティー最初の伝道区を創設した。
他の伝道会と同様、フランシスコ会も先住民を完全に改宗させようと考えたが、
そのためにはまず彼らの言語、習慣、観念を完全に理解することから始めなければならなかった。

p29から
マヤ地域に関していえば、神話について植民地時代に書かれた資料で重要なのは、
マヤ人自身の手によるものである。ヌエバ・エスパーニャにおける改宗の一助として、
宣教師たちはローマ字表記による土語の記録にあたっていた。
本書で扱う神々の名称や聖地の表記も、実はほとんどがこの植民地時代のものによっている。
また、エリート階級の先住民から選ばれた若者にアルファベットの体系が教えこまれ、
その若者たちが今度は教会の教義を教える先生役となった。
しかし、そのうちに彼らは自らローマ字による正字法(つづり字法)で自分たちの歴史を記すようになった。
こうして生まれたのが、グアテマラの高地で書かれ、マヤの宗教を記した書物のなかで最もすぐれているとされる、
キチェ族の『ポポル・ヴフ』である。複雑さといい、規模といい、十六世紀のメキシコ中央部のものではこの『ポポル・ヴフ』に匹敵する書物はない。原本はもう残っていないが、十六世紀後半、彼らが習い覚えたローマ字を使ってキチェ語で書いたものだったらしい。

p34から
植民地時代の写本を発見したなかで最も著名な人物といえば、
変わり者のフランス人、シャルル・エティアンヌ・ブラッスール・ド・ブールブール神父であろう。

1857年、カール・シェルツァーによって『ポポル・ヴフ』(原文ママ)最初のスペイン語訳が出版されるが、
この版も1861年、キチェ語にフランス語訳を付したブールブール版が発行されたことで影が薄くなってしまう。
すっかり定着している『ポポル・ヴフ』というタイトルも、実はこのフランス語版からつけられたものである。
また1863年、ブラッスール・ド・ブールブールは、幸運にもスペインでランダの『ユカタン事物記』を発見することができた。

稀覯本発見の功績については、それなりに評価されていたブールブールだったが、
ややもすると空想的になりがちだった彼の解釈は、当時の人々にものちの研究者たちにも、
とても受け入れられるものではなかった。
というのは、ブールブールが先スペイン期や植民地時代の文献のなかに、
アトランティスや地核変動に関する記述が隠されていると信じて疑わなかったからである。

彼がマドリード絵文書のトロアノの断章につけた注釈について、十九世紀の著名な言語学者、
ダニエル・ガリソン・ブリントンは次のように述べている。

 神父の見解に何1つ好意的な批評を加えられないのは心苦しいが……
 それにしても彼の説ははだはだ見当違いで、口にするのもはばかられる。


名前だけは忘れないインパクトがあるな(笑)と思っていたら
アトランティス信者(笑)
スピ系とメソアメリカ神話を結び付けた元凶の1人が19世紀のフランスのブールブール神父。
異教のものを研究するのは侵略のためでもあるが、優れた技術などがあるか探して見つけたら奪うためでもある)


ブールブールの解釈が時の試練に耐えられなかったとはいえ、人々の注目を古代メソアメリカに関する主要な文献にむけさせ、
これらを出版した彼の実績はやはり称賛に価する。
十九世紀になって古代メソアメリカ宗教の研究がめざましい発展を遂げたのは、絵文書が相次いで刊行されたためでもあった。


20世紀の前半、マヤ考古学の発展に多大な貢献を行ったのが、ワシントンのカーネギー財団だった。
財団の後援により、マヤ地域の遺跡で相次いで大掛かりな調査が行われた。
J・エリック・S・トンプソンも、そうしたカーネギー財団の援助を受けた有数な考古学者の一人で、
マヤの文字と宗教における今世紀の第一人者の一人であった。

(金持ち財団はスポンサーになって情報統制するんだよな。
考古学のスポンサーは宗教系組織や宗教思想が動機なのが多いのだろう


p50から
アステカ人にとって、創造とは二者の対立や衝突の結果として起こる現象であった。
たとえば二人の人間の対話のように、相対する者どうしが互いに影響しあい、
やりとりをすることが、創造に結びつくと考えられていた。
そうした互いに依存しあう対の思想をよく表しているのが、創造神であるオメテオトル、
すなわち「二元性の神」だ。この神は十三層からなる天上界の最上層である「二元性の場所」、オメヨカンに住んでいたが、
男女二つの性を兼ね備えていたことから、トナカテクトリ(「われらの肉の神」)、トナカシワトル(「われらの肉の女神」)とも呼ばれた。
万物をつかさどるのはオメテオトルにほかならないが、創造は子供たちの手にゆだねられる。

創造神が両性具有)

オメテオトルはあごのたるんだ老人として描かれることが多いが、
これはこの神が人間の起源であることを示すためでもあるのだろう。
ただ、老いが衰えを意味しているかというと、けっしてそうではない。
アステカをはじめメソアメリカでは、人は加齢とともに強い生命力をもつようになると考えられてきたからである。

(アフリカ神話の
次第にやせおとろえ、かわいていく肉体は、長老たちの生命力の衰えを示すものではない。
彼らは次第に純化され、強烈になり、死者たちの位階へと昇りつつあるのである。
彼らの生命力が衰えているなどとは、とんでもない。
長老たちの呪詛の恐るべき力の前では、勇猛果敢な戦士といえども防ぐすべを知らない。
と同じ。
老いる=生命力が衰えるは現代的発想


「羽毛の蛇」、ケツァルコアトル像。
体を覆う羽毛が背中まで流れている(写真右)。
太陽光線の環のなかから顔を出している(写真左)ことから、アステカの創世神話で
二番目の太陽となった「風の太陽」、ナウィ・エエカトルとしてのケツァルコアトルを表している可能性がある。
後古典期後期(ロンドン、人類博物館蔵)

ぐるぐるが顔の周りにある。ぐるぐるが太陽光線なのね。
ロンドンにあるのね。現地に返せと言いたくなるが、現地の人がちゃんと保存してくれることが大前提なのに注意)

アステカの創世神話において中心的役割を演じるのは、
オメテオトルの子であるケツァルコアトルとテスカトリポカの二神である。
彼等はときに敵、ときには味方となって天地を創造する。
羽毛のある蛇を意味するケツァルコアトルは、水の神であると同時に豊穣の神でもあり、
広義には生命そのものと結びついた神である。
ケツァルコアトルにはエエカトルという分身があり、風の神として生き物の息吹や雨雲をもたらす風のなかに現われたという。
ケツァルコアトルが均衡と調和、そして生命に結びつく慈悲深い文化英雄として描かれているのに対し、
テスカトリポカは争いと変化を表す神だった。
事実、アステカの人々はこの恐ろしい神を、「魔王」とか「われらの隷属する男」などと形容していた。
テスカトリポカとは「煙る鏡」を意味し、典型的なテスカトリポカ像では、黒曜石に鏡が後頭部と片足に使われている。
「煙る」というのは、黒曜石の特徴を述べたものと考えられるが、同時にまた、
雲霧のなかで千変万化する、この神の神秘的な性格を物語っているようにも思われる。

作物の豊かな実りをつかさどる神のなかで最も印象的な神の1つ、
シペ・トテックは春と植物再生の神格であり、金細工師の守護神でもあった。
この神は、人間からはぎ取った生皮の仮面と着物で有名である。
アステカには二十日をもって一か月とする暦があったが、
そのうちのトラカシペワリストリという月には、人間から生皮をはぎ取り、
神官たちがこれを身にまとってシペ・トテックの化身となる儀式が行われていたという。
一体何のためにそんなことが行なわれていたのか、はっきりしたことはわかっていないが、
一説には生皮が春の到来と地上の植物の成長を表わしていたともいわれている。

火の神で忘れてならないのが、「トルコ石の神」、シウテクトリである。
この神は時間をつかさどる神であると同時に、支配者の守護神でもあった。

死をつかさどる主神は、暗黒の世界ミクトランの神であるミクトランテクトリである。
ミクトランテクトリはその妻、ミクトランシワトルとともに、ひだのついた円錐型の被りものや
紙製の衣をまとった骸骨として描かれる。

天界をつかさどる神々のなかで最も恐ろしい神といえば、
明けの明星としての金星の化身、トラウィスカルパンテクトリ(「曙の主」)である。
古代メソアメリカの人々は金星の光で怪我をすると信じていたために、
金星が明けの明星として最初に現われるのをひどく恐れたという。
この金星のおおよそ104年間の運行を予測した複雑な天体図が、
ボルジア・グループの複数の絵文書に描かれていた。
どの場面にも、槍投げ器で燃えるような光線を投げつけるトラウィスカルパンテクトリが描かれている。
ミシュコアトル、すなわち「雲の蛇」も星と関連のある神で、
その姿は生贄にされる捕虜を思わせる。赤と白の縞模様で描かれることが多い。
天の川の神であるミシュコアトルは、死んで星になった戦士たちの魂の化身だと言われる。

人は死ぬと星になる思想)

天界の神でとりわけ有名なのは太陽神、トナティウである。
この神を表わしたもので最初に見つかったのは後古典期前期のトルテカの美術品だが、
トナティウは通常、太陽光線を表わす円盤を背に、武装した戦士の姿で描かれている。
トナティウはアステカの戦争崇拝(その目的は主として太陽に心臓をささげるために捕虜を確保することだった)の、
いわば中核をなす存在ではあったが、戦いと結びついたアステカ唯一の太陽神だったわけではなかった。

p55から
天地創造
アステカ人によれば、今の世は五番目に創造されたもので、
それ以前にも四つの時代、すなわち「太陽」があった。
それぞれの太陽には260日暦の名がつけられ、時代が変わるごとに太陽となる神格もその世界に住む人間も変わったという。

最初の時代、「土の太陽」の統治者には黒いテスカトリポカがなり、
巨人が住まわされた。テスカトリポカはケツァルコアトルの戈(ほこ)でひと突きに海のなかへ突き倒され、
再び姿を現したときにはジャガー、すなわち今の大熊座に変身していた。
そして獰猛なジャガーの群れが巨人たちをおそい、全滅させてしまったのだった。

次の世、すなわち「風の太陽」の統治者にはケツァルコアトルがなった。
しかし、ケツァルコアトルはテスカトリポカに蹴倒され、ケツァルコアトルと人々は大風に吹き飛ばされてしまう。
このとき生き残ったのが、森の木々で戯れている猿である。
『太陽の伝説』では、以下のようにある。
この太陽を四の風という。
人々は風にさらわれてしまった。そして猿になった。

破壊される「太陽の風」と猿に変えられる人間。画面上のケツァルコアトルは、太陽光線のしるしをめぐらした
風の太陽として描かれている。
(この絵の猿が人間っぽい。
猿に変えられるって怖すぎる。
猿は人間に似ていると考えられていたのだろう


三番目につくられた世界、すなわち「雨の太陽」を支配したのは、雨の神トラロックだった。
この世界もしかし、ケツァルコアトルの降らせる火の雨によって滅びることになる。
メキシコ中央部は火山の噴火が起こりやすい地質であることから、火の雨とはおそらく火山灰のことだろうと思われる。
火の雨に打たれた後、人々は七面鳥に変えられてしまう。

今度は鳥か。おそらく食用なので猿に変えられるより恐ろしいな。


「水の太陽」、すなわち四番目の太陽となるのは、トラロックの妻で、
川とよどんだ水をつかさどる「翡翠のスカートの女」、チャルチウトリクェであった。
この世界は大洪水で滅ぼされ、人々は魚に変えられる。そして洪水のあまりの凄まじさに山々も押し流され、
天空が崩れ落ちてきたという。

今度は魚。人間がいろいろな生物に変えられすぎ。
天空が建物の天井みたいなもので崩れ落ちることがあるという発想は世界中にあるのか?
地球外という概念すらないもんな


ところで『太陽の伝説』には、テスカトリポカが庇護していたという、タタとその妻ネネの物語が収められている。
ノアの箱船のように、二人は木のウロに隠れて洪水がひくのを待つのである。
テスカトリポカからトウモロコシをめいめい一本だけ食べるように言われた二人は、
その実を少しずつかじりながら、徐々に水の引いていく様子を見守っていた。
ようやくウロから出られるようになると、二人は一匹の魚を見つけた。
それは洪水の犠牲となって、魚に変えられてしまったかつての人間だった。
彼らは目の前に食糧があるのを見るとどうにも我慢ができなくなり、とうとう火鑽(き)りで火を起こして魚を焼いた。
すると、星の神シトラリニクェとシトラトナクが煙に気付いて、こう叫んだ。
「神々よ、いったい誰が火を起こしているのだ。天を煙らせたのは誰なのだ」。
そこでテスカトリポカはすぐさま地上に舞い降りてくると、怒りに声を震わせて言った。
「何ということをしてくれたのだ、タタ。お前たちはいったい何ということをしてくれたのだ!」
テスカトリポカはやにわに二人の首をはね、その首を尻の方につけてしまった。
こうして犬がつくられたのである。

(ネネちゃんとタタ君が、人間が変身させられた魚を食べた!
カニバリズムかな? 魚なのでいいのか?
わざわざ元人間と書いてあるから食人儀式の描写なのだろう。火も使っているのは生贄=魚人間を焼く儀式でもあるな。
テスカトリポカが二人を犬にしたのは、トウモロコシ以外を食べたからか? 火を使った罰か? それとも元人間を食べた罰か? 以上の複数の理由か?


p60から
四つの太陽を破壊したテスカトリポカとケツァルコアトルだったが、
その彼らが今度は敵ではなく、味方となって天地を再生する。
『絵によるメキシコ人の歴史』では、
天を支えるためにテスカトリポカとケツァルコアトルが二本の樹に変身した。
テスカトリポカの樹には輝く鏡が、ケツァルコアトルの樹にはエメラルド色のケツァル鳥の羽がしるしとしてつけられた。
二人の功績をたたえ、トナカテクトリは彼らを天と星の主にした。
天の川は、二人が星空を渡るための道なのだという。

また別の創世神話は、ケツァルコアトルとテスカトリポカが大地の怪物、トラルテクトリの手足をもぎとり、
大地をつくり変えたと伝えている。トラルテクトリという名は「大地の主」を意味するが、
この怪物は言ってみれば両性具有で、女性として描かれることが多い。
トラルテクトリは別の大地の怪物と合体することもあった。
その怪物とは、棘だらけの背中が実は世界の山々をなしていたという、巨大なワニである。
トラルテクトリの神話はメソアメリカ各地に伝わっており、
その変形はユカタンのマヤにもみられた。
アステカの『メキシコの歴史』という文献には次のような記述がある。
ケツァルコアトルとテスカトリポカが空から舞い降りてくると、ちょうど海を渡ってくるトラルテクトリの姿が見えた。
怪物はよほど腹を空かしているのか、大きな口から牙をむいているばかりか、
肘や膝など体中いたるところが口と化し、しきりに歯ぎしりしていた。
ケツァルコアトルもテスカトリポカもあのような野蛮な獣がいては、天地創造を終えることはできないと考えた。
そこで二柱の神は、大地を創造するために、二頭の大蛇に変身した。
そして一頭がトラルテクトリの左手と右足を抑え、もう一頭がその右手と左足を抑えつけると、
両側からひっぱって怪物を真二つに裂いてしまった。
やがてトラルテクトリの上半身は大地となり、
空中に投げだされた下半身からは天が創造された。
だが、トラルテクトリの惨殺は、他の神々の怒りを買うことになる。
体を裂かれた大地を慰めようと、神々は人間が生きるために必要なあらゆる植物を、
トラルテクトリの体から生やすことにした。

今でも夜になると、この大地の女神が人間の血と心臓を求め、悲痛な叫び声をあげているのが聞こえるそうである。
結局のところ、トラルテクトリをなだめ、人間が生きるために必要な作物の実りをもたらすためには、
生贄にした人間の血肉を十分に与えるしかないのだという。


レプティリアン教は蛇の創造神がいる神話にも憑依して破壊する。スピ系はレプティリアン教。)

p62から 人間の起源
神々は話し合った結果、洪水で魚に変えられてしまった人々、すなわち最後の世の人間の骨を取り返すために、
風の神ケツァルコアトルを地下界へ行かせることにした。
地下界はミクトランとして知られる危険な場所で、「ミクトランの主」、すなわち頭髑髏の顔をもつ狡猾な神、
ミクトランテクトリの統治する国だった。
ケツァルコアトルは地下界へ入ると、先祖の骨をもらいたいとミクトランテクトリとその妻に願い出る。

ほら貝を吹き鳴らしながら、地下界を四周しなければ、骨はやれないと言う。
ケツァルコアトルに渡されたのは穴のあいていない、ただの貝殻だった。
そこでケツァルコアトルは相手の裏をかき、虫に穴をあけさせてから貝のなかへ蜂を入れ、
音を鳴らしたのだった。
(風と生命の威力の象徴として、ケツァルコアトルは貝を割った「風の宝石」を胸につけた姿で描かれることが多い。)
貝が鳴ったのを聞くと、ミクトランテクトリは骨をやることを承知するが、
またすぐに気を変えてしまう。
だがケツァルコアトルは裏をかき、骨をもって逃げ出した。
ミクトランテクトリは深い穴を手下たちに掘るように言いつける。
走っていたケツァルコアトルの前へとつぜん一羽のウズラが飛び出し、
ケツァルコアトルは足をすべらせて落とし穴にはまってしまう。
ケツァルコアトルは死に、貴重な骨はあたりに散らばった。
それをウズラがつつき、かみ砕いてしまった。
やがてケツァルコアトルは生き返り、散らばった骨を拾い集めたが、骨はどれも折れてしまっていた。
今の人間の体格がばらばらなのは、このためだという。
ケツァルコアトルは地下界を脱出し、貴重なその荷をすべてが始まった地とされる〈タモアンチャン〉へ運んだ。
タモアンチャンでは「蛇の女」、シワコアトルが骨を挽いて粉にし、特別な容器に入れた。
神々は壺のまわりに集まり、粉にされた骨の上から自らの血を滴らせた。
こうして、魚にされた人間の骨と神々の改悛の血とが混ざりあって、今の人間が誕生したのである。

人間には神の血が混じっている)

p.68から
プルケの起源

女性の魔神ツィツィミトル。
(股から蛇が生えているように見える
頭と、耳あたりや、首につけているように見えるものはおそらく手。
生贄の手かなあ)

リュウゼツランから蜜をとりだして発酵させた醸造酒プルケ。
儀式に用いたり捧げものにしたりと、アステカの祭事には欠かせない飲み物であった。
当時のアステカ社会では、とくに貴族の場合、公の場での酩酊はきびしく咎められたというが、
プルケは宴会や祭りの席などでよくふるまわれていたようだ。
そのプルケにまつわる神話が、主要な文献の1つ、『メキシコの歴史』に収められている。
ツィツィミメ(単数形ではツィツィミトル)という神に関する記述がある。


股から蛇が出ていて、装飾に手がたくさんついているのが複数いる恐怖

この神は世界を滅ぼすと言っては人々を脅し続ける、恐ろしい暗闇の魔神だった。
女性として描かれることが多いこの夜の魔神は、朝夕、太陽と戦いを繰り広げる星なのだという。

神々も、人間が歌ったり踊ったりできるようななにかが必要だと考えていた。
飲み物で酔わせれば、人間の生活にも楽しみというものができるのではないか。
そう考えたケツァルコアトルの脳裏に浮かんだのが、恐ろしい祖母、ツィツィミトルとともに天界に住む若い竜舌蘭の女神、マヤウェルのことだった。そこでケツァルコアトルはさっそく眠っている乙女、マヤウェルを見つけだすと、彼女をゆり起こし、
いっしょに地上に降りてほしいと頼む。そうして、二人は下界で一本の大きな樹を見つけ、
一方の枝にはケツァルコアトルが、もう一方の枝にはマヤウェルが折り重なった。
一方、孫娘がいなくなったことに気づいたツィツィミトルは烈火のごとく怒り、
仲間の魔神を呼び集めてマヤウェルの行方を探しはじめた。
怒り狂ったツィツィミトルたち、すなわちツィツィミメが、ケツァルコアトルとマヤウェルの隠れていた樹をめがけて突進すると、
樹は真っ二つに裂け、二本の枝はすさまじい音とともに地面に倒された。
そして二本の枝のうちどちらが孫娘かわかると、ツィツィミトルは無残にもそれをばらばらに砕き、
仲間たちに配って食べてしまった。
けれどもケツァルコアトルの枝には目もくれず、ツィツィミメはそのまま天界に帰ってしまった。
再びもとの姿に戻ったケツァルコアトルは、悲嘆にくれながらマヤウェルの残った骨を拾い集め、土のなかに埋めた。
この簡素な墓から、プルケの原料となる最初の竜舌蘭の芽が出ることになったのである。

神話では人も神々も当たり前のように変身するなあ)

p70から
第五の太陽の創造を古代アステカの人々は、
メキシコシティーから北東へ40キロほど行ったところにある古代都市、テオティワカンで実際に起こったことと考え、
この地こそ時の始まった場所であると信じていたという。

暗闇のなかで世を照らす次の太陽には誰がなるべきかを相談した。
誰か引き受けてくれる者はいないのか。
するとテクシステカトルという傲慢な神が進みでたが、ほかの神々はもう一人の候補として、
病を患っている謙虚な神、ナナワツィン(トウモロコシを手に入れるために岩を割った神である)を選んだ。

供物を燃やす薪が準備され、テクシステカトルとナナワツィンが断食と苦行を行なう丘がつくられた。
この二つの丘が、今の太陽と月のピラミッドなのである。

テクシステカトルは燃え盛る炎を前にすると、とたんに足がすくんでしまった。
ナナワツィンはあっという間に走っていって火のなかへ飛び込んでしまった。
テクシステカトルはついに腹を決め、自らも炎に身を投げて焼き(原文ママ)死んだ。
その後を追うように、鷲とジャガーも火に飛び込んだ。鷲の羽は焼け焦げ、ジャガーの生皮には黒い斑点ができた。
これゆえ、ワシとジャガーはアステカ戦士の勲章となった。

東の方角を見つめていると、ナナワツィンが姿を現した。
ナナワツィンは太陽神、トナティウとなって蘇り、四方へ太陽光線を放ったのである。
その直後、テクシステカトルも東の空に昇り、トナティウと同じように輝きはじめた。
二人の輝き方があまりに似ているので、神々もこれでは世界が明るくなりすぎるのではないかと思った。
そこで一柱の神が走りでて、テクシステカトルの顔にウサギを一匹、投げつけた。
すると傷ついた月の輝きは太陽よりも弱まり、満月にはウサギの姿が見えるようになった。

かくして太陽と月は現われたが、どちらも空中にとどまったまま、いっこうに動こうとしなかった。
しかも、トナティウはほかの神々が自分に忠誠を誓い、血を捧げるまでは断じて動かないと言うのだった。
これを聞いた「暁の主」、トラウィスカルパンテクトリはすっかり腹を立て、太陽にむかって矢を射た。
が、ねらいは外れ、今度は太陽が明けの明星めがけて自分の矢を放った。
矢はトラウィスカルパンテクトリの頭に命中し、その瞬間、曙の主は石と冷気の神、イツトラコリウキに変えられてしまった。
明け方が寒いのはそのせいである。
神々はしばらく話し合ったのち、太陽を動かすには自分たちが犠牲になるしかないのだという結論に達した。
そこでケツァルコアトルが神々の心臓を1つ1つ、供犠用のナイフで丁寧に取りだしていった。
このとき神々のまとっていた衣装や装飾品は聖なる束につつまれ、人々に祀られるようになった。
こうしてテオティワカンで神々が殺されたことから、「動きの太陽」、ナウィ・オルリンが誕生した。
この五番目の太陽が運行し続けるためには、神々が自己犠牲を強いられたように、人間も心臓と血を太陽に与えなければならないのだという。

ひたいに矢の刺さったイツトラコリウキ。明けの明星、「曙の主」は太陽の放った矢が突き刺さり、石と冷気の神と化す。


メソアメリカ神話は太陽崇拝、太陽が月より優位。生贄が必須だという思想



人魚に自分の血をかけるトラロック。初期の人間創造の場面とも考えられる。

魚の口から人間の顔が出ているように見える。魚の頭のかぶりものみたいだ。
単なる魚と、人間が魚に変えられたものを区別するためかも


p.77から
古典期後期版の創造神話では、トラトックが自分の性器から血を流し、死んだ人魚、すなわち洪水で魚に変えられてしまった人間の上に注ぐというエピソードになっている。

アステカ固有の創造神話、すなわち急速に勢力を拡大していったアステカ帝国を象徴する国家的神話もあった。
「左の蜂鳥」、すなわちアステカの軍神、ウィツィロポチトリの起源がそれである。
彼にまつわる神話も含め、ウィツィロポチトリは純粋にアステカの生んだ神といってよいだろう。
テスカトリポカや星の神ミシュコアトル、
火の神シウテクトリの属性をもつウィツィロポチトリは太陽神であり、その表象もトナティウとかなりの部分、重複している。
だがアステカ族にとって最も重要な神とはいいながら、ウィツィロポチトリがメキシコ盆地以外の地域で尊崇されることはなかったようだ。

ウィツィロポチトリの起源については、植民地時代の資料では十指に余る説があるが、
誕生の地は古代都市のトゥーラに近い、コアテペック(「蛇の山」の意)だとするものが多い。

ウィツィロポチトリの母の名はコアトリクェ、すなわち「蛇のスカートの女」といい、
文字通り絡み合った蛇のスカートをはいている。
また同じ母から生まれたコヨルシャウキという姉は、チャンティコという一般にあまり知られていない、
メキシコ中央部の火の神が一部形を変えたものとされている。
コヨルシャウキとは「鈴をつけた者」を意味する。
その名の通り、コヨルシャウキ像の両頬には金属製の鈴が施されていることが多い。
このコヨルシャウキには大勢の兄弟がいた。
センツォン・ウィツナワ、すなわち四百人(つまり大勢)の南部人と呼ばれる彼らは、
アステカでは四百柱のプルケの神と関係があると考えられていた。
コアテペックでのウィツィロポチトリ誕生の経緯は、再現すると、次のようになる。

つつましく信心深いコアトリクェという寡婦(やもめ)が、お参りにきたコアテペック山で掃除をしていると、
羽毛でできた珠が落ちてきた。その球があまりに見事だったので、コアトリクェはそれを懐におさめた。
ところが、後で取り出そうとすると、珠はこつぜんと消えているのだった。
このとき彼女は知る由もなかったが、実はこの羽毛の珠によって、
コアトリクェはウィツィロポチトリを身籠ったのである。
やがてコアトリクェの腹は少しずつ膨らみはじめ、とうとう息子たちのセンツォン・ウィツナワにも懐妊したことが知れてしまう。
面目をつぶされた息子たちは激怒し、父親が誰なのかと訪問した。
姉のコヨルシャウキは、こうなったら母を殺すしかないと言う。
(処女懐胎。
処女じゃないだろうから、無性行為懐胎)

姉のコヨルシャウキが言った。
「母上はわたしたちの顔に泥を塗ったのだからね。いつのまに身ごもっているようなふしだらな母親を生かしておくわけにはいかないよ。」

コアトリクェの腹の中から声がして、すべて心得ているから安心するように、と慰めるのだった。
コヨルシャウキは武装した四百人の兄弟たちを率いて、コアテペックへやってきた。
彼らがとうとう頂までたどり着いたとき、コアトリクェから完全武装したウィツィロポチトリが生まれたのだった。
ウィツィロポチトリはシウコアトル、すなわち「トルコ石の蛇」と呼ばれる火の玉を振りまわし、コヨルシャウキを八つ裂きにしてしまった。ばらばらになった彼女の手足は、コアテペックのふもとへ転がり落ちていく。

ウィツィロポチトリはコヨルシャウキを刺すと、あっと言う間にその首をはねてしまった。
首はコアテペトル(コアテペック)のきわへ落ち、胴体は転がり落ちていった。
両腕も、両脚も、胴体も、微塵に砕けながら落ちていき、あちこちに散らばってしまった。

コヨルシャウキが死ぬと、ウィツィロポチトリはセンツォン・ウィツナワを追ってコアテペックを駆けめぐった。
そして南へ逃げ延びた数人を除いて、彼らの大半は殺されたのだった。


石像であろうものの写真
「蛇のスカートの女」、コアトリクェ。ウィツィロポチトリの母にあたる。
切り落とされた腕と首から伸びている蛇は血を表わし、コアトリクェが殺されたことをうかがわせる。

(ウィツナワが正しいのだが、「ナウ」と間違えていた。
「ワ」と「ウ」は見間違えることがあるので注意だな


マヤの神話


メキシコ中央部の神、ケツァルコアトル(羽毛の蛇)と同じ神は
ユカタンではククルカン、
マヤ高地のキチェとカクチケルではグクマッツと呼ばれていた。

後古典期のマヤで頻繁に行われていた、舌や性器など体の一部に穴をあけて血液を流すという自己犠牲の儀式も、
現在では古典期マヤのテキストや石碑に現われる。

古代マヤで最も重要な神格といえば、造物主である痩せた老神、イツァムナである。
メキシコ中央部のトナカテクトリにも似たこの神。
その妻と思われるのは、イシュ・チェルというお産と医術の老婆神である。
メキシコ中央部のトラロックに相当する雨と稲妻の神チャクは、メソアメリカで最もながく崇められてきた神の1つである。
古代のチャクは、稲妻の象徴である蛇や斧をふりまわす姿で描かれている。

樹の前に座る老いた創造神、イツァムナ。樹幹はワニで表されている。

網で魚をとるチャク。

植民地時代初期に書かれた『ポポル・ヴフ』によれば、人間がつくられたのは祈りや供犠という形で、
神々に栄養を与えさせるためだという。もっとも、『ポポル・ヴフ』ではこの栄養の概念をまったく字義どおりに扱っており、
ある創造の場面でも、物差しで四角いトウモロコシ畑がつくられていく様子ともとれる描写がなされている。

この宇宙の畑でとれたトウモロコシの人間こそ、最終的に神々に栄養を与えることになるのである。

世界が四角いトウモロコシ畑だという思想は、植民地時代のユカタンにも見られた。

木の人間が創造された。男は木でできていたが、女はイグサでできていた。
本物の人間のように、物を見ることもできれば、話をしたり子を産んだりすることもできた。
けれども感情というものをもたず、冷血で無表情な生き物であった。
魂をもたず、思慮も備わっていなかったから、創造主を畏れることも、崇めることもしなかった。
そんな人間は辱めて滅ぼしてしまわなければならない。
神々は大洪水を呼び起こす。
樹脂の雨が降ってきたかと思うと、鬼神が現われて木の人間から目玉をえぐりだし、その体を八つ裂きにしてしまった。
彼らの日ごろ使っていた道具や動物までが、彼らに襲いかかってきた。

木の人間は逃げるがついに殺されてしまう。
木の人間の子孫が森に住む猿で、大昔に神々の犯した失敗のしるし(そしておそらくは戒め)なのである。

本物の人間がつくられるのは、この後、双子の英雄が魔神たちを倒し、人間の肉となる物質を手に入れてからなのである。

双子の英雄とシバルバ攻略

『ポポル・ヴフ』で次に重要となるのは、二組の双子の活躍を描いた部分である。
父の代、すなわち予言者シュピヤコックとシュムカネから生まれた双子は、
その名をそれぞれ暦にちなんでフン・フンアフプ(「一のフンアフプ」の意)、
ヴクブ・フンアフプ(「七のフンアフプ」の意)という。
フン・フンアフプによって身ごもった女、シュキックから生まれるのがもう一組の双子、
シュバランケとフンアフプで、怪鳥ヴクブ・カキシュを倒して英雄となる。
だが彼らにとって最大の勝利は、恐るべき地下界、シバルバで死神や魔神を退治したことであろう。

無類のゲーム好きだったフン・フンアフプとヴクブ・フンアフプは、
息子たちを相手にさいころ遊びをしたり、石造りの球戯場でボール遊びをすることを何よりの楽しみにしていた。
ところがこの球戯場は、地上にあるとはいえ、実は冥界シバルバへ通じる道でもあった。
頭上からひっきりなしに聞こえてくる騒音に耐えかねたシバルバの王、フン・カメとヴクブ・カメ(それぞれ「一の死」、「七の死」)は、シバルバ中から死神や疫病神を呼びあつめ、双子の息の根をとめてやろうと話し合った。
そこでフクロウ四羽を使いに立て、シバルバで球戯をしようと二人を誘った。
これを聞いた母のシュムカネは引き留めようとするが、二人は聞き入れず、とうとうフクロウについて地下界へと降りて行った。

シバルバの主に陥れられた二人は生贄にされ、地下界の球戯場に埋められてしまう。
その際、死神たちは勝利のしるしとしてフン・フンアフプの首を切り、木につるした。
すると、それまで一度も実のならなかったその木に、たちまちヒョウタンがたわわに実り、
フン・フンアフプの首は丸い実にまぎれて、すっかり見えなくなってしまった。
この不思議な木の話を聞いて、シュキックという一人の若い娘が木を見にやってきた。
娘がどの実をとろうかとつぶやくと、フン・フンアフプの首がそれを聞きつけて、
この実はどれも髑髏でできているのだと教えてやった。
それでも実がほしいと言う娘の手に、フン・フンアフプは唾を吐きかけ、それによって娘を身籠らせた。

処女懐胎。処女だろう。
植民地時代初期に書かれた『ポポル・ヴフ』だからマリアの処女懐胎の影響があるのか気になる



娘の妊娠を知った父親は、赤ん坊は誰の子なのかと詰問した。
シュキックはこれを強く否定し、自分はまだ男の人を知らないのだと主張するが、
父はいっこうに信じようとせず、とうとう娘を殺す決意までする。
シュキックは生贄にされることになり、フクロウの使者たちに連れ去られるが、
途中でなんとか彼らを説き伏せる。
そしてフクロウは娘の心臓のかわりに木の血液、すなわち樹脂の塊をもってシバルバへ戻ったのだった。
死神たちはその香りのとりこになってしまった。
その隙にシュキックが地上に出る。

「七のオウム」を意味するヴクブ・カキシュは非常に自惚れの強い鳥で、自分こそが万物の主であり、
太陽であり月であると触れまわっていた。
フンアフプとシュバランケは吹き矢を持って怪物を待った。
ヴクブ・カキシュが姿を現すとフンアフプはその顔へ矢を放った。
傷ついた怪鳥は怒り狂い、フンアフプの片腕をもぎとって、この戦利品とともに飛び去ってしまった。
そこで二人はある老夫婦を医者に仕立て、眼と歯を患っているヴクブ・カキシュのもとへ送り込んだ。
老夫婦はこの鳥に歯も眼もすっかり取り出して、代わりのものを詰めておかなければならないと告げた。
鳥の歯を抜いたあと、代わりにトウモロコシの粒を詰めておいたのだった。
歯と眼をとられると、鳥はかつての栄光も権力も失い、あっけなく死に至る。
フンアフプの腕も老夫婦がうまく継ぎ合わせてくれたのですっかり元通りになった。

あれ、とどめを刺したの老夫婦では?


この双子もかつての父と叔父のように、球戯場で遊ぶことを覚えた。
シバルバの主たちは彼らを招く。

フンアフプは自分の脛からぬきとった毛で蚊を一匹こしらえ、地下界の偵察に行って主たちを刺してくるように命じた。

彼等は刺されるたびにお互いの名を呼び合うので、双子は地下界の主たちの名を片っ端から覚えてしまった。

一人一人の名を呼びかけながら、死神どもに挨拶してみせた。

人食いコウモリのカマソッツがフンアフプの首をはねてしまった。フンアフプの首は球戯場へ持っていかれ、
死神や鬼神たちは、これで勝負はついたとばかり、小躍りして喜んだ。
残されたシュバランケのもとに、ハナグマ(アライグマに似た動物)が大きなカボチャを持ってきたので、
シュバランケはこれをフンアフプの胴体の上に据え付けてみた。
カボチャはたちまちフンアフプの顔になったばかりか、目も見え、口を利くことさえできるようになった。
双子は何食わぬ顔でシバルバの球戯場に戻ってきたのである。

首の脳の記憶が最重要という思想がないから首を失っても替えが効くのだろう。
マヤ神話でも心臓に記憶が宿るのか?


死神たちは本物のフンアフプの首をボールにして球戯をはじめた。

球戯は最初はボールだけでなく生首でもしていたのだろう


シュバランケがわざと場外まで跳ぶよう力いっぱい打ったので、フンアフプの首は森の奥まで転がっていった。
あらかじめ待伏せしていたウサギが飛び出してボールになりすました。
その隙にシュバランケはフンアフプの首をつけかえた。
カボチャにすり替えたボールをコートに投げ入れた。

シバルバの主たちがこしらえたかまどのような穴にいさぎよく飛び込んだ二人。
二人は焼け死ぬと死神たちは骨を粉々に挽いて川へ流した。
が、骨は流されずに川底へ沈んでいき、五日もすると二人は人魚となって蘇った。
双子は貧しい旅芸人になりすましてシバルバへ戻った。
死神どもは犬を生贄にしてから生き返らせてみろと言った。
そうした。
今度は男を一人、生贄にしてすぐに生き返らせた。
興奮した死神の長、フン・カメとヴクブ・カメは、今度は自分たちを殺してみてくれと言った。
二人は死神の長の一人を殺したが、今度は生き返らせなかった。

魔界シバルバは陥落した。
双子は正体を明かし、一人残らず処刑すると言い渡した。
彼は必死に命ごいをし、フンアフプの父親と叔父の埋められている場所を白状した。
そこで二人は命だけは助けてやると約束するが、二度と権力を持つことは許さないと告げるのだった。
子孫は栄えることはないだろう。豪華だった供物もけがれた樹脂となる。

二人は父と叔父の遺骸を見つけ、彼らが永遠に崇められることを請け合った。
そしてシュバランケとフンアフプは天に昇り、太陽と月になったという。


老女シュムカネの挽いたそれらの粉から、四人の男がつくられたのだった。
木の人間の時と違い、トウモロコシの人間には知力も思慮も十分に備わっていたから、
彼らはけっして造り主への感謝を忘れることがなかった。
この人間の問題は、地上から宇宙の隅々までなんでも見えすぎてしまうことだった。
これではあまりに自分たちに似すぎているではないか。
鏡に息を吹きかけるように、神々は四人の目にかすみをかけた。
彼らは近くのものしかはっきり見ることができなくなったのである。
けれども、彼らには伴侶としてそれぞれ美しい妻があてがわれ、全知全能でなくなったかわりに、
幸福が与えられた。この四人の女性の創造とともに、キチェ族の歴史がはじまる。

現われた太陽は人の姿をしていた。

まだ昇ったばかりの太陽は、姿こそ人に似ていたが、その熱さは耐え難いほどであった。

この瞬間、キチェの神々はピューマやジャガー、ガラガラヘビなどの強い生き物とともに石の像に変えられた。
それゆえに、夜が明けてからというもの、これらは石の姿をしているのである。


p133
人間の肉までがトウモロコシからつくられたと『ポポル・ヴフ』は伝えている。
こうしたことから、人間が生まれながらにして万物をつかさどる神々に対し、
責任を果たさねばならなかったこと、言ってみれば血の債務を負っていたことがわかる。
世界が幾度となく創造と破壊を繰り返すのも、人間がこの義務を怠るとどうなるかを思い知らせるためであった。

メモは終わり。

参考資料

https://twitter.com/Aki_Okazawa/status/1034643207366172673 から続く呟きを引用
”岡沢 秋(maat)
@Aki_Okazawa
アフリカ神話の研究本、神話本体よりどうやって研究してるかの話の方が面白い。神話の聞き取りしてる最中に長老たちが続きのストーリーを協議し始めた、とか。それだよそれ、そこが口承のウリなんだよ。
午後0:25 ・ 2018年8月29日

聞き取りしたその時、その場所にしかないバリエーションの神話が無数に存在するっていうね。細かい話の枝葉の研究なんかあんま意味ねえ、味付けは長老の気分だぜ!みたいなこの感じ。

同じ著者の本で、アフリカ神話との対話 と アフリカの創世神話 を読んでます!”


https://twitter.com/Goldbricker711P/status/1034864375293591552
”給料泥棒
@Goldbricker711P
返信先:
@Aki_Okazawa
さん
藤子F先生の作品のように「聞き取り手が喜ぶようにストーリーを改変」とか、ドゴン族のシリウスのように極最近の別の外来者の知見が混入したりとか。
でも神話ってそういうもんですよね
午前3:04 ・ 2018年8月30日”


(FGO7章ネタ。アステカ)


アステカ神話に興味があるけど、どんな本があるの?
http://www.yarakashido.com/rswt/aztec/books.html#3

参照に当たっては特に注意を要する本 の紹介がありがたい。

『アステカ・マヤの神話』
 カール・タウベ 著/藤田美砂子 訳/丸善/1996 が無難そう)
 
沖田瑞穂@『マハーバーラタ、聖性と戦闘と豊穣』
@amrtamanthana
@tarareba722
@bat_cat_dat
こんにちは。神話学の沖田と申します。中南米の神話は信頼できる日本語の参考文献が少ない中、下記の書籍は信頼できます。ただ、手に入りにくいかもしれません。カール・タウベ著、藤田美砂子『アステカ・マヤの神話』丸善ブックス、平成8年。
午後7:20 2019年4月14日

あんたもオススメしてのかーい!
たられワンちゃんとオキタなんちゃらの怪しさは前に述べたよね)

↓でわかるがアステカ・マヤの神話の日本語情報には嘘が多い)

有名だからといって信頼できるとは限らないアステカ神話のあれこれ・その2
テスカトリポカは蜘蛛に化けてケツァルコアトルに酒を勧めた
http://www.yarakashido.com/rswt/aztec/column/yuumei02.html
”ケツァルコアトルはテスカトリポカが勧めた酒に酔い妹のケツァルペトラトルと近親相姦してしまった

 この辺りは別々の史料から取った話を1つに合成していたり、翻訳や解説の過程でオリジナルにない要素が入ってきていたりするので、分解しなおしてみましょう。
 まず、テスカトリポカがケツァルコアトルに酒を勧めたのは『フィレンツェ絵文書・第3書』ですが、こちらでは3人の妖術師ティトラカワン(テスカトリポカ)・ウィツィロポチトリ・トラカウェパンのうち、老人に化けたティトラカワンが病気のケツァルコアトルに薬と称して白いプルケを飲ませて酔わせますが、その後話題はティトラカワンがトウガラシ売りのワステカ人に化けてウェマクの娘を誘惑することに移り、ケツァルコアトルはしばらく出てきません。
ケツァルペトラトルと何かしたということもありません。というかケツァルペトラトルは出てきません。
 ケツァルペトラトルが登場するのは『クアウティトラン年代記』です。こちらでは、3人の妖術師はテスカトリポカ・イウィメカトル・トルテカトルとなっています。まず、テスカトリポカはケツァルコアトルを訪れて持参した鏡を見せます。それからテスカトリポカはイウィメカトルと相談し、羽根細工師コヨトリナワルをケツァルコアトルの元に行かせます。鏡に映る自分の醜い姿に衝撃を受け、臣民に見られることを恐れていたケツァルコアトルは、コヨトリナワルが作った仮面や装束と化粧によって美しく装った自分を鏡で見て満足します。それから、イウィメカトルはトルテカトルと共にプルケを醸してケツァルコアトルに勧めます。酔ったケツァルコアトルは姉のケツァルペトラトルも呼んで一緒に酒を飲み、彼らは沐浴や苦行をしようとしないまま夜明けを迎えました。
 ……という訳で、「ケツァルコアトルはテスカトリポカが勧めた酒に酔い妹のケツァルペトラトルと近親相姦してしまった」のうち、「ケツァルコアトルはテスカトリポカが勧めた酒に酔い」の部分は、『フィレンツェ絵文書』と『クアウティトラン年代記』の記述が混ぜ合わされたものであることが判りました。
 では、「妹のケツァルペトラトル」はどうなのか。先に私は「姉のケツァルペトラトル」と書きましたが、それは『クアウティトラン年代記』のナワトル語テキストでは「nohueltiuh(私の姉)」となっていたからです。ナワトル語では姉と妹を区別しますが、スペイン語や英語などではその区別はあまり重視されません。しかし、日本語は姉と妹を区別する言語です。なので、「ナワトル語のhueltiuhtliをスペイン語のhermanaや英語のsisterと訳したものを日本語訳する際、元のナワトル語テキストを参照しなかったために姉か妹か判らず、なんとなくイメージで妹と訳してしまった」という経緯があって日本では「妹のケツァルペトラトル」という設定が定着してしまったことが推測されます。他の例としては、「ドゥランの『ヌエバ・エスパーニャ誌』でもシワコアトルやマリナルショチトルはウィツィロポチトリのhermanaとしか書かれていないので、姉か妹かははっきりしないが、日本では妹とされることが多い」というのもあります(なお、先住民系クロニスタ、チマルパイン・クアウトレワニツィンが著したナワトル語テキストによれば、ウィツィロポチトリはマリナルショチトルのことを「我が姉 nohueltiuh」と呼んでいます)。
 それでは、「近親相姦してしまった」というのはどこから出てきたのでしょうか。これは私の勝手な憶測ですが、「沐浴や苦行といった神官の義務を忘れてしまった……ということは、純潔の義務も放棄してしまったんじゃないか? 酔っ払っていい気分になった男と女が一緒にいて何も起こらないなんてことがあるか?」と想像をたくましくした結果なんじゃないかと……「何もしなかった」より「エロいことしてた」の方が話として盛り上がるし……。先に紹介した、ウェマクが女たちと同棲してしまったためにケツァルコアトルを辞めたエピソードなどからの類推もありそうですね。
 ところで、テスカトリポカ以外のケツァルコアトルを陥れる計画に関わった妖術師等についても少し説明します。
 『フィレンツェ絵文書』版の妖術師たちのうち、ウィツィロポチトリは言うまでもないメシーカ人の守護神ですが、トラカウェパンについてはあまり情報がなく詳しいことは判りません。彼の名は「木材の人」「人間の梁」といった意味で(「上に人の頭が乗った木の梁」の絵文字で書かれる)、アステカの貴族にもしばしば見られます。後にペドロと改名したモテクソマ2世の息子もまたこの名を持っていました。トラカウェパンはウィツィロポチトリのある面を表わすと考えられているようですが、テスカトリポカ・ウィツィロポチトリ・トラカウェパンの3人組はテスココ・テノチティトラン・トラコパンの三国同盟を象徴しているとする説もあるそうです。
 『クアウティトラン年代記』版の妖術師たちのうち、トルテカトルはプルケの神センツォントトチティンの一員ですが、イウィメカトルについてはあまり情報がなく詳しいことは判りません。それから、ケツァルコアトルに装束等を作ったコヨトリナワルは『フィレンツェ絵文書・第9書』によれば羽根細工師の守護神の筆頭で(同書には羽根細工師の神々は1.コヨトリナワル2.ティサワ3.マクイルオセロトル4.マクイルトチトリ5.シウトラティ(年長の方の女神)6.シロ(年少の方の女神)7.テポステカトルの7柱とある)、黄金の歯と牙のコヨーテの頭と皮を着け、黒曜石の刃を付けた棍棒と青いボーダーの竹の楯を持ち、ケツァルの羽を入れた壷を背負い貝とガラガラを足に着けユッカ繊維のサンダルを履くコヨーテ戦士の姿をしています。

 テスカトリポカは蜘蛛に化けてケツァルコアトルに酒を勧めた

 先の項目の続きのような話題ですが、『メキシコの神話伝説』収録の「蜘蛛の災い」には「あるときテズカトリポカは、自分の姿を蜘蛛に変えた。そして美しい糸を吐いて、その糸にすがりついて、空から大地に降りてきた。そしてクェツァルコアトルの館に這って行って、プルクェという酒を王に勧めた。王がその酒を飲んで見ると、何ともいえぬ程いい味がしたので、その後は毎日のようにこれを飲み続けていた。そうしているうちに、クェツァルコアトルの心が次第に荒んで来て、妃のクェツァルペトラトルのことなどすっかり忘れてしまって、淫らな女たちを愛するようになった。こうして、クェツァルコアトルの身に恐ろしい呪いがふりかかって来た」とあります。
 これはスペンスの『Myths of Mexico and Peru』に書かれていたことを基にしています。スペンスの本では「Tezcatlipoca, descending from the sky in the shape of a spider by way of a fine web, proffered him a draught of pulque, which so intoxicated him that the curse of lust descended upon him, and he forgot his chastity with Quetzalpetlatl.(蜘蛛の姿をとって美しい巣の道によって空から降りてきたテスカトリポカは、彼(ケツァルコアトル)に1杯のプルケを差し出した。それは彼が快楽の呪いにかかり、ケツァルペトラトルと共に純潔を忘れてしまうほどに彼を酔わせた)」となっていましたが、ケツァルペトラトルが何者かについては説明がなかったため、松村武雄氏は彼女はケツァルコアトルの妃であり、彼は純潔と妃とを共に忘れてしまったのであると解釈したようです。
 ところで、スペンスは『Myths of Mexico and Peru』の件の箇所をブリントンの『The Myths of the New World』の「Tezcatlipoca, otherwise called Yoalliehecatl, the wind or spirit of night, who had descended from heaven by a spider's web and presented his rival with a draught pretended to confer immortality(ヨワリエエカトル、夜の風または魂とも呼ばれるテスカトリポカが蜘蛛の巣によって空から降りてきて、彼のライバルに不死をもたらすと見せ掛けて勧めた1杯の酒)」および『American Hero-Myths』の「As the fumes of the liquor still further disordered his reason, he called his attendants and bade them hasten to his sister Quetzalpetlatl, who dwelt on the Mountain Nonoalco, and bring her, that she too might taste the divine liquor.(中略)Soon they were so drunken that all reason was forgotten ; they said no prayers, they went not to the bath, and they sank asleep on the floor.(その酒の匂いがなおも彼(ケツァルコアトル)の理性を失わせていたため、彼は従者たちを呼び、ノノアルコの山に住んでいる彼の姉妹ケツァルペトラトルもこの聖なる酒を味わうだろうから、彼女のところへ急いで行き彼女をつれて来るよう命じた。(中略)すぐに彼らはとても酔っ払ってしまい、まったく理性をなくしてしまった。彼らは祈りを捧げることもなく、沐浴することもなく、床の上で眠りに落ちてしまった)」といった記述を参考にして書いたようなのですが、なぜsisterを省いてしまったんでしょうか? 特に重要ではないとして省いたのか、それとも単なる書き忘れでしょうか?
 ブリントンの書いたものに話を戻すと、彼は『クアウティトラン年代記』の記録として紹介している『American Hero-Myths』の物語では蜘蛛の巣云々は書いていなかったのに(『クアウティトラン年代記』には書かれていないんだから当然ですが)、なぜ『The Myths of the New World』ではメンディエタの『インディアス教会史』から蜘蛛の巣を持ってきてくっつけてしまったんでしょうか? ブリントンは同書において、ケツァルコアトルは東方の光と風の主であり、テスカトリポカは夜の風ないし魂だとしています。『The Myths of the New World』のこの件についての記述を、スペンスが参照した部分の前後も含めてもう一度訳すと「彼(ケツァルコアトル)の地上での仕事がなされたとき、トラパランの支配者である太陽が彼の存在を求めているとして、彼もまた東方へ帰還した。だが、蜘蛛の巣によって空から降りてきて、不死をもたらすと見せ掛けていたが実際には押さえがたい望郷の念を起こさせる1杯の酒を彼のライバルに勧めた、ヨワリエエカトル、夜の風または魂とも呼ばれるテスカトリポカに彼が打ち負かされたことが真の動機であった。黄昏が迫り、あるいは雲(cloudsの訳でありspider蜘蛛の誤変換ではない)が暗い影のような網を山々に沿って広げる時には風と光は共に発ち、野原を活気付ける雨を野に降らせる」としていました。つまり、『インディアス教会史』でそれを用いてテスカトリポカが天から降りて来た蜘蛛の巣を元に広がる雲を連想し、『フィレンツェ絵文書・第3書』のテスカトリポカがケツァルコアトルにプルケを勧めた件と混ぜて作った話を根拠として、雨の神トラロックの使者でもあるケツァルコアトルが雨の先触れとなる風を吹かせることとケツァルコアトルの旅立ちとを結びつけたようです。根拠を自作するってまずくないか?と思いますが。
 なお、『インディアス教会史・第2書』の第5章「テスカトリポカがどのように空から降りてきてケツァルコアトルを死へと追いやったか」ではテスカトリポカは蜘蛛の巣でできたロープによって空から降りてきましたが、蜘蛛に化けていたとは書かれていません。ブリントンもテスカトリポカは蜘蛛の巣によって空から降りてきたとしか書いていませんが、スペンスはブリントンの記述からテスカトリポカが蜘蛛の姿をとっていたと想像したようです。『インディアス教会史』ではテスカトリポカは空から降りた後、ケツァルコアトルと球戯をして、それからジャガーに変身しケツァルコアトルを追い回しますが、酒を勧めたりはしていません。ブリントンが『インディアス教会史』のエピソードをそのまま紹介しなかったのは、ケツァルコアトルがテスカトリポカに追われる途中チョロラン(チョルーラ)に数年滞在したり、死んで火葬された後に凶兆たる彗星のような星になったりしているので、暗い雲が広がるときに恵みの雨を降らせる風と光だという解釈には合わなかったからでしょう。だから、太陽が呼んでいるからと言ってトラパランに向かった『フィレンツェ絵文書』のエピソードと混ぜたんだと思います。
 ブリントンは『The Myths of the New World』では『インディアス教会史』と『フィレンツェ絵文書』の記述を混ぜ自分なりの解釈を加えて、ケツァルコアトルがテスカトリポカに酒を勧められ東方へ旅立つ話を作りました。そしてもう一冊の著書『American Hero-Myths』では『クアウティトラン年代記』を元に(テスカトリポカ1人が仲間のイウィメカトルとトルテカトルや協力者コヨトリナワルの役目も兼ねるようアレンジしているけど)ケツァルコアトルとケツァルペトラトルが酔って理性を無くして祈りも沐浴もせずに床の上で眠ってしまった話を紹介し、これは太陽が大地に沈む様子を表わすのだろうと解説しました。彼はケツァルペトラトル(美しい絨毯)とは豊かな熱帯の風景の象徴とするのが妥当だろうと考えていました。
 ブリントンにとっては、ケツァルコアトルがテスカトリポカに酒を勧められる話は『The Myths of the New World』に載せたものでは暗い雲が広がり雨が降る様子を、『American Hero-Myths』に書いたものは大地に沈む太陽を表わす、それぞれ異なったものでした。しかし、スペンスはブリントンの意図を無視して両方を混ぜ、さらに蜘蛛の巣で天から降りて来たテスカトリポカを実際に蜘蛛に変身させてしまいました。それにしても、『メキシコの神話伝説』の参考文献には『American Hero-Myths』も挙げられているのに、松村はケツァルペトラトル関連の箇所は見落としてたんでしょうか……?
 ところで、蜘蛛の巣で降りてくるといえば『バチカンA絵文書』の冥界の神々の解説の中に「ツォンテモク、頭を先にして天から降りる者。この名の意味するところは悪魔と同じ、すなわちdeorsum cadens、下に落ちるということである。このために彼らは頭を下にして巣から降りる蜘蛛のような霊魂をこう呼んだ」とあります。悪魔云々はキリスト教的解釈ですが、蜘蛛の巣で降りるというのは頭を下にして降りる姿を表しているということが分かります。ツォンテモクだけではなく、メソアメリカの神々は天から降臨する際は頭を下にして降りてくるものです。『バチカンA絵文書』には、第2の時代の終わりに降りてくるケツァルコアトルや第4の時代の出来事であるトゥーラの滅亡に際して降りてくるショチケツァルの姿などが描かれていますが、いずれも頭を下にしています(トゥーラ滅亡は現在の世界ではなく前の時代の出来事だとする史料がいくつかあります。また、余談ですが『ヴィジュアル版世界の神話百科アメリカ編』に「(ショチケツァルは)伝承によれば、ケツァルコアトルによる平和的な支配の時代と第2の太陽の時代に、美しさと花の贈り物と青々とした緑とで大地を飾りたてたという」とあるのは、コティー・バーランドによる改変をそうと気付かず孫引きしたD.M.ジョーンズの調査不足による勘違いでしょう)。テスカトリポカだけが頭を下にして降りてくる訳でも、まして蜘蛛に化けていた訳でもありません。

ケツァル・コアトルの元ネタがかなり分かる本リスト
http://www.yarakashido.com/rswt/aztec/column/quetzal_coatl.html
”「ケツァル・コアトルの元ネタ」とは

 『Fate/Grand Order』(以下FGO)のサーヴァント、ケツァル・コアトルに興味があるけれど、元ネタを調べるには何を読めばいいのか分からない……そんな方々のために、これらの本を読めばケツァル・コアトルの元ネタがかなり分かるだろうという本を厳選しました。
 どの本も入手、閲覧難度はそれほど高くないので、気軽に読めると思います。それに分量的にも、奈須きのこ氏のインタビューに「担当のライターが資料を読み込んで設定を起こすのに1週間から2週間程度」とありましたが、それくらいの期間があれば読めるでしょう。
 ちなみに、FGOのケツァル・コアトルの元になっているのは後世の人々がイメージした「生贄の儀式を嫌った善神」としてのケツァルコアトルで、実際の史料に表されたケツァルコアトルではありません。なので、アステカ神話の原典を読まなくてもケツァル・コアトルの考察は可能です。むしろ実際の史料はゲームの設定とはしばしば食い違うので、無理に当てはめようとするとかえっておかしなことになります。実際の史料を用いれば考察の精度が上がるとか、箔が付くとかいったことはありません。それよりも目的に合った資料を使うことが重要だと考えます。
 サーヴァントの設定上、史実と異なることはあり得るので、サーヴァントのケツァル・コアトルが実際の神話のケツァルコアトルとは違っていても、ゲーム内では問題ないはずです。この記事では実際のアステカ神話のケツァルコアトルについてではなく、FGOのケツァル・コアトルの元になったものについて解説していきます。
 また、FGOには古今の様々な作品のオマージュが散りばめられていますが、ケツァル・コアトルにもアステカ神話だけではなく、アステカ神話を題材にした伝奇漫画の要素なども取り入れられているようです。FGO自体も伝奇ものですから、実際の神話との整合性にはこだわることなく、そうした背景に目を向けるのも良いと思います。
 ところで、この文章内にケツァル・コアトルとケツァルコアトルの2種の表記が混在している理由ですが、それはサーヴァントとそのモデルとを区別するためです。FGOのサーヴァントはケツァル・コアトルという名前なのでその通りに書いていますが、本来ナワトル語のQuetzalcoatlはこれで1つの単語であり区切る必要はないので(不要な区切りを入れると「毛蟹」を「毛・蟹」とするようなことになってしまう)、元ネタないし実際の神話の神のことはケツァルコアトルとしています。
 前置きが長くなりましたが、私が考えた「ケツァル・コアトルの元ネタがかなり分かる本リスト」がこちらです。ただし、ここで挙げているのは主にケツァルコアトル神やアステカに関するもので、翼竜ケツァルコアトルスや恐竜絶滅等に関する本は、絞れなかったのでリストには入れていません。なお、出版社や発行年は私が持っている版のものです。
 
『マヤ・アステカ不可思議大全』
芝崎みゆき/草思社/2010

 『TYPE-MOON展』奈須きのこの本棚に入っていた本。
 マヤ・アステカを始めとする古代文明の歴史や神話が、ユーモアあふれるイラストと手書きテキストで語られています。複数の資料からまとめた創世神話やケツァルコアトル王の伝説などが読めます。
 
 『マヤ・アステカの神々』
 土方美雄 著/新紀元社/2005

 『TYPE-MOON展』奈須きのこの本棚に入っていた本。
 マヤ・アステカの神々や儀礼の紹介の他、歴史の解説も読み応えがあります。ケツァルコアトルと同一視される、生贄に反対する善神であると同時に獰猛な戦いの神でもあるという、善と悪の2面性を持つトラウィスカルパンテクトリの解説はこの本が出典。
 
 『古代マヤ文明』
 マイケル・D・コウ 著/加藤泰建・長谷川悦夫 訳/創元社/2003

 『TYPE-MOON展』奈須きのこの本棚に入っていたらしい本。
 マヤの歴史、生活、宗教と神話、自然環境、天文学と暦などを概観する、定評のある入門書です。「マヤの征服王」の件に関連すると思われる、トルテカ人の侵入についての記述があります。
 
 『マヤ・インカ神話伝説集』
 松村武雄 編/社会思想社/1984

 タイトルこそ「マヤ・インカ」ですがアステカ神話も収録。ケツァルコアトルが蜘蛛に化けたテスカトリポカに酒を勧められ都を立ち退くことになり宮殿を焼き払う話、時が来たらいずれ立ち帰ると告げた話、焼死したケツァルコアトルの心臓が金星となった話などが載っています。
 
 『マヤ・アステカの神話』
 アイリーン・ニコルソン 著/松田幸雄 訳/青土社/1992

 生贄の儀式が盛んになる前の、真の古代の英知の体現者である善神ケツァルコアトルが描かれた本です。ウィツィロポチトリとも同一視される太陽の神としてのケツァルコアトルのイメージはこの本から。
 

『世界神話事典 創世神話と英雄伝説』
大林太良・伊藤清司・吉田敦彦・松村一男編/角川ソフィア文庫/2012
『世界神話事典 世界の神々の誕生』
大林太良・伊藤清司・吉田敦彦・松村一男編/角川ソフィア文庫/2012

 アステカの創世神話や『ポポル・ヴフ』などマヤの神話の他、世界各地の神話が紹介されています。また、『創世神話と英雄伝説』の「火の起源」にはジャガーマンの絆礼装「原初の火」の元になったジェ族の神話も収録されています。
 
『翡翠峡奇譚』(新装版・全2巻)
広江礼威/小学館/2005

 ある意味最も重要な元ネタ。
 ケツァル・コアトルのイラストレーターであることは言うまでもない作者による、ククルカンの力を宿した少女を巡る伝奇活劇です。新装版2巻には奈須きのこ、武内崇の寄稿もあります。「アステカの神は正義感も我々とはまったく異なったものかもしれない」という見方や、「復刊記念近況描き下ろし漫画」でグルマルキンがククルカンに「サンバデジャネイロみたいな格好だな!」と言っているのもFGOでのケツァル・コアトルの描写に影響しているのかもしれません。
 
『ミキストリ -太陽の死神-』(全13巻)
巻来功士/集英社/1991-1996

 考古学者だった江島陽介は、アステカ文明の神官の皮膚を火傷の痕に移植されたことで、人体を傷つけずに心臓を抜き取る能力を受け継ぎ、ミキストリと呼ばれる暗殺者となります。神とは隕石によって運ばれたウイルスで、感染した人間を超常能力者に変えるものだという設定や、ケツァルコアトルが太陽神として描かれていることなどが、FGOのケツァル・コアトルに影響しているようです。
 
『スプリガン』(1、2巻)
たかしげ宙原作/皆川亮二作画/小学館/1991

 1、2巻に収録の「仮面伝説の章」は、紀元前3000年頃に地球に不時着し中南米の原住民に文明を与えた異星人の子孫で、文化の神と崇められたケツアルクアトルが記憶を移したヒスイの仮面にまつわる話です。ケツアルクアトルの敵で死と戦いの神と呼ばれるテスカポリトカは、人間を人豹(ワージャガー)に変えて使役したり転生術を用いたりします。
 
『孔雀王―退魔聖伝―』(4、5巻)
荻野真/集英社/1992

 4、5巻に収録の「吸血鬼幻想」「吸血鬼幻想2」では、退魔師の孔雀達と、古代アステカの暗黒の破壊神テスカトリポカの復活を目論む吸血鬼のドラキュラ、エリザベート・バートリー、ジル・ド・レエ達との戦いが描かれます。吸血鬼の正体は感染者を吸血鬼に変えるウイルスだという設定や、ケツァルコアトルが金髪の太陽神として描かれていることなどが、FGOのケツァル・コアトルに影響しているようです。
 
『UMA大戦ククルとナギ』(新装版・全3巻)
藤異秀明/講談社/2014

 650万年前に金星から来た究極の力「アカシャ」を持つ少女ククルと、彼女のパートナーに選ばれた少年ナギ達が、地球侵略を狙う金星人と戦う話です。「花の戦争」の審判人ヤーヤ・トーカーズが持つチェーンソーにもなるマカナや、女性の豹の戦士テーポが着ている胸元をはだけた黒いパンツスーツなどが、FGOのケツァル・コアトルの武器やジャガーマンの衣装と似ています。
 
『アステカイザー』(アクションコミックス)
永井豪原作/石川賢作画/双葉社/2001

 特撮テレビ番組『プロレスの星 アステカイザー』の漫画版(TV番とはいくらか設定が異なる)。南アメリカの遺跡で見付かった秘宝「アステカの星」の力で覆面レスラー・アステカイザーとなった鷹羽俊は、兄の仇であり世界のスポーツの支配を目論む悪の格闘集団ブラックミストを倒すために戦います。アステカの神であるケツァルコアトルをモデルにしたキャラクターがプロレスをしていたり、南米(メソアメリカではなく)の女神となっていることなどに影響している可能性があります。
 ちなみに、特撮由来のネタといえば、バビロニアにジャガーマンが出てくるのは、地底人類マントルから地球を守るためにバビロニア星からやってきた『豹(ジャガー)マン』が基になっているらしいです。
 
『キン肉マン』
ゆでたまご/集英社/2013

 ルチャドールがモチーフでアステカに由来する名の技を使うキン肉マンマリポーサも、ケツァル・コアトルがルチャにハマっているという設定の元かもしれません。ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕が登場したイベント「クリスマス2018 ホーリー・サンバ・ナイト ~雪降る遺跡と少女騎士~」にはキン肉マンのパロディが随所に見られるとよく言われているので、何らかの関係はありそうです。
 
用語解説など

 FGOのケツァル・コアトルは上記リストのような本を参考に設定が作られているでしょうが、どの本のどの記述が元と推測されるかも書いた方がいいかと思いました。また、ゲーム独自のアレンジもあるので、本を読んだだけでは分かりづらいところもあります。なので、以下にいくつか解説します。
 

・聖体拝領
 アステカでは、神の化身とされた人間が生贄にされたり、その生贄が食べられたりする儀式が行われていました。
 FGOでは、南米の神々は地表に衝突した小惑星についていた”何か”が現地動物を”神”に変化させる微生物となった、”人間から人間”に乗り移るものになっています。ケツァルコアトルが金星の神や文化の神とされることや、白亜紀末にユカタン半島に落ちた隕石から発想した設定でしょうか。
 そして、「私の前で生贄なんて許しません。拝領はあくまで伝承保菌の際、一度きり、それ以外の生贄の儀式は不要なもの」という台詞から分かるように、FGOでは生贄を食べることは、その微生物が別の人間に乗り移るために行われたという解釈なのでしょう。
 FGOでは生贄を食べることの特別な表現として用いられている聖体拝領ですが、『古代マヤ・アステカ不可思議大全』によれば、「神の体を食べることで神性を分けていただくこと」と解説されています。FGOでは、神性を分けていただくというのを伝承保菌として表現しているのだと思います。
 

 ・三女神同盟
 三女神同盟の名称のヒントとなったのは、アステカの三国同盟ないし三市同盟かもしれません。いわゆるアステカ王国とは実際には1つの統一国家ではなく、テノチティトラン、テスココ、トラコパンという3つの都市国家の同盟を中心にして成り立っていました。これら3都市のうちで最も勢力があったのが、アステカ王国の都と呼ばれるテノチティトランです。
 

 ・太陽暦石
 アステカ神話によれば、現在の太陽(世界)は5番目のもので、それ以前に4つの太陽が次々に興亡しました。太陽の石、またはアステカの暦石と呼ばれるこの有名なモニュメントには、現在と過去の太陽や暦の記号、火の蛇シウコアトルなどが彫られていて、アステカの宇宙観を表しています。
 ケツァル・コアトルのプロフィールに「一時期には太陽を司ったとする伝説もある」と書かれているように、ケツァルコアトルは2番目の太陽「4の風」でした(各太陽の名称は滅んだ日にちなむ)。この太陽はテスカトリポカに蹴落とされ、暴風によって終わったということです。
 

 ・シウ・コアトル  太陽の石にも彫られているシウコアトルは、「火の蛇」「トルコ石の蛇」などと訳され(シウィトルは火、トルコ石、年、草など様々な意味を持つ)、それぞれ月と星々とされる姉コヨルシャウキと兄達センツォンウィツナワを倒して夜明けをもたらした太陽神と言われる、ウィツィロポチトリの武器として有名です。
 それが何故FGOでは「かつてケツァル・コアトルがアステカを去った折、数々の財宝が悪神テスカトリポカに渡らぬように自らの宮殿を灼き尽くした炎の再臨」となっているのかというと、『マヤ・アステカの神話』に「ケツァルコアトル=ウィツィロポチトリ」と書かれているので、ウィツィロポチトリの武器をケツァルコアトルも使えると判断したからだと思います。
 それに、ケツァルコアトルとシウコアトルはコアトルが共通しているということからも、ケツァル・コアトルの宝具に相応しいと考えられたのでしょう。
 なお、現在の太陽はナナワツィンがなった5番目の「4の動き」ですが、ケツァルコアトルは2番目の太陽だったこともあり、また「ケツァルコアトル=ウィツィロポチトリ」なので、現在でもケツァル・コアトルは太陽の女神と呼ばれるのでしょう(ウィツィロポチトリは太陽神とされるけれども、ナナワツィンがトナティウになった場合とは異なり、太陽に関する力を持ってはいるが太陽そのものという訳ではないようだ)。
 

 ・金星
 『Fate/Grand Order material IV』には「テスカトリポカ神の恨みを買い、戦いとなって敗れ果て、アステカから飛び去って金星へと姿を消したという」とありますが、これは『マヤ・インカ神話伝説集』や『マヤ・アステカの神話』などに書かれた、焼身自殺したケツァルコアトルの心臓が天に昇って金星となったという話が基になっています。
 また、『マヤ・アステカの神々』によれば、「ケツァルコアトルは雨をもたらす風の神でもあり、明けの明星=トラウィスカルパンテクトリ神とも、同一視されることがあった。トゥラウィスカルパンテクトリ神(原文ママ)は、生け贄の儀式に反対する善神であると同時に、獰猛な戦いの神でもあったので、ケツァルコアトルにもまた、テスカトリポカほど顕著ではなくとも、善と悪の2面性があったようである」とされています。
 「生贄の儀式を否定した善神とされ、明けの明星の具現である善神トラウィスカルパンテクートリ神、マヤのククルカン神と同一視される。善の伝説を多く持つが、獰猛な戦いの神としての側面をも有している」というマテリアルの記述や、「クリスマス2018 ホーリー・サンバ・ナイト ~雪降る遺跡と少女騎士~」でのブラック・ケツァルマスクの「私の中でも荒っぽいバトル寄りの性質のほう」「善神ケツァル・コアトルの善の部分と、善神ケツァル・コアトルの悪の部分が分かれたような形になっている」という設定も、上に引用した記述に基づいているでしょう。
 

 ・クソ蜘蛛ヤロウ  『マヤ・インカ神話伝説集』収録の「蜘蛛の災い」という話によれば、テスカトリポカが蜘蛛に変身してケツァルコアトルに酒を勧め、毎日のように酒を飲み続け心が荒んだケツァルコアトルは都を立ち退かねばならなくなり、宮殿を焼き払って東の方へ去ったといいます。
 FGOでテスカトリポカがクソ蜘蛛ヤロウなどと呼ばれていることや、「呪い系の想念がタップリ入った毒酒」云々も、このエピソードが基になっているでしょう。
 また、先にシウ・コアトルの項で触れた「かつてケツァル・コアトルがアステカを去った折、数々の財宝が悪神テスカトリポカに渡らぬように自らの宮殿を灼き尽くした」というのもこのエピソードから来ていますが、シウコアトルが出てくるのはこの話ではなく、『マヤ・インカ神話伝説集』では「腹の中の神」と題された、ウィツィロポチトリがコアトリクエから生まれた際に姉兄達を倒した話です。
 

 ・火の起源
 『Fate/Grand Order material IV』には「人々に愛されながら火や農耕などの多くの知識を与えて繁栄を導いた」とありますが、ケツァルコアトルが人類に火を与えたというのは『マヤ・インカ神話伝説集』の「火の起源」という話からでしょう。調理も暖を取ることもできない人間を哀れんで火を与えたというのは、いかにも心優しい文明の神らしい話です。”

星を追う子ども
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E3%82%92%E8%BF%BD%E3%81%86%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82
”ケツァルトル
太古に地上いて人類を導いた神。人類が成長し、 自分たちが役目を終えたことを知ると、小数の人間たちとともに地下世界へもぐった。その後はアガルタの門番をしている。死んだ生き物たちをその身に取り込み、そして最期に自分たちが死を迎えるときにすべての記憶を残し世界に響く唄を歌う。 世界のどこかでそれは永遠に保存されているとされる。明日菜が鉱石ラジオでその唄を拾った。”
(アカシックコード。地底人、地底神説というスピ思想。スピとアステカ神話を結び付けてい現代の実例。新しい海はスピスピだなあ。能天気のチャイルドで「気象兵器はないよ」デマに協力している。「ある」ではなく「ない」ね。だって「これはフィクション」だから)



【武器解説】黒曜石の剣、アステカ・マヤの武器、マクアフティル【ゆっくり解説】
https://www.youtube.com/watch?v=zo-P3-angyc



お読みくださり感謝!
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ギリシャ神話に最適な入門書 『古代ギリシャのリアル』に学ぶ、面白くてわかりやすい入門書の書き方。 

  ギリシャ神話に最適な入門書 『古代ギリシャのリアル』は超おすすめ。
ただし、アポロが出てくるから予想できますが、アポロ有人で月に行った詐欺に注意。
火消し担当の工作員に対してはヴァン・アレン帯と放射能で乗組員全滅ってことを言うと嫌がられるよ(笑)

面白くてわかりやすい入門書の書き方のコツ
⓵いい意味でイメージを壊す、印象的な冒頭
②書き込みがあまり多くない地図
③あまり長すぎない逆向き年表(現代から古代へさかのぼっていく年表)

④あまり詳しすぎないオリンポス十二神の相関図

⑤難しいことばを使わず、です・ます調で敷居を下げる
注釈は、だ・である調。
注釈をうまく活用して、本文がごちゃごちゃしないようにする。

⑥日本人の価値観との共通点を指摘して親近感をもたせる。


⓵について補足。
相手が多少は興味ある事柄についてのイメージを壊す。
譲れない部分を壊すのではないのがポイント


「青い海、白亜の宮殿のギリシャなんて幻想だ。海はワイン色で、古代ギリシャ語には青と海にあたる単語がない。古代ギリシャの神殿は極彩色だから白くないんだ」
「パルテノン神殿は白ではなく極彩色だし、その機能は神殿というより宝物庫だし、パルテノンではなく百足(ヘカトンペドス)と呼ばれていた」というのが古代ギリシャのリアルを伝えて読者を引き込む
。。

本書の説明技術はいろいろなことがらに応用できます。

支配体制の打破には大衆に疑問を持ってもらうことが必要です。
疑問を持たせるには、疑問を持てるだけの興味があることがらについてでないといけません。 ある程度興味があるが、ゆずれないほどではないことがらから疑問を持たせたらうまくいきやすそう。
「どうぞどうぞ東日本産の食材を食べまくってください。でも私は長生きしたいので嫌です。あなたはすごい!あなたが汚染食材を食べているおかげで病気にならずに済んでいる人がいるのです!」的なヘーゲル的説得術
も組合わせましょう。

――
読書メモ
――

・ワイン色(紫色)は流れたり動いたりするものに、
緑色は豊かさやみずみずしさ、生命力をもつものに、
白色はすばやく動くものに使われる。
だから、エーゲ海はワイン色で、羊はワイン色で、
血と涙は緑色に滴り、はちみつや雨は緑色に輝く。

純粋に青を示す単語が古代ギリシャ語にはない。
私たちにとって色といえば第一に色相の違い(赤、黄色、緑……)だが、
古代ギリシャ人にとっては、明るいか暗いか、白いか黒いか、といった明度や彩度のちがいのほうが大きい。
そのため虹の色は緑と赤と紫の三色。

・ギリシャの神々がローマに入ると名前だけが変わるのは、古代ギリシャ人は神を擬人化したのに対し、ローマ人は当初「神は形を持たないもの(たとえば雷そのもの)」と思っており性格や姿を決めていなかったから。

処女神アルテミスへの捧げものが誕生日ケーキの元祖。
アルテミスは出産の女神なので、誕生日には感謝を込めてロウソクで囲んだケーキを神殿にお供えする。今と違って自分のためにケーキを用意するわけではない


ブラウロニアの「熊の巫女」
5~10歳までの初潮前の女子が「熊」と呼ばれる巫女としてアルテミスに仕える。黄金の衣を着て踊り、競技をしたり供物を作る。

・古い時代にはアルテミスに対する人身御供があったが、のちに名残として残った。たとえば男性の喉に剣を突き付けて死なない程度に血を出す儀式など。


エフェソスのアルテミス大神殿には、大量の乳房を持つアルテミス像がある。
アルテミスはギリシャでは処女神だが、トルコのエフェソスでは乳房が大量にある豊穣の女神として祀られている。このように、地域ごとに神々の性質は180度変わることがある


ヘルメス(英語、マーキュリー。ラテン語、メルクリウス)
伝令、旅人、交渉、
発明(度量衡、数、さいころ、交易)、
富、幸運、商売、賭博、牧畜、占術、詐欺、冥界の先導、
魔術(のちに錬金術)の神で、盗賊の守護者


・貴族の前では忠実な伝令(おとなしい便利屋)、
庶民の間ではお貴族様を手玉に取る商売人、ずるがしこい詐欺師、詐欺と盗賊の神。
ヘルメスは庶民の理想像。

・ヘルメスは伝令の格好をした若い金髪の少年として表現される。ひげ面のおっさんで描かれることもある。

・ヘルメス柱という旅人を守護するヘルメスが地蔵のように道に置かれている。
古代ギリシャにおけるお地蔵さん的存在で、道端によくおかれているのがヘルメス柱。
ヘルメス柱は四角い石柱にひげ面のヘルメスの頭部、勃起した男根がついているもの。

・シンボル
翼のあるサンダル、
旅人の帽子(時に有翼)

羊を背負っている
旅行用の短いマント、
財布、
シュリンクス(笛)、
数字の4
(ヘルメスの聖数。古代ギリシャではヘルメスにかかわる4はラッキーナンバー。ヘルメスの誕生日は月の4日)、
水星

亀、ツル、タカ、野ウサギ、ヤギ、羊、雄鶏
クロッカス(サフラン)、木イチゴ、イチジク、クルミ、キュウリ、
伝令杖
(ケリュケイオン。ケリュケス〔伝令〕の杖。二匹の蛇が絡まった杖


ヘルメスのものは天界から冥界まで自由に行き来することができた。
後の時代には錬金術のシンボル
となる)など。

・『光明神にして疫病の神にして医術の神であり、「人間によって一番幸せなことは死ぬことだ」といったアポロン』
の牛を生まれてすぐに盗んだのがヘルメス。
古代ギリシャでは牛を盗むことは罪ではなく、むしろ手柄だと考えられることが多かった。
古代ギリシャでは、道に落ちているしサイフや金品はヘルメスからの恵みだと考えられた。そのため拾得物のことを「ヘルマイオン(ヘルメスのもの)」という。

・冥界の王にして、冥界の裁判所のトップにして、呪術・富・鉱物・宝石・豊穣・死者の埋葬・葬礼をつかさどり、死者に敬意を払わないものを罰するハデス(英語プルート。ラテン語プルトン)のシンボル。

隠れ兜(かぶると姿を消せる皮でできている)、
王笏、玉座、果樹園、冥界の鍵、
豊穣の角(コルンコピア。絵を見るに両手でかかえるほど大きい)、
糸杉、ミント、白ポプラ、アスポデロス(不死の花)、水仙、ザクロ、
メンフクロウ/ミミズク(縁起の悪い鳥でハデスの使者といわれる)、
ケルベロス。

ハデスの名は直接口にするのは縁起が悪いので避けられた。
そのためハデスの別名は縁起の悪さを感じさせないポジティブなものが多い。
プルトン(富める者)
、アイドネウス(見えざる者)など。

ハデスは基本的には生殖能力のない男神だと考えられているが、本流ではないギリシャ神話(オルフェウス神話)では子供を持っているときがある

ヘスティア(英ヴェスタ、羅ウェスタ)
はあらゆる祭儀のさいにも最初に名前を受けるほどに重要だった。
暖炉、家族の保護、家の保護、国家の保護、嘆願者・客人の保護をつかさどる処女
神で、
シンボルは松明、水さし、花を持っている、ベールをかぶっている、ブタ、ロバ。
ヘスティアは炉を擬人化した神だが、擬人化を好むギリシャ人によっても完全に人の姿であらわされることはまれ。そのため壺絵にもあまり描かれていない。

・ローマのウェスタ神殿
すべてのウェスタ神殿は円形状で入口は東に向いている。
中央にはウェスタの神像のかわりに国家の聖なる火が燃えるかまどがあり、「ウェスタの処女たち」がその火を絶やさぬように見張っていた。
もし火を絶やしたり、純潔の誓いを破った場合は、むち打ちや生き埋めに処されたが、代わりに彼女たちには大きな権力が与えられた。例えばその体を傷つけた者は死罪、罪人を開放する権限など。

(どうみてもマリアの元ネタの一つですね。像が少ないのもキリスト教には都合がよかった
でしょうし)

・イソップ物語の「アリとキリギリス」は「もしもの時に備えて今働け」「備えあれば憂いなし」という勤労賛歌だと私たちはそう信じてきた。
が、この童話のもともとのバージョンがある。イソップ物語の作者であるイソップ(アイソポス)は古代ギリシャ人でありもともと「アリとセミ」だった。
セミはギリシャでは良いイメージの夏の風物詩だが、ヨーロッパではそもそも生息していないので、この物語が欧州に伝わった際にキリギリスに改変された。
古いバージョンのイソップ物語では、アリはあまりいいイメージではない。自分の身の丈の稼ぎで満足せず、夏の間もあくせく働くやつは、たくわえがたんまりあったとしても餓死寸前の嘆願者を救いはいない。
古代ギリシャでは労働は美徳ではなく、自分で働いてお金を稼がねば生きていけないのは恥ずかしいこと。

(労働が美徳なのはカルヴァン派と、それを凶悪化させた日本の労働教。
「働かざる者食うべからず」の元ネタは新約聖書)


・古代ギリシャ人「自分の食いぶちを稼ぐために労働しているなんて恥ずかしい! だいたい人にやとわれているなんて奴隷になるより悪いじゃないか。
生きるために働くのも、食べるための働くのも、報酬をもらって働くのも不名誉だ」

古代ギリシャの職業では農業が一番尊敬されたが、商人や手工業は蔑視された。たとえ芸術家のような職業でも手(体)を使う仕事は軽蔑の対象になった。

市民の余暇を労働で支えるのが奴隷。奴隷はモノ言う道具であり、生きている財産。人間ではない。数えるときも男の「体一つ」、女「の体が二つ」、のように一人二人ではない。肉体労働、掃除洗濯などの家事労働、手工業、ほとんどの生産活動が奴隷によって行われていた。
一般の古代ギリシャのアテナイ市民は2~4人の奴隷を所有していた。

アリストテレスは『政治学』にて、「人間が人間でいるためには労働ではなく、schole(スコレー。余暇、ヒマ)こそが重要だ」と言っている。
古代ギリシャ語で「ゆとり」「ヒマ」を表す「schole」が、英語の「学校(school)」の語源。

古代ギリシャでは戦争は季節限定の毎年恒例行事
都市同士の戦争は夏の間のみの年間行事。
夏は農閑期でヒマ、食料も足りなくなる。戦争の最長記録もスパルタの四十日程度。
奴隷だけでなく、多くのギリシャ人は農業従事者だった。
戦争の死傷者は一割に満たない。食料を得るための戦争で人が死ぬのは本末転倒だから。
古代ギリシャの戦争では次のような制限事項があった。
⓵奇襲、宣戦布告のない戦争の禁止
②夜間攻撃、戦争期間(夏)以外の戦闘行為の禁止
③追撃の制限。敗走する敵を追う時間と場所が制限されていた
④伝令など、戦闘員以外へ危害を加えることの禁止
⑤宗教施設(神殿や聖地)の占領は禁止
⑥飛び道具の禁止(弓矢や投石など)


ペルシャ戦争でペルシャと戦ったのは、ギリシャ本土で700以上あるギリシャ都市のうちでたった31都市だけ。そしてなんと、ペルシャに抗戦したギリシャ人よりもペルシャ側についたギリシャ人のほうが多かった。

・ギリシャに神はいても宗教はない。
古代ギリシャ語に宗教という言葉はない。彼らにとって神に祈り、儀礼をささげるのは父祖から受け継いでいる慣習。

・日本と同じく古代ギリシャでも信仰心よりも実践(儀式)が重要。
逆にいえば古代ギリシャでは常に心の中で神様のことを思っていたとしてもそれが正式な手続きを踏んだ行動に移されないかぎり、神々は応えてはくれない
ことも意味している。

正式な儀式では
直立不動で右手を高く上げ、大きな声で神に呼びかける。
心の中で唱えても神は聞いてくれない。ひざまずくのは地下にいる冥界の神に呼びかけたり魔術師・呪術師がやるしぐさ)
祭壇に捧げる供物は酒や食べ物だが、最も威力があるのは動物の血。
天上の神々へは天に煙がのぼるように高い祭壇を用いるが、地下神への祭儀の場合は、低い祭壇や穴を用いる。
ちなみに天上の神々への供物は焼いたら人間も食べないといけないが、地下神への供物は食べてはいけない


・ふたりの男性が描かれた壺絵の底にこんな文章が刻まれている――
「約束しただろう、素股(股間淫)をさせてくれるって!」
「スマタ」は主に男性同士で行う行為だった。
「スマタ」は古代ギリシャ語で「ディアメリゼイン」(太ももの間で性交する)。
古代ギリシャでは男根は小さく包皮がかぶっているほうがよいとされた。大きな男根は野蛮の象徴でありこれが古代ギリシャの彫像の男根が小さい理由。
アリストテレスは男根が大きいと精液が冷えるので子をなすときにも不都合があるといっている。

アレクサンダー(アレクサンドロス)大王含め、古代ギリシャ人の多くは両性愛者(バイセクシャル)が一般的。

⓵肉体目当ての同性愛は軽蔑される
②大人の男性が若い少年をリードせよ(同い年や、年長者が愛される側なのはダメ)。
愛する側が愛される側を精神的に指導するのがベスト
③愛する側は四十歳ごろには少年愛を卒業しているのが望ましい

愛される側は
自ら性行為を求めるな、
心より先に体をゆるすな、
性行為で性楽を得るな
(受け=ネコ側で快楽を得た場合は淫乱とそしられた)、
性行為中に屈服的体位をとるな、自分の体のいかなる開口部にも相手の男性器の挿入をゆるすな
(肛門、口腔での性交はよくないこととされた)
などルールがあった。

・古代ギリシャは男性中心。女性の最大の役割は子供を産むこと。なぜか子供の産めない女性の史料はない。奴隷に産ませた子供を自分の子供として育てていたのかもしれない。
市民の女性は家にこもって男に顔を見せるべきではないと考えられていた。
市民ではない女性(在留外国人や奴隷)はこれにはあてはまらなかったのである意味では市民身分の女性より自由だった。

古代ギリシャではセミは永遠、復活、不死の象徴。セミは地中から蘇る。
セミに儚さを感じる日本とは逆。
古代ギリシャではセミは食材。アリストテレスいわく「セミは成虫になる直前のさなぎのタイミングと、子持ちのメスの食感が特にうまい」。

小泉八雲「世界中でセミの鳴き声を騒音と思わず、美しいと感じているのは古代ギリシャ人と日本人くらいだ」

ファーブル「セミをオリーブ炒めにして食べてみたが、人に勧められるような味じゃないだろ! アリストテレスはほんとは自分で食っていないな!?」
ちなみに日本でも伝統的にセミを食する地域がある。


鍛冶の神ヘファイストスがひどい扱いを受けるのは、貴族的な古代ギリシャ神話の世界観の中では鍛冶屋の地位が低かったから。
鍛冶神の足が悪いのはギリシャ神話のみならず、西アフリカやスカンジナビア半島にも似たものがある。
鍛冶屋が脱走して敵に寝返られないようにわざと鍛冶の足を悪くさせた歴史を物語っている可能性や、あるいは有害な金属による中毒症を暗喩している可能性
がある。

(フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2014年12月5日
@Denshisyosekiad @rolelei @AmazonJP 「ソクラテスの弁明」から入ると 駄目だ。ソクラテスにどうしても 同情してしまう。 プラトンの他の著作に出てくる ソクラテスのウザさを知っていると 処刑した連中の気持ちも分かる

ローレライ ‏@rolelei 2014年12月5日
ソクラテスはイエスの原型ですね!』@FeydoTaitei @Denshisyosekiad @AmazonJP 「ソクラテスの弁明」から入ると 駄目だ。ソクラテスにどうしても 同情してしまう。

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年12月6日
@rolelei @FeydoTaitei 西洋思想の基盤がプラトン哲学と、プラトン主義を凶悪化させたキリスト教。プラトンは優生学、職人軽視、知性主義、偽りの公平感を与える儀式(選挙)の基盤。 彼の著作は『詭弁術』シリーズと呼ぶべき。
http://yomenainickname.blog.fc2.com/blog-entry-43.html

プラトンは優生学
と職人軽視(肉体労働しない者が一番偉い)
と理性崇拝
と知性主義(馬鹿は人間ではない)
と偽りの公平感を与える儀式(選挙など)の基盤。
マギの弟子のプラトンの『国家』は『マギ』の一つ目フリギア帽子モガメット学長の演説の元ネタ

プラトン『国家』 藤沢令夫訳、岩波書店〈岩波文庫〉
http://yomenainickname.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
”子子子子子(ねここねこ)@kitsuchitsuchi •
プラトン思想が凶悪化したのがキリスト教。
哲人王「我々優秀な哲学者が馬鹿な非理性どもを完璧に管理せねばならん!」

バチカン「我々神の代理人が奴隷を非理性と反知性主義で洗脳し完璧に管理せねばならん!」

支配者は大衆をキリスト教とその変形(神道、大本教系)=非理性で洗脳するが、理性(哲学)で合理的に運営する。西洋哲学の根本はプラトン哲学(優生思想、肉体労働軽視、理性崇拝、知性主義=馬鹿は人ではない、偽りの公正感を与える不正クジ→選挙)。パトスとロゴス=宗教と哲学は観念操作の双璧


ken‏@kenkatap
ナチスが優生思想を考えついたのではない
▼古代ギリシャ哲学者、プラトンもそうした考え方をしていた
▼『国家』で「最もすぐれた男たちは最もすぐれた女たちと、できるだけしばしば交わらなければならないし、最も劣った男たちと最も劣った女たちは、その逆でなければならない。」
としている【櫻井J】

なぜ政治家は国民を騙すのかⅡ政治とは何か?プラトンの哲学【平和への道http://blogs.dion.ne.jp/tanpopo0817/archives/10997372.html …
▼政治家が国家の利益のために、国民に対して偽りを言うことは許されるとプラントンは言う
▼プラトンやソクラテスといった哲学者は正義を標榜しつつ、実は悪による支配を勧めている


U‏@wayofthewind
メディチ家もプラトンを敬愛してて、プラトン・アカデミーを創設しましたしね。これが現代のアカデミーのモデルにもなっていますから、そのデッドコピーの日本の大学を見ても、さもありなんとしか思えません。


西洋思想の基盤がプラトン哲学と、プラトン主義を凶悪化させたキリスト教です。
プラトンは優生学と職人軽視と知性主義(馬鹿は人間ではない)と偽りの公平感を与える儀式(選挙など)の基盤。
西洋哲学はプラトンへの膨大な注釈と言っても過言ではありません。
よって↓は大変重要な書籍となります。
国家〈上〉 (岩波文庫) 国家〈上〉 (岩波文庫)
(1979/04/16)
プラトン


国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8) 国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)
(1979/06/18)
プラトン



プラトン『国家』 藤沢令夫訳、岩波書店〈岩波文庫〉を今回扱い、
それがモロに反映された
『マギ』という、ユダヤ「だけが悪い」陰謀論とアイクの著作が元ネタである作品を取り上げます。
プラトン思想を理解してから、さあ、では『マギ』で一番すごい演説をどうぞ!という順番です。

“犬に誓って言うけれども”(上巻p.213)(ソクラテスが用いる独特の誓いの言葉)、
プラトン『国家』の正しい題名は『詭弁術』。
“ゼウスに誓って” (上巻p.213)私はそう考えます。

西洋の菜食主義ってピタゴラスとプラトンのせいだろうなあ。あと、過剰な肉食への反動。人間の体は肉食も必要ですよ。
菜食=善、肉食=悪なんて典型的な歪みを起こす善悪二元論じゃないですか。これって肉体=悪というグノーシス主義の思想の影響もありますね

プラトンは、理想的な国家とは「守護者」「補助者」「大衆」の三つの階層制度=三つの種族制度だとしました。
守護者(理性)=支配者
(“知”を愛する哲学者が頂点。哲人王による哲人政治)
補助者(気概)=軍人
大衆(欲望)=農夫、大工、職人、商人ら一般市民。守護者と補助者を養う。
つまり肉体労働しないやつが一番偉いって思想です。
プラトンが哲学者だから自分が一番上の階級
なのね。

哲人王とは
<善>の実相 (イデア)を知り、高い知性を有し、知識豊富で、経験豊富で、壮大な気宇を持ち、全時間と全存在を観想するほどの精神を持ち、神的で秩序ある、端正で、物欲がなく、けちな奴隷根性もなく、ほら吹きでもなく、臆病でもなく、つき合いやすく、正直で、記憶力がよく、ものわかりがよく、度量が大きく、優雅で、真理と正義と勇気と節制とを愛する者のことです。

こんな人いないだろ!と言いたいところですが、これをゴッドとしたのがキリスト教です。
絶対に間違えないのに悪魔を創った善なる神(単なる悪魔じゃん)という矛盾存在が今現在を世界を破壊しまくっているわけです。
哲学王の凶悪化がゴッドです。
しかも理性から非理性による支配になっているし。

上巻
“ちょうど、前庭で犠牲を供える式をすませたところだったのだ。”上巻p.19
さりげなく生贄を捧げております。

“何というたわけたお喋りに、さっきからあなた方はうつつをぬかしているのだ、ソクラテス? ごもっとも、ごもっともと譲り合いながら、お互いに人の好いところを見せ合っているそのざまは、何ごとですかね? もし〈正義〉とは何かをほんとうに知りたいのなら、質問するほうにばかりまわって、人が答えたことをひっくり返しては得意になるというようなことは、やめるがいい。”上巻p.44

このソクラテス(=プラトン)へのまっとうな非難は他の著作でもされております。相手に喋らせまくって穴を突けばそりゃあ議論には勝てますからね。質問して、答えの一部を捉えてやりこめます。こちらはほとんど喋らないのだから反論のしようがありません。ソクラテスとプラトンは詐欺師って言われても仕方ないですね。詭弁術とその対策が学べます。
“議論のぺてん師”
上巻p.56
って呼ばれていますし。

“まず第一に、彼らのうちの誰も、万やむをえないものをのぞいて、私有財産というものをいっさい所有してはならないこと。
つぎに、入りたいと思う者が誰でも入って行けないような住居や宝蔵は、いっさい持ってはならないこと。
暮しの糧は、節度ある勇敢な戦士が必要とするだけの分量を取り決めておいて、他の国民から守護の任務への報酬として、ちょうど一年間の暮しに過不足のない分だけを受け取るべきこと。
ちょうど戦地の兵士たちのように、共同食事に通って共同生活
をすること。
金や銀については、彼らに次のように告げなければならない。――彼らはその魂の中に、神々から与えられた神的な金銀をつねにもっているのであるから、このうえ人間世界のそれを何ら必要としないし、それに、神的な金銀の所有をこの世の金銀の所有によって混ぜ汚すのは神意にもとることである。なぜなら、数多くの不敬虔な罪が、多くの人々の間に流通している貨幣をめぐってなされてきたのであり、これに対して彼らがもっている金銀は、純粋で汚れなきものだからである。いや、国民のうちでただ彼らだけは、金や銀を取り扱い触れることを許されないし、また金銀をかくまっている同じ屋根の下に入ることも、それを身に着けることも、金や銀の器から飲むことも、禁じられなければならない。”上巻p.257-258

守護者、支配者が私有財産を持つことの禁止と、共同所有性の規定は、プラトンの時代に実際にあった若干の例(スパルタやピュタゴラス学派)よりもはるかに徹底的で厳格。
ただし、他の一般国民(職人や農夫など)には適用されません。
当然、私有の土地や、家屋や、貨幣を所有するようになると守護者ではなくなります。共産主義や社会主義とは違い、一応は特権階級に財産集中にはならないようにしていますが、財産=強制力なので必然的に財産が実質的に集まるので結局骨抜きになりそうです。守護者じゃないけど財産家の人が身内に沢山いるなら実質的に財産沢山所有していることになるし。
でもまあ、権力を持つ=富を失う、という発想はいいんじゃないかな。家庭も失うけど。これ、誰もなりたがらないんじゃ。拝金主義者は絶対に権力が持てないようにするシステムってどうすればいいんだろう。
そもそも守護者の地位になりたがる者がいるのかな


「これらの女たちのすべては、これらの男たちすべての共有であり、誰か一人の女が一人の男と私的に同棲することは、いかなる者もこれをしてはならないこと。さらに子供たちもまた共有されるべきであり、親が自分の子を知ることも、子が親を知ることも許されないこと、というの だ」”上巻p.361
守護者の男女の話ですので、妻子の共有は守護者だけでしょう(まさか全員?)。

最もすぐれた男たちは最もすぐれた女たちと、できるだけしばしば交わらなければならないし、最も劣った男たちと最も劣った女たちは、その逆でなければならない。また一方から生まれた子供たちは育て、他方の子供たちは育ててはならない。もしこの羊の群が、できるだけ優秀なままであるべきならばね。そしてすべてこうしたことは、支配者たち自身以外には気づかれないように行なわれなければならない――もし守護者たちの群がまた、できるだけ仲間割れしないように計らおうとするならば」
「そうするのがいちばん正しいやり方です」
と彼は言った。
「それでは、われわれは何らかの祭典と供犠の式を法に制定して、そうした儀式のなかで花嫁と花婿をめあわせることにしなければならない。そしてわれわれの詩人たちには、そのようにして行なわれる結婚にふさわしい讃歌を作らせよう。他方、結婚の数については、これをわれわれは支配者たちの裁量にまかせることになるだろう――彼らが戦争や病気やすべてそれに類することを考慮しながら、これらの人々の数を可能なかぎり一定に保つように、そしてわれわれの国家ができるだけ大きくも小さくもならないようにするためにね」
「正しい措置です」
と彼。
「そうなると、思うに、何か巧妙な籤(くじ)が作られなければならないだろう。そうすれば、それぞれの組合せが成立するときに、先述の劣ったほうの者は自分の運を責めて、支配者たちを責めないことになるだろうからね
”上巻p.367-368

優れた人間を作る為に支配者が結婚するカップルを取捨選択。選別は誰にも気づかれずに行なわれるべきであるという恐ろしい優生学思想。
人口調整=人間を間引きし人口調整する技術は魔術の一分野だからね。プラトンはマギ(魔術師、魔法使い)の弟子だという伝承があるからね。
クジを偽りの公正感を与える道具にすると。誰と誰が結婚するか、子供を作るかを予め決めておくと。優秀同士と劣等同士。大事なことなので二回言いますが優生学ですやん。
奴隷に自分が奴隷じゃないと錯覚させる儀式=選挙みたいですね。
しかもこの後の記述で、劣った者の子供や欠陥児は秘密のうちに隠す=殺すとあります。一応、守護者限定ですけど


“「で、ぼくの思うには、すぐれた人々の子供は、その役職の者たちがこれを受け取って囲い〔保育所〕へ運び、国の一隅に隔離されて住んでいる保母たちの手に委ねるだろう。他方、劣った者たちの子供や、また他方の者たちの子で欠陥児が生まれた場合には、これをしかるべき仕方で秘密のうちにかくし去ってしまうだろう」
「守護者たちの種族が、純粋のまま維持されるべきでしたらね」
と彼は言った。”上巻p.369

純粋、優秀、選別って優生学の基盤ですな。

プラトン=優生思想=ナチ
▼プラトンの哲学は15世紀、ゾロアスター教と結びつけて理解された
▼ニーチェ『ツァラツストラはかく語りき』、ゾロアスターの独語風の読み方がツァラツストラ
▼ネオコンの思想的な支柱、レオ・ストラウスはプラトンを研究
▼その思想は一種の「エリート独裁主義」
【櫻井J】”

“旧約聖書はゾロアスター教の聖典『アヴェスター』と瓜二つ
【橘玲の世界投資見聞録 http://diamond.jp/articles/-/45980 …
▼ゾロアスター教は、世界は善と悪の闘争で、最後の審判に至ってメシアが現われ世界は光に覆われる終末論
▼開祖はツァラトゥストラ
▼ユダヤ教より古いとの説も”
https://twitter.com/kenkatap/status/464983598236307457

“「哲学者たちが国々において王となって統治するのでないかぎり」とぼくは言った、「あるいは、現在王と呼ばれ、権力者と呼ばれている人たちが、真実にかつじゅうぶんに哲学するのでないかぎり、すなわち、政治的権力と哲学的精神とが一体化されて、多くの人々の素質が、現在のようにこの二つのどちらかの方向へ別々に進むのを強制的に禁止されるのでないかぎり、親愛なるグラウコンよ、国々にとって不幸のやむときはないし、また人類にとっても同様だとぼくは思う。さらに、われわれが議論のうえで述べてきたような国制のあり方にしても、このことが果されないうちは、可能なかぎり実現されて日の光を見るということは,、けっしてないだろう。
さあ、これがずっと前から、口にするのをぼくにためらわせていたことなのだ。世にも常識はずれなことが語られることになるだろうと、目に見えていたのでね。実際、国家のあり方としては、こうする以外には、個人生活においても公共の生活においても、幸福をもたらす途(みち)はありえないということを洞察するのは、むずかしいことだからね」”上巻p.405

政治的権力(王)と哲学的精神(哲学者)の一致した哲人王。

ある人々は生まれつき哲学にたずさわるとともに国の指導者となるのが適しているが、他の人々は哲学にたずさわることもなく指導者に従うのが適しているという事実”上巻p.406-407


正義をはじめ、人間の生き方に関わる道徳上の事柄を「技術」としてとらえるソクラテス”上巻p.428
正義=支配技術。

下巻

哲学者とは、つねに恒常不変のあり方を保つものに触れることのできる人々のことであり、他方、そうすることができずに、さまざまに変転する雑多な事物のなかにさまよう人々は哲学者ではない”下巻p.16

恒常不変のあり方を保つもの=イデア
変わらない=安定したものに頼れ。

生長の家の聖典(和風キリスト教)である『生命の実相』の実相ってイデアのことで、プラトンという王室と貴族が喜びそうな要素を入れたのかもね。

自民党=ワールドメイト+生長の家(初代派)+神道政治連盟。
民主党=ワールドメイト+生長の家(3代目派)+スピリチュアル。

哲学者の種族が国の支配者となるまでは、国家にとっても、国民にとっても、禍いのやむときはないだろうし、われわれが言葉によって物語っている国制が事実において完成されることもないだろう”下巻p.63

哲学者は種族!
フィクションでは
魔法使いは種族!
魔術師も呪術師も種族!
フィクションでマジシャンが種族である元ネタはもしかしたらプラトンか?
プラトンはマギの教えを受けたらしいので魔法使い=哲学者という種族
です。

“われわれの任命する最も厳密な意味での守護者たちは、哲学者でなければならぬ”下巻p.67

“「多くの美しいものがあり」とぼくは言った,「多くの善いものがあり、また同様にしてそれぞれいろいろのものがあると、われわれは主張し、言葉によって区別している」
「ええ、たしかに」
「われわれはまた、<美>そのもの〔・・・・・〕があり、<善>そのもの〔・・・・・〕があり、またこのようにして、先に多くのものとして立てたところのすべてのものについて、こんどは逆に、そのそれぞれのものの単一の相に応じてただ一つだけ実相(イデア)があると定め、これを<まさにそれぞれである〔・・〕ところのもの>と呼んでいる」
「そのとおりです」
「さらにまた、われわれの主張では、一方のものは見られるけれども、思惟によって知られることはなく、他方、実相(イデア)は思惟によって知られるけれども、見られることはない」”下巻p.78-79

思惟がないとイデアは認識できない=知性主義

認識される対象には真理性を提供し、認識する主体には認識機能を提供するものこそが、<善>の実相(イデア)にほかならないのだと、確言してくれたまえ。それは知識と真理の原因(根拠)なのであって、たしかにそれ自身認識の対象となるものと考えなければならない”下巻p.83

イデアの喩えとしての洞窟の比喩が真実であるかどうかについては
“ただし、これが真実にまさしくこのとおりであるかどうかということは、神だけが知りたもうところだろう。
”下巻p.101

自分で確かめようがないことを言っていると認めております。
原始仏教では決して語らないこと
ですね。

支配者の地位につく者は、けっして支配権力を恋いこがれるような者であってはならないのだ。そうでないと恋がたきどうしの争いになるだろう”下巻p.111

上手い!座布団33枚!否、666枚!

“「また下賤な手細工仕事や手先の仕事といったものが、なぜ不名誉なものとされるかと思うかね? それはほかでもない、その人がもっている最善の部分が生まれつき弱くて、自分の内なる獣たちを支配する力がなく、仕えることしかできないようになっていて、ただ獣たちにへつらうことだけしか学ぶことができないような場合、ただそのことのためであると、われわれは言うべきではないだろうか?」
「そう思われます」と彼は言った。
「では、そのような人もまた、最もすぐれた人間を支配している部分と同様の部分によって支配されるようになるためにこそ、その人はかの最もすぐれた人間、自己の内に神的な支配者をもっている人間の下僕とならなければならないのだと、われわれは主張するのではないかね?”下巻p.296

肉体労働軽視。そもそも肉体労働は奴隷がやることだからねっていう思想もモノ作り軽視。そりゃ頂点が考える哲学者だし。しかも生まれつき

“「あなたの言われるのは、われわれがいまその建設を詳しく論じてきた国家、言論のうちに存在する国家においてならば、という意味ですね。というのは、少なくともこの地上には、そのような国家はどこにも存在しないと思いますから」
「だがしかし」とぼくは言った、「それはおそらく理想的な範型として、天上に捧げられて存在するだろう――それを見ようと望む者、そしてそれを見ながら自分自身の内に国家を建設しようと望む者のために。しかしながら、その国が現にどこかにあるかどうか、あるいは将来存在するだろうかどうかということは、どちらでもよいことなのだ。なぜなら、ただそのような国家の政治だけに、彼は参加しようとするのであって、他のいかなる国家のそれでもないのだから」”下巻p.300

理想主義は悲劇を産みます。哲人王にも完璧さを求め過ぎています。悲劇の種が沢山埋まっております。

下巻p.384にあるプラトン流の学習・研究の年齢とプログラム。
①17、18までの少年期は数学的諸学科の自由な学習、音楽、体育、文芸
②17、18から20歳は体育のハード・トレーニング
③20から30歳までは選抜者に対して数学的諸学科の総合的研究
④30から35歳までは更なる選抜者に哲学的問答法(ディアレクティケー)の持続的集中的学習
⑤35から50歳までは公務について実際上の経験をつむ
⑥50歳以後、最優秀者は善のイデアの認識。以後は哲学に過し、順番に政治と支配の任務につく。
実務をやるのが遅すぎるでしょ。”)

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2014年9月25日
仏は神ではないぞ。 仏が聖書の神みたいな認識に なったのは華厳経と法華経からだ。

密教の大日如来も聖書の神ちっく だが、そもそも密教の曼荼羅では 開祖の釈迦が端っこの方に 追いやられている。

西洋人の神は常住善と常住悪の 肯定から来ている。プラトンの 言うイデアと一緒ね。 仏教は無常を説くので、 そもそもイデアなんか存在しません というスタンス。 ちなみに常住というのは実存する という意味ね。反対語が無常。

つまり西洋人には永遠不変の 絶対なる善とか正義が存在する と考えている。 だからアメ公の大統領とかが やたらと正義、正義と口喧しい わけ。 仏教徒からしたらアメ公の ただの妄想


・アテナについては過去記事をどうぞ。
支配層の最重要レベルのシンボルがフクロウ、アテナ、ミネルヴァ、一つ目! 最多は十字架!『東京喰種』では、右目側でNWO色=緑髪の『隻眼の梟』=一つ目フクロウ が最強!
「空」を神格化するなどして仏教を破壊する工作に注意!
http://yomenainickname.blog.fc2.com/blog-entry-107.html
”↑
自由・平等・博愛(友愛)というメイソンの象徴となる三単語がありますね。

フランス7月革命を題材にした、ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』に描かれているマリアンヌもフリギア帽をかぶっています。
マリアンヌだけでなく、雄鶏もフランスの象徴。
ニワトリは太陽の象徴。
ほら、フランスは太陽=右目陣営。
マリアンヌは女性的なフランスのシンボルで、
オスのニワトリは男性的なフランスのシンボル。
ちなみに、ヤタガラスも太陽のシンボル。
裏天皇とヤタガラスって和風キリスト教のことなんじゃないの?

「輝く瞳の」アテナ(アテーナー)は、知恵、学問、芸術、工芸、戦争、戦略、数学、文明、勇気、、法律と正義、力、インスピレーションなどを司るギリシア神話の処女女神。
テトラドラクマ(古代ギリシアの銀貨で4ドラクマの価値)の表面に刻まれたアテナは右向きなので右目を見せています。
支配層が重視するエジプト神話の太陽神ホルスは、右目が太陽で、左目が月です。
裏面にはアテナイのポリスを象徴するフクロウとオリーブの小枝と三日月が描かれています。
右目を強調するのは太陽派(有色人種容認)の新キリスト教、欧州貴族陣営の特徴です。右目側は赤と緑がシンボルカラー。
正確に言うと、

右目=太陽=赤
(有色人種容認だが白人が一番上である新キリスト教派。
原子力・銀行担当)

左目=月=青
(白人至上主義のキリスト教維持派。
石油・軍需産業担当
※原発は核兵器工場なので、こちらも原発推進)

右目と左目の共通目的=世界連邦=緑


アテナと同一視されるているのがローマ神話のミネルバ(ミネルヴァ。ミネルウァ)。
ミネルウァ(Minerva)は、詩・医学・知恵・商業・製織・工芸・魔法(魔術、マジック)を司る女神。
聖鳥はフクロウ。
アテナがゼウスの頭から生まれたように、ミネルヴァはジュピター(ユピテル)の頭から生まれました。
ミネルヴァとフクロウはConfederate States dollar、つまりアメリカ紙幣に印刷されたことがあります

ちなみに、ヒンドゥーの女神ラクシュミーはフクロウに乗って家々をまわり幸運をもたらします。
ラクシュミーは仏教にも取り込まれて吉祥天と呼ばれている。”

どの分野でもいえることですが、英語で検索することは大事。
ウィキを読むなら日本語版と英語版を比較するのが大事。
日本語版のウィキのイルミナティの項目には、ババリアのイルミナティのシンボルがフクロウ(梟)だとすら書いていません。だから、△一つ目がババリアのイルミナティのシンボルだというデマを流す寸止め陰謀論者がやりたい放題。
イルミナティ陰謀論の発明者であるバリュエル神父も彼の著作も日本語版ウィキに記事なし
マイナス検索を利用して、陰謀論初心者はユダヤがつくものを全て避けましょう。ユダヤ陰謀論はキリスト教の伝統。


――
参考資料
――

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 1月14日
自由の女神って、元はローマ
の女神のリベルタスが元じゃなかった
っけ?
ギリシャのエレウテリアね。
aka月の女神のアルテミスちゃんw pic.twitter.com/0IxWawdTpB




コロンビアレディ、フリギア帽 被ってるって書いてあるぜ。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%93%E3%82%A2_(%E5%8F%A4%E5%90%8D) … pic.twitter.com/R7uGWkRcPz


フリギア帽経由で辿ってくと キュベレー女神を経由して シュメールの実在の女王クババ に行き着くw https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%A6 …


ほれ、英語版。 菊の紋もあるぞw https://en.m.wikipedia.org/wiki/Kubaba pic.twitter.com/GHFfXjDXQW

ちなみにキュベレー信仰では チ○コ切って男の娘になるのが 美徳なんだとw バアル教のエルも、ギリシャの ウラヌス&クロノスも、ユダちゃん もみんなチ○コ切りたがるよなw

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年9月25日
fateGOの月見イベント
バロッシュw

9月28日のスーパームーン
に合わせてるんだと思うけど
(十五夜の27日は多分デコイ)

オリオン女体化、熊(まぁ、
これ多分本当はアルテミス
なんだろう)


シナリオは歴史修正とか
ホザいてるしなw

オリオンはエジプトでは オシリス、アルテミスはイシス。 この二つが合体w きのこ、どうしちゃったの?ww 悪魔憑きに憑かれた?w 犬に齧って貰わないとな!wwwW

ちなみにオリオンの三ツ星は 美内すずえの青トカゲとか でもアピールするぐらい重要 なんだぜ!w pic.twitter.com/MMWZ6y9MGl



フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年9月26日
実はイベントのオリオン(アルテミス)
レベルが33なんだなw

作品にメイソンシンボル
盛り込んでも、作品自体が
それで面白くなれば文句は
言わないんだがね。

メイソン作品って物語の筋書き
に関係の無い所に世界観
をブチ壊すシンボルや思想を
強引に入れるから、作品が
支離滅裂になってツマラナク
なるのよ。

普通、マトモなアーティストは
他人のアイデアを強制で入れ させられるの、頑なに抵抗すると 思うんだけどねぇ〜。 これがフェイド大帝が「商業芸術屋」 を真の芸術家と認めない理由だ


メイソン系の作品で唯一 の名作は「強殖装甲ガイバー」 だな。武装少女マキャベリズムと 同じ少年エースで連載してるやつね。 あれはハリウッド化も二作品 あるし、日本人ほど簡単に メイソン教かぶれにならない 外国人も認めている作品だ。

ホリエモンの重要な所は 東大の文学部でも専攻が 宗教学な所だな。 みんなスルーするけどね。

fateGOのアルテミスのシナリオ
進めたら気持ちの悪い展開に
なった。

月見はアルテミスへの儀式で、
団子は自分に捧げられた生贄
なんだと。

団子集めるためにおフレンチの
王族や、カトリックの聖人、
ローマの皇帝(オマケで小次郎)
を主人公達を騙してたんだとw
レベル33の月の女神が オリオンを騙って、主人公を
騙して、生贄の団子を 集めさせる
ねぇ……

二号 ‏@siroma5789 2015年9月26日
@FeydoTaitei
月見の団子は生け贄の代わりと聞いたことはある
団子は首の代替
とか

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月13日
ランドオーダーと聞いてメイソン教のグランドロッジをつい連想しちゃったワタクシは陰謀脳なのでしょうか?ゲーム脳の恐怖ならぬ陰謀脳の恐怖?(笑)RT https://twitter.com/FeydoTaitei/status/665167825170894849 …
フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月13日
@lakudagoya 型月のfate grand orderです。 ガチャは超絶絞ってるww

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月13日
@FeydoTaitei スマホゲームのガチャとかコインとか結構金吸い取られそうなもの多いですね。大抵チョンゲ方式

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月13日
@lakudagoya 私はこのゲームほとんど課金 してないです。 アルテミスがどうしても欲しかった のでその時に一万円課金した ぐらいですね。 アルテミスは奴らに取って重要な 女神ですから、絶対に強いって 分かってたのでw

アルテミス実装された日が 日本の十五夜だったので、 その日は引きませんでした。
翌日がスーパームーンで 超重要な日だという事が 分かってたので、その時に 引いたら一発でアルテミス 出ましたw

メイソンネタ多いですよ。 アンデルセンとかモーツァルト とかアントワネットがサーヴァント で使える割には、ナポレオンは 出てこない
とかw

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月13日
@FeydoTaitei へえ、そんなにメイソンネタ多いんですか。グラントリアン系の登場人物が微妙に避けられてそうですねwなんつーかfateはアングロサクソン系メイソン的な貴族主義な匂いがしますね。

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月13日
@lakudagoya アルテラという アッティラの女体化バージョン ですが、ローマ編で 出てきます。 デザイン的に富野の∀ガンダムの パクリで文明が大嫌いで、文明 だけを破壊するルソーみたいな 女子という設定になってますw pic.twitter.com/55Lx4slgpo



ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月13日
おおっ!なんとブラバ月子ちゃんが出るのですかっ!?オルコット大佐やアリス・ベイリーちゃんも出して欲しいですね。ゲットしたら見せてくださいRT https://twitter.com/FeydoTaitei/status/665177148005584897 …
フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月13日
@lakudagoyaちなみに第四章のロンドン編では どーも部落派月子ちゃんが サーヴァントとして出て来る っぽいので、また課金するかもww

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月13日
ガチャが当たりやすい日さえも天体の運行をチェックして決めてるスマホゲームにマジで腰抜かしてガクブルです。まじやべえですわ。アルテミスって確かローマのディアナと対応してる月の女神なんで、ルキフェラとも関係ありそうですね?RT https://twitter.com/FeydoTaitei/status/665175142939553792 …
フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月13日
@lakudagoya アルテミス実装された日が 日本の十五夜だったので、 その日は引きませんでした。 翌日がスーパームーンで 超重要な日だという事が 分かってたので、その時に 引いたら一発でアルテミス 出ましたw


フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年11月13日
@lakudagoya
あくまでアルテミスという名前で
なくてオリオンという名前で
登場してるのが確信犯かとw

熊がオリオンです。
腰のベルトに三ツ星
あるでしょ?w pic.twitter.com/1DoJ6IH7HU


ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月13日
うわー大ピラミッドや東方の三博士までに繋がるスゲーコアなネタじゃないですかwwwメイソン教パネー!ついでに熊っ子のヌイグルミまで、この熊というのがまたアルカディアからブリテンまで繋がりそうでやべええええ!RT https://twitter.com/FeydoTaitei/status/665178995273498624 …
フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月13日
@lakudagoya あくまでアルテミスという名前で なくてオリオンという名前で 登場してるのが確信犯かとw 熊がオリオンです。 腰のベルトに三ツ星あるでしょ?w pic.twitter.com/1DoJ6IH7HU

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月13日
1888年ってスピリチュアル教の夜明けなのですね。へーその年に今の本屋に洪水のように置いてあるスピリチュアル教の教義が発表されてたとは何と記念すべき年でしょう。あ、「ベールを取ったイシス」はもっと前でしたっけ?RT https://twitter.com/FeydoTaitei/status/665187857657565185 …
フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月13日
@lakudagoya ちなみにロンドン編が 西暦1888年、 この年に月子がシークレット・ ドクトリンを出版してるんですね。 で、アサシンクラスでジキルと ハイドも登場するのですが、 著者のスティーヴンソンは メイソン疑惑w pic.twitter.com/Pc17F7MbXv

また平安時代編では 茨木童子がサーヴァントとして 出る予定だとかww

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年10月1日
FF8のラスボスの
アルティミシアさんは
アルテミスが語源なんだぜ?w pic.twitter.com/UlqlD70Q28



ねこた(陰謀論総括ちう) ‏@lakudagoya 2015年10月1日
@FeydoTaitei 大帝おひさしぶりです。あれ世界の七不思議のナントカの霊廟作った人がもとねたでは?

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年10月1日
@lakudagoya
名前の語源の話ね。
植物のヨモギも同じ名前ですよ〜
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A2 …
"ヨモギ属(よもぎぞく、蓬属、学名:Artemisia)とは、キク科の属の1つ。学名からアルテミシア属ともいう。
(…)
学名 Artemisia はペルシャの王妃アルテミス、あるいはギリシャ神話の月の女神アルテミス(元元は古代アジアの同名の女神、ローマ神話ではディアーナ、英語名ダイアナ)に由来する。英語でヨモギ類を指す「アルテミシア」 (Artemisia) とは、潔癖の処女神アルテミスからとられたものである。"


神bot ‏@god_________bot 10月24日
【ソプデト】 古代エジプトの豊穣の女神で、「尖ったもの」「鋭いもの」を意味する。シリウス星が神格化されたもので、古ラテン語でソティス(Sothis)とも呼ばれる。ソプデト=ソティスを表す聖獣は(雌)犬(古くは牝牛)。 pic.twitter.com/dX1ch558LX

Kitagawa@Bangkok ‏@kitagawaws 10月18日
古代エジプトではナイル川の氾濫を星を見上げて予測しており、そこから暦が生まれていますが、シリウス信仰から生まれたのが女神ソプデトで、これはイシスの化身。イシス神殿はシリウスが昇る方向に建てられているんです…

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月2日
FFBEの「破滅の書」とか いうアイテムがコーランに ソックリ(デザインが)な件w pic.twitter.com/XPSnOUFjZV


この世の終わりが記された書物。闇の神を信奉する狂信者たちが記したと伝えられる古代の書物。暗号のように謎めいており、解釈は研究者によって様々。また、記されている内容すべてを理解すると正気を失うといわれており、魔術の媒介として利用されることもあるという。
イスラム叩きをするのはキリスト教勢力。
旧約ヤハウェ=セト+バアル=嵐と雷の神。
新約ゴッド=ミトラ+アフラ・マズダ=太陽神。
コーランのアッラー=月の神。
全部違う神です



魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月2日
@FeydoTaitei おはようございます。本当にまじでそっくりですね。解釈が重要というポイントも何気に。ISへのあてつけじゃないかとも邪推しちゃいたくなりますね。破滅の書の法学派を妄想しちゃいましたw

魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月4日
これは「ウラマー・イェ・イスラーム」(ゾロアスター教ズルワーン主義の経典)ですか?でも何気に仏典臭くも感じますRT https://twitter.com/FeydoTaitei/status/661971531107463168 …
フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月4日
こっちの方の本の元ネタ 分かる人いる? pic.twitter.com/is1dEvXuAt


(時空の教典。時空をあやつる神々を記した教典。
時間の神の数は少ないです。クロノス、ズルワーン、アイオーンぐらいしか思いつきません。

アイオーン(蛇に巻きつかれた獅子) - 唐草図鑑
“p14 時間の神アイオーン
アイオーンはもともと生物の身体に流れる生命の流体のこと。
そこから生物の寿命や定められた運命を意味するようになった、
この流体は、死後も蛇の形をとって生き続ける。 それは地上のすべての水のように、
特に万物の創始者で破壊者であるオケアノスのクロノスのように
<生み出す実体>
であった。
by 「イメージの博物誌12 
時間‐過ぎ去る時と円環する時‐」p14
(…)
「Aeon 永世 霊体」
1.宇宙のはかりしれない時の流れをあら和す。あるいはその擬人化でもある。
2.悲しみの有限の時代に代わる幸福な新しい時代を表す。2.神の顕現。
byド・フリース「イメージ・シンボル事典」p8

http://www.karakusamon.com/aeon.html)

ねこた(陰謀論総括ちう) ‏@lakudagoya 2015年11月5日
これは「ウラマー・イェ・イスラーム」(ゾロアスター教ズルワーン主義の経典)ですか?でも何気に仏典臭くも感じますRT https://twitter.com/FeydoTaitei/status/661971531107463168 …


フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月5日
@lakudagoya 多分、白い表紙で黄金の歯車の 絵が載っている本が元ネタだと 予想されるのですが、 見つかりません…… 時間を扱った最古の書物がエジプト の の エジプト
スンマセン。 ツイッターがバグって うまく投稿出来ませんでした。 この歯車の絵がどーも 時計のご先祖様のアストロラーべ くさい所までは突き止めました。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%99 … pic.twitter.com/06adeCshLi



発明者はギリシャ人説、 ムスリム説、ペルシャ説と 色々あるみたいですが、 ヒュパティアさんが作者なら 親父が編集した「ユークリッド原論」 が元ネタかもしれませんね。

魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月5日
@FeydoTaitei ヒュパティアの親父さんのテオンさんの著作が元ネタですか~わくわくします。あれ、これってエジプトというよりプトレマイオス朝以降のお話ですよね?でもFFのその本の解説見る限り、ピカトリクス的なタリスマン占星術マジックのような感じがしないのですが。
こんばんわ、大帝ご苦労様です。この本はエジプトのアストロラーベが元ネタなのですね。いやーここまで深いネタだとは思いませんでした。いつもながら解釈が冴えておられます。時間を扱った本が古代エジプトにもあったのですか?

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月5日
@lakudagoya 「時空の哲学」という哲学分野が あるらしいのですが、 https://en.m.wikipedia.org/wiki/Philosophy_of_space_and_time … 時間の概念については、 エジプトのプタホテプという 神官が言及したのが一番古い そうです。 次点でバラモン教のヴェーダ だとか……

魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月5日
@FeydoTaitei 時間と空間の哲学というと、インドが凄いというイメージがあるのですが、エジプトが最古とは知らなかったです。大帝のツッコミはいつも深い所まで行ってるので見習わねばとか思ったりします。

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月5日
@lakudagoya ピカトリクス…… 有難う御座います。 調べてみますね。 ところで、 「時空の哲学」の日本語版wiki が凄いいい加減で爆笑しましたw https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E7%A9%BA%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6 …

魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月5日
@FeydoTaitei 日ユ同祖論並のクオリティですねwwwちなみに安直な解釈ですけど、クリスタルって基本的に四大だから占星術のエレメントを連想しちゃったりしますし、インド占星術でもやるらしいですが、占星術的タリスマンマジックが中世アラブでは流行ったそうですね。

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月5日
@lakudagoya インド占星術、 いい本があるのは知っているの ですが、まだそこまで手付けれて ないんですよね…… 今はTEDのスピーチ本と リッツカールトンの接客の 教科書勉強してます。 会社でのゴマスリ力を 鍛えるためですw

魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月5日
@FeydoTaitei 会社でのゴマスリ力ですかwサラリーマンも大変ですね。で、ご存知だとは思いますけど、インドでは生まれた時にホロスコープ作って悪い星の影響を避けるために宝石を身に着ける事はよくやるみたいですが、より能動的なのが中世アラブのヘルメス学的な本にあったようで

魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月5日
@FeydoTaitei おせっかいかも知れませんけど、「ピカトリクス」の抄訳はこちらにあるようです。http://blog.livedoor.jp/yoohashi4/archives/cat_50022784.html … もうひとつ、占星術的タリスマンマジックに関して中世アラブの本あったのですが思い出せずです。それらはエジプトと関連づけられてました。
(『ピカトリクス』抄http://blog.livedoor.jp/yoohashi4/archives/cat_50022784.html)

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月5日
@lakudagoya 有難う御座います。 宝石魔術と言えば最近、魔龍ブログ で取り上げられてましたねw fateも宝石魔術贔屓らしいしw 確かに型月界最強の魔術師 ゼルリッチの専門も宝石魔術。 この石関係はなんかあるのかも しれませんね……

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 10月16日
魔龍ブログ、久しぶりに見たら 電脳コイルの記事でfateシリーズ の中の宝石魔術を扱ってて バロッシュw ちなみに宝石を薬として飲むのは アーユルヴェーダにもあるぜ。 アーユルヴェーダから派生した チベット医学にもな!

春原 広規 ‏@snhrSK0 9月19日
パワーストーンとか言われる類、特に水晶とかは大体「幸運を与える」ものではなく「悪いものを吸収する」ものなんだ。不幸を吸収して相対的に幸せにすんだね、だから適切に処理しないとキャパオーバーするとただの厄災の塊になる。宮司のいない神社や御神体とかも危険ってのと同じ

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2014年10月26日
ちなみに文化庁は「まどマギ」に 賞をくれてやった所ね。 他にも「電脳コイル」や「カイバ」 みたいな思想的にヤバイ アニメに 賞をくれている。

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 10月16日
フェイド大帝は「電脳コイル」 重要だと思うけどなー 追っ手のプログラムから 逃れるのに神社に隠れる 所とかね。 (あのアニメでは敵AIは神社を 認識出来ない設定)




このwikiの記述からは、キリスト教 の三位一体の神は実はゾロアスター教 のアンリマンユだった!と言っている 様にしか読み取れんのだがw

(インペリアル サガ
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_%E3%82%B5%E3%82%AC
”『インペリアル サガ』は、スクウェア・エニックスが運営しているブラウザゲーム。ジャンルはRPGであり、ブラウザゲームとしてはサガシリーズ初となる[2]。アイテム課金制。
(…)
とある世界にて、2柱の神が一千年を千回繰り返す長い戦いをしていた。破壊を司る神ヴァダガラと創造を司るネメアーによるその戦いは均衡を続けていたが、ヴァダガラが兄妹神を吸収合体して「三相一体の神」となることで決着をつけようとした。ネメアーは追いつめられた末、自身の持つ神力の全てを放出することで、三相一体だったヴァダガラから兄妹神を引き剥がした。引き剥がされたヴァダガラおよび兄妹神のネブルザグとアン・ルーは、元通りに引きちぎられたが、ネメアーの攻撃による無数の傷から魔力が溢れるのを止めることができなかった。結果、アン・ルーの凍結、ネブルザグの空間、ヴァダガラの重力の力がそれぞれ暴走したことで、異なる次元から多くの町や人々、果てはモンスターなども引き寄せられ、それらが組み合わせられて構築された「複合世界ディスノミア」を意図せず作り上げてしまった。しかし、これら兄妹神の魔力は、ディノスミアを覆いつくしながらモンスターたちを増強させる性質を持っており、世界はモンスターが跋扈したことで人々はモンスターの脅威にさらされる。アルタメノス帝国の皇帝アデルは、異世界から引き寄せられた人々の中から家臣を集い、彼らを率いてモンスターたち相手に抵抗戦を重ねる日々が続いていた。”

⓵「事実と意見を区別」②「思う、感じる、感情表現の禁止」を守れば論理的文章がすぐ書ける!←そんなことより 「丸に十字」「人型の十字架」「エプロン」のマンダ教だ! 青木健『古代オリエントの宗教』
http://yomenainickname.blog.fc2.com/blog-entry-115.html
”マニは、重層的なイエス論を構築し、「~のイエス」は六つを下らない。マニ教には一般にグノーシス主義的と言われる神話構造があり、別々の役割を担っている神話の登場人物にイエスの名を次々に当てはめていく。
遍在して何役もこなし、それぞれの役柄の整合性があまりとれていない点においてマニ教でのイエスはヒンドゥー教のシヴァに近い印象がある。
マーニー教はマンダ教と同じく旧約を否定するのでアダムの原罪はありえない。
マニ教神話では世界の原初はエデンの園の楽園追放ではなく、光の父から派遣された原人が闇の種族との戦闘にやぶれて捕囚された敗北の瞬間からはじまる。
光の父は原人を救出するために、生ける精神を派遣し闇の種族と戦い、首尾よく宇宙を創造して闇全体の封印に成功する。しかし闇の種族はアダムとイブを反対創造し、その中に捕虜にした光の要素を逆封印した。こうして光の要素は人間の肉体に捕えられ、本来の故郷を見失ったまま増殖して、闇の種族とともに暗黒の中を彷徨うべく運命づけられている。
このようなグノーシス的神話構造を採る場合、忘却された天上界のドラマを地上に伝え、人間存在の真意を人類すべてに明かすグノーシス(認識、叡智)を齎す存在が不可欠。捕囚されたままの眠った旧人に対し、使徒からの啓示を受けて真の自己に気づいた人間だけが覚醒した新人に進化できるのである。
グノーシスをもたらす役割はマンダ教では聖書の脇役であるアベル、セト、エノシュ、洗礼者ヨハネなどであり、
マニ教では旧約のモーセを否認し、ザラスシュトラ、ブッダ、イエスなどが使徒たちであるとされている。

歴史上パレスティナ以東の宗教が地中海世界に大規模に流入したケースは、
2~4世紀にローマ帝国で大きな勢力を保ったミトラ教と
4~5世紀に興隆したマニ教の二つのケースのみである。

マニが24歳のときにペルシア皇帝への献呈を前提として執筆したパフラヴィー語文献『シャーブフラガーン』の中では、マーニー教の最高神格「光の父」が時間の神ズルヴァーンに、
原人が善の神オフルマズドに、
闇の王が悪の神アフレマンに改称され、外見上はイラン系宗教に見えるように粉飾されている。
こうも簡単に置換されてしまう事実は、マニ教では「構造」が重要であり、布教のためならイエス論ですら代替可能であるというマニ教理解に一定の根拠を与えている。

(マニ教が布教したいのは
①イエスの絶対性
②グノーシス主義の二つであり、
②グノーシス主義が最優先事項なのでしょう。
「グノーシス主義=二神論=実質的多神教」こそが真のキリスト教であり、
「悪魔を産んだくせに最善(笑)の唯一神」教は、真のキリスト教ではないと考えていたということです。

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 3月2日
ねここねこさんのブログに
FFBEに出てくる書物のアイテム
の話が出てたけど、実はこれが
追加実装になったのよね。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB_%E3%82%B5%E3%82%AC …

元ネタ分かるかね?
ゾロアスター教くさそうだけど。 pic.twitter.com/WC85XCWHzV

ねこた(陰謀論総括ちう) ‏@lakudagoya 3月3日
@FeydoTaitei おはようございます。スクエニってゾロアスター教ズルワーン主義好きそうですね(笑)確か結社員のご先祖様のカタリ派も似たような世界観持ってたそうですが

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 3月5日
@lakudagoya
スクエニの初期作品にはイラン人の
プログラマーが関わってた

知ってました?w

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%99%E3%83%AA …

しかし、釈迦が悪魔の誘惑を退ける
話ってゾロアスターにもある
んですね。

ナーシャ・ジベリ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%99%E3%83%AA
”ナーシャ・ジベリ(Nasir Gebelli、ナーセル・ジェベッリー、ペルシア語: ناصر جبلی Nāṣer Jebellī、1957年 - )はコンピューターゲームのプログラマ。イラン出身。『とびだせ大作戦』、『ハイウェイスター』、『ファイナルファンタジーシリーズ(I~III)』、『聖剣伝説2』などをプログラムする。
イランの王族であったが、イラン革命により渡米してコンピュータ科学を学ぶ。1980年に友人とApple II用のゲームを製作するen:Sirius Softwareを立ち上げるが、1981年に退社。その後en:Gebelli Softwareを設立するが、アタリショックの影響もあり、倒産した。

その後は世界中を放浪していたが、Brøderbundのオーナーをしていた友人を訪ねた際にゲーム開発に誘われる。この時日本の友人として紹介されたのが、任天堂の宮本茂とスクウェア(現スクウェア・エニックス)の坂口博信である。坂口が元々ナーシャのゲームのファンであったことから、スクウェアに入社。ほぼ同期の入社に河津秋敏と時田貴司がいる。食生活は毎日ステーキを食べることで知られた。

得意とする高速画像処理と疑似3D技術を生かした『ハイウェイスター』『とびだせ大作戦』といったソフトを開発した後、『ファイナルファンタジー』に参加。『FFIII』までを手がけ、続いて『FFIV』(ファミコン版)[1]を担当する予定であったが、開発が中止。スクウェアにおいて最後に担当した『聖剣伝説2』開発後、再び世界放浪の旅に出る。

1998年、John Romeroの呼びかけにより、ダラスで開かれたApple II 20周年パーティーにおいて、久々に公の場に姿を現す。その後カリフォルニア州都サクラメントに在住し、坂口との交友は続く。”
最終更新 2015年11月3日 (火) 20:02 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。


ねこた(ツイッター閉店中) ‏@lakudagoya 2015年5月3日
みんあさ、イルミちゃん調べたかったら、マニ教のグノーシスも調べてね。「マミさんは真のキリスト教に目覚めたようです」 で検索してみて。これ青木健の「マニ教」という本を買わなくてもいいくらい内容が充実してる。マニ教の恐ろしさは、既存の宗教に寄生して神話を換骨奪胎して乗っ取る作戦だから

ねこた(ツイッター閉店中) ‏@lakudagoya 2015年5月2日
「マミさんは真のキリスト教に目覚めたようです」が面白かった!マニ教の本買わなくても内容がわかるよ。http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-4797.html …

マミさんは真のキリスト教に目覚めたようです 第一話 メソポタミアで逢った、ような・・・
http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-4797.html)

⓵「事実と意見を区別」②「思う、感じる、感情表現の禁止」を守れば論理的文章がすぐ書ける!←そんなことより 「丸に十字」「人型の十字架」「エプロン」のマンダ教だ! 青木健『古代オリエントの宗教』
http://yomenainickname.blog.fc2.com/blog-entry-115.html
”・ゾロアスター教ズルヴァーン主義における宇宙の創世は、無限時間を意味する神格ズルバーンが息子を欲したことにはじまる。聖火に奉献物を捧げて一心不乱に祈るという拝火儀礼をおこなった。儀礼が必要なので全能の神ではないことがわかる。
ズルヴァーンはこんな儀礼をやっていて何になるのかと疑念を抱いてしまう。
その疑念のせいでズルヴァーンの胎内には悪魔としてアフレマンが宿り、
他方、拝火儀礼本来の効果により正義の神オフルミズドも宿った。
悪神と善神は起源を同じ無限時間とする双子。
ズルヴァーンは両性具有である。

反駁文献を作成したキリスト教徒たちは両性具有の神を理解できず、ズルヴァーンの妻という女神が別個に存在していると伝承してしまい混乱をきたしている。
性格が正反対の長男アフレマンと次男オフルマズドは、ズルヴァーンの胎内から出たあとでただちに闘争を始める。
ズルバーンはアフレマン(疑念=悪)を煽り、しかも最初はアフレマン(悪=疑念)を援護して、オフルマズド(正義=善)に攻撃を仕掛けさせるのである。
オフルマズドも負けてはおらず、しかもアフレマン援護に輪をかけて無責任なことに、
ズルヴァーンは今度はオフルマズドを支援して、
一万二千年間の有限時間と天圏を区切り、
その時空間の中での兄弟闘争を勧める。
そして悪神と善神の闘争を煽れるだけ煽った後、
無限時間のズルヴァーンはどこへともなく姿を消す。
なんとも無責任な最高神。

(対立する二者を作って、その二者を操って争わせるってズルヴァーン=時間は善悪二元論を武器とする戦争屋ですね。
人類最古の戦争屋かもしれない。

時間・救世主による救済・破壊は三位一体。
時を支配する者=絶対者。
絶対者が送り込むのが救世主。
救世主は救済という名の破壊=虐殺を行う。
死こそ救済。
だから信者「だけ」が救われる。
スピリチュアル系思想では「人は死なない(肉体なんてただの入れ物)」
ペルシャに源流を持つ終末思想=虐殺による間引き。
※ゾロアスター教では不義者も一時的に苦しむが結局は浄化されて救われます。
が、キリスト教では不義者は永遠の地獄行きにするなど改悪しまくり。

イエス「剣をもたらすために来た」というのは
死の商人「武器を売りに来た」と同じ意味です。
絶対者・終末・救済・大量虐殺の「思想」こそが諸悪の根源。
キリスト教とグノーシス主義は魔王。
勇者という人間を作り出して自作自演する「思想」。
人間なんて単なる実行部隊。
思想=ウイルスと考えるとわかりやすいかな。
魔王「私を倒しても第二第三の魔王が現われるだろう」
=思想「私がとり憑いた者を倒しても第二第三の私にとり憑かれた者が現れるだろう」
魔王を生み出す知の体系が存在する限り、魔王は何度でも復活します。
絶対的イデア思想を打倒するのに有効な思想として、
私は
原始仏教の無記と大乗仏教の「空」による抽象的で形而上学的な絶対者の否定を重視していおります。
イデアと言えばプラトンでありまさにキリスト教神学と新キリスト教神学の中核。
プラトンの著作、特に『国家』は支配層の教科書。

時間=ズルヴァーン=アイオーン=クロノス=クリシュナ


両性具有=男にして女=完全性の象徴。女かつ男だから他者なし=一人で子孫を残せる。本当に完全ならそもそも子孫を残す必要すらないんじゃ……
あと正義=善は嘘です。正義=仮面。

一万二千年はスピ系が大好きな数字。
ゾロアスター教と、プラトンによるアトランティスの記述が元ネタ)


・ズルヴァーンは無機的な神格であり、図像化するのは難しかったようで、最高神ズルヴァーンの視覚的表現は二系統しか知られていない。
一つは、いわばペルシア帝国の正統図案と思われるもので、バイ・シャーブフルの街の近郊、タンゲ・チョウガーンの谷の壁面に四世紀に彫られた神格の一図像である。ただ、筆者が尋ねたアメリカの美術学者はこれをズルヴァーンだと断言するが、レリーフにそうだと記載されているわけではない。
もう一つはズルヴァーンという神格がミトラ教に導入されてローマ帝国で信者を獲得し、ギリシア系のクロノスと融合した、蛇を体に巻きつかせて獅子の頭部をもった男性立像である。怪異な風貌から悪魔像だと誤解されたこともあった。勿論、ローマ帝国へ流入したミトラ教信者が独自にズルヴァーンを造形したのであり、ペルシア帝国のゾロアスター教神官団が知らないのは言うまでもない。

ズルヴァーン主義の後に生まれた二元論的ゾロアスター教では、アフレマンとオフルマズドはメーノーグ(精神)界とゲーティーグ(物質)界の両方の世界でそれぞれの軍団を保持し、対等に渡りあっているとされる。アフレマンが虚偽という疑念を繰り出せば、オフルマズドは正義という概念で応戦し、
アフレマンが蠍や蛇を作り出せば、オフルマズドは犬やカワウソで反撃する。
これが、光の要素である精神と、闇の要素である物質という異次元に属するもの同士の闘争を説くマニ教との最大の相違点であると理解されてきた。
しかしズルヴァーン主義では、オフルマズドはメーノーグ界とゲーティーグ界の両方に軍団を備えているものの、アフレマンはメーノーグ的軍団を持たず、ゲーティーグ的軍団のみで戦う。
これでは優劣ははじめから明らかで、アフレマンはゲーティーグ的軍団を駆使してオフルマズドのゲーティーグ的軍団を物質的に汚染するのが精一杯である。
やがてメーノーグ的軍団を持たないアフレマンは退却を余儀なくされ、地獄へと逼塞してしまう。

二元論的ゾロアスター教では「対等の」軍団を指揮するアフレマンとオフルマズドは延々と「光と闇の闘争」を繰返し、終末の日にいたるまでその決着はつかない。善悪の闘争こそが宇宙の本質である。しかし彼我の軍団の質にこれだけ差があるズルヴァーン主義では、退却したアフレマンはそのままオフルマズドのメーノーグ的集団によって捕囚されてしまい、大天使の監視下で幽閉されることになっている。最初期の段階で善神が悪神にかなりあっけなく勝利してしまうとするズルヴァーン主義は、宇宙の本質が善悪闘争にあるとする二元論的ゾロアスター教とは相当かけ離れた思想である。

二元論的拝火教では世界が続く限り善と悪の闘争が続いているので人間はどちらかの神を選んでその戦士として戦うべきとされる。

だが、ズルヴァーン主義(拝時教)では早々に善悪の闘争の決着がついているので、人間は闘争する必要がない。ズルヴァーン主義では、人間は「地水火風の四元素」と「霊魂・知性・芳香」の三点セットの結合から成り立っている。この二つの要素のうち、地水火風の方はいつかは滅びる有限の物質から構成されている。そこで、人間はこの悪の要素を多量に含んだ肉体をあえて死滅させることで、そこに含まれるアフレマンによる世界汚染も取り除き、オフルマズド的な善の世界の浄化に役立つとされる。いわば人間は肉体部分に悪の要素を含みつつも、死ぬことでそれを滅却し、アフレマンが世界創造のさいに撒き散らしてしまった害毒を除去するための浄化装置なのである。
人間の死=肉体が滅ぶことに意義があるとする暗さの点でマニ教の憂鬱さと濃厚な関係がありそうである。
霊魂・知性・芳香は世界の復活に際して全面的に救済される。
霊魂・知性・芳香の部分はフラワフル(光輪)と一体化
し、生前の善悪に応じて、天国・煉獄・地獄のどれかに赴く。オフルマズドには悪の最終的滅却に貢献した人間を復活させる義務がある。人間は死によって宇宙の浄化に貢献するという意義が与えられている。
このようなズルヴァーン主義は最高神は善でも悪でもない無限時間であり、
善は既に悪に勝利し悪が撒き散らした汚染をなくすのが人間の役目だとする楽観的な教えであり、それが説かれたのは五世紀前半。
そして九世紀には二元論的拝火教という、善悪が対等で闘争を続けていて生きている人間に絶えざる緊張を強いる、楽観的ではないものになっている。”

魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月5日
宝石タリスマン?はっ?あんなメンテナンスがクソ面倒臭いものを持ちたいとは思わんね。あれほっとくと凶悪化したりするから、定期的なメンテナンスが必要なのよね。お金持ちが宝石を集めるのは強烈なタリスマン・マジックをやるためという説があるけど、なんつーかものぐさな俺にはそれは無理だわw

お金持ちになるためには、クソ面倒な手間と金がかかる宝石が好きで、更に儀式オタクで、なおかつ風水やホロスコープ・チャートに則って行動するとゆー、何 それ占い信じてる小学生の女の子か!?と思うような事をしないといけないらしーので、おいらは永遠にお金持ちになれそうにない事がわかりますたw

STB ‏@RC_StB 11月5日
オバマケアチップネタは最初はメールで流行した怪文書や、SNSで流行ったネタらしい チップの人間管理も現実問題できるはずだが 問題は、チップなどという分かりやすく可視化されたディストピアなどではなく、認知しにくい形で徹底的に透明化追尾化するよう社会が変化していくことだろう

間違って消したので書き直し。オバマケアでRFIDチップが強制的にインプラントされるという話は「神話」でした 米政府の法律文面上には確認できません 元々は米国で拡散されたネタが日本へと輸出された模様

そして埋め込む場所が聖書の描写のままだったのでキリスト教、特に清教徒や原理主義系が「アンチキリスト」だと大騒ぎした 彼等は聖書の内容が実現すると嬉しい商売なので、こうしたネタを好む 陰謀論流すのは日本も米国も宗教系が多い(企業や普通の役所はやらない。宗教なら出版社もあり丁度いい)

魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月5日
@RC_StB こんばんわ。オバマケアチップ、国民健康保険は共産主義だぁ~!と叫んでそうな耶蘇教原理主義の南部の人たちが騒ぎそうなネタですねw

STB ‏@RC_StB 11月5日
@lakudagoya そのまんまでしたね オバマケア反対の保守派とは親和性が高い種類の人達ですし チップネタは「囮」で番号管理制度推進の政府と反対派の対立の為の左右降り 怖いネタで釣り実際は感じにくい形で包囲網を狭めるのかと 日本だと船瀬俊介氏とかが盛んにこのネタ言ったのですが

魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月5日
@RC_StB 彼らが国家で何かやるのが嫌いなのって、アメリカに宗教的共同体を作りたいというピルグリム・ファーザーの夢を受け継いだ南部の耶蘇教原理主義の主張なんですよね。弱者救済は国家じゃなくて教会がやるから政府は黙ってろみたいなそういう感じ。

STB ‏@RC_StB 11月5日
@lakudagoya トクヴィルの分析した、「ボランタリー・アソシエーションズ」ですね ルーテル教会は弱者救済だけどカルヴァン派な清教徒はウェーバーの言う様に資本主義の精神的動力になったのでそういう考えで反対してしまう

魔法使いハンターねこた@限定復帰ちう ‏@lakudagoya 11月5日
@RC_StB そうそう、カルヴァン派の南部の連中にとっては資本主義は宗教の教義だから2ちゃんのネトウヨも資本主義のドグマに反するものは攻撃するわけなのですよね。

STB ‏@RC_StB 11月5日
@lakudagoya 2ちゃんのネトウヨは客観的には教義への傾倒と同質ですけど、あれはそんな思想的バックグラウンドも無くただひたすら片想いで米国の金魚の糞やってるだけの半自律行動してるゾンビでしょう(笑) 与えられた「タブー」「真似すべき言説」の条件で駆動するボット

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月13日
これ立ち読みだけどRAPTスレ の連中もやたらと拘る「カタリ派 大虐殺」、言葉足らずだな。 当時、カタリ派以外にも異端って 沢山グループがいたんだぜ? カタリ派の粛清も一回で やった訳じゃなくて、何ステップ かに分けてやってた。 pic.twitter.com/eCBIAVcJ7L
(黒川正剛 (著)
「魔女」の世界史 (別冊宝島 2409) の画像)

なんでカタリ派だけ徹底的に 叩いたかというと、奴ら独立した 教皇庁みたいなのを作って、 自分達で勝手に司教職を 任命してた。
この事がバチカンの逆鱗に 触れたからヤラれた。

バチカンの既得権を侵害しない 異説だけを唱える様な異端派には 比較的、大人の対応をしてた事も 当時の史料にあたれば分かるよ。


ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月13日
@FeydoTaitei 大帝、ラテン語の資料にも当たったですか。そういえば、ルターも耶蘇教異端だったんですけど、結構そういう団体は許容されてるようなとこあったみたいですね、教皇庁の利権を侵害しない限り。

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 11月13日
@lakudagoya 直接あたった訳ではないですけど、 カタリ派の研究書とかに当時の 文書(もちラテン語)が引用されて よく出てくるので… まぁ、欧米人ならともかく 日本人や韓国人の結社員が 「僕達は可哀想なカタリ派の 子孫なんだ!復讐するニダ!」 と吼えるのが謎w

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月13日
@FeydoTaitei あはは!メイソンは数ある耶蘇教異端の中でもカタリ派の子孫ですからね。でもカタリ派のやり口は別にバチカンだけでなくてもキレると思いますけど、私も結社謹製ゲームにハマってた頃は異端者に物凄く共感してましたし、やられたなーと

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月13日
スピリチュアルをフルボッコするために、おいらな、わざわざ金出して岡山の図書館から「ベールをとったイシス」を取り寄せたんだぜ?「シークレット・ドクトリン」までは手が回らなかったので批判は片手落ちかも知れんけど、コリン・パウエルあたりの本は漁ったぜ。ベイリーについてはまだまだだな。

昨日図書館に行ってきて内田樹の「現代霊性論」とハワイのホ・オポノポノのスピ本を借りてきた。で、パラパラとホ・オポノポノの本を読み始めたら、やっ べー危うく洗脳にかかるとこだったぜ!こういうスピ本は、人の心を操るように計画的に作られてるってよくわかるぜ。恐ろしいなー

おいらはさ、非魔導士(ゴイ)だからこういう魔法みたいな洗脳手法に引っかかると抗いようがないからさ、だからさ、魔法使いハンターというジョブは魔法攻 撃に当たらないように一撃必殺を狙わないといけないんだよー。アニメ「マギ」でいったらアリババ君みたいなポジションだよ。要金属器だね。

おいらは、アリババ君のような、気がいいけど頭の足りない勇者様ってのが大好きなんだ。こういう勇者様が世界を救ってくれるような幸せな世界を目指して、 俺は闘ってるんだ。でも実際にはこの世界の勇者になれそうな人は、暁美ほむらちゃんみたいに、悪魔化する一歩手前で踏ん張ってる存在なんだ。

水野良の新作のグランクレスト戦記ではさ、気のいい頭の足りない勇者と魔法使いが組んでるけど、実務はぜえええんぶ魔法使いがやってるからなwこの構造が そもそも諸悪の根源だ。国家運営のためのソリューションは全部魔法使いが持ってて、実務はこいつらに丸投げ状態になってるとこから改善しないと

アイボリー ‏@mrunsmily 11月14日
@lakudagoya 気のいい人が勇者になろうとするのって本当に難しいと思います でも確かに逆の性質の勇者より周りの人を助けられる存在ですよね

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月14日
@mrunsmily まあそうね。会社でもそうだけど、気のいいのと仕事ができるのは両立しないでそ?気のいい人は仕事ができないけど、仕事ができるやつは性格が悪い。この構造を作った神とやらはクソじゃねーの?wとクリスチャン陰謀論者に詰め寄りたいw

アイボリー ‏@mrunsmily 11月14日
@lakudagoya そうですねえ 大きな物事を現実にする事に長けているにも関わらず人を思いやれない人というのは、そっちにリソース配分することを優先し、相手を思いやる事が考えに入っていないのかもしれないです

@lakudagoya あと気のいい人が頭を良くしようとすると険しい道のりを歩くことが多く、先におっしゃっていた通り、気のよさを捨てて悪魔になってしまう、気のいい勇者になれない可能性が高まるシステムも問題ですね。皆が皆険しい道を歩けないから中々増えない

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月10日
おまいら、ヨーロッパの仏教というかバラモン教的なものが悪魔崇拝だということを信じられないなら、南フランスのカタリ派が虐殺された事や何で西洋の錬金術がインド哲学のヴェーダンタ哲学やサーンキヤ哲学にそっくりなのぉ?という所を考えないといけないと思うんだ。

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月10日
陰謀論コミュで教会とメイソンをバランスよくフルボッコにする事はなんと難しい事よ。

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月10日
食肉加工業者が偉いって耶蘇教なのよね。で、古代ギリシャやユダヤやエジプトの神殿では祭りになるとフル稼働で焼肉の生贄(ちなみに動物)が捧げられていて、その当時一番新鮮なお肉は神殿のお下がりだったという事をお忘れなくRT https://twitter.com/siroma5789/status/663904793656602624 …
二号 ‏@siroma5789 11月10日
聞いた話では日本の畜産のドンが韓国から宮崎に持ち込んだ牛に病原がついていて… それが本当でもドンには逆らえず、という あくまで噂です

畜産の感染症は一度かかるとその期の畜舎が全滅するので他のかかっていない畜産業者は高い値で肉を売れるということになります だからなんだという話

二号 ‏@siroma5789 11月10日
@lakudagoya 人を捧げてたのはないですかね?

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月10日
@siroma5789 人の代わりとして動物。でも古代ローマ時代あたりまで人を捧げてるとこもありました。パウロがエフェソスでとっつかまってアルテミスの生贄にされそうになったり、捕虜の生贄の血は大地を再生されるとエジプトの神官が言った事が古代ローマの文献に書いてありますね。

王王大栄 ‏@ououdaiei 11月10日
@lakudagoya 中国でも多少ある。古代中国の祭祀の犠牲の牛の鼻の輪を引っ張るのは、その祭祀の上位の人のでもあるとか。祭祀の主人が一番。犠牲の牛を挽く人と旗を持つ人が二番目の二人。祭祀の肉を分けるのも高評価の対象。。https://ja.wikipedia.org/wiki/ 陳平

二号 ‏@siroma5789 11月10日
貴重な労働力を捧げても雨は降らんかったやろうに 雨乞いは知見のある人が雨雲を目視やらで予測していざ来るぞって時に儀式を始めるとかなんとか 手品師みたいなものなのか

二号 ‏@siroma5789 11月10日
生け贄を捧げねばならないと思うほど困窮した状況にあった→皆か信じこまないとやってられない→自己暗示が激しくなる→人の操作に使えると気づく奴が出てくる→テクニックを使う→広まる 妄想です

ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月10日
@siroma5789 困窮したのではないですよ。迷信はある意味経験科学みたいなとこあって、神社にお賽銭あげて祈りを捧げるでしょう?生贄を何か捧げる事で世界に働きかけれると信じれるほどのリアリティがきっとありまして。そうでなければ世界中に生贄思想があるなんておかしいでしょう?

Frederich Ⅹ ‏@6thCrusader 11月10日
@lakudagoya @siroma5789 自分の取り分を捧げるところから始まった

二号 ‏@siroma5789 11月10日
@lakudagoya 言うてみれば現代の仕事も自分の体を捧げてカネを貰ってるようなもの 家畜が捧げられた理由の一つに価値があるからというもの 奴隷=所有している人の数が価値基準になっていたから人の命を捧げていた…?のかな

価値の重い物を捧げればそれ相応のものを貰えるという 3000万円払って持ち家を買うのと 奴隷を100人捧げて王権の安泰を祈るのは同じ感覚なのかもしれない

猪の内臓も土の中に埋めて他の動物にやるとかなんとか 狩りに節度を持つのはその生き物がいなくならないようにするため 自然への畏敬を持つのは人間も粗末に扱わないようにするためだった…?

そういや何かの漫画で鹿を狩っても首だけは戻すことをやってたな 御頭祭も似たようなものなのか 色んな所にいた首狩り族
といいなにか云われが

フランスの国歌の中に 「敵の喉を掻き切って畑を奴等の血で埋めてやれ」ってフレーズがあったはず そこもエジプト由来なのか? 確かに人の血も肥料になるけどさあ


ねこた@白旗上げました ‏@lakudagoya 11月10日
実に。偉大な人に対して批判するなカルトが盛りだくさんですねRT https://twitter.com/6thCrusader/status/663994530803257344 …
Frederich Ⅹ ‏@6thCrusader 11月10日
偉大さを批判を退ける要因にしてはならない

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya
ムハンマドの部族のクライシュ族は、恐らくルシファーの元ネタの人間生贄ラブのアル・ウッザーを奉じてますた。クライシュというのは、サメのように人に食われないけど、捕食うまいという意味らしいです。

耶蘇教でやたらとサタンが~るしふぁーが~と言う人は、ルシファーの明確な根拠を出せよ?と迫っても、誰一人根拠出した奴いないんだよね~。ヘレル・ベン・サハルってバビロンの王様じゃね?と突っ込んだら誰も答えれなかったなwで、るしふぁー叩く陰謀論者はなぜキケロさんの本に言及しないの?

艮の金神ってルシファーとはねぇ。ルシファーは聖書翻訳で生まれたいんちきかも知れんけど、やつらのご本尊を和風のカバーかけて拝まされるのは正直関心せ んな。大本教とその派生宗教はルシファー信仰なんだよね。基本。悪魔崇拝もぶっちゃけウザいんだよね。両方まとめてゴミ箱へだな。

ルシファーとゆーのはね、バビロンの王様のヘレル・ベン・サハルの訳語なんだけど、いじめられっ子のユダ公が勝ち組の王様死ね!とか言ってたネタがイザヤ 書のアレね。でもなんでいつの間にか、あんなルシファーなイメージになったかどうか、わからないんだよ。そこずっと悩んでたの。

悩んで放置してたらさ、たまたま古代ローマの悪徳弁護士のキケロさんの著書「神々の本性について」をパラパラ捲ってたら、なんと!ローマの女神ディアナ (ギリシャではアルテミス)の事をルキフェラと書いてあったんだよ!あーもしかして、歯切れの悪い耶蘇教陰謀論者のルシファー叩きはこれかと納得!

歯切れの悪いクリスチャン陰謀論者は、出典不明のルシファーについて、おまいらが異端とdisるオリゲネス(新プラトン主義のプロティノスの同門ねこい つ)のサタン=ルシファー論を引っ張りだしてきては、ルシファーはサタンとおんなじだから悪!!!と言ってるけど、これじゃいまいち納得しないよね

でね、ルシファー=金星だから、イシュタルみたいな何かの女神だろうとは思ってたけどさ、証拠がなくってね、困ってたら、まさか耶蘇教以前に書かれたキケロさんの本に答えが書いてあるとは思わなかったんだよ!古代にルキフェラと呼ばれてた女神か何かが耶蘇教に悪魔と罵られたわけか。

テルマエロマエの主人公のルシウス(てめーもルシファーだw)が、日本人の古代ローマオタの女と恋に落ちるんだけど、それを褒める時の言葉が「ディアナの ようだ」なんだよ。キターディアナ=ルシファーだよ。古代ローマオタの旦那を持つヤマザキマリがこのキケロの本の中身を知らないわけないでしょ?

ふーん、セネカ君ファンの旦那を持つヤマザキマリが書いた主人公の名前がルシウス(ルキウス)で作中に使ってる暦がグレゴリオ暦で?って何を暗示してるの かな?wwwまー最初の風呂が騒々しいシーンの元ネタはどこかみんあ知ってるかな?それはセネカ君の「書簡」に描写があるシーンなんだよ。

だってね、ヤマザキマリの旦那は重度の古代ローマオタで、部屋の壁にセネカの格言とか貼ってるんだよね。あっ、こいつもセネカ君ファンか。テルマエロマ エって陰謀臭くないと思ってたけど、裏社会はどんな作品でも陰謀のネタバレ用意できるわけね。流石だ。で、古代ローマなのにグレゴリオ暦なんだよ?

そんなヤマザキマリが新作書いてて、その作品名が「プリニウス」だって。プリニウスの博物誌のプリニウスだよ?この人の本復刊されないかなぁ?で、プリニ ウスって生きてた時代、モロにセネカ君がリアルで生きてた時代だよ?ネロとかアグリッピナとか出るんだよ?うわーーー陰謀くさっ!

おお!検索してみたら、「プリニウスの博物誌」新版出てる。http://mjk.ac/agFrHX 是非県立図書館で借りないとねっ?できればストラボンの「神代地誌」も欲しいですぅ!しかしネロとアグリッピナの出る時代をフォーカスするとか、ヤマザキマリすげー!そのうちセネカ出るかな?

ヤマザキマリインタビューより「もちろん、考証をしたり、プリニウスの原書から抜粋したラテン語です。『テルマエ・ロマエ』のときも、ちょっとしたラテン 語が出てくると、検証する読者がいましたから、それを慮おもんぱかると間違えられない。セリフのカタカナ表記にもこだわりがあります。」続く

みんあ、小泉改革の元ネタになった「新時代の日本的経営」って知ってっか?非正規雇用を大量に増やして奴隷社会にしてしまおうってやつ、実は元ネタはロー マ帝国なんだ。こいつらさ、ネタ元をちゃんと書かないから、新たに生まれた思想のよーに感じるけど、単なるローマ帝国のパクリなんだ!

ふーん、ヤマザキマリってラテン語もギリシャ語も読めるんだ?凄いな。それはともかく、テルマエロマエみたいな古代ローマものの、リアリティを追求してる とはいえ、奴隷があからさまに描かれるようになったのは、日本社会が奴隷制度肯定という方向へ舵を切ってるからなんだよね。非正規雇用の事だ。

耶蘇教でやたらとサタンが~るしふぁーが~と言う人は、ルシファーの明確な根拠を出せよ?と迫っても、誰一人根拠出した奴いないんだよね~。ヘレル・ベ ン・サハルってバビロンの王様じゃね?と突っ込んだら誰も答えれなかったなwで、るしふぁー叩く陰謀論者はなぜキケロさんの本に言及しないの?

あれれん!キケロの「神々の本性について」をパラパラ読んでたら、なんと!古代ギリシア人は、ローマの神ディアナ(ギリシアではアルテミス)をルキフェラ (光をもたらす)女神として拝んでたみたいな事が書いてあったんだよ!あれ、ライトブリンガーのネタを書いた後偶然過ぎる発見だよ!

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年7月28日
幾原監督の「ユリ熊嵐」観たいんだが、
時間が無い。
多分、重要なアニメだとフェイド大帝の
直感がw pic.twitter.com/Au39Tzzdap

ユリ熊嵐観てないけど、考察サイト 見る限り、結構解釈間違えてる人が 多い印象。 ピングドラムで幾原が宮沢賢治を 引っ張って来た時点で、基本、 天体と占星学的モチーフがベースに なっているだろうと気付かないと イカン。

幾原のノーミソじゃ、キリスト教と イスラーム教の仲直りみたいな 単純な構造を考えるはずないw

熊=小熊座+おおぐま座=カリストー= 北極星。
カリストーが熊に変えられたのは 処女を捨てた罰としてのアルテミスの 怒りという説がある。
アルテミス=月=銀=処女=マリア →クマリア女神
紅羽=ケフェウス座のガーネットスター
ガーネット=赤色

小熊座の次に北極星になる候補が ケフェウス座。
で、このガーネットスターってのは 小熊座に近付く進路を取る。 だから主人公とクマ娘がキスするって のはそういう意味な。
嵐は恐らくゼウスだが、アーリア系の インドラやシヴァかも。

アニメで宗教系ってのは大抵メイソン教 の息が掛かってるんで、奴らに取って 博愛とか純愛なんざどうでもいい。 カルト狂いってのは所謂キチガイだから 占星術とか風水とか魔術に拘る。

あ、 百合は通常、おフレンチ王家の シンボルでキリスト教の三位一体や、 女性器の隠喩という解釈が一般的 なんだけど、聖母マリアのシンボル でもある。 だから百合=マリア=処女ね。

ところでレアと言えばギリシャ神話の ゼウスの母親の女神だが、 ローマ建国のロムルスの母親もレアだ。 クロノス神話のゼウス出産のくだりは ロムルスの伝説にソックリなので ゼウス=ロムルス=ローマ帝国の主神 ユピテルだろう。

で、このロムルスの母親のレア、 ウェスタの巫女をしていた。 ウェスタの巫女が何か分かると 聖母マリアさんが何なのかも よくわかってくる。 ユリ熊嵐では主人公の母親がレアな。

ところで、ユリ熊嵐のキャラが 六芒星のアクセサリーを付けているが、 これをユダヤのシンボルだ!と 決めつけるのは尚早である。 そもそも六芒星は元々ダビデと何の 関係もなく、17世紀にイエズス会が 考案したシンボルをユダヤ人に 与えたのが始まりだ。

では六芒星がキリスト教のシンボルかと 言うと、話はそう単純じゃない。 元々インドのヒンズー教のタントラ で使っていたヤントラという象徴 がある。これは男女の性交を隠喩
している。 エロ好きの幾原だから、こちらの 方の意味が本来の意図だろう。

ヤントラ pic.twitter.com/zmczwxIgk4



J・ナナミ@pinkglalem
イスラムの起源について...イシュタルが、イーノー(月の女神)やイシスになったのと同じ流れ。バビロニアでセミラミスと同一視されたけど、コレがギリシャのアルテミスになった。イスラム以前にはアラビア半島にはアルウッザやアラットという女神信仰があって、コレがアラーになった。
この辺は、道教⇒道院⇒紅卍字教団と同じよーな流れ。日本の近代神道と同じよーに、ヴァチカンによって再編され、裏カソリックとして造り変えられてる。何のことはない。ただのインチキだョ。
キリスト教の三位一体とは、セミラミス、タンムズ、ロムニドの近親相姦の親子神話がもと。セミラミスがマリアなんだョ。つまりアラーは神の妻であり母なんだョ。
Rグレイブスは、月の女神は、「男をその気にさせるモノ」、男根信仰だと言ってる。つまり女神は、男のすべての行動の動機だと言ってる。

J・ナナミ‏@pinkglalem
神は存在しない。確実にね。人は自分の勝手なイメージのある状態に名前をつける。コレが言葉。その言葉が指し示すモノに実体は無い。その人の頭の中のイメージにのみ存在する。宗教はこのイメージのカテゴライズ。だから、最初の宗教はみんな多神教。そして、コレを詐欺に変えた時、一神教が生まれた。

だから、#一神教 は、=詐欺。と言ってかまわない。詐欺の被害者を増やす目的で、「#創造主」は造られた。何れにシテも「神」と言うモノは存在しない。#言葉はモノの名前ではない
思想や信仰が人の行動の動機になることは、ありえない。動機はあくまでも“利権”。心の問題なら、まず納税の義務をはたしてョ。信仰の問題はそれから...#宗教法人課税。
思想や信仰がテロの動機になるか?ありえない。利潤が絡む連中が裏で糸引いてる。宗教と言うのブラックボックスを破壊しないかぎり、血生臭いことは続くョ。
それりゃァ一般の信者たちは無垢でしょう。騙されてるだけなんですから...でも宗教の実体は、そのコアの部分は犯罪組織。一般信者は、ソレを守るための“人間の盾”なんだョ。こんな卑劣なことはない。

Danner ‏@danner_2009 1月3日
ギリシャ神話の最初は「まず最初に混沌(カオス)があった…」だが、このカオスとは後の訳であり、本来は「すきま(空隙)」を意味するという。何とも色即是空的な、説教講演に科学トピックを盛り込むタイプの人が好きそうなネタ。「古代ギリシャのリアル」より。

kotone ‏@kotone 2015年12月24日
「古代ギリシャのリアル」止まらなくて読みきっちゃった。色の概念の話が特に面白かった。いわく、色相は軽視されて彩度と明度、むしろそのものの性質が重視されるので「緑色の血」「ワイン色の海」という表現になるのだとか。なるほどねー。 pic.twitter.com/i52aVPQcEK

りうき ‏@riuki2010 2015年12月23日
ドキドキプリキュアを見返してて、キュアハートさんの最終形態が「パルテノンモード」だって思い出したんだけど、藤村シシンさんの「古代ギリシャのリアル」でパルテノンとは「処女のいる場所」って知ったから、元々「なんだそりゃ」って思ってたのが益々「…なんだそりゃ」になった。処女かそうか。

ClaraKeene ‏@clarakeene 2015年12月22日
32年ぶりに五輪出場を決めた水球日本代表は「ポセイドンジャパン」と呼ばれているそうだ。 http://poseidonjapan.net どうでもいいけど藤村シシン『古代ギリシャのリアル』によるとポセイドンはもともと地震の神だったらしい(津波は地震と切っても切り離せない)。

『古代ギリシャのリアル』、レヴァントのバアルそっくりな最高神ゼウスの機能、サンタクロースの取り合いを思わせる都市国家間のゼウスの取り合い、フェミニスト神学が放っておかなそうなヘラの存在感など、いちいち面白すぎる。


藤村シシン|発売中・古代ギリシャのリアル ‏@s_i_s_i_n 2014年1月30日
【ピタゴラス先生まとめ】
・万物の根源は数
・三平方の定理を発見
・和音を発見 ・アポロンと同レベルの超絶美形 ・病を治せる矢を持っていた
・その矢に乗って飛んだ
・6の3乗の年月(216年毎)で輪廻転生できた
・弱点は豆
ピタ~ゴラスイッチ♪とか言ってる場合じゃないキャラ立ち

黒川巧 ‏@kurokawa_t 2014年1月30日
あと明けの明星と宵の明星が同一の星だと発見したのもピタゴラス先生ですからね!

黒川巧 ‏@kurokawa_t 2014年1月31日
【僕が考えたピタゴラス先生の必殺技ネーミング集】 ・<アバリス・アロー>(彼は全ての病を癒せるアバリスの矢を持っていた) ・<216リーインカネーション>(6の3乗の年月で輪廻転生) ・<ハルモニア・ムンディ>(惑星が奏でる音楽で相手を撹乱) ・<三平方の定理>三角定規の角で殴る

小早川ヤヱ ‏@8e_k 2015年10月24日
古代ギリシャのリアルは真っ白な神殿に青い海のイメージを1ページ目から壊した上にその理由をを分かりやすく教えてくれる素敵な本だよ 読みやすくて新たな世界が見えるよ おすすめ

ラフィ ‏@may4764may4764 2015年10月22日
年表のお尻は『カオスから宇宙が生まれる』で頭が『東京オリンピック(予定)』です。と伝えたら旦那に「読み終わったら貸して」て言われた。『古代ギリシャのリアル』

Mr.カトー ‏@Mrkat0 1月30日
ギリシア・ローマ彫刻はなぜ白いのか?大英博物館の恐ろしいスキャンダル http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=310846&g=131205 … パルテノンから削って盗んできたものを、美しく見せるためとして、真っ白に洗浄していた。 ⇒茶色い肌だと都合が悪い。 pic.twitter.com/ggYYm2cZKS

テトリスやすし ‏@tetrisyasushi 2015年10月23日
藤村シシンさんの『古代ギリシャのリアル』、師匠の樋脇博敏先生の『古代ローマの生活』。
両方読むと、ギリシャ期からローマ期にかけての、ホモセックスの変遷が見えてくる。

古代ギリシャ→素股が正式
古代ローマ→異性間だろうが同性間だろうが、挿入するのが権力者のあり方

沢谷 涼香Suzuka Sawatani ‏@sawatanin 1月20日
『古代ギリシャのリアル』で出て来た古代ギリシャ人の色彩
ワイン色のエーゲ海=οἶνοψ πόντος(オィノプス ポントス)
ワイン色の羊(濃菫色の羊毛)=ἰοδνεφὲς εἶρος(イオドネペス エィロス)
緑色の血=αἷμα χλωρόν(ハィマ クローロン)

『古代ギリシャのリアル』で出て来た古代ギリシャ人の色彩2
緑色のはちみつ=μέλι χλωρόν(メリ クローロン)
(クセノパネースさん曰くの)虹の三色 紫=πορφύρεος(ポルピュレオス) 赤=φοινίκεος(ポィニケオス) (黄)緑=χλωρός(クローロス)

Coda ‏@coda1225 1月13日
噂の藤村シシン氏の「古代ギリシャのリアル」買ったよー! 古代ギリシャの色彩感覚の話が面白かった。古代日本の色彩感覚と似てる。古代日本も明度彩度で色分けをしてて、色そのものより色が象徴する性質によって色を使い分けてた。赤=明るい色全般 黒=暗い色全般 青=その中間色全般→

高野。 ‏@takano3x6 1月31日
尿道結石って聞くと、藤村さんの「古代ギリシャのリアル」にあった美少年とセックスする夢を見たら治ったって話が、もうなんか、古代ギリシャすげーなって感じがしてすごい好き

藤村シシン @s_i_s_i_n
2014-04-22 22:46:59
そういえば古代ギリシャの性行為は男女でも男性同士でも、いわゆる「立ちバック」が基本で正常位はほぼ無かったんだけど、そう思うと「正常位」っていつから正常位になったんだろう。

黒川巧 @kurokawa_t
2014-04-22 23:04:37
2世紀にアルテミドロスが「精液の流れ方から言って正常位が最も適切で自然な体位である。立ちバックは許さん」と言っています。これがヨーロッパで最古の正常位推奨文献ではないでしょうか。

月子@冬一日目セ14b ‏@tsukikoTB 2014年4月22日
@s_i_s_i_n 確かキリスト教の神父がそういう獣チックなのいかん、て禁じて正常位を励行したのが始まりだったと…だから欧米では正常位を神父の体位とも言うそうです。

藤村シシン|発売中・古代ギリシャのリアル ‏@s_i_s_i_n 2014年4月22日
@tsukikoTB ありがとうございます!やっぱりキリスト教が正常位推奨だったんですね。それ以前にストア派の正常位の励行があったようなのですが、やはりヨーロッパ全土に広まったのはキリスト教によるところが大きいでしょうね!

藤村シシン @s_i_s_i_n
2014-04-27 23:07:35
古代人の他愛ない壁の落書きを読んでみたい、誤字まみれの冴えない言葉でもいい、生の古代人の声が聴きたい!と思って古代ギリシャ語を学び始めたけど、いざ落書きが読めるようになると「あの少年の股で素股したい」とか「あの男を犯すしかない…好き」とかろくでもない言葉で溢れている事に気づいた。

藤村シシン @s_i_s_i_n 2014-04-22 22:00:39
ちなみに、古代ギリシャでは素股もアナルセックスも男性同士の同性愛に特有なものではなくて、妊娠したくない女性もアナルセックスをしていた。ただ一つフェ●チオだけは女が男にやるものだ、と思われていたので、男同士でやってる壺絵はほとんど無い。

藤村シシン @s_i_s_i_n
2014-04-22 21:32:35
古代ギリシャ内でも、男同士で同性愛をすることが法律で義務付けられていた都市と、逆に法律で禁じられていた都市があるので、かなり幅広いです。

藤村シシン @s_i_s_i_n
2014-05-01 23:39:24
古代ギリシャは「カロカガティア(美即善)=美しい物はそれだけで善い物だ」という究極の容姿至上主義であり、史上最高の美少年は暴行、窃盗、動物虐待をしても、自国を裏切り敵国に付いた上その国の王妃を妊娠させ、最終的に彼が原因でクーデターが起こり民主制を崩壊させても「許す!」だった。

藤村シシン @s_i_s_i_n
2014-04-30 20:52:12
古代ギリシャでは、男性が少年に恋した場合、
1.まず家に凸し、家の前で彼がいかに愛らしく美しいかを竪琴片手に徹夜で歌い上げ、2.玄関に花冠を飾り付けまくり、3.街中の壁に彼の名を刻みまくり、4.プレゼントを贈りまくり、5.恋敵がいたら殴り飛ばし、6.それでも駄目なら1に戻る

藤村シシン @s_i_s_i_n
2014-04-30 22:51:03
「12歳の少年は初々しく、13歳はもっと愛らしい。14歳で開花する官能の何という甘美、いや15歳はより芳しい。16歳の美しさはもはや神の域、そして17歳…美が極まってゼウスが連れ去り、俺たちには分からない。」という古代の警句が古代ギリシャの少年愛の全てを物語っている…

藤村シシン @s_i_s_i_n
2014-05-02 21:46:49
古代ギリシャの良識的な同性愛では受け側にもルールがあり、
1.自ら性行為を求めるな、2.心より先に体を許すな、3.性行為中に屈服的体位をとるな、そして4.自分の体のいかなる開口部にも攻めのペニスの挿入を許すな。
…つまりフェ●も肛門性交も駄目なので、ここで素股が活きてくる。

はなだん ‏@hanadasei 2015年12月7日
藤村シシンさん『古代ギリシャのリアル』のんびり読み中。アテナの項の名言集が実質アレスdis集とか、アレス軍神なのに各所で“結局負ける”とか、アフロディテの恋のおまじないがハードル高すぎる(もはや呪術の域)とか、いろいろおもしろすぎて……。寝る前に読んじゃいかんわ。目が冴える……

もにゅるん ‏@monyurun 2月24日
『古代ギリシャのリアル』読み始めましたがものすごくいい! 色の概念は少しだけ日本も似てるかな? 確か古代の日本には、白、黄色、朱など明るい感じの色を指す「アカ」と青、灰色、紫など暗い色を指す「アヲ」しかなかったって何かで読んだことあるよ。

猪崎羊弥 ‏@inohituzi 2月19日
ふくろうとみみずくは、古代ギリシャのリアルで確認したら、フクロウ=アテナ、メンフクロウ・ワシミミズク=アレス、メンフクロウ・ミミズク=ハデスとあって、こう、勘弁してほしい。

Yupon@2/25~東北・北海道 ‏@yupon_U 2月20日
藤村シシンさんの「古代ギリシャのリアル」、まだ読み始めたとこだけどおもしろい!おもしろいよ!オリオン座の「オリオン」は「放尿する男」の意味!オリオン座が見える時期がちょうど雨季だったので、「放尿ありがとう!」ということらしい! pic.twitter.com/ayMjIVdOHn

†リッターピクトで昇天ウーナ† ‏@unaverarossa 2月15日
今まで、様々な神々の誕生を書籍などで読んで参りましたが、藤村シシン先生著「古代ギリシャのリアル」にあるアテナの「父ゼウスの頭から完全武装で雄叫びを上げながら産まれた」ってのも、大概だと思いましたわ。もう、最強の処女ですよね。っょぃ…

あふひ ‏@afuhi_mallow 2月15日
@hanahana182 あちこちに恋人が多い神様や属性が多い神様は地方の誘致合戦の結果ですよねー。古代ギリシャのリアル、という本が面白かったですし神様のキャラシが載っててわかりやすかったですよ。

ケダマ ‏@necokedama 2015年12月8日
古代ギリシャのリアルって本のなぜ神々は残酷に人を殺すのかって項目に「人間と同じ姿で、同じように笑い、嘆き、恋し、嫉妬し、憎しみ、しかし我々が考えもつかない理由で簡単に人を殺す。恐ろしい不死なる存在──これが古代ギリシャ人の考えた神々の姿」って書いててじゃあデップーは神ってこ文字数

Tamago de Gomenyo ‏@TGomenyo 2月22日
藤村シシンさんの「古代ギリシャのリアル」に、古代ギリシャ人にとっての「終末」が何を示したかという詩があった。
人々が優しさと思いやりを失い、力が正義となり、人間のモラルが崩壊する日のことらしい。
ああ、今まさにそんな感じ!とちょっと感動した。

古代ギリシャのリアルといえば、アリとキリギリスの話、俺も熱帯気質を解説するのによく使うw わかるか、冬が来ないということは、あの教訓が文化の中で生まれない、ということだ。キリギリスが正解なのが熱帯なんだ、とw

宮廷舞踏 社交界 ‏@QuadrilleTuteur 2月19日
@QuadrilleTuteur

すなわち

古代ギリシャ人の考えた「世界の終わり」は

友や親族、人と人とのすべての関わりにおいて

心が通じ合わなくなった世界


なのだ

というようなことを

この本(古代ギリシャのリアル)で読んだ。


Yupon@2/25~東北・北海道 ‏@yupon_U 2月23日
「古代ギリシャのリアル」読んでる。鍛冶の神ヘファイストスが不憫でならない。生まれた途端「何なのこの醜い子は!」と母親に海にぶん投げられ、長じては眉目秀麗な弟に妻を寝取られ…「醜いのは俺のせいじゃない!両親のせいだ!」うんうん、あんたは悪くないよ…(T T)

甘夏 ‏@amanatsu_books 2月21日
藤村シシンさんの『古代ギリシャのリアル』を読んでいるところです。ゼウスが異常な浮気者設定なのは、あまりに人気だったために自称子孫がたくさんいたせいだと。なるほど、その視点で考えたことはありませんでした。

星彦 (通販は2月末予定) ‏@asterhiko 2月12日
@s_i_s_i_n 慰霊碑っていうと、文字通り霊を慰めるためだと思うんだけど、古代ギリシャでは骨と同様、慰霊碑自体にも力が宿るという考えあったりするのかな?英雄の慰霊碑ってけっこうあちこちボコボコ立ってたりするんだろうか?

藤村シシン|発売中・古代ギリシャのリアル ‏@s_i_s_i_n 2月12日
@asterhiko 基本的にはアポロンの神託の命令がないと英雄の移骨はできないけど、何らかの理由で骨が手に入らなかった場合(相手方の妨害等)は「しょうがねえ!ガワだけ建てるか!」って事はある。やっぱり骨はあった方がいい(笑)。

黒猫@猫の杜 ‏@kuroneko_morino 2015年12月25日
神と英雄の違いは、墓と骨があること。古代ギリシャ人は遺骨に力があると信じた。英雄は墓に縛られるので、墓のある土地を守護する。ゆえに遺骨と墓の奪い合いが起きる。 #ニャーゴ

宇野ゆうか ‏@YuhkaUno 2015年10月18日
神はギリシャ全土で崇拝されているので、神話を変更できない。英雄はご当地キャラだから変更OK。 #古代ギリシャナイト
英雄の骨を隠し合う。→そのまま忘れられることもw #古代ギリシャナイト
古代ギリシャの英雄、骨を持っていかれると、その土地の力になる。将棋の駒的な
。 #古代ギリシャナイト

いくらぶっかけ ‏@MS_2663 2015年10月18日
古代ギリシャの争いは間接的な嫌がらせで戦う。相手の国の大英雄の墓を暴いて骨を奪い、自分たちの国に埋め「あっ、俺この国好きかも…」と大英雄に思わせるところから始まる。完全に死霊呪術師のステージ! #古代ギリシャナイト

のらくらあきら@いぬ ‏@0dragon10 2015年5月31日
古代ギリシャではマンモスやマストドンの化石が発見されていたのか。大腿骨や牙は化石として残りやすいから、そこから半神の英雄(長身)や巨人を連想したり、(おそらく頭蓋骨を見て)サイクロプスを連想したりしたんだろうということだった。

黒川巧 ‏@kurokawa_t 2014年5月8日
ギリシャの吸血鬼をハントするのが何故こうも困難なのかというと、各地方の方言が多様で村同士の繋がりも希薄なので、一人の吸血鬼に対して名前が何通りもあるからなんですね。そうなると「名前で縛する」って方法が出来なくなるのです。「○○よ、土に還れ!」って言っても効かないのです。

黒川巧 ‏@kurokawa_t 2014年5月7日
それはもちろん最強の吸血鬼にして最古の吸血鬼、"暗黒の女君"ギュローでは。捕まえるには彼女が持つ12と2分の1個の別名全てを叫ばないといけません。列挙すると、アナヴァンダライア【空駆ける者】、アプレトゥー【強欲】、ビズー【血を吸う者】、プシュカナスパストリア【魂を捕える者】文字数

@4syamo まずどの名が2分の1個なのかと言いますと、「ペタメネ」です。では「なぜそれが1/2なのか?」は解釈が様々ですが、僕は「名が体を表していないから」 だと思います。というのも吸血鬼は不死者ですが、この名は「死者」を意味するからです。彼女にとっては不完全な名なのではと。

黒川巧 ‏@kurokawa_t 2014年5月11日
いや、一番チートなのはイタリアの吸血鬼かもしれません。他の吸血鬼を食える吸血鬼がいます(人間と吸血鬼の間に生まれたいわゆる「ダンパイア」)。なので、全世界吸血鬼サミットにこの種類のイタリアの吸血鬼が出席したら、他の国出身の連中全員食われるんじゃないでしょうか。

藤村シシン|発売中・古代ギリシャのリアル ‏@s_i_s_i_n 2014年5月7日
古代ギリシャの吸血鬼って、日光を恐れないから昼でも外歩きしてる、肉体は無敵で銀の弾丸も恐れない、人間の血は必要不可欠ではなく、ワインを楽しむように嗜好品として啜っている、倒すには寝込みを襲って然るべき儀式を行うか、徹底的に無視してメンタルを折るしかない…って強いか弱いか分からない

白黒目玉 ‏@Medamas 2015年12月8日
『古代ギリシャのリアル』の神々の履歴書、何かに似ている気がしていたら、漫画の設定資料集でした。もはや異世界の新しさ、さすが一大文明の深み、キャラ紹介も整理されていて、ラノベほどに軽い読み口なのに初耳率70%切る人は専門家だろうというレベルの情報量。遠大な本編に興味が湧きます。

しのぶ ‏@shinobu_libra 2015年12月15日
@shinobu_libra “古代ギリシャ語で「ヒマ」を表す「schole」が、英語の「学校(school)」の語源になっている” 『古代ギリシャのリアル』

メイ ‏@mei3pannda 2015年11月29日
古代ギリシャのリアルの鍛冶神ヘパイストス(足悪い。醜い。地位低い)と かみありの鍛冶神大眼(足悪い。隻眼。厄神)で共通点がある。 ギリシャの鍛冶屋は脱走、情報漏洩防止のため足損ねた説。 日本の鍛冶屋はふいごを踏むため足が悪くなる説の違いはあるけど神話に内包される歴史が興味深い。

ClaraKeene ‏@clarakeene 2015年12月21日
藤村シシン『古代ギリシャのリアル』やっと読み始め、最初の10頁そこらで魅了される。この人うまい!逆向きの年表とか。用語の使い方も長母音とか複数形とか拘ればキリがない所を一般向けにざっくり簡略化してたり、巨大な知識に振り回されない一流の人文系ライター。分野違うけど小塩節思い出した。

みどりむし@育児中 ‏@gruegreen 1月4日
他に指摘してる人もいるけど、例えば古代ギリシャと日本の習慣の共通点を指摘して共感させることで「理解させようとする」力をビシバシ感じる。おすすめの漫画について語るみたいに神たちを推される。このような入門書がある古代ギリシャクラスタが羨ましいどころか妬ましくなるレベルだった

私の専門は哲学だったけど あの分野で『古代ギリシャのリアル』は産み出せない 間違いなく 何故なら入門者に優しくする習慣がないから。簡単に理解されてたまるか。と思ってないとあんな訳できないでしょ お前だよハイデガーのちくま訳… 藤村一味を見習おうぜ…

テトリスやすし ‏@tetrisyasushi 2015年10月19日
藤村シシンさんの『古代ギリシャのリアル』を読み終わった。 「供物を捧げる人間が一人もいなくなったら神々も餓死する」という概念、東方に出てきた「信仰を失った神は力を失い、存在できなくなる」に非常に似ている。

ニコニコ大百科 ギリシア神話
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1
”アポロン

ゼウスとレトの息子でアルテミスの双子の兄(もしくは弟)。太陽神で芸術・光明・予言の神。シスコンでイケメン。ゼウスにもらった竪琴と男性を即死させる銀(黄金とも)の弓矢を持って太陽という名の黄金の馬車で空を駆け巡る。彼のいる矢はどこまでも届き、疫病を蔓延させる事ができる。結構迷惑な気がするがいいか。

ゼウスの妾の子だったため胎児の段階で女王・ヘラに迫害されるが、レトの姉妹でゼウスに白鳥に姿を変えられたアステリアの上で産まれた。その後感謝のしるしとしてその出生の地、デロスをギリシャの中心に据えた。
カラスが黒いのはアポロンの恋人の死の原因を作ってしまったため「永久に喪に服してろ」と黒く塗られたからとか。
彼が頭に月桂樹を被っているのは、月桂樹にされてまで彼の求愛を拒んだダプネという妖精を偲んでだという。また、ヒヤシンスはアポロンが愛した少年・ヒュアキントスを偲ぶアポロンの涙から生まれたという。

アルテミス

アポロンの双子の妹(もしくは姉)。月の女神で狩猟・弓術・清浄の女神。ヘパイストス特製の女性を即死させる黄金(銀とも)の弓矢を持ち、星が降り注ぐように矢を放つ。
前項で述べた「レトの出産」があまりにも難産だったため、見かねた虹の女神・イリスがヘラの娘で出産の女神・エイレイテュイアをこっそり連れてきてその場を乗り切った…

という話もあるが、本当はアルテミスが兄より先に産まれ、産まれて早々助産婦を務めたなんて話もあるのでアルテミスは出産の女神とも言う。
だが自身はゼウスに永遠の処女を誓い、それは付き人らにも恋愛禁止令を出すアイドルグループ並みの徹底ぶり。ちなみに破ると破門されたり殺されたりする。
基本は優しいが有事になると恐ろしく冷徹になる。一例として、母・レトを暴行しようとした巨人を兄と倒したり、水浴びの現場を偶然見られた狩人をシカに変え、その狩人の猟犬に八つ裂きにさせたりしている。怒らせると怖い。

たしかに気性の荒い所があるが、機知と礼節はしっかりしている所も有り、自分の治める森の鹿が狩人に傷つけられ、農家に流れ着いて介抱された際はお礼に死神が来るほど弱った農家の父の命を救ってくれる話がある。

では、どうやって命を救ったかと言うと、流石のアルテミスでも真面目に仕事をする死神を追い払うのは不味いと思ったため、自分治めるの森で懲りもせず森で狩りをしていた狩人を殺して、狩人の魂をノルマ分として死神に回収させた事で恩人の命を救っている。

アルテミス「ノルマ分が一人なら今私が殺したあいつで手を打て」 死神「ノルマは一人分ですからまぁいいでしょう」

そんな彼女は有名な狩人のオリオンといい雰囲気になるが、シスコンの兄貴の作戦で自ら彼を殺してしまう。お兄ちゃん、見苦しいよ。

兄「アルテミスー、君って弓術の女神だけどあの遠くで光ってるアレに矢を当てるのは流石に無理だよね?www」(実はオリオンなんだけどね!)
妹「出来ないわけはないでしょ! 見てて!」

スパーン!!(狩猟の女神・アルテミスは矢を外さない)”

desuperado ‏@desupehannari 3月5日
東京喰種おもろいのー。TLでtwしてんのは、ココネコさんくらいか。チャンヒナを助けにカネキ頑張るのかのー?

隻眼の王は、オーディン。ピエロはトリックスター。トリックスターといえば、ロキ。大事な時の狂言回し。ピエロの頭はやっぱ神父さんだろね。ロキの息子はフェンリル。フェンリルはオーディンを殺した。狼はアモンなんだろなぁ。アモンさんのライバルは~だよな。左目が赤いんだしよ。

有馬の目が見えてないとかそんな感じの今週号でしたが、カタッポ義眼かな。隻眼の梟が二人いたんだから王が二人いてもいいべw

お読みくださり感謝の極みです!

⓵「事実と意見を区別」②「思う、感じる、感情表現の禁止」を守れば論理的文章がすぐ書ける!←そんなことより 「丸に十字」「人型の十字架」「エプロン」のマンダ教だ! 青木健『古代オリエントの宗教』 

 ツイッターで私の記事を紹介してくれる人には感謝していますが、工事中のものを紹介してほしくありません。
これから書く、非常に有効な論理的思考の訓練方法を短文にまとめたので、未完成記事を紹介したい素晴らしき人はこれをのせておくれ。

論理的思考力を超簡単に鍛えられる方法は縛りプレイ!
⓵事実と意見を区別。
②~と思う、ように感じる、感情を表現する全ての形容詞の禁止。
縛りプレイで文体を変えることで、強制的に感情優位が止まり、論理的になれるよ!


がちがちに短期間だけ実践してください。特にツイッターやっている人。
私が意識的にやっていることです。
でももともと論理優位の人はやりすぎ注意。直感と論理の両輪が大事
支配層は論理と非論理のバランスが取れるように訓練しているらしいので、こちらも敵のまねをしましょう(メルセゲルさん風)
ねこたさんのツイート読んでいるくせに全然論理的思考を身に着けようとしない人が多すぎるから具体的な方法を私が提案しました。
最低限、事実と意見を分けるようにしないと、情報の真偽判断がいつまでたってもできるようになりません

――
運よく「叡智(マンダー)」を得て覚醒したマンダ教徒にとっては、死は霊魂が物質から解放される最高の歓びである。“(『古代オリエントの宗教』p,47)
――

「丸に十字」と「人型の十字架」と「エプロン」(おそらく)ってマンダ教すげーな!
Abatur.jpgDarfash_-_Mandaean_cross.png
Abatur_at_the_scales.jpg

磔を想起させる十字は、マンダ十字 Mandaean cross (darfash)や、マンダ旗 Mandaean banner (Darafs)と呼ぶそうです。


フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年5月11日
マンダ教の聖典「銀座騾馬」の
英語版が絶版で手に入らねぇ!

いや、まぁネット上なら無料で
転がってるんだけどさ……
@lakudagoya
多分これが元祖キリスト教じゃない
ですかね
洗礼者ヨハネとノアしか認めないし、
アブラハム、モーセ、イエスは
偽物ってw

ちなみにマンダ教の人間の図の
頭の部分が三角目玉ちゃんw

十字架は只のカカシw
pic.twitter.com/ETmsc2yqn5
Abatur.jpg
Abatur_at_the_scales.jpgDarfash_-_Mandaean_cross.png
@lakudagoya メイソンのエプロンみたいなのも 着けてないっすか?w

ねこた(ツイッター閉店中) ‏@lakudagoya 2015年5月11日
@FeydoTaitei だって、そりゃ大帝、マンダ教はモーセをdisっててファラオこそ智慧の主!みたいな厨二病っぽい教義なんですし、メイソンのエプロンのようなものつけてるのは、ファラオに対する賛美じゃないですか?白い子山羊の皮のエプロンはファラオもつけてましたよ(参考世界史人)
@FeydoTaitei
どうもこんばんわ。マンダ教面白いですよね~ヘタウマイラストなのに、三角目玉ちゃんってwwwそいえば、アメリカという語源は、マンダ教のメリカが語源という説をふりーそーめんの本で読んだ事あります。この教団怪しいからこそ、イラクで迫害されてるんですわ~

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年5月11日
@lakudagoya
一応、頭に水ぶっ掛けて聖別する
儀式ってインドとかにあるんですよね。
王族の戴冠式の儀式だったらしいですが…
密教の灌頂の元ネタ
ですね。

さて、中東のセムが先なのか、
それともインド/イランの
アーリアの方が先か……

ねこた(ツイッター閉店中) ‏@lakudagoya 2015年5月11日
@FeydoTaitei 私は原始耶蘇教の火と水の洗礼も、元ネタはインド・イランだと思うんですよね。所詮ユダ公なんて、アーリア思想のパクリです(笑)マンダ教の聖典を見たら極めてウパニシャッドに似てますね。ただ、マンダ教徒の顔はセム系なので、影響を受けたんでしょうが

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年5月11日
@lakudagoya
そう言えば魚のコスプレが好きな
ダゴンちゃんやオアンネスって
ミトラ帽の元ネタなら、
ダゴンちゃんがヨハネのご先祖様
クサくないですか?

海だか、湖からやって来た賢者
のイメージにも合ってるし。
イエスも魚がシンボル
ですし。

@lakudagoya アンデレもペテロも漁師でしたから、 釣っちゃったのかもしれませんね。 ダゴンちゃんをw

ねこた(ツイッター閉店中) ‏@lakudagoya 2015年5月11日
@FeydoTaitei ダゴンちゃんを吊り上げたとか、そりゃ大物を釣り上げましたね(笑)ニャンゲンを漁る漁師にしてあげようってダゴンちゃんの必殺技にゃのかw

@FeydoTaitei ダゴンちゃんがヨハネのご先祖様とは随分と面白い考察をされますね。その流れダイレクトに大当たりだったりするかも?しかしむさいオッサンが人魚姫のコスプレすんなwww

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年5月11日
@lakudagoya
だって川がこんな状況だったら
本当に人間だって釣れそうw pic.twitter.com/pCB5qfej3Z
マンダ教徒①
マンダ教徒②
マンダ教徒③

ねこた(ツイッター閉店中) ‏@lakudagoya 2015年5月11日
@FeydoTaitei いや、本当にそうですね。この人たち、洗礼者ヨハネのコスプレと言っても差し支えないです。ただ、白装束や教典などを見ると、アーリア系の影響力が強そうです。しかしなんで、イスラームやユダ公に比べたら、耶蘇教まわりはアーリア臭いんですか?


(上記の画像が「マンダ教」で検索して見つからない場合は、「Mandaeism」で検索してください。
英語で検索することは大事。
ウィキは日本語版と英語版を比較するのが大事。
日本語版のウィキのイルミナティの項目には、ババリアのイルミナティのシンボルがフクロウ(梟)だとすら書いていません。だから、△一つ目がババリアのイルミナティのシンボルだというデマを流す寸止め陰謀論者がやりたい放題。
イルミナティ陰謀論の発明者であるバリュエル神父も彼の著作も日本語版ウィキに記事なし。

マイナス検索を利用して、陰謀論初心者はユダヤがつくものを全て避けましょう。ユダヤ陰謀論はキリスト教の伝統。

――

ミトラ (司教冠)=ダゴンの頭
ミトラ (司教冠)=ダゴンの頭

パクり=盗作・剽窃=元ネタを言わず自分がオリジナルだと主張すること、
と定義しております。
元ネタ(引用元)を示せ!を昔の人に求めるのもどうかと思いますね。でもさすがにキリスト教みたいに元ネタを殺しまくったらもう駄目ですね。

ヨルダン川でイエスに洗礼を授けた
前駆授洗イオアン(洗礼者ヨハネ)の元ネタが知りたいなあ。

――

「丸に十字」はヤツらの大好きなシンボルだ。
例えばグノーシス主義のシンボルでもある。→wiki
或いは以前も紹介したKKK。
マルタ騎士団
ナチスのハーケンクロイツ。
十字の部分がマンジになっているが回転するものだからこれでいい。
ナチスの母体のひとつ。トゥーレ協会→リンク
丸に十字を回すと言えば以前も紹介したまどマギOP
田布施システムにもつながる島津家の家紋。
NATOのロゴも丸に十字→公式HP
「弥勒の神の標章は○に十字の神定め」と称する大本教。(霊界物語)
今現在、公式HPのトップには丸に十字は無くなっている。
以前は堂々と掲げていた。→参考リンク


統一教会の旧ロゴ。(2015年8月に団体名を改称しロゴも変えた)
生長の家。
世界連邦運動協会も堂々と丸に十字を掲げる。
しかも「偽りのキリスト」のテーマカラーでもある緑→リンク。
BOJ=日銀。 挙げていけばキリがない。”
宇多田ぴカルとかいう、こうさくいん
の話3
http://codetripleseven.blogspot.jp/2015/12/3.html
※画像は引用元にて直接ご覧ください。

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年11月27日
丸に十字
=太陽十字、グノーシス主義、島津藩、大本教系(和風キリスト教)、ファシズム、白人至上主義、国際汎ヨーロッパ連合の象徴。
太陽十字の意味は囮で、本体はキリスト教とグノーシス主義(選ばれた私=神)。
”弥勒の神の標章は○に十字の神定め” (大本教霊界物語)
✝=ユダヤは悪。


knznymmmy ‏@knznymmmy 2014年12月16日
田ってさ、「◯に十字」の変形でもあるわけさ
んで、◯に十字と言えば
島津の家紋でもあるし
(薩摩にも田布施ってあるらしいね❤︎)
グノーシスのシンボルでもあるし
お下劣国旗もこれの系列だと思われる

また田はにゅいんどーずのロゴにも近いし
マックOS Xはモロに◯に十字


子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年12月16日
@knznymmmy ○に十字=太陽十字・グノーシス主義・キリスト教
ナチス、KKK(白人至上主義)
国際汎ヨーロッパ連合
(2代目国際会長がハプスブルク家)

#大本教(と分派の一部)
島津藩らが使用。
「男」は奴らにとっては、「丸に✝」の下に「力=パワー」だから好きそう。

――
おそらく日本語のブログでは初公開の、日本語の本にも載っていないであろう情報を含む、マンダ教の情報をご紹介。
訳さないほうがよさそうなマンダ教用語は英語のままにしております。

The First Baptists, The Last Gnostics: The Mandaeans
https://www.youtube.com/watch?v=gvv6I02MNlc&index=2&list=FL-XlajTfmtO4-hK2rmyEG7A
によると、マンダ教のシンボルは
・Water is thought to descend from the lightworld above
・Myrtle branch symbolizes life and fertility, as does water”

つまり、水は天上の光の世界から下ってきたから神聖であり、
ギンバイカ(の枝)は水と同様に命と豊穣のシンボルだから神聖
だと、マンダ教では考えているってことです。

・Banner draped on cross-beam
・Sunday as sacred day“
・旗じるしを十字型の棒にまとわせる(人に見える)
・日曜日が聖なる日

“The Story of John Baptizing Jesus
・John refuses, not because he views Jesus as superior, but because he distrusts him
・The “Holy Spirit” is present, but not as a positive figure
・Jesus asks to become John’s disciples—offers to mention him in his writings!
・A voice comes from heaven instructing John to Baptist”the deceiver”.

『イエスを洗礼する洗礼者ヨハネの物語』(マンダ教の伝承)
・洗礼者ヨハネがイエスを洗礼するのを拒絶したのは、イエスがヨハネよりも優れているとみなしたからではなく、ヨハネがイエスを信用していなかったから。
・”聖霊”は良いものではないものとして描写されている。
・イエスは、洗礼者ヨハネの弟子になりたいと要求する。イエスはイエスの本でヨハネについて言及することを申しでる。
・天から声がやってきて、ヨハネに”詐欺師”を洗礼せよと命じる。


(Baptist”the deceiver”はbaptise”the deceiver”の間違いだとみなして翻訳)
※drape……〈服や布などを〉〔…に〕ゆるやかにかける、優美にまとう[まとわせる]

ギンバイカ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AB
”ギンバイカ(銀梅花、銀盃花、学名:Myrtus communis)は、フトモモ科の単型の属ギンバイカ属の常緑低木。地中海沿岸原産。英語でマートル(Myrtle)。ドイツ語ではミルテ(Myrte)。属名からミルトス(Myrtus)とも呼ぶ。花が結婚式などの飾りによく使われるので「祝いの木」ともいう。

別名:ギンコウバイ、ギンコウボク、イワイノキ。
特徴

夏に白い5弁の花をつけ、雄蕊が多く目立つ。果実は液果で、晩秋に黒紫色に熟し食べられる。

葉は揉むとユーカリに似た強い芳香を放つことから、「マートル」という名でハーブとしても流通している事もある。

主に流通している品種は、葉に白い覆輪がある斑入り品種のバリエガタ、枝葉の細かいヒメギンバイカ(姫銀梅花)など。
利用

サルデーニャとコルシカ島では、果実や葉を用いてミルト(Mirto)というリキュールを作る。
文化

古代ギリシアでは豊穣の女神デーメーテールと愛と美と性の女神アプロディーテーに捧げる花とされた。古代ローマでは愛と美の女神ウェヌスに捧げる花とされ、結婚式に用いられる他、ウェヌスを祀るウェネラリア祭では女性たちがギンバイカの花冠を頭に被って公共浴場で入浴した。その後も結婚式などの祝い事に使われ、愛や不死、純潔を象徴するともされて花嫁のブーケに使われる。

ユダヤ教ではハダス(ヘブライ語:הדס)と呼び、「仮庵の祭り」で新年初めての降雨を祈願する儀式に用いる四種の植物の1つとされる。ユダヤ教の神秘学カバラでは男性原理を表すとされ、新床に入る花婿にギンバイカの枝を与えることがあった。生命の樹の第六のセフィラであるティファレトや、エデンの園とその香りの象徴
ともされる。

――

Mandaean Information
http://www.mandaeanca.com/information.html
によると、

・マンダ教徒には金細工師が多い。
・マンダ教徒は自分たちがアダムの直接の子孫だと考えている。
・7月24日(アダムの誕生日)に新年を祝う。
・穀物、果物、野菜、魚を食べる。頻度は低いものの家禽(鳥肉。poultry)も食べるが、レッドミートはめったに食べない。

※レッドミート=牛肉や羊肉など赤色の濃い肉。
ホワイトミート=鶏肉、子牛肉、豚肉、家兎肉など赤色のあまり濃くない肉。

・男女平等。女性も最高位の聖職者になれる。女性も男性と同等の相続権を持つ。

・祈りは一日三回、日の出の朝、午後一時、日没前の夕方に行う。
マンダ教徒いわく、祈りはCelestial Northに面して行われる。
Celestial Northにある、ある一点に世界と天の始まりがあると信じている。
マンダ教では夜の祈りはない。が、二つ例外がある。寝る前と夜明け前に(祈りの文を)読む。

・星々、月、太陽は決して崇拝されない。

・Panjehの期間、洗礼をおこなう。洗礼しているとき、マンダ旗 (Darafs) が掲げられる。
夜に洗礼することは禁じられているが、Panjehの期間は昼と夜は同等に良いとされる。


Mandaic alphabet
https://en.wikipedia.org/wiki/Mandaic_alphabetによると、
マンダ文字は母音を略さずに表記する。
(ヘブライ文字は子音表記しかない〔日ユ同祖論がデマである根拠の一つ〕)


マンダ文字表 Mandaic alphabe
http://www.wikiwand.com/en/Mandaic_alphabet
Mystery([しばしば複数形で] (宗教上の)奥義)
の個所に文字の(隠された)意味が書いてあります。
Highest
Father
Gabriel
Way
Life
Alas([悲嘆・憂慮など] ああ! 悲しいかな!)
Radiance(輝き)
God’s Eye
Good
Day
Truth
Tongue
Mind
Light
Mother
Eye
Tree
Sound
Cry
Sun
Penitence(懺悔)

「目」が二つありますね。
英語版ウィキの一番下にある外部リンクからマンダ教の聖典の翻訳が読めます。

――
青木健『古代オリエントの宗教』講談社 2012年

――

・東方の福音=エヴァンゲリオン
紀元後2~3世紀の古代末期と呼ばれる時代は、地中海世界のローマ帝国(4世紀以降は東ローマ=ビザンティン帝国)
とオリエント世界のサーサーン王朝ペルシア帝国(7世紀以降はイスラーム共同体)という二つの超大国によって特徴づけられる(シルクロードの途絶)。

二世紀のローマで成立したマルキオーン主義は旧約と新約のミスマッチを指摘し、旧約聖書全てと新約聖書の大半を切り捨てて、ルカ書とパウロ書簡のみを採用し、これこそイエスの真意であり正しいキリスト教だと論じた。
これを嚆矢として新約聖書の結集が始まり、エジプトやシリアでは同様の発想に立ったグノーシス主義と呼ばれる諸派が乱立
していく。
同じ頃に旧約聖書も新約聖書も否定し(部分的には新約の洗礼者ヨハネを尊重する)、独自のマンダ教聖典を作ったマンダ教がヨルダンで成立した。

・マンダ教の成立(1~2世紀)。
1世紀、ヨルダン川流域で成立

2~3世紀、イラン高原西部へ

3~現代、メソポタミア(西アジアのティグリス・ユーフラテス両河川流域=ほぼイラクの中心部。アルメニア高原からペルシア湾にわたる地域)南部に定住し、現在に至る。

マンダ教の歴史に関する史料は、彼ら自身による東アラム語文献しかない。外部資料にはまったく記載がないので当時よほどマージナルな集団だったのだろう。内部資料によるとマンダ教集団の祖先は他のユダヤ教徒と同様にパレスティナのヨルダン川流域に住んでいた。ほどなく内陸シリアのハッラーン(現在のトルコ東南部)へと移住した。
恐らく、ユダヤ教徒なのに旧約聖書を否定したので周囲のユダヤ教徒との軋轢の故に移住せざるをえなくなったのだろう。
だが何らかの理由で内陸シリアのハッラーン(現在のトルコ南西部)にも安住できず、更に東方のメディア山中(現在のイラン高原西部)に逃れ、パルティア王国(紀元前247~紀元後224年)のアルダバーン王の保護を求めた。インド・イラン系の宗教伝統の中にあるパルティア王国でなら旧約聖書を否定しても自由だったはずである。
ただ、パルティア王国にはアルダバーンという王が四人は存在しており、どのアルダバーンに庇護されたのかはわからない。
東アラム語で「叡智」を意味する「マンダーの教え人(マンダーイェー)」と名乗るようになった(発音的にはマンダーが正しい)
マンダー教によれば人類始祖はアダムであるが、アダムを創造したのは下位の造物主と闇の主であったので、人類は総体として呪われた存在として誕生した。
マンダー教徒の価値観は、モーセよりもファラオ(人類の叡智の代表)こそが正しいとするもので、出エジプトに際してユダヤ教徒をとりにがしたことが痛恨の極みだとする。
また、自分達の近い先祖を保護したアルダバーン王がファラオと同列の地上的存在
とされている。
マンダ教の最初の指導者は実在の人物ザザイ・ド・ガワズタであったとされる。旧約の神(マンダ教では造物主)を整備し、恐らくはマンダ教文字を発明してそれを書きとらせたものと考えられている。彼が開発されたと思われるマンダ教文字にはエリュマイス王国の碑文やカラケネのコインの文字との共通点が多いので、それらと同じ1~2世紀頃に活躍したものと推測されている。

マンダ教は全ての聖書ストーリーと敵対(3~7世紀)
モーセは詐欺師。
ユダヤ教の神アドナーイ(マンダ教ではアドナーイと呼ぶ)は闇の主。
アドナーイの息子とされるイエスも悪。
光の神はそれらを超えたところにある未知の存在。


マーニー教もメソポタミアを中心に活動し、旧約を否定する。が、マニ教は新約とイエスを全面肯定し、真のキリスト教を自称している(マニ教という呼称自体が他の宗教からの呼び名であり、マニ教徒は自分をマニ教徒と名乗らない)

・洗礼者ヨハネの徒、自称サービア教徒へ(7世紀~)
3世紀にマンダ教徒を保護したパルティア王国が滅びるが、7世紀まではメソポタミア南部はゾロアスター教を国教とするササン朝ペルシャ帝国の版図に含まれていたから聖書を否定するのも自由であった。
が、7世紀にこの一帯がイスラーム教徒の支配下に入ると風向きは大きく変わる。
聖書ストーリーの預言者を非難したら命取りであるから、マンダ教ではムハンマドを「ビズバット」の隠語で呪いつつ、聖書物語の預言者を崇めていると偽装する必要に迫られた。
こうして、マンダ教徒は、アルダバーン王の子孫と称するアヌシュ・バル・ダンカという人物がイスラーム教徒たちと交渉し、マンダ教徒は新約の洗礼者ヨハネの教えを奉じているとの体裁を整えた。
マンダ教徒はもともとヨルダン川流域にいたユダヤ教徒であるから、同じヨルダン川でイエスに洗礼を施したユダヤ教徒であるヨハネを祖と仰ぐのは理にかなっていた。もちろん、現在のマンダ教教義の分析からは、洗礼者ヨハネを教祖と仰ぐ伝統は後に付け加えられたものであり、マンダ教では不可欠の要素ではないと結論されている。
マンダー教徒たちは洗礼者ヨハネのほかに、もう一つ予防措置を講じた。
クルアーンに登場する聖典の民にはユダヤ教徒やキリスト教徒以外にサービア教徒があり、マンダ教もサービア教徒を自称した。
アラビア語の語根から考えるとサービア教徒は何らかの洗礼主義者を指していると思われるが具体的に何なのか不明である。
具体性がないゆえにサービア教徒の名を借りて存続を図る異教徒は後を絶たず、マンダー教も洗礼者ヨハネの教え人=サービア教徒として辛くも生き延びた。

マンダ教の根底にはグノーシス主義的な神話がある。
光の世界の中心は、偉大なる生命(ハイイェー・ルベー)で、それを囲繞して無数の「豊穣さ(ウトレー)」たちが祈禱を行なっている。
マンダ教の神聖地図にしたがえばこの光たちのあいだを天界のヨルダン川が流れて、そのまま地上のヨルダン川に繋がっているとされる。マンダ教徒が日常的に行う洗礼儀式において、特にヨルダン川での沐浴が重視
される根拠である。

天界では偉大なる生命から順に、
ヨーシャミーン
→アバトゥル
→プタヒル(エジプト神話の職人の神)
という三段階の流出がはじまる。
闇の世界の中心は闇の主アドナーイで、女悪魔ルーハー、七惑星、黄道十二宮、および無数の怪物たちが属していたとされうが、光の世界と比べてあまり秩序だった構成はないようである。
あるとき、光の世界の最下位のプタヒルが自分が造物主だと錯覚し、しかも闇の世界に属するルーハーと七惑星、黄道十二宮の助けを借りて、この世界(ティビル)を創造した。
プタヒルは悪なる物質から最初の人間アダムを創造したが動かない。
そこで光の世界に由来する、内なるアダム=霊魂(アダカス)を動力源として入れると、アダムは悪なる物質と
光の善なる霊魂の二重性を帯びた存在として一気に目覚めた。
人間は自動的に呪われた存在として生まれた。
プタヒルは光の世界の最高存在である偉大なる生命から咎められ、光の世界に帰還できなくなってしまう。
マンダ教では、プタヒル=闇の主を最高神だと勘違いして崇拝している聖書信者の過誤は糺されるべきだと考えられている。

以後の人類史は悪なる物質の中に囚われてしまった、内なるアダム=霊魂の救済に費やされる。
偉大なる生命は、生命の叡智(マンダー・ド・ハイイェー)の呼びかけを行う使者として、アベル、セト、エノシュ、洗礼者ヨハネなど(聖書物語の脇役たち)を送り込んだものの、
闇の主側も対抗して詐欺師モーセや偽救世主イエスなど(聖書物語の主役たち)を送りこんで容易に決着がつかなかった。
つまり、旧約と新約に記された主要なメッセージはことごとく闇の主アドナーイの教えであり、それに騙されたユダヤ・キリスト(恐らくマニ・イスラムも)教徒は自分の真の存在に覚醒しない迷える仔羊なのである。


“運よく「叡智(マンダー)」を得て覚醒したマンダ教徒にとっては、死は霊魂が物質から解放される最高の歓びである。“
(p,47)

怠らずにヨルダン川での洗礼に励み、自らの死に対して万全の準備を整えていた霊魂は、悪なる霊魂たちの妨害工作を乗り越えて第三天にいるアバトゥルのもとに到達する。
アバトゥルの審判に無事合格すると、個人の死後の霊魂は光の世界に行くことができる。
そして、個々人の終末を超えたところに「終末の日」が想定される。この日にはエノシュと「生命の叡智」がエルサレムに出現して、偽救世主イエスと対決する。
そしてイエスの言説の欺瞞性を暴露し、悪なる物質や惑星たちは地獄に堕ちて世界は浄化されるという。

しかし全ての終末論的宗教の悩みの種であるように終末は都合よく到来しない。
マンダ教いわく全ての川はヨルダン川=天界の生ける川から流出しているのでそれを自覚した者にとっては毎週日曜日に白装束で川に浸かって罪を洗い流し、光の世界と交信しないといけない。
本人たちはヨルダン川の流域に永住したかったのだろうが、今はティグリス・ユーフラテス河の下流域に住んでいる。ヨルダン川ではないが、「ヤルドナ川(マンダ語でヨルダン川の意)」と呼び続け、さかのぼれば天界に至る聖なる川として尊重している。
メソポタミア南部はイラン・イラク戦争、湾岸戦争、イラク戦争という三つの激しい戦争地帯であり、マンダ教徒たちはマンダ教寺院や洗礼施設を放棄して脱出せざるをえなくなった。隣国イランに逃れてフーゼスターン州のカールーン川流域で新たなマンダ教コミュニティを形成したり、イラク国内のバグダードやバスラなどの大都市に移住したり、ヨーロッパやオーストラリアへ逃れたりしている。
イランのフーゼスターン州には2007年のアメリカ政府の試算では5000~1万人のマンダ教徒が居住しているとされ州都アフヴァーズにマンダ教センターが設置されて、マンダ教文化とマンダ語の保存に当たっている。


偉大なる生命(ハイイェー・ルベー)=最高天
=天界のヨルダン川が流れており地上のヨルダン川に通じている

ヨーシャミーン=第二天

アバトゥル=第三天

プタヒル
(=勘違いした造物主
=旧約のヤハウェ
=闇の主アドナーイ)


↓  アベル、セト、エノシュ、洗礼者ヨハネなど
↓  が「真の呼びかけ」を行う。
↓   ↓
悪なる物質からアダムを創造+光の霊魂で起動
(人類は光と闇の混合体として誕生)

↑   ↑
↑  モーセ、イエスなどが「欺瞞の呼びかけ」
↑  を行う

闇の主アドナーイ(YHWH)、
女悪魔ルーハー、七惑星、黄道十二宮、
無数の怪物など


(“運よく「叡智(マンダー)」を得て覚醒したマンダ教徒にとっては、死は霊魂が物質から解放される最高の歓びである。“(p,47)
が一番の危険思想だって!
死=善。
殺人=相手を救う善=戦争は善

って論理に使われちゃうからね。

毎週日曜日に沐浴。日曜日なのはミトラ教あるいはミトラ信仰由来でしょうね。

一者=偉大なる生命からの流出説。新プラトン主義。
惑星も十二宮も悪。
プタヒルはエジプト神話の職人の神から借用というか元ネタがプタハ。
プタハは言葉と思考で世界を創造したエジプトの創造神であり、キリスト教の「ゴッドはロゴス=言葉」の元ネタ


プタハ
“プタハ【Ptah】
古代エジプトの神。メンフィスの三柱神(プタハ,セクメト,ネフェルテム)の主神で,セクメトの夫。ミイラのような衣服を固く身体に巻き付けた男の姿で表される。メンフィス神学によると天地創造神であり,彼の心臓(思考)と舌(言葉)とによって,世界が形成されたとされる。神々とその秩序,善悪,芸術などの創造も彼に帰せられ,また,王制の守護神,セド祭の統轄者でもある。工芸の神として職人の信仰を集め,ギリシア人にはヘファイストスと同一視された。
” https://kotobank.jp/word/%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%8F-618819

生命の叡智(マンダー・ド・ハイイェー)=善側が
アベル(肉を捧げた、牧畜民代表)、
セト
(セツ。アダムの130歳の時の子とされる人物。カインとアベルの弟。カインがアベルを殺した後に生まれたので、アダムとイブはセトの事を「神(YHWH)がアベルの代わりにくださった子だ」と解釈。創世記4章25節)、
エノシュ、
洗礼者ヨハネ。

本当にユダヤ教徒だったの?
周囲の宗教に迫害されただけでは?
ユダヤ教徒集団の末裔がマンダ教徒なら、祖先を迫害したファラオを称えていることになります。しかもアルダバーン王が同列)


・マーニー教は、マンダ教徒が最終的に定住したメソポタミア南部よりティグリス川を北へ300キロほどさかのぼったメソポタミア中部において、マンダ教に百年ほど遅れた三世紀前半に誕生した聖書系宗教である。
三世紀の段階では聖書ストーリーが伝播した東限がメソポタミア。

マーニー・ハイイェー(216~277年)はイラン系のパルティア王家の血統をひく(とされる)ものの、幼少期から、ユダヤ・キリスト教系の洗礼教団に属した。
出身母体がユダヤ教の聖法とイエスの救世主性を同時に承認するタイプのエルカサイ教団である。
マニはササン朝ペルシアの首都クテスィフォンで「真のキリスト教」として開教する。
マニ教とは他の宗教による蔑称である。
マニにとってのパウロは、アダム、セト、エノシュ、シェム、エノクに等しい真理の啓示者であった。パウロ以外は天使的存在を介して真理を受取った。対してパウロはイエス本人から直接真理を啓示
された。
 
マニは、重層的なイエス論を構築し、「~のイエス」は六つを下らない。マニ教には一般にグノーシス主義的と言われる神話構造があり、別々の役割を担っている神話の登場人物にイエスの名を次々に当てはめていく。
遍在して何役もこなし、それぞれの役柄の整合性があまりとれていない
点においてマニ教でのイエスはヒンドゥー教のシヴァに近い印象がある。
マーニー教はマンダ教と同じく旧約を否定するのでアダムの原罪はありえない
マニ教神話では世界の原初はエデンの園の楽園追放ではなく、光の父から派遣された原人が闇の種族との戦闘にやぶれて捕囚された敗北の瞬間からはじまる。
光の父は原人を救出するために、生ける精神を派遣し闇の種族と戦い、首尾よく宇宙を創造して闇全体の封印に成功する。しかし闇の種族はアダムとイブを反対創造し、その中に捕虜にした光の要素を逆封印した。こうして光の要素は人間の肉体に捕えられ、本来の故郷を見失ったまま増殖して、闇の種族とともに暗黒の中を彷徨うべく運命づけられている。
このようなグノーシス的神話構造を採る場合、忘却された天上界のドラマを地上に伝え、人間存在の真意を人類すべてに明かすグノーシス(認識、叡智)を齎す存在が不可欠。捕囚されたままの眠った旧人に対し、使徒からの啓示を受けて真の自己に気づいた人間だけが覚醒した新人に進化できるのである。
グノーシスをもたらす役割はマンダ教では聖書の脇役であるアベル、セト、エノシュ、洗礼者ヨハネなどであり、
マニ教では旧約のモーセを否認し、ザラスシュトラ、ブッダ、イエスなどが使徒
たちであるとされている。

歴史上パレスティナ以東の宗教が地中海世界に大規模に流入したケースは、
2~4世紀にローマ帝国で大きな勢力を保ったミトラ教と
4~5世紀に興隆したマニ教の二つのケースのみ
である。

マニが24歳のときにペルシア皇帝への献呈を前提として執筆したパフラヴィー語文献『シャーブフラガーン』の中では、マーニー教の最高神格「光の父」が時間の神ズルヴァーンに、
原人が善の神オフルマズドに、
闇の王が悪の神アフレマンに改称され、外見上はイラン系宗教に見えるように粉飾
されている。
こうも簡単に置換されてしまう事実は、マニ教では「構造」が重要であり、布教のためならイエス論ですら代替可能であるというマニ教理解に一定の根拠を与えている。

(マニ教が布教したいのは
①イエスの絶対性
②グノーシス主義の二つであり、
②グノーシス主義が最優先事項なのでしょう。
「グノーシス主義=二神論=実質的多神教」こそが真のキリスト教であり、
「悪魔を産んだくせに最善(笑)の唯一神」教は、真のキリスト教ではないと考えていたということです。

ねこた(ツイッター閉店中) ‏@lakudagoya 2015年5月3日
みんあさ、イルミちゃん調べたかったら、マニ教のグノーシスも調べてね。「マミさんは真のキリスト教に目覚めたようです」 で検索してみて。これ青木健の「マニ教」という本を買わなくてもいいくらい内容が充実してる。マニ教の恐ろしさは、既存の宗教に寄生して神話を換骨奪胎して乗っ取る作戦だから

ねこた(ツイッター閉店中) ‏@lakudagoya 2015年5月2日
「マミさんは真のキリスト教に目覚めたようです」が面白かった!マニ教の本買わなくても内容がわかるよ。http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-4797.html …

マミさんは真のキリスト教に目覚めたようです 第一話 メソポタミアで逢った、ような・・・
http://oyoguyaruo.blog72.fc2.com/blog-entry-4797.html)


・ゾロアスター教ズルヴァーン主義における宇宙の創世は、無限時間を意味する神格ズルバーンが息子を欲したことにはじまる。聖火に奉献物を捧げて一心不乱に祈るという拝火儀礼をおこなった。儀礼が必要なので全能の神ではないことがわかる。
ズルヴァーンはこんな儀礼をやっていて何になるのかと疑念を抱いてしまう。
その疑念のせいでズルヴァーンの胎内には悪魔としてアフレマンが宿り

他方、拝火儀礼本来の効果により正義の神オフルミズドも宿った。
悪神と善神は起源を同じ無限時間とする双子。
ズルヴァーンは両性具有
である。

反駁文献を作成したキリスト教徒たちは両性具有の神を理解できず、ズルヴァーンの妻という女神が別個に存在していると伝承してしまい混乱をきたしている。
性格が正反対の長男アフレマンと次男オフルマズドは、ズルヴァーンの胎内から出たあとでただちに闘争を始める。
ズルバーンはアフレマン(疑念=悪)を煽り、しかも最初はアフレマン(悪=疑念)を援護して、オフルマズド(正義=善)に攻撃を仕掛けさせるのである。
オフルマズドも負けてはおらず、しかもアフレマン援護に輪をかけて無責任なことに、
ズルヴァーンは今度はオフルマズドを支援して、
一万二千年間の有限時間と天圏を区切り、
その時空間の中での兄弟闘争を勧める。
そして悪神と善神の闘争を煽れるだけ煽った後、
無限時間のズルヴァーンはどこへともなく姿を消す。
なんとも無責任な最高神


対立する二者を作って、その二者を操って争わせるってズルヴァーン=時間は善悪二元論を武器とする戦争屋ですね。
人類最古の戦争屋かもしれない。

時間・救世主による救済・破壊は三位一体。
時を支配する者=絶対者。
絶対者が送り込むのが救世主。
救世主は救済という名の破壊=虐殺を行う。
死こそ救済。
だから信者「だけ」が救われる。
スピリチュアル系思想では「人は死なない(肉体なんてただの入れ物)」
ペルシャに源流を持つ終末思想=虐殺による間引き。
※ゾロアスター教では不義者も一時的に苦しむが結局は浄化されて救われます。
が、キリスト教では不義者は永遠の地獄行きにするなど改悪しまくり。

イエス「剣をもたらすために来た」というのは
死の商人「武器を売りに来た」と同じ意味です。
絶対者・終末・救済・大量虐殺の「思想」こそが諸悪の根源。
キリスト教とグノーシス主義は魔王。
勇者という人間を作り出して自作自演する「思想」。
人間なんて単なる実行部隊。
思想=ウイルスと考えるとわかりやすいかな。
魔王「私を倒しても第二第三の魔王が現われるだろう」
=思想「私がとり憑いた者を倒しても第二第三の私にとり憑かれた者が現れるだろう」
魔王を生み出す知の体系が存在する限り、魔王は何度でも復活します。
絶対的イデア思想を打倒するのに有効な思想として、
私は
原始仏教の無記と大乗仏教の「空」による抽象的で形而上学的な絶対者の否定を重視していおります。
イデアと言えばプラトンでありまさにキリスト教神学と新キリスト教神学の中核。
プラトンの著作、特に『国家』は支配層の教科書。

時間=ズルヴァーン=アイオーン=クロノス=クリシュナ。

両性具有=男にして女=完全性の象徴。女かつ男だから他者なし=一人で子孫を残せる。本当に完全ならそもそも子孫を残す必要すらないんじゃ……
あと正義=善は嘘です。正義=仮面。

一万二千年はスピ系が大好きな数字。
ゾロアスター教と、プラトンによるアトランティスの記述が元ネタ)



・ズルヴァーンは無機的な神格であり、図像化するのは難しかったようで、最高神ズルヴァーンの視覚的表現は二系統しか知られていない。
一つは、いわばペルシア帝国の正統図案と思われるもので、バイ・シャーブフルの街の近郊、タンゲ・チョウガーンの谷の壁面に四世紀に彫られた神格の一図像である。ただ、筆者が尋ねたアメリカの美術学者はこれをズルヴァーンだと断言するが、レリーフにそうだと記載されているわけではない。
もう一つはズルヴァーンという神格がミトラ教に導入されてローマ帝国で信者を獲得し、ギリシア系のクロノスと融合した、蛇を体に巻きつかせて獅子の頭部をもった男性立像である。怪異な風貌から悪魔像だと誤解されたこともあった。勿論、ローマ帝国へ流入したミトラ教信者が独自にズルヴァーンを造形したのであり、ペルシア帝国のゾロアスター教神官団が知らないのは言うまでもない。

ズルヴァーン主義の後に生まれた二元論的ゾロアスター教では、アフレマンとオフルマズドはメーノーグ(精神)界とゲーティーグ(物質)界の両方の世界でそれぞれの軍団を保持し、対等に渡りあっているとされる。アフレマンが虚偽という疑念を繰り出せば、オフルマズドは正義という概念で応戦し、
アフレマンが蠍や蛇を作り出せば、オフルマズドは犬やカワウソで反撃する。
これが、光の要素である精神と、闇の要素である物質という異次元に属するもの同士の闘争を説くマニ教との最大の相違点であると理解されてきた。
しかしズルヴァーン主義では、オフルマズドはメーノーグ界とゲーティーグ界の両方に軍団を備えているものの、アフレマンはメーノーグ的軍団を持たず、ゲーティーグ的軍団のみで戦う。
これでは優劣ははじめから明らかで、アフレマンはゲーティーグ的軍団を駆使してオフルマズドのゲーティーグ的軍団を物質的に汚染するのが精一杯
である。
やがてメーノーグ的軍団を持たないアフレマンは退却を余儀なくされ、地獄へと逼塞してしまう。

二元論的ゾロアスター教では「対等の」軍団を指揮するアフレマンとオフルマズドは延々と「光と闇の闘争」を繰返し、終末の日にいたるまでその決着はつかない。善悪の闘争こそが宇宙の本質である。しかし彼我の軍団の質にこれだけ差があるズルヴァーン主義では、退却したアフレマンはそのままオフルマズドのメーノーグ的集団によって捕囚されてしまい、大天使の監視下で幽閉されることになっている。最初期の段階で善神が悪神にかなりあっけなく勝利してしまうとするズルヴァーン主義は、宇宙の本質が善悪闘争にあるとする二元論的ゾロアスター教とは相当かけ離れた思想である。

二元論的拝火教では世界が続く限り善と悪の闘争が続いているので人間はどちらかの神を選んでその戦士として戦うべきとされる。

だが、ズルヴァーン主義(拝時教)では早々に善悪の闘争の決着がついているので、人間は闘争する必要がない。ズルヴァーン主義では、人間は「地水火風の四元素」と「霊魂・知性・芳香」の三点セットの結合から成り立っている。この二つの要素のうち、地水火風の方はいつかは滅びる有限の物質から構成されている。そこで、人間はこの悪の要素を多量に含んだ肉体をあえて死滅させることで、そこに含まれるアフレマンによる世界汚染も取り除き、オフルマズド的な善の世界の浄化に役立つとされる。いわば人間は肉体部分に悪の要素を含みつつも、死ぬことでそれを滅却し、アフレマンが世界創造のさいに撒き散らしてしまった害毒を除去するための浄化装置なのである。
人間の死=肉体が滅ぶことに意義があるとする暗さの点でマニ教の憂鬱さと濃厚な関係がありそうである。
霊魂・知性・芳香は世界の復活に際して全面的に救済される。
霊魂・知性・芳香の部分はフラワフル(光輪)と一体化し、生前の善悪に応じて、天国・煉獄・地獄のどれかに赴く。オフルマズドには悪の最終的滅却に貢献した人間を復活させる義務がある。人間は死によって宇宙の浄化に貢献するという意義が与えられている。
このようなズルヴァーン主義は最高神は善でも悪でもない無限時間であり、
善は既に悪に勝利し悪が撒き散らした汚染をなくすのが人間の役目だとする楽観的な教えであり、それが説かれたのは五世紀前半。
そして九世紀には二元論的拝火教という、善悪が対等で闘争を続けていて生きている人間に絶えざる緊張を強いる、楽観的ではないものになっている


ゾロアスター教思想の三段階の変化

①紀元前12世紀頃~
教祖ザラスシュトラ・スピターマが提唱したとされる教義
最高神アフラ・マズダー
が生んだ
善霊スプンタ・マンユと
悪霊アンラ・マンユの対立

224年にサーサーン王朝ペルシア成立。拝火教が国教に)

②5~8世紀=ズルヴァーン主義の時代
時間神ズルヴァーンが生んだ
善神オフルマズド(アフラ・マズダー)

悪神アフレマン(アンラ・マンユ)の対立

(651年にサーサーン朝滅亡。イスラムによる征服)

③9世紀~=二元論
善神オフルマズド(本来は最高神アフラ・マズダー)

悪神(本来は悪霊アンラ・マンユ)の対立。


・イスラム教シーア派のうちのイスマーイール派は、メソポタミアで地下活動を行なっていた時期に、グノーシス主義そっくりの教義を作り真のイスラームを名乗った。
イスマーイール派のイマームたちは政治活動にも乗り出して知識人に宣教した。
イラン・中央アジアにまで宣教員を派遣し、東方の知識人を惹きつけつつ、イスマイル派の解放区(ジャズィーラ)を設けている。
10世紀にはエジプト~チュニジアにファーティマ王朝(909~1171年)を樹立し、一時はイスラム世界の西半分を覆う程の権力
をふるっていた。

(【超簡単】「スンニ派」と「シーア派」の違い-イスラム教
http://world-news.beauty-box.tokyo/entry/2015/11/25/193000
”西暦632年 ムハンマド死去

初代正統カリフ
アブー・バクルの時代

スンニ 派
「やべぇよ!ムハンマド様、後継者決めずに死んじゃったよ!」


「イスラム教徒の混乱必至!」

アブー・ バクル(スンニ 派)
「心配には及ばん!ムハンマド様亡き後、彼の長年の側近にして義父でもあるこの私が、正統カリフ(最高権威者)として、イスラム共同体を束ねていくぞ。」

スンニ 派
「頼んだぞ!アブーバクル!」

※スンニ派の名称は「ムハンマドの慣行・慣習(スンナ)、つまり生前の行動や行いに従う人々」の意から。

シーア 派
「勝手は許さんぞアブーバクル!時期カリフは世襲制だ!」

「ムハンマド様の息子は皆死んでしまったが、自身もムハンマド様の従弟にして、後に養子、更にムハンマド様の娘ファーティマの夫でもあるアリー・イブン・アビー・ターリブ(以下「アリー」)こそ、最も血の濃い男性血縁者であり、次期カリフにふさわしい!」

※シーア派のシーアとは、アラビア語で「党派」の意味。

つまり「(アリーの)党派」ということ。

スンニ 派
「やかましー!!!」
(…)
西暦632年アブー・バクル即位

アブー・ バクル
「私の病魔はもうすぐ私の命を飲み込むだろう。後は頼んだぞ・・・」

西暦634年 アブー・バクル病気により死去

2代目正統カリフ
ウマン・イブン・バッタールの 時代

ウマル・ イブン・ バッタール(スンニ派)
「アブー・バクル亡き後は、ムハンマドの4番目の妻の父である私が、2代目正統カリフだ。」

スンニ派
「頼んだぞ!ウマル!」


シーア 派
「勝手は許さんぞウマル!今度こそ次期カリフは世襲制だ!」
「血の繋がりのないお前など出る幕ではない!アリーこそ、最も血の濃い男性血縁者であり、時期カリフにふさわしい
!」

スンニ 派
「やかましー!!!」
(…)
西暦634年 ウマル・イブン・バッタール即位

ウマル・ イブン・ バッタール
「待て!殺すでない!話せばわかる!!!」
「ぐわー!!!(断末魔の叫び)」

西暦644年 ウマルが個人的に恨みを買った奴隷により暗殺される

3代目正統カリフ
ウスマーン・イブン・アッファーンの時代

ウスマーン・ イブン・ アッファーン(スンニ 派)

「よし、これからはムハンマド様と妻ハディージャに次いで、世界で3番目にイスラム教に入信し、ムハンマド様の娘を2人も嫁に貰った私が3代目正統カリフだ。」

スンニ 派
「頼んだぞ!ウスマーン!」

シーア 派
「勝手は許さんぞウスマーン!今度という今度こそ次期カリフは世襲制だ!」
「同じ娘婿と言えどもアリーこそ、最も血の濃い男性血縁者であり、次期カリフにふさわしい!」

スンニ 派
「やかましー!!!」
(…)
西暦644年ウスマーン・イブン・アッファーン即位

ウスマーン・ イブン・ アッファーン

「ブルータス!お前もか・・・」
「ぐわー!!!(断末魔の叫び)」

西暦656年 ウスマーン・イブン・アッファーン下級兵士の反乱により殺害される


4代目正統カリフ
アリー・イブン・アビー・ターリブの時代

アリー・ イブン・ アビー・ ターリブ(シーア 派)
「待たせたな!ムハンマドの従弟にして、後に養子、ムハンマドの娘ファーティマの夫であり、最も血の濃い男性血縁者である私が正統カリフだ。」


シーア 派
「よっ!真打!待ってました!」
「ちょいとばかし不埒者がのさばっていたが、あんな連中は断じて正統カリフとは認めん!アリー様こそ真の正統カリフであり、シーア派における初代イマーム(指導者)だ!

スンニ 派
「まぁ、ええんちゃう?そんじゃあ、アリーが4代目正統カリフってことで。」

西暦656年 アリー・イブン・アビー・ターリブ即位

アリー・ イブン・ アビー・ ターリブ
「おいおい、こんだけ待たしといて、そりゃ無いぜー!!!」
「ぐわー!!!(断末魔の叫び)」

西暦661年 アリーがモスクで祈祷中に暗殺される

正統カリフ以降

シーア 派
「次はアリーの子供達がカリフ候補ですな!」


スンニ 派
「いや、もう正直ムハンマド様の直系とかどうでもいいんちゃう?

シーア 派
「何だとぉ!?どうでも良いとは、どういうことやねん!?」

スンニ 派
「いやだって、もうムハンマド様の作られたイスラムの精神はイスラム共同体である我々みんなに引き継がれたわけやし。」
「これからはムハンマド様の慣例(スンナ)を大切に、代表はみんなで決めていこうや。な?」

シーア 派
「何ぬかしとんねん!勿論スンナも重要やぞ。重要やけど、それは二の次や!」
「一番重要なのはイスラムの精神は、ムハンマド様の直系にのみ引き継がれていくっていう、そこやろが
!?」

スンニ派
「まあまあ、そうカッカせずにさ。取り敢えず次期カリフは今一番力持ってるムァウィーヤってことで、ひとつヨロピク。彼を怒らせたら洒落にならへんぞ?」

シーア 派
「認めん!絶対に認めんぞー!何と言われようと次期カリフは、アリーの子供達だけじゃからのー!」」

スンニ 派
「じゃかーしー!大多数の人間がそれで良いって言っとるんじゃい!嫌なら勝手にしやがれ!この石頭!」

スンニ 派・シーア 派
「フンッ!」

※便宜上すべてをスンニ派とシーア派で色分けしているが、もちろん早い段階から明確にそれぞれの派閥・組織が存在していた訳ではない。
(…)
◆スンニ 派
ムハンマド以降の4人を正統なカリフ(最高権力者)と認める。
ムハンマドからみんなで受け継いだ精神と慣例・慣行を大切に、4代カリフ以降は話し合いで王を決めていくべきだと考える。

◆シーア 派
元々はアリーの支持者層
ムハンマドとアリー、そしてアリー亡き後はその子孫しか正統なカリフとは認めない。



日本人の中には、例えば真言宗と浄土真宗のように、宗教そのモノの解釈の違いからくる宗派対立だと思っている人も多い。

しかしあくまでも根本的な原因は跡目争いであり、そこから派生した政治的な対立
だということだ。

極論を言ってしまいえば、ムハンマドという絶対君主亡き後、その時最も相応しい代表を選ぶ民主主義的な立場からイスラム国家を運営しよういうスンニ派と、世襲制による独裁国家的な立場からイスラム国を運営しようとするシーア派と言えば分かりやすいのではないか?

もっともムァウィーヤがカリフになったのは、民主主義の力というより、圧倒的な武力によってだが・・・)

よってイスラム教そのモノの解釈とか、信仰という根本的な部分にはさほど違いはない。

勿論細かな相違点は多々ある。


ネットを見ているとそうした相違点をあげつらい、教義の観点から「スンニ派とシーア派は明確に違う」と主張する人間もいる。

だが、何度も言う様に元々の原因が跡目争いなのだから、大して違いが出てくるはずがない。

念の為、代表的な相違点をまとめておく。


◆代表的な相違点
スンニ派はシーア派に比べで戒律を重視する。
シーア派はスンニ派に比べて、戒律よりも信仰の内面を重視する。
シーア派は偶像崇拝をスンニ派程には禁忌としていない。

イスマーイール派 イスマーイールは Ismā`īlīyah
“イスラム教シーア派の一分派。七イマーム派ともいう。シーア派はアリーの子孫をイマーム (教主) として立てていたが,7代目のイマームを6代目の息子ムーサーとすることを主張する者と,ムーサーの兄イスマーイールの子ムハンマドを主張する者とに分れ,前者は十二イマーム派としてシーア派の本流をなし,後者は七イマーム派すなわちイスマーイール派と呼ばれるにいたった。
(…)イスラム教シーア派の一分派。七(しち)イマーム派ともよばれる。シーア派の第6代(イスマーイー ル派では第5代)イマーム(指導者)、ジャアファル・サーディク(699/702―765)の没後、十二イマーム派が次子ムーサー・カージムを第7代とし たのに対し、この派は、イマーム位は先に没した長子イスマーイールに伝わっていて、その息子ムハンマドが第7代目で最後のイマームであると主張した。そし て、ムハンマドは死んだのではなく将来、救世主(マフディー)としてこの世に再臨すると信じる。彼らは9世紀後半以降、秘密結社的な革命的宣教活動を活発 に展開した。この運動の指導者、ウバイド・アッラー‘Ubayd All hは自分こそがそのイマームであると宣言し、10世紀初めに北アフリカにファーティマ朝を創設し、スンニー派イスラムに教義的、政治的に挑戦した。教義は時代とともに改変されたが、聖典解釈における秘教的比喩(ひゆ)的解釈の重視、神と人との仲保者であるイマームへの絶対的服従を特徴とする。一支派のニザール派は十字軍に暗殺者教団(アサシン派)として恐れられた。現在、信者は少数ながらシリア、インドなどにいる。
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B4%BE-30850#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29


2~3世紀のグノーシス主義と
9~10世紀の初期イスマーイール派の思想構造が強い親和性を持っている。
が、史料は乏しい。
2~3世紀にマンダ教とマニ教の足跡が途絶えて以降、メソポタミアにおけるグノーシス諸派の歴史は杳として知れない。マンダ教は現代も存続しているし、マニ教は10世紀まではメソポタミアで確認されるのだから、他にもグノーシスの残党が残っていたのだろうと推測されるだけである。
4~7世紀のメソポタミアはペルシア帝国の首都圏を形成していたにもかかわらず史料がほとんど残っていないために研究上の空白地帯と化している。
また、イスマーイール派自体も政治的な地下活動として始まったので、類まれな成功をおさめた10世紀以降ならともなく、初期の活動に関する史料はほとんどない


イスマーイール派では、聖書の中に登場する預言者たちはそれぞれ聖法をもたらしたが、彼らの周囲には聖法の表面的な意味(ザーヒル)だけでなく、内的な秘義(バーティン)を明らかにするための「黙示者」が寄り添っていた。アダムには次子アベル、ノアには長子セム、アブラハムには庶長子イシュマエル(イスマーイール)、モーセには兄アーロン、イエスにはペテロ(彼だけまったく血縁関係がない)、そして預言者ムハンマドには従弟で娘婿のアリー・イブン・アビー・ターリブ(シーア派はこのアリーの血筋でないと指導者=イマームになれない。血統主義の世襲制)という黙示者がいた。
シーア派の支持基盤がメソポタミア。
聖書ストーリーの新解釈がどう見ても2~3世紀にメソポタミアで栄えたグノーシス主義に酷似した色調を帯びている。
初期の逸脱的なシーア派運動を、イスラーム思想研究上は「過激シーア派(グラート)」と称している。近現代のイスラーム原理主義とは趣を異にするので注意。
グノーシス主義と過激シーア派の結合が文献上で明確になってくるのが、およそ8世紀前半、第五と六代イマームのころである。当時の過激シーア派の内部資料は二冊しか残っていない。それ以外は、12イマーム派のウラマーたちによる分派学の書物しかなく、どこまで信頼してよいかわからない外部資料である。
内部資料の第一は、五代目イマームであるムハンマド・バーキルの側近アブー・アル・ハッターブが、主人から明かされた秘伝として記した『ウンム・アル・キターブ(書物の太源)』である。同書によると、第五代目正統イマームは、天上界の「影たち」が創造主の神性を認めない罪の故に転落を重ね、それによって天圏と地上界を形成し、ついに人間の肉体の中に捕囚されるというイスラームの秘義を明かしている。同書の神話構造は、光と闇の二元論が前提のマニ教タイプではなく、「偉大なる生命」に由来するプタヒルが自らを造物主と勘違いして「転落」したとするマンダ教タイプのグノーシス主義に酷似している。
同書はアラビア語で書かれているが、アラビア語原本は発見されていない。が、イスマーイール派共同体にて同書のペルシア語訳が発見されている。

資料の第二は、第六代目イマームであるジャァファル・サーディクに仮託して、ムハンマド・イブン・スィナーン(835年没)が執筆したアラビア語文献『キターブ・アル・アズィッラ(影の書)』である。こちらは『ウンム・アル・キターブ(書物の太源)』ほど有名ではないが、内容的にはほぼ同一の神話構造を伝えている。
『キターブ・アル・アズィッラ(影の書)』は後にシリアのヌサイリー派(アラウィー派。後年イスマーイール派から分派したとされるシーア派の一派)の宇宙論の基礎として活用された。

・ファーティマ王朝の樹立へ
『純粋同胞団』の著者が、一説には第八代イマームのアブドゥッラー・アクバルの息子アフマドだとされるが、確証はない。本書は新プラトン主義に大きく傾いた思想なので、イスマーイール派文献なのは間違いなく、ファーティマ朝成立の10世紀後半の著作とみなすのが通説

アブドゥッラー・マフディーにいたって、宣教員の一人がアルジェリアのベルベル族の一派クターマ族への布教に成功する。150年間もメソポタミアで地下活動していたが、イスラーム世界の辺境であるアルジェリアの部族で成功した。
アッバース王朝の支配に対抗するイスマーイール派の解放区がアルジェリアに成立したため、アブドゥッラー・マフディーもサラミーヤの隠れ家からカイラワーン(現在のチュニジア中部の街)に移動し、ここで
909年1月5日の金曜日、35歳で預言者の家系の第11代正統イマーム兼ファーティマ王朝初代カリフとして、アッバース王朝の「偽」カリフに対抗した。
ファーティマ朝は969年に肥沃なエジプト攻略に成功し新都カイロを建設し、首都とする。

イスマーイール派は、聖書ストーリーの使徒たちを預言者と呼ばず、人数も七人に限定して、「告知者」と称する。告知者の聖法の背後に隠された秘義はアダムの時代から代々告知者の傍で使えた黙示者により保持されてきた。だが誰も明かしたりしなかったので一般に知られることはなかった。イスラム時代にいたり、預言者ムハンマドの黙示者であるアリーとその子孫たる正統イマームが、はじめてその秘義を開示する権能を行使する。
イスマーイール派教団はイニシエーションによって選ばれた団員で構成される、正統イマームを頂点とする階層構造を特徴とし、そのメッセージを受取りうる知性の持ち主を求めて宣教(ダァワ)する宣教員(ダーイー)に支えられた宣教組織を持つ。
秘義は万人が理解するにはあまりに高度なので少数のエリートにしか教えない。
一般大衆は素朴で表面的な信仰であっても差し支えが無い。
イスマーイール派は王朝樹立をはたしても、大衆にイスマーイール派の秘義を強要しなかった


・イスマーイール派の、グノーシス主義を色濃く残した宇宙開闢論
時間と空間が生まれる以前、アッラー以外の何も存在しなかったとき、アッラーが自ら発した光に対して「あれ(アラビア語でクン)」と呼びかけると、驚くべし「クン」という言葉そのものが最初に具現化した。更に驚くべきことに、アラビア語の命令系「クン」がなぜか女性形の「クーニー」に変化して出現したとされる。クーニーはアッラーの第一の被造物であり、他の全ての被造物はこの女性的存在を介して存在者となる。
あたかも、グノーシス主義における「転落したソフィア(こちらもギリシア語女性形)」を彷彿とさせるような女性原理
である。
しかしアッラーはクーニーからは認識できない不可知の存在だったので、彼女は自分自身から他のすべての被造物が発する以上、自らが創造主なのではないかと錯覚する傲慢の罪に陥った。
グノーシス主義的には、クーニーは思いあがった造物主デーミウルゴス
である。
これを見て取ったアッラーは彼女を介して彼女の意思とは無関係に、クーニーのうえに三つ、クーニーの下に三つの合計六つの階梯を創造し、クーニーの増長を戒めた。
ここにいたってクーニーは「アッラーのほかに神はなし」との信仰告白の真意を悟って従順になったとされるが、一度生起した世界の発展は止められなかったらしい。
つまり、世界が開展する契機は女性原理の傲慢とそれに対する神の干渉、つまりクーニーの転落にあったとことになる。
この宇宙開闢論は二世紀のマンダ教でプタヒルが自分が造物主だと勘違いして世界を創造する神話構造と軌を一にしており、古代のグノーシス主義的要素を色濃く残しているとされる。

次にアッラーはクーニーに命じて、彼女の助手として「運命(アラビア語でカダル)」を創造させた。グノーシス主義的に言えば「天上界のアダム」に相当する人間の原型である。カダルはアラビア語の男性名詞であり、クーニーと一対となって神の原初の創造原理を代表する。神から言えば、上位の女性原理クーニーによってすべての被造物を創造し、下位の男性原理カダルによってそれらの運命を司るのである。
子音表記のアラビア文字では、クーニーは四文字、カダルは三文字で、合計七文字。
合計二十八文字あるアラビア文字は四×七に割り切れ、その最初の七つ組がこの四+三文字にあたる。なぜこの七文字がアラビア文字の中で特別なのかは部外者にとっては判然としない。ともかく、すべての存在者はこの文字の組み合わせによって派生するがゆえに、クーニーとカダルは万物の根源であると言う。

この後、クーニーの瞑想から七つの天使的存在(ケルビム)が、カダルの瞑想から十二の精神的存在が誕生したとされる。ちょうど、マンダ教のプタヒルが、七惑星と黄道十二宮の助けを借りてこの世を創造したのと同様の設定である。但し、マンダ教ではこの二つのグループは闇の世界に属していたが、イスマーイール派の神話では男性原理の運命カダルが産出した十二の精神的存在のうち、最初の三つは大天使の当てはめられている。最初の三つとは幸運・勝利・想像である。
「幸運」はガブリエルに、「勝利」はミカエルに、「想像」はセラフィエルに当てはめている。当然彼らは善なる存在であり、天上界の出来事を告知者たちや正統イマームたちに宣教する役割を担い、地上におけるイスマーイール派の宣教組織の原像となっている。
しかし、クーニーとカダルの命令に従わないものもいた。
クーニーの直下の第四の階梯に属するイブリース(天上界のアダムへの跪拝を拒否し、天上界を追放されて地獄の大悪魔になったとされる)である。
イスマイール派では悪魔といえども天的な由来
を持っているのである。

天上界の創造の後には、地上界の創造が続く。クーニー由来の天使的存在は七つの惑星天を支配し、カダル由来の精神的存在は十二の星宿を司る。ちなみにクーニー自身は太陽に相当し、カダルは月に該当するとされるので、天上界の創造物は地上界ではそのまま古代世界で知られていた天体に一対一対応している。
最終的に地上界で誕生する人間は天上界の要素を含みつつも、神からはるかに引き離されて、故郷の一切を忘却してしまう。そこで、女性原理の過ちから生じた人間は、天的な叡智を彼方の世界から授けてもらうことで、はじめて故郷へ帰還する救済の可能性を獲得するのである。

イスマーイール派のグノーシス神話の宇宙論
【天上界のプレーローマ】
不可知のアッラー
 ↓
クーニー
(あれ。女性原理。彼女の傲慢の故に世界が開展→6つの階梯)
↓                 ↓
カダル(運命。男性原理)      ↓
↓                 ↓
12の精神的存在  7つの天使的存在(幸運ガブリ、勝利ミカ、想像セラフィ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【地上界】           ↓(グノーシスの授与)
  ↑↓    ↑↓  告知者や黙示者に叡智を宣教する
12の星宿  7つの天圏     ↓(グノーシスの授与)
        イスマーイール派宣教組織が人類に宣教する
↓           ↓(グノーシスの授与)
人間存在=神から最も隔たった地点に人間が誕生し、
天上界の出来事を忘却している
が、(少数の人は)イスマーイール派の宣教により秘義に覚醒する

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【地獄】
アダムへの跪拝を拒否したイブリースが、
第4階梯から転落し、大悪魔となって棲息

……

天上界の神聖史に続く地上界の人類史においてイスマーイール派は七つの周期の時間を想定する。その中で、全部で七人の告知者が出現して人類に聖法をもたらし、彼に随伴する黙示者がその奥の秘義を明らかにするとされる。
七つの周期の告知者とは、原初の七文字に対応して(便宜的にアルファベット表記にする)、
K=アダム
W=ノア
N=アブラハム
Y=モーセ
Q=イエス
D=ムハンマド
R=救世主
であり、第一から第六までの各周期に随伴する黙示者がいる。
聖法とはユダヤ・キリスト・イスラム教であり、
秘義とは天上界の記憶を呼び起こす神的な叡智すなわちグノーシスである。

イスマーイール派の七周期と告知者・黙示者

第一周期 告知者アダム (黙示者 次子アベル)
最初の人類。アダムが独自の聖法をもたらしたか否かについては見解が分かれている。

第二周期 告知者ノア (黙示者 長子セム)
聖法を編纂し、普及させた最初の人物

第三周期 告知者アブラハム 
(黙示者 庶長子イシュマエル=イスマーイール)
カァバ神殿を建設した人物

第四周期 告知者モーセ (黙示者 兄アーロン)
鍛冶を司り、鉄の武器をもって敵と戦った

第五周期 告知者イエス (黙示者 ペテロ ※血縁関係なし)
木細工(十字架)を始めた人物

第六周期 告知者ムハンマド (黙示者 従弟で娘婿のアリー)
鋳造を始めた人物


第七周期 救世主
新たな聖法はもたらさず、秘義を全面開示して人類の救済を成就する人物。
実像は諸説ある。
①第七代正統イマームであるムハンマド・マクトゥームとする説(カルマト派)
②ファーティマ朝の樹立とともに、とりあえず先送りされたとする説

イスマーイール派は、ムハンマドですら相対化する。
第七周期では、救世主は告知者と黙示者を兼ねる。聖法をあらたにもたらすことはないが、全人類に対して隠されてきた秘義を全面開示する。

初期イスマーイール派は、第七代正統イマームであるムハンマド・マクトゥーム本人をもって、預言者ムハンマドの周期を更新する第七の告知者にして、正統イマームが担う黙示者の使命をも成就させる救世主(マフディー。イスマーイール派独特の用語として、アラム語起源のカーイムとも呼ばれる)と捉えていたと思われる。
アリー家に代々伝わる聖剣ズルフィカールの鳴動と、ムハンマド・マクトゥームによる大復活の宣言の中に、時間を止める「聖書ストーリー」の絶頂が期待されていたのである。

カルマト派とは南メソポタミアに拠点を置くイスマーイール派の宣教組織。
ムハンマド・マクトゥーム没後もあくまで彼が救世主だと主張し、イマーム位を継承するアブドゥッラ―・アクバルたちと意見が分裂し、ついに
899年に袂を分かってペルシア湾岸のバーレーンで武装蜂起した。
930年の巡礼月にははるばるマッカまで遠征してカァバ神殿を襲撃し、イスラーム教徒巡礼者たちを大量虐殺したうえに、ご神体である黒石を略奪してバーレーンへ持ち帰っている。史料が残っていないので、彼らの思想を正確に掴むことは不可能であるが、イスラーム的聖法を遵守する必要がなくなったことを象徴的に示すためにカァバ神殿を襲撃したのだろうと推測されている。
カルマト派はアッバース王朝が莫大な金銭と支払ったので黒石をカァバ神殿に返却している。
899年後イラン高原や中央アジアなど東方のイスマーイール派宣教組織は、少なくとも10世紀前半まではカルマト派の教義を信奉している。ただ、カルマト派はアッバースやファーティマ朝と軍事衝突を繰り返し11世紀には内部崩壊してしまった。
よって、イスマーイール派の主流はアブドゥッラ―・アクバル系のファーティマ朝となった。

九世紀前半のバグダードでギリシア語文献をアラビア語に翻訳する運動があった。
これを機にイスマーイール派も新プラトン主義を取り入れた


イスマーイール派思想への新プラトン主義の導入にあたっては、
10世紀にイラン高原から中央アジアで活躍していた三人のカルマト派宣教員――後にイスマーイール派ペルシア学派と呼ばれた――が顕著な貢献を果たした。
北アフリカやアラブ地域のファーティマ朝系宣教員がこのような志向をまったく見せていないので、当時はイラン~中央アジアが哲学に対して敏感になっていたと思われる。
イスマーイール派の揺籃の地がメソポタミアであり、哲学的教義の揺籃の地はイラン高原だった。
カルマト派の宣教員ムハンマド・ナサフィーの著作『キターブ・アル・マフスール』(現在は散逸し、断片的な引用のみで知られる)はイスマーイール派の教義に初めて新プラトン主義を導入したもので、イスラム思想史上大きな影響力を持ち続けた。

カルマト派でペルシア学派のスィジスターニーは最も多くの文献が残存しているので、彼の宇宙論を紹介する。
スィジスターニーによれば、アッラーは不可知の神である。勿論、神話的教義ではクーニーの転落を担保するためにアッラーは不可知でなければならなかった。その影響でイスマーイール派ペルシア学派のアッラーも超越的な神と想定されたのかもしれない。
このため、以後のイスマーイール派の神観では、いかなる擬人神観も拒否し、アッラーは否定辞でしか表現できないとする否定神学(~ではない重視)が大きな特徴となった。
神話的教義でクーニーとカダルとされていた原初の原理は、それぞれ新プラトン主義の知性と霊魂によって置き換えられた。
アラビア語の「知性(アクル)」は男性名詞であり、
「霊魂(ナフス)」は女性名詞
なので、この段階で女性原理クーニーの転落の物語は放棄される。
しかし、スィジスターニーは第一の被造物である「知性」がそのままアッラーから流出したとは考えない。そうではなく「知性」は神の言葉「あれ」を媒介として無から創造されたと理解する。
これはアッラーの超越性を維持しつつ、クルアーンの啓示を尊重し、かつ神話的教義の「クン」にも配慮した結果と思われる。
永遠・完全・不動の第一存在である「知性」からは、
第二の創造物として「普遍的霊魂」が流出する。
形のうえでは神話的教義でクーニーがカダルを創造したとする説の踏襲であるが、「一からは一しか生まれない」とするパルメニデス・テーゼを遵守するべく、「知性から何者かが溢れだすように霊魂が流出した」
と表現している。
この霊魂は知性のように完全な存在ではなく、常に完全性を求めて上位の知性を希求している。ここから明らかに神話的教義から継承したとみられる、幸運=ガブリエル、
勝利=ミカエル、
想像=セラフィエルの三つ組も生まれる。
また、霊魂の希求から運動が生まれ、
「時間は運動の量である」と定義される時間も発生する。ここにいたって、形相と質量によって構成される生成消滅界の「自然」が流出
する。
やがて形相と質量が七つの天圏と星辰を形成し、天圏の運動によって乾湿冷熱の四元素が混合して地水火風が誕生する。
そこから、植物的霊魂を持つ植物
感覚的霊魂を持つ動物
血性的霊魂を持つ人間の順で発生し、この世界を形作る。
このうち、人間だけは個別霊魂に与かっているのでより完全な普遍霊魂を希求してどうにか救済にいたる可能性を持っている。
人間は天上界の普遍的霊魂の欠片を持っているとする人間理解は、神話的教義における天的起源を持ちつつそれを忘却
したとする人間理解に近いかもしれない。

新プラトン主義哲学化したイスマーイール派宇宙論
不可知のアッラー
↓(「あれ」と言って無から創造)
普遍知性
↓(流出)

普遍霊魂
↓(流出)
自然(=形相+質量)
~~~~~~~~

7つの天圏と星辰
↓(天圏の回転による時間の成立
乾湿冷熱の混合

地水火風の成立
~~~~~~~
↑(人間のみが普遍霊魂を目指して天上界への帰還を希求
人間=知性的霊魂

動物=感覚的霊魂

植物=植物的霊魂


・イスマーイール派の新プラトン主義的哲学教義の時期は10~12世紀まで。
909年にチュニジアにファーティマ朝が誕生し、
969年にエジプトを征服しイスラム世界の西半分を支配した時期。
潜伏時代のグノーシス主義的な神話に当時最新の時代思潮であったネオプラトニズムを導入し、教義が大きく変わった。
ペルシャ系宣教員が哲学的教義を整えた。
エジプトの本部からはイスラーム世界の東方各地に更なる宣教員が派遣されて、現地の知識人層や商人層に猛烈にアピールし、イラン北部や中央アジアにイスマーイール派の「解放区(ジャズィーラ)」を設定した。
この頃が政治的にも宗教的にもイスマーイール派の全盛時代である。

・イスマーイール派は
765年に十二イマーム派と分かれた後も、
899年にカルマト派(メソポタミア、ペルシア湾岸、イラン高原)とファーティマ朝(北アフリカ)に分かれ、そのファーティマ王朝は
1021年にはドゥルーズ派(シリア、レバノン)が出、
1095年にはニザーリー派(イラン高原の宣教組織)とムスタァリー派(エジプトの王朝本部)に分解した。
1191年にファーティマ朝が滅亡し、中央アジアからやって来たモンゴル軍によって
1256年にアラムート要塞が陥落して以降、政治的に没落。
主要な拠点を失ったイスマーイール派はイランやイエメンで神秘主義教団のかたちで生き延びざるをえず、民衆的な修行道や道徳訓話を加味しながら、教義を再転換していった。現在では、イスマーイール派の末裔は主として亡命先のインド西海岸とイエメンに少数派コミュニティーとして残存している。

イスマーイール派思想の形成にもイラン思想の影響があります。
イスマーイール派の人類史で七つの周期の時間を想定する思想は、
神智学と人智学の元ネタの一つ。イスマイール派の本が恐らく市販されていななかった当時、ブラバッキーらはどうやってイスマイール派の思想を知ったのでしょうね?
一部のエリートにしか教えなかったのにね。宣教しても大衆向けではないし。
神智学の教義の作成にメーソンが絡んでいますから秘密結社経由でしょう。
ペルシャ思想の影響を受けているイスマーイール派なので、ペルシャを重視するメイソンは間違いなく情報を手に入れていたでしょうね。
グノーシス主義はキリスト教に迫害されましたから必然的に地下に隠れますから秘密結社化します。
神智学が反ユダヤ本の普及に協力したりするなど、神智学の中核にも反ユダヤカルトであるキリスト教があります。創造神ロゴス=ゴッドが登場することからもわかりますね。
いい加減ヨハネ福音書から離れたら?


ミトラ信仰の聖地アルメニア
アルメニア~小アジア=インド・イラン世界の最西端

アルメニアは、イラン高原の西端がコーカサス山脈の南麓と交わり、複雑な山岳地形をおりなす地域。メソポタミアと並び、地中海世界との交流が密接。
アルメニアの上がグルジア
アルメニアの右がアゼルバイジャン
アルメニアの左がトルコ
アルメニアの下がイラン

トルコの下がシリア。
シリアの左にレバノン。
レバノンのすぐ近くにイスラエルとヨルダン。
シリアの右下にイラク)


古代インドの発音ではミトラ
古代イランではミスラ
中世イランとアルメニアではミフル
ギリシア語・ラテン語ではミトラス
(ソグド語でミール
仏教で弥勒 ミロク
ミは共通。
神智学ではマイトレーヤ)

・56年にパルティア皇帝の分家をアルメニア王として送り込み、アルメニアを藩王国としたあたりから、次第にアルメニア史の輪郭がはっきりしはじめる。
この際にアルメニア語にはイラン語(正確にはそのパルティア方言)の語彙が大量に流入
アルメニア藩王国は、パルティア王国が224年にササン朝に滅ぼされた後も、ササン朝の王家の宗主権の下で
428年までアルメニアを支配した。この合計372年間も存続したパルティア系の王家のおかげでアルメニアにはイラン文化の影響が大きい。
聖都アニやバヴァンには、
アラマズド(アフラ・マズダー)、ミスラ(ミトラ)、
ヴァハグン(ウルスラグナ)、アナヒト(アナーヒター)など
――アルメニア語には長母音がないのでかなり寸詰まりの名前に変化
している――
の神殿が立ち並んだとされている。
このうち、ヴァハグンはヴァン湖の底に沈んでいる得体の知れない水棲動物(普通は竜だと考えられているものの、アルメニア人が移住してくる以前から恐れられていた水中の怪物らしい)を退治した英雄であり、
アナヒトは偶像崇拝や神殿売春を斡旋する女神である。
イラン系の神々の中で最もアルメニア王家に好まれたのがミトラであった。古代イラン人のあいだでは相当崇拝された神だったが、ザラスシュトラの宗教改革の結果、ゾロアスター教の中では六大天使のうちにも入れてもらえないほど零落していた。
が、ゾロアスター教の影響が必ずしも及ばないアルメニアや小アジアなど西方ではその人気を順調に維持していたらしく、今も蒼穹を背景にガルニの丘に聳える神殿は、ミスラに捧げて建立されたものとされる。これはオリエント世界で現在確認される唯一のミトラ神殿遺構としてミトラ教研究で非常に重要。ただし、ヘレニズム風の神殿に見える。現在のその神殿は近代になって再建されたものだそうだ。
イランは地中海世界に比べると独自の文字文化の発達が極端に遅かったので、当時のアルメニアでは文字が発達せず、最盛期の実態が同時代のアルメニア語文献からただちにわかるという性質のものではない。アルメニア文化の開発自体がキリスト教布教の目的でなされており、古典アルメニア語文献といえば、キリスト教の聖職者たちが五世紀以降に執筆したキリスト教文献に限定されるのである。
301年にアルメニアの国教がキリスト教になる。世界初のキリスト教国教化。
404年に学者聖人メスロプ・マシュトツによって考案されたと伝わるアルメニア文字がキリスト教伝道の大きな武器になった。シリア文字やパフレヴィー文字が右から左に書くのに対し、
アルメニア文字はギリシア文字と同じく左から右に書く。
(新約はギリシャ語)
イラン高原の方では文字利用そのものが一般化しておらず、パフラヴィー語文献の大量執筆は9~10世紀にならないと不可能だったのだが、アルメニアでは5世紀の段階でかなりの量の文献を残すことができるようになった

ローマ帝国では
313年コンスタンティヌスによるキリスト教公認
392年テオドシウス一世によるキリスト教国教化。

ミトラ信仰は、海賊やローマ軍兵士を通じて地中海世界、ローマ帝国に流入したらしい。
地上ではなく地下に密室を掘って男だけで寄り集まり、短剣で牛を屠って再生を経験する儀式を行った。

・キリスト教に土着宗教が習合した東方での最初の事例は、4世紀のアルメニアのミトラ信仰。当時のアルメニアではイラン系のミトラ崇拝が主流を占めていた。
アルメニアはローマ帝国とペルシア帝国の境界線上にあり、古代よりイランの影響力が強く、2世紀頃にはミトラがほとんど主神だった。ミトラ信仰は地中海世界に大きく受容され、2~4世紀にはローマ帝国内でミトラ教として完成される。
が、301年にアルメニア王国がキリスト教を国教として採用するとキリスト教の聖人の中に取り込まれた。

アルメニア藩王国はササン朝ペルシアの属国であるからペルシャは
428年アルメニアへ侵攻し、372年間続いたパルティア系王家を廃してアルメニアを直接統治下に置いた。その際にパフラヴィー語で書かれたゾロアスター教改宗勅令によりアルメニア人にイラン高原の文化への回帰を促したとされる。
が、イラン高原の宗教事情も三世紀を境にすっかり変わっており、パルティア時代のミトラ信仰はサーサーン朝が奨めるズルヴァーン主義に置き換わっていた。アルメニア藩王国としてはミトラ信仰への復帰なら考え直したかもしれないが、見ず知らずのズルヴァーン主義への復帰はおよそ考慮の埒外だったかもしれない。
この五世紀ころササン王朝がいかに激しくアルメニア人キリスト教徒に対してゾロアスター教ズルヴァーン主義に改宗することを迫ったかは、1965年にアルメニアの聖地エチミアジンの原始キリスト教教会内部でパフラヴィー語の銘文の施された拝火壇が発見されたことからも明らかにされている。これが400年代中葉にササン朝の占領軍が原始キリスト教教会を拝火神殿に改修した際の動かぬ証拠だと考えられている。
484年には改宗勅令をペルシャ帝国は撤回した。
56年間も戦争状態に陥っていたのでアルメニア正統使徒教会は451年に開かれたカルケドン公会議に代表を派遣できず、アルメニアのキリスト教教義は自動的に単性論派に分類されてしまった。つまりローマ・カトリック教会とギリシア正教会からは異端視される非カルケドン派教会とみなされてしまった

アルメニア正統使徒教会はズルヴァーン主義に対しては直接の反駁で応じたが、既に民間信仰化していたミトラ信仰に対してはキリスト教への習合を図った。
アルメニアでは異教の神殿をメヘアン(ミトラの変化形)と呼び、奇岩や洞窟をムヘル(ミトラの変化形)と呼ぶなど、ミトラ信仰の痕跡は比較的保存されている。
三世紀以前のアルメニアではミトラは岩から誕生したとされ、奇岩から泉が湧いている光景への信仰がそのままミトラ信仰を意味していた。
聖ナルセス・フライェツィ(1173年没)の詩では、奇岩からの湧水がそのまま十字架上のイエスの脇腹からの出血とみなされ、人類すべての罪の贖いの象徴とされている。


ローマ帝国がペルシャの力を削ぐ為にアルメニア藩王国に干渉したのでしょう。

「ミトラ=太陽」は雷と嵐の神の象徴である「ゼウス=牛」を殺します。
晴天VS雷雨。
白人宗教のキリスト教は太陽神ミトラ系ですが、白人が日光に弱いので嵐・雷系のゼウス=ギリシャ神話や、セトや、バアル=生贄教などアンチ太陽信仰要素あり。
キリスト教を作った勢力は恐らくミトラ結社出身。だから教義を盗めたのでしょう。
ミトラ結社の離反者がキリスト教の原型かも。
ギリシャ神話・ローマ神話勢力は、キリスト教と大本教系という白人化された太陽信仰系カルトを批判することがありえます。
新左翼がギリシャ・ローマ神話好きかどうか気になるところ


宗教を、重視する天体や天気の種類で分けると、
イラン・ペルシャは太陽信仰。
ゾロアスター教の最高神アフラ(アスラ)マズダーがアスラ族にして太陽神。
密教≒ミトラ+拝火+グノーシス+仏教など
の毘盧舎那もアスラ王とウパニシャッドで表現されていて、仏教の密教でも太陽神とされています。
インドのバラモン教の主神がインドラ、後にシヴァに変わりますが両方とも嵐の神です。

――
参考資料
――

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 10月6日
知らない人が多いのか分らないけど、 密教の大日如来、奈良の大仏は インド名が毘盧遮那。 ヴァイローチャナね。 こいつは太陽神でウパニシャッド ではアスラ王と書かれている。 つまりイラン系のアフラ神族。

Shinya Watanabe 渡辺真也 ‏@curatorshinya 2011年10月3日
(日曜日2)空海が日本に伝えた「宿曜経」に「日曜太陽胡名波斯名曜森勿天竺名阿○底耶」とある。すなわち、日曜とは太陽のことで、ソグド語で蜜(太陽神ミトラ)、ペルシャ語で曜森勿(一曜日)、サンスクリット語が阿○底耶となる。西安留学した空海は、これをかなり正確に理解したことだろう。

Shinya Watanabe 渡辺真也 ‏@curatorshinya 2012年5月14日
(曜11)さらに興味深いのは、日本で暦について最初に明記したとされる藤原道長の日記『御堂関白記』は、日曜日のことを「蜜」と表記している。伊藤義教はこの蜜を、ソグド語で日曜日を意味するmysyyの漢訳、すなわち太陽神ミトラだと指摘しているが、道長の月の俳句を思い出してピンと来た。

ローレライ ‏@rolelei 8月5日
『ロシアの宇宙ステーションの名前でもありましたね!』@lanekotaミールってソグド語で弥勒もしくはミトラの事だよ!

オウム幹部bot ‏@aumkanbu_bot 5 時間5 時間前
上祐史浩。ホーリーネームはマイトレーヤ。教団内ではスポークスマンの役割を果たし、「ああいえば上祐」と揶揄された。広島刑務所を出所後アレフ代表に就任したが、2007年脱会。新団体「ひかりの輪」を設立し、現在まで代表を務めている。 pic.twitter.com/Zao5fRH9Eh


J・ナナミ ‏@pinkglalem 3月8日
最近たまたまテレビを見る機会があって...そしたら、日本とトルコの友好の歴史みたいなモノをやってたンだョね。...ただ、テレビでも学校の授業でもけして教えない闇の歴史が両国間には存在する。相手の恥部を隠してやった歴史がある。#アルメニア人大虐殺

現在でもこの史実をトルコ政府は認めていない。第一次大戦後の軍事法廷で裁かれる予定であったのを、日本と米国は強行に反対した
;http://matome.naver.jp/odai/2139045989525696201 …

この虐殺の理由について調べて行くと、アルメニア人というのは独特の宗派のアルメニア正教徒で、ものすごく初期のキリスト教なんだって。そんでもって、これは推測なんですけど、この宗派はキリスト教成立時の色々な秘密を知っていたンじゃぁないかなぁ?

DTAC観光情報局 ‏@dtac_japan 8月29日
アルメニアのガルニ神殿。世界遺産。 現在アルメニアに残る唯一のヘレニズム建築です。神殿は「太陽の神殿」と呼ばれ、異教の神である太陽神「ミトラ(ミトラス)」に捧げられたものです。 pic.twitter.com/pY5PhdadK7

Shinya Watanabe 渡辺真也 ‏@curatorshinya 5月1日
イ シス信仰の禁止後に建造されたローマのパンテオンは、ローマの建国記念日である4月21日に東の門を光が照らす様に設計されているが、これは私がアルメニ アで見たミトラ神殿と作りと極めて良く似ている。そしてローマのパンテオン完成後の紀元前19年に、ローマのイシス神殿は破壊された。

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 2015年4月21日
1)ねこたさんは、旧約聖書は紀元前3世紀頃のプトレマイオス朝時代に成立したと考えてるの。大人の世界の聖書学では紀元前6世紀頃に口伝のものを文字にしたとか言われてるけどありゃ嘘ですな。その証拠となるものをピンクグラレムさんとこのネタで考えてみる。

2)旧約聖書の出エジプト記を見ると、ファラオのことを「パロ」って書いてあるでそ?ビブリア・ヘブライカでどう書いてあるのか知らないけど、もしヘブライ語聖書でそれに類する表現があるなら、プトレマイオス朝以前の成立はありえないかと。まぁ、書き換えとかあるのが聖書だけど。

3)ファラオ(大きな家)ってギリシャ語だからね。エジプト語では「ベル・アア」って言うの。もしヘブライ語の最古の写本にベル・アアと書いてなければ、プトレマイオス朝の可能性が出てくるよ。ちなみにエジプトの語源はアイギュプトス。船長によるとコプト語らしい。

knznymmmy ‏@knznymmmy 32 分32 分前
日本語の「殿」と似てるな 「お殿様」でえると同時に 文字そのものの意味としては「御殿」の「殿」 あり?そういやベルゼブブも似たような意味だったな バアルが「主」 ベルゼブブ=バアルゼブブ=高きの主

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 2 時間2 時間前
4)エジプトというのは、コプト語由来の地名だけど、ヘブライ語ではミツライム(そーめんにメンフィス・ミツライムロッジとかあったよーな)で、アラビア語ではミスリーン。アイギュプトスという言葉がいつ出てきたのか知らんが、これでさえ成立年代がわかる手がかりになるかも?

5)ねこたさんはね、大人の世界の聖書学では、ギリシャ語の70人訳のセプトゥアギンタが紀元前70年に成立したらしいけど、ヘブライ語聖書の編纂とギリシャ語聖書の成立はあまり間をあかないで成立したと思う。プトレマイオス朝が臭いな。

6)ねこたさんは、旧約聖書の編纂と翻訳については、かなりヘレニズムというかギリシャの文化的支配の影響下で編纂及び翻訳されたと考えてます。恐らくアレクサンドロス大王の東方遠征がなければ、こんなにまで聖書が世界を席巻することはなかったと思うの。

7)なんで日油同祖論を鼻息荒く言う人たちは、プトレマイオス朝の支配下で、ユダヤ教徒なのに、ギリシャ風の名前を持ち、ギリシャ語を話して、母語であるアラム語とは違うギリシャ的な思考をするユダヤ教徒(フィロンやヨセフス)の事を無視すんのかな?

knznymmmy ‏@knznymmmy
パロって出エジプトだけじゃないのな イザヤ書にも出てくる 30章2節、3節 36章6節 エゼキエル書でも29章とか30章とか 「エジプトの王パロ」って書いてあるから 「地名のパロ」とか偶然名前が「パロ」って 人が出てきただけとか そういうのではない
BHSでパロがどうなってるか見られるのは
例えばこのへんだな
http://www.mechon-mamre.org/p/pt/pt0201.htm

英語版ってパロじゃなくて
Pharaoh=ファラオって書いてあるのな
私の持ってるABSもKJVもファラオだ
פַּרְעֹה
פרעה
これがパロのBHSにおける表記
まず一文字目
ダゲッシュ付きだからFじゃなくてPの発音
だな
PAREOH ←こんな感じ?パレオ?
ただ、Eのところ半母音なんで
ガチEと解釈するのはまずそう
だからやっぱパロってBHSでも読むのが正解か?

ニクダーナシだとファラオって読みも行けそうな気がするけど・・・

greek latin http://audio.com で屁ブリ語で創世記朗読してる
音声ファイルがあったんだが
それで創世記12章聞いたらパロって読んでるな
パロっつーかね
ちょっとパローっぽい感じの発音で読んでいる


BHSにダゲッシュが打たれたのっていつからなんだろうなー
他のニクダーとも同じ時代なのかな?
古い写本とか全然見たことないからなー
まー、見たところでヤツらなら
シレっと古文書偽造ぐらいやりかねないんだがww

まー、どっちにしても
読みはパロ、若しくはファラオなんだが
先生の説ではどちらであれ、
それはギリシア語起源であり
プトレマイオス朝で旧約が書かれた説が強くなるか
私だってバテレンどもがテケトーなデマカセ
こいてるのを信じちゃいないから別にプトレマイオスなら
それはそれでいい

私しゃまた、旧約が書かれたのは
クソラエルがソロモンの死後分裂した時代かと思ったよ
テメーらが元々バアル教信じてたのを棚に上げて
「ムッキー!ウリヌンはヤハウェ様を
信じてきたのにーあいつらは堕落して
バアル教に転びやがったニダ」

「ウリヌンは正しいヤハウェ様の教えを受け継いでるニダ」
とか言いながら大慌てで旧約聖書捏造したのかとww

ちなみに捏造した場所は今のイエメンらへんなんだけどな!

まあ、全部をイエメンで書いたとも限らない
だってさ、南北クソラエルの後の話とか
イエメン時代じゃ書けないじゃん?
だからイエメンで捏造したのが第一段階
プトレマイオス朝で書き足し・改竄したのが第二段階

そういう事があるかもしれないし
もしかしたら全面的にプトレマイオス朝で
書かれたものかもしれない

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 3 時間3 時間前
@alo353 お!船長こんばんわ。アルビノさんのアーリア詐欺ですね(笑)バラモンのヴァルナというものも、白子は混血するといなくなるがゆえのアパルトヘイトですかな?この肉体的に劣った種族が悪の魔道師のように悪知恵で世界に復讐してるのでしょーか?

knznymmmy ‏@knznymmmy
Μεσσίας=Messias=メシアス 左から順にコイネー≒ギリシア語、 コイネーを英語風な綴りに変換したもの、 そして日本語での読み
二番目の「英語風な綴り」というのは 「英語」や「英単語」ではない。 英語の文字や発音ルールに基づくフリガナみたいなもの。
おめーらギリシア文字読めねえでしょ?
だから知性と美貌と慈愛に満ち溢れる世界皇帝である吾輩が
親切にも英語の発音ルール等に基づき文字変換してやったの

よってこれが英単語としておかしくても
そんなものは知ったことではない
ちなみに本来英語ではメシアはMessiah
このメシアの語源は
アラム語のメシーハー
屁ブリ語のマーシーアハ
これらを音訳してギリシア語の語尾をくっつけた単語

ふむ。trouble → toraburu → トラブル → トラブった
みたいな経緯で成立した単語みたいなもの?
メシーハーも、マーシーアハも
意味は「油を注がれた者」

例えばサウルは王位に就くに際して
サムエルから油を注がれた
(サムエル記上10章1節)

ダビデもサムエルから油を注がれた
(サムエル記上16章13節)

ソロモンは祭司ザドクから油を注がれた
(列王紀上1章39節)
この「油を注ぐ」というのはギリシア語で
χρίω=krioh=クリオー
これが「油を注がれた」という形容詞になると
χριστός=kristos=クリストス
これこそが今我々が言う「キリスト」である。
よってこれは本名でも何でも無い
「呼び名」ではあったとしても「名前」ではない


水戸黄門で「ゴロウコウ」って
呼びかける場面が出てきたとしても
あの爺さんが「呉廊高」って
中国人みたいな名前だなんて考えるバカはいねえだろ

ありゃー、徳川光圀だ。
「ゴロウコウ」と呼んでいるからって
名前が「ゴロウコウ」にはなりません

さあ、バテレンの諸君、
君たちは祈る時「イエスキリストの御名によりて」祈るんじゃないの?
残念。それ名前じゃないからwww
名前じゃないのに御名もクソもねえよな


その神の子とやらは一体何という名前なのかな?
とりあえずキリストは却下。

悪魔全書 ‏@DDS_complete 6 時間6 時間前
【バール】 カナンで崇められた嵐と慈雨の神。 セム語で主を意味する。 長らく豊穣神として崇められてきたが、旧約聖書等においてはバエル、ベルゼブブ等と同一視された。 嘗ては唯一神と神殿を共にしていたと言われる。

日刊ゲンダイ @nikkan_gendai · 4月14日
【社会】寺社への「油かけ」イタズラか儀式か…地域や宗教で使用例も http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158974 …

knznymmmy ‏@knznymmmy 4月15日
これどこかに被害箇所の一覧みたいな地図ないかなー 「油注がれた者」ってさ 聖書読んでたらピンと来るんだよ わからねえバカは聖書を読めって 創世記、出エジプト、福音書、黙示録だけでいいから呼んでこい
油注がれた者は
コイネー(ローマ帝国東部でのギリシア語)では
「クリストス」

これこそが我々が言うキリストである。

だからさ、イエス=キリストなんてのは名前ではありません!

アベシに向かって「総理!」って呼びかけるようなもの
「呼び名」としては正しくても名前そのものではない

〝蠱溺の盃〟ピルソイン ‏@pilsoin_actor 2011年2月15日
ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタの「パロ」ってファラオのことなんだ。でもウルってバビロニア神話の辺りだよね?ラピュタが地上に大帝国を作っていたのかな…って、なにを話してたんだっけ。

knznymmmy ‏@knznymmmy
日油同祖論もこれぐらいの 基本単語におけるモロかぶりを 提示出来ないようじゃ ただのこじつけだ。 ましてや、ワラッベンが調べても 出てこないとか サムライのいない時代になんで サムライって言葉だけ存在するの? とか 捏造疑惑すらささやかれるようじゃ おしまいだ

RT>だからって日油同祖論にはならねえぞw
単にテンノウヘイカなんて、
ヨソモノで搾取者で売国奴っていう
それだけの話だ

ここまでズタボロだとさ「ノ」と「ヌンソフィート」とか 「ハ」と「ヘット」とか「コ」と「カフ」とか ちょっとこじつけ臭いけど許容範囲なものすら 信用性がなくなっちゃうんだよ。 もう一回言う。単に入門書10ページほどよんだだけで ズタボロに穴が見つかる日油同祖論なんぞクソ食らえ

あれれー? ギメル以外は、この日油同祖論って
むしろ現代ヘブライ文字ばっかりw
古代ヘブライ文字で解釈するとカタカナとの違いが
更に悪化する罠w
古代ヘブライ語なのに現代ヘブライ文字やニクダー先取りしちゃうのは
やっぱりアレか。エロヒムからタイムマッスーンちょろまかしたか
w

今日ツイキャスとかトゲッター見てて思ったんだが
いまだに日油同祖論信者って多いのな。
しかも根拠として出してきてるのがとっくの昔に破綻してる
ズタボロな根拠が多い。例えば六芒星。
そもそもあれはユダヤのシンボルではありません


日ユ油同祖論ぶった斬りシリーズ
「」カタカナはヘブライ文字」という主張はイカサマ
これは既に書いた。
回転させたるわ、左右入れ替えるわ、
点の位置変えちゃうわ、
挙句の果てには存在しない文字まで捏造するわ
ヒドイもんだ

【今日の屁ブリブリ語】
ユダ公は13歳になったらバルミツバをむかえる
(但し男子のみ)
これを過ぎるとシナゴーグの正式メンバーとみなされる。
一部、これと元服を関連付ける日油同祖論信者もいるが
例→ http://bit.ly/1qrnXPV
これは元服とは別物だな。

日本の捕鯨を叩く欧米もかつては鯨を乱獲したという事実
しかも欧米は鯨の油(不凍油)が欲しかっただけで
肉やその他は捨てていたというw

やつらの振りかざす正義なんぞ薄っぺらな事が多い


きょーどのひと@ニーシャープール ‏@toquzoguz1055 2010年11月28日
エジプトだってギリシャ語のアイギュプトスが語源だろ? 地元ではちゃんとミスルって自称してんのに あと、ペルシャってのも他称だからハカーマニシュ帝国(アケメネス朝)もイランのが正しいんだよね実は

神秘家グルジェフはアルメニア出身だからイラン思想の影響が強い

行雲流水・脱原発に一票* ‏@clouddance2020 2012年11月4日
人間は機械だ。自らの眠りこけた感性に隷属する自由意志等無い。自由意志は盲目的生存本能という牢獄を打ち破る時勝ち得る精神の領域。このロシア・アルメニアの神秘家G・グルジェフの思想と、C・マルクスの思想である疎外された労働の概念は酷似する。人は決め事の奴隷で、決め事が人間を支配する、

野本耕作(でくのぼう) ‏@gaganjp 2012年2月22日
@midori21km そういうと村上春樹の「1Q84」は、月の二つ見える世界へのワープと、月の一つに見える世界への帰還の物語です。古代の人には月は二つ見えました。「失われたもう一つの月」はアヌリオスと呼ばれていたとか。アルメニア生まれギリシア人著述家G.I.グルジェフの本より。

帰ってきた魔法使いハンターねこた @lakudagoya
1)アニメ「マギ」の学長先生のモデルはホメイニ師だよ。マグノシュタットのシンボルがおめめなのは、シーア派国家のイランのシンボルでもある。イスラームのイルミちゃんであるイスマーイール派(七イマーム派)が支配した地域には今でもハムザというファーティマの手がある。

2)マグノシュタットの学長先生は、カリスマのあるリーダーなのだけど、経歴がホメイニ師と被る。モガメット学長もホメイニ師も学院をやってて、共に腐敗した王朝を転覆させて革命を起こして最高指導者の地位についた。どちらもプラトン哲学大好き!

3)イランの正式な神学であるホメイニ神学はスンナ派のイスラーム原理主義と違って、プラトン哲学をベースとした理性主義の神学だよ。またシーア派の神学は新プラトン主義をベースとした流出論的なアッラー>>イマーム>>アヤトラーという階層構造を持っている。これもマグノシュタットと同じだよね

4)マグノシュタットの都市は、ダンテの神曲のよーな(ダンテの神曲ですらシーア派の影響あるかも?)階層構造を持つ新プラトン主義的な階層構造をしている。このあたりもイランのシーア派神学と共通点があるよね。ルネッサンスの新プラトン主義はシーア派経由で受容したかも?

5)頭の弱い芸能人でも、スンナ派とシーア派の違いを慣習か血筋かどちらかを重視すると言ってたけど、シーア派はアリーの血筋を重視する派。伝承でアリーから派生したイマームの血筋にサーサーン朝ペルシャの王女の血が入ってるというのがあるけど、この異常なまでの血筋重視はアーリア宗教の特徴

6)まぁ、これはイラン系のシーア派に限らず、クルディスタンのヤズィーディやイラン系スーフィズムによくある考え方なんだよね。アーリア系の人たちは、スーフィズムやシーア派やその異端という形でアーリア系の血筋信仰を守ってる。今そいつらを駆逐してるのがイスラム国。

7)マグノシュタット学院の学長のマタル・モガメットというのは、ムハンマドを意識した名前だろうね。ムハンマドの血筋のアリーと連想するのは、ねこたさんのこどもの妄想かしら?

8)イランのイスラーム体制の建前は、12代目のイマームがお隠れになって終末の日に再臨するまで、イスラーム学を完璧に修めたアヤトラーがイマームに代わって哲人政治するという政治体制なわけよ。これってモガメット学長の魔導士による哲人政治とおんなじだよ。

9)で、マグノシュタットというドイツのババリアのイルミナティの本拠地であるインゴルシュタットをもじった名前になっちゃってるけど、このマグノシュタットがインゴルシュタットに何が関係あるかといえば、ヴァイスハウプトが参考にしたのがイランの照明学派だから。

10)イランの照明学派のことをイシュラーク派と言います。またの名をペルシャ学派。このイシュラーク派は、アッバース朝時代にイスラーム世界に新プラトン主義の思想が輸入されたことで、イスマーイール派とほぼ同時期に成立した神秘主義的な学派です。

11)こどものねこたさんには、イシュラーク派の詳細はわかりませんが、恐らく新プラトン主義的な階層論を含んだ学派だったかも知れません。この超ドマイナーなイスラーム世界の思想がどうやらヴァイスハウプトの思想に影響を与えた可能性があるようです。

12)そういう意味でイラン系の思想と西洋のイルミナティは繋がるわけです。まー、西洋のイルミちゃんは、シーア派やスーフィズム経由で思想を輸入してるので、繋がりがないといえば嘘になりますね。

終)こうやって考えてみると、アニメには、大人の本を沢山読み漁らないとわからない世界の真実が極めてシンプルに象徴を使って開示されてるのでパネェなと思いますた。

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 4月12日
芸能人は、スンナ派とシーア派の解説をするけどな、イエメンのシーア派は七イマーム派(イスマーイール派)や5イマーム派なのよ。このあたりのシーア派のイルミちゃんあたりを解説しないのは何でよね?イエメンのシーア派は多数派の12イマーム派じゃないよ?

きょーどのひと@ニーシャープール ‏@toquzoguz1055 2011年8月6日
@hiro_wakiyaku 要は何人目のイマームで分派したかって話なので、
五イマーム派(ザイド派。ブワイフ朝とか。アブー=バクルからウスマーンも劣ったカリフとして認めていて穏健)、
七イマーム派(イスマイール派。ファーティマ朝や暗殺教団。過激)、
十二イマーム派(サファヴィー)的な

U ‏@wayofthewind 4月19日
根本的な原因は外側にはなく、本人の劣等感の問題だったりしますからね。あれも欲しいこれも欲しいも満たせるのは、ヴァーチャルだけ。マトリックスみたいに脳にプラグでも埋め込んで仮想現実を見せてやった方が早そうですよ。 @lanekota @punanny_chang

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 4月24日
@wayofthewind @lanekota @punanny_chang 理想の人生が送れる仮想現実装置を発明した魔術師。奴隷の脳に繋いで他の部分を研究に使う予定だったが「覚めない夢は現実と同じだから理想を現実にできる」ので自分達が使うことにしたという夢から覚めた夢を見ない。

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2月9日
猫太”理想の人生でさえも悪の魔道師に規定されてるクソな現実なわけですが。しかし、ゾロアスター教文献を見れば、司祭が自らをメーノーグ(霊的世界)の者といってるのは本当にそうで魔道師の種族は観念が強い”
“血筋至上主義や近親婚はアーリア宗教なほですね。”
現実=続きものの夢。記憶が核


子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 12月25日
【クリスマスプレゼントの豆知識】 ゾロアスター教では犬は神聖で 一番神聖な犬はカワウソ。 ヤマアラシもハリネズミも犬。 カワウソ、ヤマアラシ、ハリネズミはイヌ科、いいね? ”鼻先の尖った内気な犬、ハリネズミである” (拝火教経典『アヴェスター』) RTで配達にご協力お願いします!

ローレライ ‏@rolelei 12月28日
『宗教の犬派対猫派』「カワウソは犬。ゾロアスター教ではね。ゾロアスター教とユダヤ教キリスト教は犬派(猫は悪)。イスラム教は猫派(犬は悪)。http://yomenainickname.blog.fc2.com/?mode=m&no=56&cr=a946d944cede6675319200ca3f2572ca …読めないニックネームさん

タンゲ・チョウガーン(チョウガーン渓谷) Tang-e Chowgan
http://www.geocities.jp/gur_bahram/ir09/ir0904.htm

HUNTER's LOG ‏@hunterslog 2012年4月9日
ゾロアスター教の説く世界ははよく知られるように善悪二元の争いが世界の流れであり、光・善の神アフラ・マズダーに対抗するのが闇・悪の神アンラ・マンユである。引いた話し中イブリースというのはイスラームでいう悪魔であり、彼がゾロアスター教神話としてはアンラ・マンユの化身ということになる。

悪魔 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94#.E3.82.A4.E3.82.B9.E3.83.A9.E3.83.A0.E3.81.AE.E6.82.AA.E9.AD.94
イスラームの文化においては悪魔はアラビア語で「シャイターン」という。これはイスラム教以前からあったアラブ人の言葉であるアラビア語に由来するが、ムハンマドがユダヤ教やキリスト教の影響下でヘブライ語のサタンに関連付けた[14]。その頭目は堕天使イブリース(キリスト教のルキフェルに相当)であるが、キリスト教とは違い、それ以外の悪魔はたんなる人に悪さをするジン(精霊)にすぎない(イブリースを参照)。”

イブリース
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9
“イブリース(アラビア語: إبليس‎, ラテン文字転写: Iblīs)は、イスラム教において、アッ・シャイターン(الشيطان‎)と呼ばれる悪魔の王。ユダヤ教やキリスト教のサタン(שטן‎)に相当する。
クルアーンによると、アッラーフ(神)が土からアーダム(アダム)を創り天使たちに彼の前にひれ伏すことを命じたが、彼は黒泥を捏ねて作った人間などにひれ伏すことはできないとしてそれに応じずにアッラーフを怒らせた。[1]アッラーフは彼を罰しようとしたが、イブリースはアッラーフに猶予を請うた。 それが聞き入れられると、いずれ最後の審判の後、地獄の業火によって焼かれるまで地上の人々を惑わせてやろう、と誓った。
イスラム教の中にはキリスト教の「サタン擁護論」と同様に「イブリース擁護論」がある。 イスラム神秘主義者の中に「イブリースがアーダムを崇拝しなかったのは、アッラーフ以外への崇拝をしたくなかったからなのだ。」と説く者も、またいる。


子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年8月1日
サイコパス:動機がある者に実行手段を与えることで、新たに犯罪を創造する或る免罪体質者(システムで裁けぬ存在。支配者と変革者の比喩)は、紙の本を買いなよ、物理的感触故に自分の感覚を調整する為のツールだから、と言う。貴方の犯罪係数を教えて下さい。 @lanekota @bcbiwa

びわ ‏@bcbiwa 2014年8月1日
@kitsuchitsuchi @lanekota 子子子子子さんの神ツィートキターー!初めましてです^^私のサイコパスは汚れてませんっ、たぶんきっと。人を色分けして支配するつもりなんでしょうね。アニメの世界は現実の遥か先をいってる。イケメンの執行官に騙されませんよぉww

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年11月17日
@bcbiwa 人を色分けして支配←シビュラ(アポロンの神託を告げる巫女)の託宣?
公安のマークは錬金術の神ヘルメスの杖カドゥケウス(ケリュケイオン)。
2の5・6話はゲームの敵を倒すと現実で人が死ぬもの。軍人ではなく民間人に無人機を操作させて無自覚な大量虐殺をさせる現実の予告。
子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年11月29日

@bcbiwa #サイコパス2 は攻殻機動隊と同じくキリスト教原理主義(WASP至上主義)の戦争屋側を批判する内容。反米、反スカル&ボーンズ、反右翼。
攻殻機動隊で知るロックフェラー1・2
http://www.mkmogura.com/blog/2009/12/27/586 …
http://www.mkmogura.com/blog/2009/12/28/587 …

@bcbiwa 欧州貴族(スピリチュアル=新キリスト教)側は反厚生省・反CIA・反ロックフェラー、911自作自演暴露が特徴。
笑い男事件≒グリ森事件
インターセプター≒アポロ捏造
少佐も神意キリストも飛行機事故
グリ森と日航機123便
http://www.mkmogura.com/blog/2009/12/29/588 …

@bcbiwa △一つ目の東金財団のマークにもある丸に十字は、白人至上主義と大本教系=和風耶蘇教のマークでキリスト教支配の証。右目を隠す東金33子。東金18。 一期の槙島聖護の元ネタは槇島城=北朝足利側の城。槇島城の戦いでキリスト教側の織田信長に敗北。偽天皇は南朝+キリスト教側。

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年12月1日

@bcbiwa こんにちは。ねこたさんの陰謀業界人の宗派リストの 引用です↓
http://yomenainickname.blog.fc2.com/blog-entry-50.html
サイコパスは一期22話、二期11話で合計33話。霜月=11月。
東金市に北朝宗教の天台宗の妙泉寺がある。
槇島城=北朝側。
北朝系は黒幕=悪。南朝系は味方。

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年12月19日
日本を支配するシビュラの本体(脳の集合体)に至る通路の入口に
九曜紋
細川九曜(北朝の細川護熙)+九曜紋(大本教)。
大本教は昔は十曜紋ではなく九曜紋だった

シビュラが自己進化の為に自己の一部だった東金(北朝)を排除する内容。
細川護熙はイエズス会製の上智大学卒。弟は赤十字。

坂崎文明 @sakazaki_dc · 2月2日
>この人はサマリア地方で活動したようですが不明の点が多いです。また今日にまで存続している洗礼集団「マンダ教」は東ヨルダンにあって起源は1世紀にまで遡るグノーシス主義の教団とされます。

細谷 @setta_setta · 1月19日
クルアーンに出てくるサービア教従ってのが、グノーシス主義のマンダ教らしい。マンダ教はIS台頭前にイラクで2000人程度まで信者を減らしていたため、もう存在しないのではないだろうか。

神様紹介bot(神ボ) ‏@myth_god_bot
マー ナー/マンダ教神話》マンダ教で最初に存在していたとしている至高神。名前の意味は「器」。彼はヨルダンと呼ばれる心地よい香りの白き水、活ける水を流出 する。そして、自らの輝きをその水に反射させ増幅させ、天上界を光で満たした。その輝きの1つ1つからはウトラと呼ばれる神格が誕生した。

真田 光 ‏@ksanada
http://twitter.com/myth_god_bot/status/512922752332730368 … 神様紹介botはマンダ教まで範疇なのか! ヨルダン川流域でユダヤ人により発生し、「キリスト教を経ずにグノーシス主義に至った」「旧約聖書全否定」な宗教な。周りから白眼視されてユーフラテス川流域に移動。安息日には毎度聖なる川に浸かる。

有閑無是 ‏@AlkanMuze 2012年12月4日
マー ニー教徒は、真のキリスト教徒として、原始キリスト教教会に取って替わろうとした。アルメニアでは、古いアーリア人のミトラ信仰が正統使徒教会の教えに塗 り替えられ、ゾロアスター教はズルヴァーン主義から二元論に変身、イスマーイール派はグノーシス主義のような宗教思想を四百年宣教し続けた。

flat face ‏@PlanusFacies 2012年6月18日
旧約および新約はそのまま受け入れてそこへクルアーンを追加するイスラームが現れると、政治的な少数勢力であったイスマーイール派がグノーシス主義やネオプラトニズムで理論武装し、オリエント世界における聖書ストーリーで最後の輝きを放った。

toroia ‏@toroia 2012年5月22日
【近刊】 『古代オリエントの宗教』青木健 「真のキリスト教」を自称するマニ教、最大の土着宗教ゾロアスター教、イスラームのグノーシス主義=イスマーイール派……。13世紀、「異教の魔神たち」が封印されるまでを描き出す異色の精神史!http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/gendai/#next01 … だそうです。

sasaQ ‏@kukiwakamelon 2013年9月9日
次は青木健の古代オリエントの宗教。 序章で既に混乱しそう。マンダ教って初めてきいた。旧約聖書を否定したユダヤ教徒。なのでその後の聖典も全否定。後々は洗礼者ヨハネを奉じる偽装。

有閑無是 ‏@AlkanMuze
『古代オリエントの宗教』(青木健著)の第一章「マンダ教の洗礼主義 一~二世紀のメソポタミア」まで読んだ。マンダ教は、東方で派生した「聖書のアナザーストーリー」の端緒。ユダヤ教徒から離脱したマンダ教徒たちは、メソポタミアで生き延びた。現代まで生き延びた唯一のグノーシス主義的宗教。

『古代オリエントの宗教』(青木健著)の第四章「ミトラ信仰とアルメニア正統使徒教会」まで読んだ。第三章「ペルシア国教ゾロアスター教ズルヴァーン主義」から。ゾロアスター教神官団は、外圧が加わらない限り、教義を書き記すことなどしない人々で、五世紀と九~十世紀の二度その機会があった。

『古代オリエントの宗教』(青木健著)読了。終章から。「聖書ストーリー」の東方進出から千年間、メソポタミアやイランの民の宗教的想像力の坩堝は沸騰し続け、様々な化学反応が起こっては消えた。マンダ教徒はメソポタミア南部の沼沢地帯で、ユダヤ教や原始キリスト教教会の全ストーリーに反抗した。

桃園穂鳥 @cawaU · 2012年1月13日
ア ラビア語の「純粋な兄弟たち」「純血兄弟団」の意。10世紀にイラクのバスラを本拠として活動したイスマーイール派の秘密結社の称。同派の教義と新プラト ン主義的ギリシア哲学の総合を図った「ラサーイル・イフワーン・アッサファー」なる大部な百科全書的論考を残し、その影響は西方世界(たとえば

菊池 ‏@kikuchi_8 1月23日
1)イスラム教シーア派の一分派イスマーイール派の一派ニザール派。通称アサシン派。アラムート山の砦に住む「山の長老」という教祖の命令で麻薬漬けにして洗脳した暗殺者を使い敵対者を暗殺する秘密結社。麻薬漬けで洗脳した暗殺者を使うという所が現代の諜報機関やカルトの手口を彷彿とさせる。

数学史bot ‏@historyofmath 4月7日
「古代オリエントの数学」 世界で初めて数学的考え方が生まれたのがオリエント地方であった。特にエジプトでは10進法を使った、バビロニアでは60進法を使った加減乗除が行われていた。加減はよしとして乗除は60進法では難しいため、バビロニアでは乗算表や逆数表が作られていた。

数学史bot ‏@historyofmath 5 時間5 時間前
ルネ・デカルト(1596-)① 最も大きな業績は解析幾何学、すなわち座標上で図形を考える幾何学を創始したことである。回りくどいようだが、これによってより高度な数学が発展していくことになった。著『方法序説』で知られるような学問探求の方法を考え出し、それを頼りにして研究を進めていた。

数学史bot @historyofmath · 4月9日
「エコール・ポリテクニーク」① フランス革命(1789)後、フランスは反乱軍と外敵に備えるため技術者を求めていた。そこで1794年に作られた高等教育機関がエコール・ポリテクニークである。初代校長はラグランジュ(1736-)で、数学を最重要視して教えた

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2014年10月24日
@kitsuchitsuchi
フランスで一番格が高いのは
ポリテクニークと言って、
日本で言う理工学部ですよ。
ヨーロッパは意外とキリスト教離れ
の傾向の方が強いです。
よほど熱心な信者でない限り
日曜の教会通いもやらなく
なってますし。


子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年10月24日
@FeydoTaitei ポリテクニーク(理工系)が一番なんですね。グラントリアンの反キリスト要素(科学重視。百科全書)の反映かな。先述の序列は支配の道具としての序列だと理解しております。キリスト教(非理性)と哲学(理性。特にプラトン)による観念支配からは逃れられないでしょうね

数学史bot @historyofmath · 4月8日
「日本の数学の始まり」 日本の数学の起源は、六世紀に百済から仏教と共に暦が伝わったころに遡り、奈良時代の官吏は数学が必須科目だった。起源後1世紀までに成立した『九章算術』を教科書として、九九や算木を用いた算術を教えていたようだ。そこから戦国時代に至るまで数学上の進展はなかった

数学史bot ‏@historyofmath 4月7日
シュリニヴァーサ・ラマヌジャン(1887-)① 15歳の時に受験用数学公式集に出会い、それを見て自分が生み出した新たな定理・公式をノートに書き込むようになる。職場の勧めでケンブリッジの数学者ハーディにその一部を送ったことがきっかけで、バラモンの戒律に反するも渡英を決める。

筋トレ指導 ‏@tyhnrtr 4月8日
「最も天才は誰か?」という質問 (筋トレと全く関係ない) を受けたので答えます。 「ラマヌジャン」という人です。正直、アインシュタインが比ではないです。 現代スポーツに例えるなら、いきなり現れ、100m8秒台を出すような超人です。 pic.twitter.com/63KCQthMf7

【今さら聞けない】迷信・不思議な現象 ‏@SuzanneDebenede 4月6日
【ラマヌジャン】インドの天才数学者。極めて直感的、天才的な閃きにより「インドの魔術師」の異名を取った。彼の記したノートブックには3254個の公式が収められており未だ600以上の数式が未完成であるという。大学で系統的な数学教育を受けなかったため「証明」という概念を持っていなかった。

左畑 志門 ‏@SimonZajata 2012年9月22日
グノーシスの神話では、上層世界からこの宇宙に転落したソフィア(智慧の女性形)が、郷愁の念と姿も存在も見えない上層の神の姿をなんとかして見ようと嘆き、その嘆きから醜いヤルダバオドが産まれた。だからこの宇宙は不完全だが、ヤルダバオドは無知で、自らが宇宙を支配していると勘違いしている…

Mason Hayashi ‏@MasonHayashi 2011年8月5日
本来人間は神の子ですが、この堕落した世界の¬中で、自己の本質を見失い、眠り込んでいる。神の使者もまた光を見¬失い、眠り込んでいる「 I am God's child.この腐敗した世界に堕とされた」と歌う鬼束ちひろの「月光」は、グノーシスの世界像の表現¬そのもの(グノーシスの神話)

鈴木麻里 ‏@mari09april 2010年11月23日
グノーシスの神話において神的な存在を称する「アイオーン」は本来、「時代」「世代」を意味するギリシア語である…と読んではっとした瞬間に誰の忍び笑いが聞こえたかって、おっさんに決まっている。ダーウィンである。


帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 4月10日
@kikuchi_8 スーフィーにも占星術的なシンボリズムありますね。まー、スーフィーってイスラーム世界のマギの末裔じゃないですか?(笑)バラカという神の恩寵をもたらすのも血筋で血統主義ありますし、このあたりヤジディやらイスマーイール派に繋がりまする。シーア派も占星術の流出世界論

菊池 ‏@kikuchi_8 4月10日
@lakudagoya スーフォーとマギはイメージ的に似ているような気がします(笑)イスラームにも血統主義の一派があるのですね。イスマーイール派と言えば、アサシン結社の組織構成がテンプル騎士団経由で西洋秘密結社に影響したという説があるそうです。流出論は古代神秘主義の基盤ですね。

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 4月10日
@kikuchi_8 イスマーイール派って面白いのですよね、呆れるほどにうちゅー論がクリスチャンカバラで(笑)10世紀のカイロのファーティマ朝がイスラームイルミちゃんやってて、天ぷら騎士団やらカタリ派や、スペインのカバリストが影響受けたのモロバレ過ぎて笑えるでせう。
カバラのメシア論って、モロにイスマーイール派のパクリですから笑えます。飛鳥昭雄の超古代のヌッポンのカバラガーとかこいつらにつける薬はない(笑)

そうなんですよね。でもカバラはイスマーイール派とイスラーム神秘がないと成立しないんですよ。地理的にもイスラームと西洋の中継地のスペインだし。その流れがポルトガルに保護された天ぷら騎士団とかぶり世界征服へGO!でせうよ。

えーとシーア派の理性主義根が深くて、イブン・シーナーとかイスラームの大哲学者がイスマーイール派の影響受けてます。このあたりのネタは井筒俊彦。ファーティマ朝とイスマーイール派とイスラームのギリシャ哲学大翻訳時代はリンクしてますよ。影響力半端ないです。

菊池 ‏@kikuchi_8 4月10日
@lakudagoya またもやイスマーイール派ですね。アサシン派を調べる文脈でしか着目したことが無かったので、古代中東世界とキリスト教世界を繋ぐ神秘思想として注目しようと思います。井筒さんは大学者ですね。イスラーム神秘思想の一元論についての指摘を読んだことあります。

音楽理論を広めるアフロの人 ‏@MusicTheoryNera 3月6日
歴史学においては、ギリシャ哲学はヨーロッパでは誰も知らない忘れられた存在になり、イスラム経由で入ってきたものが多いというのは常識でしたが、なぜか音楽理論だけはそのことについてほとんど触れられていないため、おかしいなと思っていました。

yunaster ‏@yunaster 3月2日
イスラムの体系の解説読んでたらギリシャ哲学としか思えないとこいくつも出てくるけどアラブに流れたアリストテレスのテキストあたりかな

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya
池上彰なう。イエメンのシーア派の話出てるけど、イエメンはイスラーム少数派のイスマーイール派あたりの残党が流れ着いてるぜ。芸能人の解説するイスラームの派閥解説薄すぎるぜ!

芸能人は、スンナ派とシーア派の解説をするけどな、イエメンのシーア派は七イマーム派(イスマーイール派)や5イマーム派なのよ。このあたりのシーア派のイルミちゃんあたりを解説しないのは何でよね?イエメンのシーア派は多数派の12イマーム派じゃないよ?

5イマーム派はザイド派ね。このあたりはスーフィーとかイスラームのイルミちゃんが流れ着いた土地なのよね。だから胡散臭い少数派がいるよ。

英国諜報機関が作ったイスラーム過激派。アングロサクソン系がなぜイスラームを恐れるのかと言うと、彼らはどんどん増えるんだよね。今世紀にはキリスト教徒を抜いて世界一になるんだよね、人口では。有色人種が増えることを心底恐れる白人だよ。だからイスラームが世界を席巻する前に宗教を操作すんだ

イスラーム過激派の神学の多くはプロテスタント神学がベース
だよ。非理性による、イスラム国のようなローマカトリックシステムの統治機構は、中世ヨーロッパを中東に出現しようとしてるのよ。サージ船長はイスラム国はレコンキスタと言ったが、イスラームのキリスト教化なのでレコンキスタが正しい

イスラーム原理(スンナ派)の神学は、ムスリム同胞団のサイード・クトゥブみたいに、本人の意志と理性を否定する神学なのよね。本人の意志と理性を否定して神に丸投げって、中世ヨーロッパのカトリックの支配システムとまったく同じなのよね。宗教指導者の言葉によるロボット化だよね。

こういう諺がある「本はエジプトで書かれ、レバノンで印刷され、イラクで読まれる」フセイン政権下のイラクでは、大変に知識人の育成に力を入れてたので中東ではかなり知的なレベルが高かった。でも、イラク戦争でアメリカは知識人をターゲットにして殺しまくって、無知と暴力による統治の基盤を作った


今、池上彰の生放送でやってるネタと新約聖書のヨハネの黙示録の内容を合せてみてくれ、そのまんまのアジェンダをやってるのがわかるだろう。そしてその混乱地域での救済活動する日本人ってなんのメシアごっこ?(笑)

池上彰の番組で芸能人の女「早く人種とか国境とか宗教とかなくなって平和になればいい」って何のわんわんワールドのテバサッキーっかしら?アダム・ヴァイスハウプトが女子の中で流行るかねぇ?

「西洋の教育は罪」とか抜かしたキリシタン臭いボコ・ハラムなのだけど、女は社会に出るな・大学に行くなというフェミ嫌いの連中の思想とまったく同じだよね。背後に聖書的なロゴスがあるのは間違いない。

なぜイスラム国やらその他のイスラーム原理が女子教育を嫌う真相は、イスラーム的な社会構造が崩れるからではなくて、女の子が無知で馬鹿で視野が狭いと賢い子が育たないんだよ。暴力による権力の体制を盤石化するには、馬鹿な子供が沢山生まれて使い捨ての駒にするのが一番権力者にとって美味しいから

(子育てをするのは女。だから女を馬鹿にすれば子供も馬鹿になる。よって男も馬鹿になる。まずは女を洗脳し支配せよ、さすれば男も必然的に洗脳し支配することができる。すべて人は女から生まれ、大半は女に育てられるがゆえに。
でも最近は男同士でも子供が作れるようになっちゃってまじでホモ支配層が欣喜雀躍以下略



‏@zonbey 3 時間3 時間前
@lakudagoya 無知で馬鹿で視野が狭くなるのは、教育によって・教育を受けない事によって のどちらですか? こんばんは。

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 3 時間3 時間前
@zonbey どちらもありえますが中東のようにあまり書籍を一般人が読む文化がないところでは、女子教育をやめることは致命的ですね。だからと言って女性の社会進出が進み過ぎるのも子供が健やかに育ちません。私は女の子は家にいるのがいい派ですが、無知の推進はいけません

@zonbey 3 時間3 時間前
@lakudagoya なるぼど、本を読める環境すらなかったらそうか。ありがとうございました!

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 3 時間3 時間前
@zonbey いえいえ。日本のように書籍が溢れていて、本を読む習慣があるとこならいいのですが、そうでないところは学校教育だけが知識にアクセスできる唯一の方法なのですね。特に外に出ないイスラーム圏の女の子にとって女子校の存在は大きいです。またネットが普及すれば現状ましになりますが

ㅤ ‏@zonbey 3 時間3 時間前
@lakudagoya 私はフェミが政策だと知ってゾッとしたけど、(治療系のグループでフェミの存在を知った)それ以外の理由で嫌う人は何か偏った思想があるから?権力者が使いやすい馬鹿でいて欲しいのと同じ?

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya
@zonbey たしかにフェミはロックフェラー系の陰謀ですが、フェミ叩きやってるのは間違いなくキリスト教カルトですね。エホバと似たような勢力だと思いますね。サヨクとフェミが嫌いなのはいつだって聖書原理とワンセットなのてす。

フェミ叩きなのだけど、背後に聖書原理的な思想があるのは間違いない。でもな、それ以上にフェミの問題点というのは、社会というものは基本的に男だけの秘密結社だということさ。欧米のクラブクラッシャーが女のように、女の子は基本的に秘密結社で行動するようにはできてないから問題が起きる。

男と女の違いを書いてあった何かの本には、男社会は基本的に縦社会なんだよ。で、女の子は仲良しグループになる。ピラミッド型の社会では、地位やその他の格付けによって相手が上か下か認識する。だから、男の子はそういう組織に入って年功序列的に位階が上がるのは、精神の安定の上で極めて大事
なの

男と女の違いを書いてあった何かの本には、男社会は基本的に縦社会なんだよ。で、女の子は仲良しグループになる。ピラミッド型の社会では、地位やその他の格付けによって相手が上か下か認識する。だから、男の子はそういう組織に入って年功序列的に位階が上がるのは、精神の安定の上で極めて大事なの

おいらはね、こーさくいんから「これからは没落するヨーロッパに代わってイスラームが世界を席巻する」と4年前に聞かされたのよね。今、その通りになった。でもその世界を席巻するイスラームはクリスチャン化したイスラームだ。イエズス会もよっぽど頑張っている事だろう。

最後に、学校の受検偏重教育からマイルドヤンキーの反知性主義もどきが生まれましたが、これは日本の庶民にあった階層に関わらず本を読む文化や、日本的な倫理感の継承を断絶させて、劣化したスラム街人種を作る罠ではと思いましたよ。お疲れ様でした。

ノーベル賞受賞者のマララちゃんの講演ってさ、なんかこう、そいつの生の言葉というより、モロにノーベル賞向けにデザインされた講演みたい。更に綺麗なイギリス英語で、あの講演のトークのやり方もプロ仕込みって素人のおいらでもわかるよね。つまりこの子、子役なんだよね?

一応イスラーム世界の道徳ってやつは、お金持ちが沢山寄付をしてインフラ整備したり、貧しい人を支えたりするのが一番の道徳なのよ。で、イスラームには共同体意識があるから、お金持ちが寄付をしないで富を溜め込んだりするのはイスラーム共同体の中では殺されても仕方ないほど不道徳だと考えられてる


でもね、西洋の教育を受けると個人主義を歪曲した、利己主義を肯定する思想の影響を受ける人が多いんだワ。たとえムスリムでもね。国家の富を私物化して社会に一切還元せずに溜め込んで私腹を肥やすのと同時に国家の富を欧米のために差し出すのを同時進行でやるわけよ。それに対して一般人はキレてる。

よく考えたら、イスラーム過激派の台頭なんざほぼ全てと言っていいほど欧米の植民地政策のせいなんだよ。欧米の搾取経済やドルやユーロの金融機関による、貧しい国でのハイパーインフレでの生活苦などほんと欧米が悪いよ。でも、イスラーム的な弱者救済が人口問題を引き起こしてるのも確か

イスラーム世界は、キリスト教の植民地国家と違って弱者救済が今も機能してる。アフリカのように飢餓や不衛生で亡くなる事はない。衣食住などの最低限の生活はできるわけよ。サダカやワクフという制度があるから。で、喜捨で建てられた病院も沢山ある。なので何はともあれ貧乏人でも死ぬことはないわけ

イスラーム世界は西洋の個人主義と違って、アブラハムの宗教ど真ん中の、子供が多ければ多いほどいいという子孫繁栄的な価値観を持ってる。なので、別に一夫多妻でなくても子供が沢山生まれるんですよ。で、さっき言った貧困層に手厚い制度。何が起こると思いますか?人口爆発ですよ。

子孫繁栄が幸せという価値観の世界で、貧困層が死なない手厚い福祉。こりゃ、人口爆発が起きるわけですよ。で、中東は近代産業がないからいくら高学歴でも仕事がない。近代産業起こすには綺麗な水が必要で、ここは生憎、水は宝石のように貴重なとこ。沢山の就職できない若者が生み出されるわけですよ。

イスラーム世界はソープやキャバクラはご法度なので、仕事がなくて就職できない若者は結婚もできない。更に結婚するにはマハルというお金がいる。大体相場は年収の3倍から4倍を渡す。そして男性側が家や車も用意しないといけない。なので結婚できない男を集めて、天国でヤれるという餌で自爆テロを

美味しい思いできなかった負け組の男の子には、僅かばかりの金と女と権力の参加意識と理想を与えておけば、上手くコントロールできるという欧米のエリートのニヤケ面が見えてキモいです。そしてそいつらも目的を達成したらペテロ君の地引網で一網打尽にして蒸発させてしまえばいいので、後腐れがないよ


希望を胸に! ‏@atsuchaman 2 時間2 時間前
@lakudagoya もしくはボコハラムのように女子高生を100人誘拐して戦士のセフレにする。

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya
@atsuchaman それもやってますね。コンプレックスのある男が良家のお嬢様とヤれるので有頂天になるので、馬鹿を操るツールとしては最高なのでしょう。

ネズミさん ‏@Nezmi_san 2 時間2 時間前
@lakudagoya 人生は「人が生まれる」であるから・・・

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya
@Nezmi_san その人が生まれることを否定的に考えてるのがグノーシスもどきのアチラですよね?白人は人口爆発を恐れる

etsuko ‏@etketketketke 1 時間1 時間前
@lakudagoya 子孫繁栄の考えが強い地域は、生き残りの厳しい地域の教えかと思ったら、違うんですねー。

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya
@etketketketke 別の意味で部族間抗争とかで、生き残りは激しいとこありますが、助け合いも強いと

セネカ君凄い。 「宗教は大衆からは真実と、賢者からは偽りと、そして支配者からは便利なものとみなされる」 ― 小セネカ

ならおいらはもういっちょ「大衆は真実を知らないわけではないから大衆を動かす場合は真実に訴えかけろ!」マルクス・キケロ


あっら、リチャコシってキケロのパクリ?

ああ、さゆふらっとまうんどね、あいつかなーり前からこーさくいん疑惑あるよ。でもね、こーさくいんは生簀で泳がせておいて挙動を見てニヤニヤするってのが、Twitterでの正しいいんもー論でせう(笑)むやみやたらと正義感で喧嘩すると損するとわかりますた。

セネカ君は相変わらず神なのだけど、キケロも凄いよね。図書館にあるキケロ全集に手を出してみりゅ?つまんないと思うけど、これ政治学を志す欧米の超リア充の愛読書でナントカのカーネギーより価値あるからな?若者の政治参加(笑)とか言ってニコ生で暴れてるネトウヨ君も是非読んでみてねー♡


イスラーム原理というのは、イスラームの非モテ君たちのルサンチマンを吸収するための装置なんだよね。アメリカ主催のさ。で、沢山戦闘員が集まったら空爆であぼーん。ええ、これこそがクリスチャンお得意の「人間を漁る漁師にしてあげよう」
という、セネカ君が書いた新約聖書の悪知恵なのでしょーか?

(聖書の記述者後カバラについては怪しいデマが横行しています。
多神教で怪力乱神を語らずの儒教の八卦、易(易経は儒教の教典の一つ。×道教)が、一神教で新プラトン主義のカバラの元ネタっておかしいし。
儒教は基本オカルト嫌いだしね。 易経が今ではオカルトだけど…… 当時は最先端科学
でした。


以前にバウアーが「新約はセネカが作者(の一人)説」を主張したことに対して私の意見を書いていませんでしたのでここで書いておきます。

セネカのプロフィール
ストア派
第5代ローマ皇帝ネロの幼少期の家庭教師。治世初期にはブレーン。
アレクサンドリア出身でプラトン哲学の流れを汲むソティオンや柱廊学派(ストア派)のアッタロスらに師事。
エジプト滞在歴あり。
ネロに自殺を命令されて自害(新約を書いたからではない)。


キリスト教を弾圧したネロ帝の家庭教師でブレーンだったセネカが新約書いたっておいおい。
64年ローマの大火
(ネロ帝はローマ市内のキリスト教徒を大火の犯人として反ローマと放火の罪で処刑)
65年ネロを退位させようとしたピソの陰謀が露見
(に加わったと疑われたセネカにネロが自殺を命令し、セネカは自死。)

ネロによって放火犯の一味として処断されたキリスト教指導者パウロとセネカが書簡をやり取りしていた、とされていたが、その書簡自体が全くの偽作であったと確定しているそうです。
ネロのせいで死んだからセネカをキリスト教側にしたかったの?
でもストア派って理性主義的で仏教的な思想だからキリスト教=非理性と真逆じゃん。
それとも本当は自殺を命じされた理由が新約の作者だから?
でも新約が支配層向けの「啓蒙」書ならもっと理性主義では?
セネカが新約書いたのが支配層にバレないのがおかしい。
支配層向けとしたのは識字率の関係で本が読める人が支配層ばかりだったからです。
セネカが新約の作者(直接書いた)である可能性は極めて低いと私は判断します。
セネカの著作を影響を与えたかも疑問。


“青年ヘーゲル派(ヘーゲル左派)について。 百科全書派などと同様、左翼の源流の一つです。メーソンの内、反キリスト教=新キリスト教=一神教的多神教容認の要素がかなり強い派閥の思想です。

誕生のきっかけは、19世紀にドイツのシュトラウスが福音書を神話だとし奇跡を否定し、史実ではないと主張したこと。
要は、イエスなんて実在しない単なる架空の人物じゃん、聖書は単なるお話であって歴史書じゃないよってことです。
シュトラウスは進化論に立脚した汎神論的な思想を持っていました。

福音書は全て史実派(聖書完全肯定)←ヘーゲル右派(老ヘーゲル派)
福音書は部分的には史実(聖書部分否定)←中央派
福音書は全て史実ではない(聖書完全否定)←ヘーゲル左派(青年ヘーゲル派)

彼以外にキリスト神話説(キリスト非実在説)を唱えたヘーゲル左派の人にブルーノ・バウアーがいます。 バウアーはセネカを「キリスト教の叔父」(要は作者の一人)としております。 新約の作者はセネカってことです。別に神憑りして書いたのではないことがポイント。ローマ帝国のエリートにしてストア派哲学者がセネカであり、庶民が書いたなんてありえないってことです。
そもそも、当時は識字率がかなり低いから、字の読み書きができる人なんて大抵はエリートだったのであり、新約聖書を読んでいた階層は聖書が歴史的事実だと思っていませんよ。古代宗教に似過ぎですから、元ネタがバレバレでしょう

青年ヘーゲル派のシュティルナーは自我=「唯一者」を徹底的に重視する思想を展開しました。 シュティルナー自身はアナキストを自称していませんでしたが、徹底したエゴイズムの立場から、権力を否定しました。

よってシュティルナーは、アナキズム、マルクスとエンゲルス(共産主義)に深い影響を与えました。 ヘーゲル左派の思想って、従来のキリスト教否定の作品を作っている宮崎駿の思想に似ていませんか?


オウムはインド風に偽装しているけど神vs獣の善悪二元論・終末論・ハルマゲドン・隣人愛でわかるように中身はキリスト教!
オウム思想の中核は神智学(インド風キリスト教。創世記とギリシャ哲学の動物蔑視)の霊性進化論
=神か獣かの善悪二元論+霊的カースト制度。
神智学がユダヤ陰謀論=キリスト教の伝統を広めるのに協力。
大田俊寛著『現代オカルトの根源』(ちくま新書)。
「誠の神様はただ一柱」とする大本教は「天地の創造神」というキリスト教的な神を導入しつつも多神教の枠組みを一応維持していた平田派神学以上にキリスト教。
http://yomenainickname.blog.fc2.com/blog-entry-75.html

“イエスが存在しなかった可能性がはじめて学問上の注目をあびたのは、19世紀のドイツの歴史家ブルーノ・バウアーによってである。バウアーがボン大学で教鞭をとっていた時期(1839年-1842年)に発表した一連の研究の中で、バウアーは福音書の歴史的価値について議論した。バウアーによれば、ヨハネ福音書は歴史物語として作られたものではなく、ユダヤのメシアについての考えを哲学者フィロンの「ロゴス」概念に適応させるために作られたのだという。マタイ福音書・ルカ福音書については、バウアー以前の批評と同様、マルコ福音書の記述を下にしているとしている。だがバウアーは、マタイ福音書・ルカ福音書がマルコ福音書ではない共通の伝承が元になっているという定説を否定した。
バウアーによれば、イエスの誕生(en:Nativity of Jesus) に関するマタイ福音書とルカ福音書との間で相違があること、およびこれらの福音書中にあるマルコ福音書から直接とられていないと思われる要素にもなおマル コ福音書的な考え方がみられることなどから、この説は除外できるとしている。むしろバウアーは、マタイ・ルカ福音書に共通してみられる内容については、マ タイ福音書がルカ福音書を元にしていると結論した。ここから、福音書中の伝承すべてがひとりの作者(マルコ)に沿って追跡できることになり、福音書の完全 な創作説が信頼性を帯びはじめた[74]のである。またバウアーは、ティベリウス時代のユダヤ人の間にはメシアへ の期待感はなかったと考え、したがってマルコがイエスをメシアとして描写しているのは後世のキリスト教観念による後付けにちがいないとした。さらに、福音 書中の細かな描写の中に歴史的事実やイエスの実際の発言とは考えづらいものがあるのは、キリスト教コミュニティの生活が反映されたとすることで説明できる と主張した。[75]バウアーはさらに、「アレクサンドリアのユダヤ人フィロンは紀元40年ごろ、きわめて高齢であったがまだ生きていた。彼が本当のキリスト教の父である。またローマの禁欲主義者セネカも、いわばキリスト教の叔父である[76]。」と結論している。
バウアーは史的イエス自体の実在問題については留保しており、パウロ書簡の研究も未解決のままにしていた。だが公表されたバウアーの意見は正教会に反するものであったため、バウアーは1842年に講師の座を追われた。[77]1850年から1851年にかけて発表された福音書に関する研究書の改訂版では、バウアーは書簡集全体の成立年代を2世紀のものと考えて、イエスは実在しなかったと結論した。キリスト教の起源に関するバウアー自信の説明は、1877年に発表された。セネカ(バウアーは、セネカが自身の哲学に基づいた新たなローマ州を作ろうとしていると考えた)のストア派と、フィロンのユダヤ神学とが合わさり、ヨセフスなどの親ローマのユダヤ人によって政治的に作り上げられたジンテーゼであるとした。[78][79]バウアーによれば、マルコはセネカのストア派哲学に影響されたイタリア人である。[78]キリスト教の動きはローマとアレクサンドリアで盛り上がったが、小プリニウスからトラヤヌスへの手紙(110年代)以前の資料はないが、それから50年をかけて、マルコおよびその後任者は当時よりもはるか昔の創設神話を作っていったとしている

キリスト神話説(英語:Christ myth theory キリスト神話・イエス神話・キリスト非実在説とも)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E8%AA%AC#.E3.83.96.E3.83.AB.E3.83.BC.E3.83.8E.E3.83.BB.E3.83.90.E3.82.A6.E3.82.A2.E3.83.BC

“Bauer argued that Jesus had not existed, and in 1877 in Christ and the Caesars he suggested that Christianity was a synthesis of the Stoicism of Seneca the Younger and of the Jewish theology of Philo as developed by pro-Roman Jews such as Josephus.[”
http://en.wikipedia.org/wiki/Christ_myth_theory#Bauer


帰ってきた魔法使いハンターねこた @lakudagoya · 4月8日
神はカインの捧げものを呪われたという話はな、農業や製造業は搾取の対象でしかないという大地に根ざした生き方を憎む思想なの。だから今の聖書的な思想でやる農業は、商売の原理でやるから土地が死ぬ

フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 8月4日
ところで一箇所気になる部分が ケリー篠沢版聖書マンガにはある。 アベルとカインの物語の解釈についてだ。
実はカインが農奴の様に描かれている。
逆にアベルは遊んでばかりで、
年老いたアダム、エバ、アベルの
面倒を見ているのは長男である
カインなのだ。
つまりカインはアダム親子達に
”搾取”されている。
そんな報われない毎日を送るカインは
神であるヤハウェなら自分の境遇を
理解してくれるはずだと、収穫した
野菜を捧げものとしてお供えする。
ところがヤハウェはアベルの供え物
の方を選択する。殺したばかりの
子羊だ。
仰天するカイン。なぜこんな結末に
なったのか理解出来ていない。

そこでアベルが驚愕の発言をする!
「ダメだよ兄さん、ヤハウェ様に
備える捧げものは”血”と”命”で
なくちゃ。あれほど言ったのに!
父さんと母さんの犯した罪を償う
には”血と命”を生け贄にするのが
必須
なんだよ!!」
・・・この弟、完全に狂っている......

身の危険を感じたのか、カインは
咄嗟にアベルを殺してしまう。
しかし、結果的にカインは弟殺しを
咎められ、ヤハウェに追放される。
ちなみに今書いた話はオリジナルの
旧約聖書にはない解釈である。
ここから得られる教訓は、
アダムの時代に既にインド・アーリア
社会に見られる「職業」に人間の
分別、「カースト制度」が確立されて
いたことである。
カースト社会では農家は奴隷の様に
扱われ続けて来た。仕事の内容が
キツイからだ。
支配者は出来るだけこんなブラック
職業に就きたくない。
だが、酷な事に”農作物”は基本的に
”食糧”としての用途しかない上、
長期保存も難しい。
これと比較して”牛”等の家畜は食糧
だけでなく、衣類の原料、耕作機械、
戦争用の兵器(戦車)と、実に
様々な用途に使えた。
だから、インドの聖仙ヤージュニャヴァルキヤ
も国王を哲学で論破した褒美として
牛を受け取っている。
また古代世界で金持ちか貧乏かは
所有している家畜の量で決まった。
恐らく、アベルの地位がカインより
高かったのはこう言った古代アジアの
文化背景が起因していたのだろう。
つまりカインの”アベル殺し”は
古代における「農民一揆」
として
捉えるのが筋であろう。
アベルは恐らく”クシャトリヤ”階級。
要は軍人であり、アダム一族を外敵
から護る役割を担っていたに違いない。
所詮、農民風情のカイン一族が
反乱を起こした所で軍人一族である
アベル族に致命的な打撃を加える事は
できなかったのだろう。
結果、カイン一族は逃亡を図る。
それが唯一”地獄の搾取社会”から
逃れる現実的な選択肢だったからだ。
ところで興味深いのが、カイン一族の
その後である。
カインの子孫はなんと「農家」から
「鍛冶屋」へとジョブ・チェンジしてしまう!
”鍛冶”というと農具の製作もあるが、
基本的には”武器”の生産/開発である。
そしてカイン達は”定住”することを
避ける。
”定住”してしまえばより強い部族の
侵略を受けまた「農奴」へと逆戻り
するリスクがあるからだ。

旧約聖書にはカイン一族のその後は
不明である。記載がない。
しかし、カイン一族は何のために
「武器職人」へと転職したのか?

また興味深いことにケリー篠沢は
ヤハウェが刻印したカインの額の
印を「十字」型に描写している。
恐らくカインの末裔達は、
自分達を迫害したアダム一族に
”復讐”するつもりなのだ。
「強力な兵器」の開発を続けながら...
なぜカインの刻印が「十字」か?

実は聖書にはカインの刻印の詳しい
描写については一切言及されていない。
では「十字」がどこから由来するのかと言うと、
ユダヤ教の「カバラ文献」である。
十字というのは古代フェニキア文字
の最終文字をバッテン・マークで
表していた事に由来する。
それが古代ヘブル文字の時代に角度が
垂直になり「十字」となる。
「十字」はカバラでは聖四文字
”テトラグラマトン”、”YHVH”を
象徴している。
これが”ヤハウェの刻印”の正体である。
ユダヤ人ラビの話に拠ると、
この刻印が付いてても、実際には
かなりのカイン族が殺されていたらしい
。(笑)

ヤハウェのご加護も余りアテに
ならなかったということだろうか?(笑)
ユダヤのラビ達の言に拠ると、

キリスト教徒が胸の前で「十字」を
切る動作はカインのこの刻印がモデル
になっているらしい。
つまり「強力な兵器」を携えて、
アダム一族に復讐を企てる者、
その正体は......

これ以上は恐ろしくて言えない。

wikipedia bot スマホ対応版 ‏@WikiBot_SmaPho 1月3日
ヤージュニャヴァルキヤ http://goo.gl/30xd5U ヤージュニャヴァルキヤ(Yājnavalkya)は、ウパニシャッド最大の哲人、「聖仙」とも称される古代インドの哲人。紀元前7世紀から紀元前6世紀にかけて活躍した。生没年不詳。ウッダーラカ・アールニの弟子...

川崎 悠太(コーチ、トランスガイド) ‏@meditationartYK 2012年8月24日
@ynabe39  ヤージュニャヴァルキヤが”「自己」と「身心」は別物である。「自己」と「思考」も別物である。しかし、思考や身心を自己だと勘違いしているが故に人間は真の幸福を手にできないでいる”という話をしていたみたいですが、これって心理学的にはどうなんですか?

ハコ[゚д゚]SDT ‏@hakoiribox 2012年9月4日
神「貢ぎ物くれよ」
カイン(兄)「では私は育てた野菜を」
アベル(弟)「私は育てた子羊を焼肉にします」
神「俺は肉だけもらうわ、野菜嫌いだし」
アベル「やったー!」
カインoO(殺す、こいつ絶対殺す……)
こうして人類最初の殺人事件が起きました。

ウル ‏@abe_dragonslay 2011年8月22日
#memo_ul 牛は征服者のシンボル?牧畜民と農耕民の対立の神話化→「牧人のドゥムジと農民エンキムドゥの争い」→旧約聖書のカインとアベルの物語のテーマ(『ヤーウェは農民カインの捧げた野菜ではなく牧人アベルの携えた動物の犠牲のほうを喜ぶ』)

旧約聖書~創世記~より ‏@BibleJP_Gen 2012年12月16日
主はカインに言われた、「いや、そうではない。だれでもカインを殺す者は七倍の復讐を受けるでしょう」。そして主はカインを見付ける者が、だれも彼を打ち殺すことのないように、彼に一つのしるしをつけられた。 (創世記 4章 15節)

旧約聖書~創世記~より ‏@BibleJP_Gen 2012年1月9日
わたしは受ける傷のために、人を殺し、受ける打ち傷のために、わたしは若者を殺す。 カインのための復讐が七倍ならば、レメクのための復讐は七十七倍」。 (創世記 4章 23~24節)


独和対訳聖書bot ‏@dejabible 4月9日
Nein; sondern wer Kain totschlägt, das soll siebenfältig gerächt werden. いや、それゆえカインを殺す者は、だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。(創4.15)

創世記
http://ikitamizu.com/baible/old-01-Genesis.html#4
” カインとアベル
4:1 さて、アダムは妻エバを知った。彼女は身ごもってカインを産み、「わたしは主によって男子を得た」と言った。
4:2 彼女はまたその弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。
4:3 時を経て、カインは土の実りを主のもとに献げ物として持って来た。
4:4 アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められたが、
4:5 カインとその献げ物には目を留められなかった。カインは激しく怒って顔を伏せた。
4:6 主はカインに言われた。「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。
4:7 もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない。」
4:8 カインが弟アベルに言葉をかけ、二人が野原に着いたとき、カインは弟アベルを襲って殺した。
4:9 主はカインに言われた。「お前の弟アベルは、どこにいるのか。」カインは答えた。「知りません。わたしは弟の番人でしょうか。」
4:10 主は言われた。「何ということをしたのか。お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる
4:11 今、お前は呪われる者となった。お前が流した弟の血を、口を開けて飲み込んだ土よりもなお、呪われる
4:12 土を耕しても、土はもはやお前のために作物を産み出すことはない。お前は地上をさまよい、さすらう者となる。」
4:13 カインは主に言った。「わたしの罪は重すぎて負いきれません。
4:14 今日、あなたがわたしをこの土地から追放なさり、わたしが御顔から隠されて、地上をさまよい、さすらう者となってしまえば、わたしに出会う者はだれであれ、わたしを殺すでしょう。」
4:15 主はカインに言われた。「いや、それゆえカインを殺す者は、だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。」主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられた
4:16 カインは主の前を去り、エデンの東、ノド(さすらい)の地に住んだ。
4:17 カインは妻を知った。彼女は身ごもってエノクを産んだ。カインは町を建てていたが、その町を息子の名前にちなんでエノクと名付けた。
4:18 エノクにはイラドが生まれた。イラドはメフヤエルの父となり、メフヤエルはメトシャエルの父となり、メトシャエルはレメクの父となった。
4:19 レメクは二人の妻をめとった。一人はアダ、もう一人はツィラといった。
4:20 アダはヤバルを産んだ。ヤバルは、家畜を飼い天幕に住む者の先祖となった。
4:21 その弟はユバルといい、竪琴や笛を奏でる者すべての先祖となった。
4:22 ツィラもまた、トバル・カインを産んだ。彼は青銅や鉄でさまざまの道具を作る者となった。トバル・カインの妹はナアマといった。
4:23 さて、レメクは妻に言った。「アダとツィラよ、わが声を聞け。レメクの妻たちよ、わが言葉に耳を傾けよ。わたしは傷の報いに男を殺し/打ち傷の報いに若者を殺す。
4:24 カインのための復讐が七倍なら/レメクのためには七十七倍。」
4:25 再び、アダムは妻を知った。彼女は男の子を産み、セトと名付けた。カインがアベルを殺したので、神が彼に代わる子を授け(シャト)られたからである。
4:26 セトにも男の子が生まれた。彼はその子をエノシュと名付けた。主の御名を呼び始めたのは、この時代のことである。”

36. 主の御名によって祈ることを始めた
http://meigata-bokushin.secret.jp/index.php?%E4%B8%BB%E3%81%AE%E5%BE%A1%E5%90%8D%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%A3%E3%81%A6%E7%A5%88%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%9F
“【新改訳改訂3】
セツにもまた男の子が生まれた。彼は、その子をエノシュと名づけた。
そのとき、人々は【主】の御名によって祈ることを始めた。
セツにもまた男の子が生れた。彼はその名をエノスと名づけた。
この時、人々は主の名を呼び始めた。
【新共同訳】
セトにも男の子が生まれた。彼はその子をエノシュと名付けた。
主の御名を呼び始めたのは、この時代のことである。
【NKJV】
And as for Seth, to him also a son was born; and he named him Enosh.
Then men began to call on the name of the Lord.
(…)
「エノーシュ」אֱנוֹשׁの語源は動詞の「アーナシュ」ׁאָנַשׁで、 「壊れやすい、なおらない、癒えない」といった宿命的な弱さを表わすことばです。こうした弱さのゆえに、セツの系譜の人々は、主の助けがなければ罪の誘惑 に勝てないことを悟ったのかもしれません。「弱さを持った人」としての「エノシュ(人、人々)」の誕生は彼らをして「主の御名を呼ぶ」ことを始めさせまし た。”


AK ‏@ho_ro 5月13日
●ミトラ教の聖なる日は、日曜日である。『旧約聖書』によれば安息日は土曜日であったが、キリスト教はミトラ教の影響で、安息日を日曜日にした。


村手 さとし ‏@mkmogura 2013年11月5日
安息日とは本来ユダヤ教でもカトリックでも第七曜日、土曜日である。実は日曜日、第一日のSunday、太陽の日に休むというのは、紫外線に弱いために有色人種に迫害された白人思想によって近代に変化したもの。元々のカトリックは有色人の思想でありプロテスタントはそこから白人至上主義化したもの

阿蘇の史(さかん) ‏@asonosakan 2013年5月23日
クリスマスが設定されている12月25日は、もともとミトラ教の太陽神の生誕日で、冬至を過ぎた太陽の復活を表すものだったらしい。カトリック教会が整備されつつあった三世紀中頃のローマで、ミトラ教の影響を受けながら信仰の形式が定められたと。あとユダヤ教の安息日(土曜日)に代わって

senjirou -/\- ‏@senjirou1 2014年3月9日
 キリストがミトラの”パクリ”ほぼのようです。もちろん反対論も強烈でしょう二千年間殺しに殺してきたんだろうから 嫉妬キリストよりミトラの方が先、宗教はビジネス生きる糧絶対譲れないでしょう。そのために豚も食わず、安息日厳に聖別し、ことによったら子供さえ生贄にしてきたのに聖書の民ー


小野 満麿 @onomaro · 2014年2月25日
■5■こうしてできた黄道12星座と7惑星の象徴体系を世界中に広めた主役は、ミトラ教のマギ(カルデアン・マギ)である。アケメネス朝は新バビロニアとメディアを併合した後、前517年に改暦を行った。新暦(アケメネス暦)は、古ペルシア暦(ミトラ暦)とゾロアスター暦の両方にとって代わった。

Gliese581g ‏@CasusBelli1984 2011年3月28日
イスラム教アラウィー派 メモ 少数異端、信徒はシリア人口の1割強 アサド大統領一族含め軍やバース党の有力者を多数輩出する支配層 教義は男性のみに伝承 善行積めば人間に、悪行積めば不浄な動物に生まれ変わる業による輪廻転生と4代カリフのアリーを神格化する独自思想

Kuantan @Kuantanlog · 11月5日
アラウィー派 http://bit.ly/1tZkZmn イスマーイール派やキリスト教にシリア地方の土着宗教の要素があわさったと考えられる独特の教義を持つ。女性に魂はないとされるため、教義は男性のみのサークル内の秘伝とされ、神秘主義の色彩が強い。シリア北西部に独自の神殿をもつ

Kuantan @Kuantanlog · 2011年5月8日
シー ア派といわれるグループに属するセクトには、アラウィー派の他にも輪廻転生思想をもつセクトがある。ドゥルーズ派とか。ドゥルーズ派は神秘的な傾向が強 く、グノーシス主義や新プラトン主義の影響を受けているとされる。スンニ派からは勿論、他のセクトからは、イスラムではないと見なされている。

ёkoньян XXIV @iocanus · 2012年9月25日
「シーア派を含むイスラム教の多くの派との明確な相違も多く、クルアーン(コーラン)を用いずに独自の聖典をもち、礼拝(サラート)の向きはメッカ(マッカ)の方向ではなく、人間が輪廻転生することを信じる。」(WikipediaJP「ドゥルーズ派」)

Gliese581g @CasusBelli1984 · 2010年12月31日
ス ンニ派と対立し偶像崇拝・救世主思想を持つシーア派もムハンマドの子孫(サイード)であるイマームの後継争いと断絶で枝分かれして12イマーム派、イスマ イール派、輪廻転生を信じるアラウィー派とか、クルアーンを読まずメッカにも向かわないドルーズ派。血統主義を否定したザイド派なんてのも。


U @wayofthewind · 3月5日
高度な技能の伝承って、マンツーマンじゃないと難しい。徒弟修行だと、並の人間でも上位と同等の能力を身につけられるから、欧州はこの制度を残しているんですよね。北米なんかは人口が多く競争社会なので、天才が勝手にあらわれます(笑) @lanekota


U (公式bot) @wayofthewindbot · 3月6日
RT lanekota: フランスは旧植民地の利権をがっちり握ってる。教育からフランスに貢ぐ売国奴を育てて、資源や農産物を安くゲットする仕組みがあるわけ。そのツールがキリ スト教のカトリック。コシミズはユダヤ陰謀論を唱えても、今も続く植民地支配についてはスルーなのがすごく ...

神様紹介bot(神ボ) @myth_god_bot · 2月28日
《プタヒル/マンダ教神話》アバドゥルによって黒き水から生み出された者。アバドゥルの命により闇の世界に踏み入れ、大地と高みに天蓋を生み出した。また、闇の世界の邪悪な女霊ルーハーの子供である惑星達に人間を作らせた。

knznymmmy @knznymmmy
ルーハって確か屁ブリ語でも霊魂とか そんな意味だったな
うん。今見直ししたらBHSの創世記1章2節に出てくる

ベレシート バラー エロヒーム
エット ハシャマイム ヴェ エット ハアレツ(1節)

ヴェ ハアレツ ハイター トフ ヴァヴォフ
ヴァ ホシェフ アル ペネー テホム
ヴェ 「ルアハ」 エロヒーム
メラヘフェット アル ペネー ハマイム(2節)

「ルアハ エロヒーム」で「神の霊」

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 17 時間17 時間前
@knznymmmy ルアクですよん。アラビア語ではルーフ(ルフ)

knznymmmy ‏@knznymmmy 14 時間14 時間前
@lakudagoya おおーう、先生、これはルアクでもルーハでも同じですよ。
なぜならば最後の文字がヘット(↓これ)
ת
つまり日本語のカ行のようでもありハ行のようでもある。 だからカタカナ表記にした時点でどっちでも五十歩百歩です

ル「ア」クとル「ウ」ハは別じゃねえの?ってのも
どうでもいい事です。母音は当のユダ公ですら忘れちゃって
泣きながらニクダー作ったという黒歴史があるので
どっちが正解だかわからないし、それどころか下手こいたら
ローハが正解とか予想外のオチ
すらありえます

世界史bot@アギナルド ‏@Sekaishi_b
現在、中東諸国の多くの国旗に使われている黒・緑・白・赤の「汎アラブ色」。歴史的な背景でいえば、黒はアッバース朝、緑はファーティマ朝、白はウマイヤ朝とその他諸王朝、赤はムハンマドを表します
シーア派の王朝であるファーティマ朝は、アリーを父、ムハンマドの娘ファーティマを母とする者の子孫であると自称しました

Mizuki Rena ‏@mizukirena 5月30日
ファーティマの手Yad Fatima:護符・民間信仰/イスラム圏 イスラム世界で愛される護符。 開いたてのひらの部分に目を描いた形象。 紙に描いたり、金属板に打ち出したりして使う。近年キーホルダーとして売られている。万能のお守り。 ファーティマは預言者ムハンマドの娘でアリーの妻。

https://twitter.com/FeydoTaitei/status/669057025184133121
フェイド大帝 ‏@FeydoTaitei 2015年11月24日
前、ねここねこさんが扱った
ファーティマの手を調べてた
んだけど、英語のwikiだと
手の部分はシュメールの
イナンナ女神の手で、つまり
アルテミスちゃんでもあるし、
ヴィーナスちゃんでもある。

ヘブライ語だとミリアムの手
だけど、これマリアのアラム語

読みでしょ

で英語wikiだと手のシンボルは 元々シュメール派生でギリシャ 経由でアレキサンダー大王が 中東に伝えたと書いてある。 目玉の方は中東起源みたいで 邪眼ってヤツなんだけど、 英語wikiだと碧眼や緑色の 瞳を持つ人種に多いらしい。

で、英語wikiだとギリシャ人は この邪眼族はポントスとスキタイ の連中だと信じてたらしい。 スキタイといえばアングロサクソン が自称ご先祖様と呼んでる連中で 結社でも使う髑髏杯の文化を 持ってる連中。

fateのアルテラちゃんも あっちの方だし、メディア おばさんの出身地でもあるw 勿論、鳥山明の後継者の 森薫の漫画の舞台もあっち の方w

で、日本版wikiにはこの 邪眼避けのお守りが いくつか紹介されてるんだけど 有名なのはトルコのお土産の 青い目玉ね。 だけど古代ローマではこれが 使われてたらしい。 pic.twitter.com/ctVrmXpGui

これ、ファリックって言うんだ けど、ここでピンときた人が いると思うw そう!テルマエロマエの付録ね。 pic.twitter.com/fGV6qksCpx

このお守りが目玉封じの 用途に使われてたという事は、 もう分かっただろうw テルマエロマエは確信犯だww

女陰を封じるなら男根ってことですねわかります)
















麗子デラックス ‏@part0038 2012年9月13日
イスラム教のシーア派(シーア・アリー派)は、預言者ムハンマドの従兄弟・女婿である(正統カリフ4代)アリー及び子孫を後継者として奉じるイスラム諸分派の総称。穏健的な十二イマーム派(イラン)、アラウィー派(ヌサイリー派=シリア・アサド王朝)、ザイド派(北イエメン)「イスラム辞典より」

NaoNico ‏@NaoNico00 5月22日
シリアを実質的に支配するアラウィー派(10%)はシーア派に属すとされるが、輪廻転生説を取り入れるなど他の宗派(スンナ派70%)と大きく異なった教義を持ち、女性に魂はないとされるため、教義は男性のみのサークル内の秘伝とされ、神秘主義の色彩が強い。(wiki)

はる@茶々神の暴力に日々耐える ‏@hal_def_turtle 1月18日
で、「アメリカはイスラムに勝てない」を読んでいたんだけど、「アラウィー派では、両親がアラウィー派教徒の男子のみがその教義を学べる。女性は不浄であるとされて、宗教的儀礼からは排除される」とあって、それじゃ教義を学べる人いないんじゃ?と…・▽・?


陸奥守従五 ‏@daininoshu 9月22日
イスラム国】なぜかイランは偶像崇拝禁止の回教国家なのに現代指導者は例外なのか最高指導者ホメイニ・ハメネイ肖像画が首都でも掲げており厳格なスンニ派のワッハーブ宗派を国教ととするサウジアラビアとは犬猿の仲。一方ムスリムにも関らず輪廻転生の教義のアラウィー派とイランは同じ異端仲間で良好


knznymmmy ‏@knznymmmy 6月28日
お?wikiによるとアラウィー派は >教義は男性のみのサークル内の秘伝とされ、神秘主義の色彩 これは秘密ケツ社か! アッーーーーッッッ!!!

世界の歴史 ‏@sekaishiB_bot 2013年6月6日
AD.909 ファーティマ朝(~1171)の成立。都:カイロ。過激シーア派のイスマーイール派が北アフリカに建てた王朝、カリフを自称。969年にエジプトに侵入し、カイロを建設して遷都。シリアをも支配してアッバース朝(スンナ派)に対抗。アズハル大学。


世界史bot(古代〜近代) ‏@World_h_bot 5月1日
【ファーティマ朝】過激シーア派のイスマーイール派がチュニジアに建国。シーア派。シーア派。新都カイロを建設し、バグダード・コルドバと共にイスラーム文化の中心地として繁栄。ここに作られたアズハル学院はスンナ派神学の中心になった。今でもアズハル大学ってあるよ。頭いいよ。

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 4月10日
@kikuchi_8 イスマーイール派って面白いのですよね、呆れるほどにうちゅー論がクリスチャンカバラで(笑)10世紀のカイロのファーティマ朝がイスラームイルミちゃんやってて、天ぷら騎士団やらカタリ派や、スペインのカバリストが影響受けたのモロバレ過ぎて笑えるでせう。

@kikuchi_8えーとシーア派の理性主義根が深くて、イブン・シーナーとかイスラームの大哲学者がイスマーイール派の影響受けてます。このあたりのネタは井筒俊彦。ファーティマ朝とイスマーイール派とイスラームのギリシャ哲学大翻訳時代はリンクしてますよ。影響力半端ないです。

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 7月2日
イスマーイール派はファーティマ朝の国教。定規とコンパスなしの一つ目だけだとファーティマの手かも。20世紀少年の“ともだち”の象徴はファーティマの手。エジプト「だけ強調」はユダヤと同様陽動作戦。

イフワーン・アッサファー
“「清浄な仲間」の意。 10世紀後半ブワイフ朝下のバスラで結成されたシーア派宗教哲学者の秘密結社的な政治団体。知識の浄化による魂の救済を推し進める目的で,新プラトン主義やスーフィズムを折衷した内容の論文集『ラサーイル』 Rasā'ilを残した。

アラビア語で〈純粋な兄弟たち〉〈純血兄弟団〉の意。10世紀にイラクのバスラを本拠として活動したイスマーイール派の秘密結社の称。同派の教義と新プラトン主義的ギリシア哲学の総合を図った《ラサーイル・イフワーン・アッサファー》なる大部な百科全書的論考を残し,その影響は西方世界(たとえばダンテ)にも及んでいる。”
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC-32101

流酸 ‏@ryuricca 4月11日
8世紀以降、イスラーム帝国(アッバース朝)が隆盛を極めたのはタラス河畔の戦いで唐を破ったから。これは軍事的に、中央アジアの覇権を得たことがでかいというわけじゃない。唐が門外不出としていた紙の製法を知る技術者が捕虜となったことが大きいのだ。

芝怜一朗bot(試運転) @Shiba016_bot · 4月13日
72ってのは神を表す数字でね 「偉大なる神名の四聖文字“YHWH”をピタゴラスの三角形に配置すると神名の72が顕現される」 …これユダヤの神秘哲学カバラの原点「イェツィラの書」の一節

knznymmmy ‏@knznymmmy
72って6x3x4だよねと言ってみるテス 私のツイート毎日見てる人ならずっこけるところだな ヒント→6x3x4=634=634m=スカイツリー

同時に2x2x2x3x3でもあるわけで
2が3個
3が2個

偶数=女と奇数=男をうまく配合してあるな

奇数って意味じゃ1でもいいんだけど
1はこういう掛け算に使っちゃダメだろw

つまりこれは
対立するものの統合
陰陽でもあるわけで
喩えるならば炎と水
火と水→火水→火水(かみ)→かみさま→神様

おおーう、そうだ
72=12x6でもあるわけで
12と6と言えば当然
足して18=666

実に意味深な数字だな

かめすけ ‏@2010shakespeare 2012年11月27日
皇帝ネロにとってキリスト教は便利なものでしたかな?RT @Atheist_JP: 「宗教は大衆からは真実と、賢者からは偽りと、そして支配者からは便利なものとみなされる」 ― 小セネカ)

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 11月22日
血統主義で階層制の魔導国家マグノシュタット(=マギ+インゴルシュタット)は学院が中枢で学長のモガメット(=プラトン+ホメイニ)が指導者。 イラン(シーア派の十二イマーム派)がモデル。イスラム法学者(ウラマー)がお隠れ(ガイバ)中のイマームに代わり統治。つまり学者が頂点の哲人政治。

マグノシュタットの象徴の一つ目はファーティマの手(20世紀少年のともだち)。
メーソンの象徴は直角定規+コンパス。
ババリアのイルミナティの象徴は梟(×一つ目)。
ねこた”イスマーイール派はイスラームのイルミナティですね。モガメットとホメイニはそっくり。どちらもプラトニスト”

シーア派≒ミトラ+拝火+マニ教。
 ねこた”アニメ「マギ」の原作にマグノシュタットでモガメットの肖像画飾られてるの見たらなんかシーア派国家のイランみたいだね。んでシーア派が好きな新プラトン主義的なダンテの神曲に近い階層論の国があると。で、シーア派にもファティマの手というおめめが”

マギ=イランの拝火教の神官=魔法使い。
ねこた”そういえば、マグノシュタットでは魔法学院が国家乗っ取ってしまいますが(モガメットも学院の長のままの指導者に)、イランもイスラーム学院が国家を乗っ取ってしまったようなものです。フランス革命とイスラーム革命のダブル・ミーイングでしょう”

ねこた”腐敗した王政という意味なら、イランの王政時代もそうでしたから、中核はマギなので、インド・イランかと。ホメイニ神学はムウタズィラ派のような理性主義神学です。それに比べるとムスリム同胞団のサイード・クトゥブはアンチ理性のプロテスタントくさい神学。”
百科全書派VS聖書絶対派。

思考力を奪って重労働させる愚々塔=電波塔。
ねこた”アニメ「マギ」の中にレーム帝国というローマ帝国モドキの帝国が存在して、軍人が沢山出るけど、ローマの軍人の宗教といえばミトラス教だ。フリーメイソンとミトラス教の儀式には共通点がある。ほら、ここにもイラン系宗教ダクダクなんだよね。”

『マギ』はアラビアンナイトのイスラム要素を抜き、シーア派(≒ミトラ・拝火・マニ教)を強調。 千夜一夜物語は、フランス人のガランが18世紀に発表するまでは中東でも有名ではなかった。アラジン、アリババ、シンドバッドは元々はなし。 『マギ』のバックは仏系メーソン(大東社、百科全書派)。

シーア派はアリーとファーティマの子孫(ムハンマドの血筋)だけがコーランの隠れた意味を解釈可能とする血統主義。 救世主思想は拝火教が元ネタ。 シーア派は秘教的かつ神秘主義的。和風シーア派が真言密教。胎蔵曼荼羅に△一つ目に似た、△+卍。インド・イラン宗教が元ネタだからメーソンが重視。

インド・イランの宗教を隠すのは、バチカンの盗作元かつ大東社の本体なので利害が一致するから。

エズス会士バリュエルのイルミナティ陰謀論には中核(百科全書)があるが、今はそれを抜いた劣化コピーを紐付きが布教しているのでバチカンと大東社は今やグル。共倒れしない程度の暴露で中核を隠す。

Kitagawa Takuya ‏@ktgwtky 2012年8月28日
①最高天から流出したプタヒル(=ヤハウェ)が自らを造物主と勘違いして世界を創造。
アダムは悪なる物質で創造され、最高天由来の光の霊魂で起動。
→人間は闇と光の混合体。旧約聖書は誤り

叡智(マンダー)を得て覚醒したマンダ教徒にとって、死は霊魂が物質から解法される最高の喜び

佐藤(「・ω・)「ガオー建太 ‏@bicycle1885 2012年7月8日
マンダ教の「創世記」は、下っ端の神様プタヒルが思い上がって自分を創造主だと勘違いし、うっかり世界を創造したらしい。

貧乏神 ‏@u_lala 2015年2月1日
『古代オリエントの宗教』 http://ow.ly/IhPFs  ”マンダ教はキリスト登場以前に、旧約聖書に意義を唱えたパレスチナのユダヤ人が、そのコミュニティーにい辛くなって、居場所をイラン高原に移して、今も細々と生き残っている宗教。”

ゾロアスター教は、3〜5世紀の前期「ズルヴァーン主義」と、後期、9〜10世紀の「二元論的ゾロアスター教」の教義は、まるで別物だとか。 後者は「善悪の終りなき闘い」で、人間はそのどちらかを選んで闘うべき。 ところがズルヴァーン主義の方では、善悪の闘いの決着はついているところが起点。

マンダ教における天地創造は、エジプト神話から借用した「職人の神」プタヒルによるものらしく、 ”あるとき、「光の世界」の最下位にいるプタヒルが、自らを造物主だと錯覚し、…” この世界を創ってしまったそうである。

ズルヴァーン主義では、善悪の闘いの決着はついているので、”人間は特に闘争をする必要がない”。 では、何のために人間は存在しているのか。 それは、不浄な肉体を脱ぎ去って死を通過することで得られる浄化のため、ということらしい。

”こんなものを創ったプタヒルは「光の世界」の最高存在である「偉大なる生命」から咎められ、帰還できなくなってしまう。” ”彼は辛うじて「光の世界」の一員ではあるものの、最高神でも唯一神でもなく、ただ自ら思い上がってそう勘違いし、うっかり世界を創造してしまった下位の存在に過ぎない”

”ただ、プタヒルは悪なる物質から最初の人間アダムを創造したものの、どうしてもこれを起動させることができない。そこで、動力源として「光の世界」に由来する、「内なるアダム=霊魂(アガカス)」を入れてみたところ、アダムは悪なる物質と光の霊魂の二重性を帯びた存在として一気に目覚めた。…”

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年9月28日
『ドリフターズ』
島津豊久(薩摩=丸に十字=耶蘇教)
信長(反北朝、耶蘇教公認)
那須与一(源氏=八幡=倭寇+神社)
VS
黒王(イエス)
ラスプーチン(製宗教のマークが一つ目でモデルが拝火、ヴァルナ、エジプト、ケルト=キリスト教以前)。
クロウリーや錬金術師が両性具有的キャラ。


子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi 2014年12月16日
@Round444 平塚らいてう(姉が #大本教 信者)が寄稿記事で『霊界物語』と #スウェーデンボルグ の関係を指摘しています。
大本教系の日月神示は和風スウェーデンボルグ。
丸に十字を掲げる大本教の出口王仁三郎の #日ユ同祖論 ↓
http://otisdury.blog.fc2.com/blog-entry-303.html …

神様紹介bot(神ボ) ‏@myth_god_bot
《プタヒル/マンダ教神話》アバドゥルによって黒き水から生み出された者。アバドゥルの命により闇の世界に踏み入れ、大地と高みに天蓋を生み出した。また、闇の世界の邪悪な女霊ルーハーの子供である惑星達に人間を作らせた。

《アバドゥル/マンダ教神話》ウトラと呼ばれる神格の1人。「光のアバドゥル」と呼ばれる。彼は傲慢で自らを強大な者と思い込み、光の世界の境界から闇の地を覗きこみ、自分の力で1つの世界を作る事を考えた。彼は黒き水からプタヒルを生み出し、彼に物質世界の創造を行わせた。

Rahatman ‏@nafasrahmaanee 2013年10月21日
イスマイル派は自分たちを説明するのに最初から新プラトン主義だったと勘違いしてました。グラート経由の創造神話で、不可知なる神が女性形の有れクーニーを創造するも神は認識出来ないから自分を創造主と勘違いし神が介入する…これもマンダ教のプタヒルと同じ。

アリス(紫苑寺有子)bot ‏@kamimemo_alice 2012年12月24日
イエスの誕生日が十二月二十五日にされたのは、当時ローマで流行っていたミトラス教を国教のキリスト教に塗り替えるためだけに、太陽神ミトラの祭日をそのままイエスの誕生日だとでっちあげた――なんて説もある。とにかくクリスマスはもともと冬至祭だったんだ。農耕文化圏の原初の祭日なんだよ

提督と審神者を兼業するはちく ‏@0831Sikihyousou 2012年10月14日
パルティア(安息) 首都:クテシフォン シルクロードを支配し、中継貿易により繁栄 ゾロアスター教を保護したり色々するけどローマ帝国との抗争で徐々に衰退、ササン朝ペルシアに滅ぼされる

世界史B重要事項 ‏@worldhistory0 4月6日
【パルティア(アルサケス朝)】前248ごろ〜後226年。セレウコス朝シリアの衰退期に、族長アルサケスの率いるイラン系遊牧民が建てた王朝。中国名は安息。ティグリス川中流の都市クテシフォンを建設し、西方にも進出。ローマ帝国とも抗争。絹の道(シルクロード)の西半をおさえ繁栄した。

世界史たん ‏@sekaishitan 4月7日
1,2世紀ごろの世界の横のつながりは出題されることが多いわね。西から帝政ローマ(パクス=ロマーナ)、パルティア(安息)、クシャーナ朝、後漢ですわ。この時代では班超の部下甘英がシリアに到着したり、「大秦王安敦」の使いと称する使者が日南にやってきたりしたわね。

世界史ちゃま@キャラ作り始めたよ ‏@mgn_sekaishi 4月15日
大秦王安敦(マルクスアウレリウスアントニヌス)の使者がなぜ日南(フエ)にきたかという一因に安息(パルティア)が漢からの使者(例えば甘英)をローマまで行かせないなどして交易を断絶してたからというのがあるの。

〔安息日と安息=パルティアって関係あるの?〕

まあね ‏@maane123 2012年7月26日
安息 パルティア王国に対する古代中国人の呼称で,この王朝が始祖アルサクArsakにちなんでアルサケス朝と呼ばれていたことに由来する。前2世紀末の張騫(ちようけん)によって中国に紹介されて以来,南北朝期までの漢籍にみられる。

イスカリオテの湯葉 ‏@yubais 2012年6月7日
「安息香酸は名前のわりにひどい臭いだ」と言われますが、あれの名前の由来は、アルシャク朝パルティア王国(中国名:安息)でとれる樹脂に香りが似てたから、だそうです

創作のネタ提供(雑学多め) ‏@sousakubott 5 分5 分前
勝利の神 ペルシャの神ウルスラグナ 姿を変え人間の前に現れる 強風→雄牛→白馬→猪→15歳の若者→大鴉→雄羊→雄鹿→最後に黄金の剣を持つ人間と姿を変え現れる とくに大鴉(オオガラス)の羽根を持つものはどんな敵の攻撃にも打ち勝てるとされ 勝利の神として知られている

神話辞典bot ‏@shinwa_jitenbot 3月22日
ウルスラグナ ヴリスラグナ イラン神話、ゾロアスター教の勝利の神。戦神。インドラの異名「ヴリトラハン」と同義。十種の姿があり、鉄の猪の姿で敵を粉砕する。ミスラ神の武器とも。 http://www.jiten.info/dic/vurisuraguna.html …

神様紹介bot(神ボ) ‏@myth_god_bot 2012年8月26日
《ウルスラグナ/ペルシア神話》ペルシア神話の勝利の神。ヤザタの一人であるとされている。強い風、黄金の雄牛、白馬など次々と変身を行い、最後は黄金の剣を持つ人間の姿に変身する。パフラームともいい、戦士や王が崇拝した。

弁財天=サラスヴァティー=アナーヒター。

J・ナナミ ‏@pinkglalem 3 時間3 時間前
@ YouTube The Pagan Moon God --- الله Allah: http://youtu.be/B-82PT90T28 @ YouTube; ReligionIsFraud

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 3 時間3 時間前
@pinkglalem ムハンマドの部族のクライシュ族は、恐らくルシファーの元ネタの人間生贄ラブのアル・ウッザーを奉じてますた。クライシュというのは、サメのように人に食われないけど、捕食うまいという意味らしいです

世界史B重要事項 ‏@worldhistory0 9 時間9 時間前
【クライシュ族】イスラーム教の創始者のフハンマドの出身のアラブ系部族。5世紀ごろに、メッカを征服し、定住するようになった。やがて多くの家に分かれていった。なかでもハーシム家、ウマイヤ家が有力な存在として知られた。

♪えめらだちゃんだぞ♪ ‏@Emeradasann 2012年8月1日
マニ教は分かりやすく言うと寄生虫みたいな宗教である。もともとはササン朝ペルシアにできたグノーシス派の、まあカタリ派キリスト教みたいな新興宗教であったが、国教であったゾロアスター教神官団に弾圧されてコソコソしはじめるあたりからマニ教の寄生歴史ははじまる。
なぜ寄生虫か。マニ教はイランの宗教だからイランの神とかそういうキャラの名前を神話に用いていたが、しかし世界中に広まっていくとなるとそんな身内ネタはなんのことだかわからない。だからその土地の神の名や絵画のノリをパクったりして土地の宗教にこびりついていたのだ

森安孝夫先生の話を真面目に聞いてました。あと色んなマニ教学者の論文とか、一般書のここが間違ってるなあ とかを先生と見てました。一般書は三冊だけです。青木健『マニ教』と大貫隆『グノーシスの神話』とミシェル・タルデュー『マニ教』。青木本は間違い激しいです。

青木本なら間違い激しいですけどとにかく読みやすさは随一です。面白いですよ。

U ‏@wayofthewind 3 時間3 時間前
ロシアにはメーソンの真のトップがいるという話もありますしね(笑) オウムも北朝鮮もバックにはロシアの影。 京都もロスチャイルドも、ロシアとは仲がよさそう。

帰ってきた魔法使いハンターねこた ‏@lakudagoya 3 時間3 時間前
@wayofthewind @Geck888 おっと、ロシアやスラヴにはアーリアや星空が宗教の胡散臭い秘教が盛りだくさーん。トランスヒマラヤ!

役に立つ世界の歴史紐解くんですwww ‏@sekaisi_yaku_tA 3月26日
【ファーティマ朝】過激シーア派のイスマーイール派がチュニジアに建国。シーア派。シーア派。新都カイロを建設し、バグダード・コルドバと共にイスラーム文化の中心地として繁栄。ここに作られたアズハル学院はスンナ派神学の中心になった。今でもアズハル大学ってあるよ。頭いいよ。

YusukeYAMASHITA/CSR ‏@YAMASHITAnoID 7月22日
Denis Diderot. ポンパドール夫人が彼女のサロンで庇護したのが『百科全書』の編集責任者にして「百科全書派」の ドゥニ・ディドロ。彼は元々ルソーの友だったが後に対立。啓蒙思想はルソーは自然に還れ派だがディドロは科学万能派

YusukeYAMASHITA/CSR ‏@YAMASHITAnoID 7月22日
Madame de Pompadour. ルイ15世の愛人にして事実上のフランス王国執政だった ポンパドール夫人。左手にある本は『百科全書』。 pic.twitter.com/pGldRE1Jez

Frederich Ⅹ @6thCrusader · 4月3日
@meets_tak ヴォルテールとかは元々中国好きで有名だから、フランスの石屋さんは

子子子子子(ねここねこ) ‏@kitsuchitsuchi
”リベラルアーツというか、百科全書的な知識、なんでもかんでも集める博物学(戦利品博物館の大英博物館)などは、魔道師の知識の体系を現してると思うのですよ。古代の哲学が文系と理系をわけない統合的な学問なのはそのため。アレクサンドリア図書館的な姿勢ですね。”
分野に分けると総合力を失う

知識を与えないことが善=キリスト教の反知性主義。
知識を与えないことが悪=百科全書派の啓蒙主義

朝日新聞が、赤い盾と大東社系で同性愛肯定の下セカ(小学館)の広告を掲載。
手段である禁欲を目的化させて支配に悪用
#shimoseka

@knznymmmy フリードリヒ2世は啓蒙専制君主。ヴォルテールと親密。 1773年にイエズス会は禁止されたがフリードリヒ2世は自国へ亡命許可。 恩知らずイエズス会士バリュエルは 1797-98年にフランス革命の黒幕はフリードリヒ2世と百科全書派だと指摘。 当時はグルではない

バチカンの科学弾圧により秘密結社=科学研究所誕生。
百科事典=聖書を否定する科学の本。
1728年チェンバーズ百科事典
1751年百科全書(↑の影響)
1768年ブリタニカ百科事典
1914年平凡社(下中弥三郎)
1919年啓明会(同上)
下中弥三郎は万教帰一(宗教統一)賛同者


ノーベル賞は平和賞のみノルウェーが、残りはスウェーデンが担当。 両国の国教のルター派は、エキュメニズム(宗教統一運動)に積極的。 バチカンも第2バチカン公会議以降に万教帰一(大本教系の教義)に協力。 百科全書派と密接なフランクリンのAPS(△一つ目)がノーベル賞受賞者をスカウト。

もぐらさんによるとイルミナティ=科学重視メーソンで
スコットランド・フランス系(百科全書系)
スウェーデン系(スウェーデンボルグ、ノーベル
賞)
ニューエイジ
バチカンのエキュメニカル運動(宗教統一)
ダンガンロンパ2ではメーソンに興味津津で殺人鬼マニアの欧州の王女が生き残り組。

イルミナティ陰謀論を広めたイエズス会士バリュエルの著作の概要
仏語で1797-98年、英訳版を1799年に出版。翻訳で更に広まる。 フランス革命の黒幕はヴォルテールら啓蒙思想の百科全書派(科学と理性重視メーソン)、フリードリヒ2世(プロイセン王)、ババリアのイルミナティだと指摘

秘密結社が秘密にするのは人脈(特に金融関係)・知識・技術であり、ロッジ名と場所はそこまで重要ではない。 実際、パリのカフェ・プロコプが、フランス革命を起こした百科全書派と、フランクリンが出入りしたロッジだった。倒される側の王宮でもコーヒーサロンを媒介に百科全書派が出入りしていた

@lanekota 倒される側の王宮でもコーヒーサロンを媒介に百科全書派が出入りしていたんです。コーヒーと共にスーフィーから秘儀を授かった、一つ目と光る△がついたフリギア帽子を被った白人がコーヒーを飲みつつ百科辞書を読んでいたかも。そう思いながら、道教家は『蟲師』を見ていた。


諸星友郎/ゴズマ星丸 ‏@tomorox 4月4日
社会がだんだんよくなるという話になったのは17世紀からで、それまではだんだん悪くなるかグルグルまわるかだったそうで。 進歩主義 (政治) - Wikipedia http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E6%AD%A9%E4%B8%BB%E7%BE%A9_(%E6%94%BF%E6%B2%BB) …

(“進歩主義(しんぽしゅぎ)とは、世代を重ねるごとに国家及び社会全体が抱える矛盾を、高まる知識と道徳によって変革していくことにより、理想に近い体制へと前進しようとする思想である。

革新と混同される場合があるが、戦前日本の国粋主義から派生した革新概念とはルーツを異にしている。
政治における進歩主義が発生したのは極めて遅く、17世紀以後のことである。それ以前における社会、例えば古代ギリシャでは歴史循環思想が採用され、原罪と終末論に裏打ちされた中世西ヨーロッパ(西方教会地域)では、人間は堕落するものであり、政治においても古き良き法に還ることが求められていた。東洋の儒教世界でも三皇五帝が理想視され、父祖への孝を最も重視する観点から父祖が定めた決まり(国家であれば祖法、家庭であれば家風・家訓)をそのまま維持し続けることが求められ、新たな物事によってより良くするという発想自体が異端とされていた。

ルネサンスや科学革命によって、人類が自然を克服させることに対する自信を高めた17世紀
に入ると、その考え方が政治・社会に対しても向けられるようになる。”
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B2%E6%AD%A9%E4%B8%BB%E7%BE%A9_%28%E6%94%BF%E6%B2%BB%29#.E8.A7.A3.E8.AA.AC
進歩主義 (政治)

システマ多摩(ロシア古武術・参加者募集中 ‏@SystemaTama 2015年7月27日
『洗礼者ヨハネ』
は、日本正教会(聖ニコライ・パウエル中井)訳では
『前駆授洗イオアン』

と言います_φ(・v・※)。
前駆(Forerunner):“ハリストスの道を備えるもの”という意味。
授洗:イオルダン川で“ハリストスに洗礼を授けた”
事から。

息災 ‏@Chieriel0611 2015年11月27日
主神我が救主イイススハリストス
至聖なる我が女宰生神女永貞童女マリヤ
尊貴光栄なる預言者前駆授洗イオアン
光栄なる聖大致命者凱旋者ゲオルギイ
ミラ・リキヤの大主教奇蹟者ニコライ
亜使徒聖大帝コンスタンティン
聖大致命女解繋者アナスタシヤ


#声に出して読みたい日本語

Iosif Huideyeren ‏@huideyeren 2014年2月1日
【鹿目まどか=イイスス・ハリストス】に見えて仕方がない。そして【巴マミ=前駆授洗イオアン】、【美樹さやか=天使首ミハイル】、【佐倉杏子=生神女マリヤ】、【百江なぎさ=黙示録のラッパ吹きイスラーフィール】と対応する。もちろん暁美ほむらとキュゥべぇは言うまでもない


システマ多摩(ロシア古武術・参加者募集中 ‏@SystemaTama 2014年11月6日
そう、例えば前駆授洗イオアン(洗礼者ヨハネ)は
「ラクダの毛皮をまとい、イナゴと野蜜を食べていた」

と伝えられていますが、これなどは明らかに当時の人々からも
「怪しい風体」
と思われていた事からの記述でしょうφ(・v・※)。
>RT pic.twitter.com/SdkRHYD84A


†グノーシス用語辞典†
-Ein Wörterbuch der Gnosis-Terminologie-
http://homepage3.nifty.com/kiraboshi2/Abraxas/Gnosis-Terminologie6.html
“プレーローマ
 ギリシャ語で「充満」の意。至高神以下の諸至高霊アイオーンによって満たされた超越的光の世界を表現するために、グノーシス主義の神話が最も頻繁に用いる述語である。しかし必ずしもどの文書にもこの述語が現れるというわけではない。たとえばヒッポリュトス『全異端反駁』の報告におけるバシレイデスの教説では、プレーローマの代わりに「超世界」、『アルコーンの本質』と『この世の起源について』ではオグドアス、あるいは「八つのもの」という表現が用いられている。この語が複数形で用いられ、「父のすべての流出」を指す場合もある。
 なお、分析心理学者C.G.ユングは、『死者への七つの語らい』でプレーローマ(邦訳ではプレロマと表記されている)を、形も音もなく、無であり空であるが、すべての対立する特性で充溢されているという、「原初空虚=充満空虚」だと説明している。その上でユングは、アブラクサスについて、神と悪魔の上に立つ至高者として、また不可知的超越世界の空無の特性をそのまま具現化した「不可能な存在」として語っている。”)

Nazar (amulet)
http://en.wikipedia.org/wiki/Nazar_%28amulet%29

Hamsa
http://en.wikipedia.org/wiki/Hamsa

エリマイス王国
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E7%8E%8B%E5%9B%BD

カラケネ王国
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%83%8D%E7%8E%8B%E5%9B%BD

パルティア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2


情報ごとに、パルティア=安息国の存続期間が数年違う。

世界史B重要事項 ‏@worldhistory0 4月6日
【パルティア(アルサケス朝)】前248ごろ〜後226年。セレウコス朝シリアの衰退期に、族長アルサケスの率いるイラン系遊牧民が建てた王朝。中国名は安息。ティグリス川中流の都市クテシフォンを建設し、西方にも進出。ローマ帝国とも抗争。絹の道(シルクロード)の西半をおさえ繁栄した。

世界史用語bot ‏@sekaishi_yougo 4月6日
【ササン朝】パルティアに代わり、イラン系農耕民がイラン高原南部のファールす地方に建てた王国。ゾロアスター教を国教と定め、ローマ・東ローマと抗争を繰り返しながらも繁栄をつづけたが、7世紀にイスラーム教勢力によって滅ぼされた。

ローマ皇帝bot ‏@rome_augustus 8 時間8 時間前
カラカラ(188~217)ゲタとの共同皇帝、弟でもあるゲタとの仲は険悪で対立の末暗殺する。ゲタに協力した者も容赦なく粛清された。一方でアントニヌス勅令などの功績も遺した。 パルティア遠征の途中暗殺される。 pic.twitter.com/UvRU3gWUv4


グラート (イスラム教)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%88_%28%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99%29
“グラート(غلاة, Ghulat‎; Exaggerating, 極端派、過大派)はGhuluww (غلو‎; Exaggeration, 極端、過大)の形容詞形で、イスラム神学において、いくつかの少数派のイスラム教徒グループを表現する言葉であり、彼らは預言者ムハンマドの家系、通例イマーム・アリーか後のシーア派のイマーム、またはペルシア人のサルマンのような預言者の初期の教友、もしくは後の宗教指導者に神性を帰属させる。グラートという名称はそうした宗教的人物の重要性や崇敬が過大視されているという見方に由来する。広く知られたグラートの宗派にはアラウィー派(アリーは神だと信じている)、アレヴィー派(アリーは神の代理だと信じている)、バズィグ派(イマーム・ジャアファル・サーディクは神だと信じていた)、ヤフリーヤ派(輪廻とムァンマル・アル・クーフィが彼らの主だと信じていた)、ダミーヤ派(アリーは神で、ムハンマドは彼に指名された伝令で預言者だと信じていた)がある。”

イスマーイール派の流れ [イスラム教]
http://morfo.blog.so-net.ne.jp/2011-08-08

初期イスマーイール派の神話 [イスラム教]
http://morfo.blog.so-net.ne.jp/2011-08-08-1

イスマーイール派神話の哲学化 [イスラム教]
http://morfo.blog.so-net.ne.jp/2011-08-08-2


マルキオン主義
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/gnousisu/marukion.htm

マルキオン(Marcion 100年?-160年?)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%82%AA%E3%83%B3

古代オリエントの宗教/青木健: 雉の矢文
http://kijiyasu.seesaa.net/article/389989199.html


「古代オリエントの宗教」青木 健 著
http://kousyou.cc/archives/4919

マンダ教あるいはマンダヤ教は、グノーシス主義
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%80%E6%95%99

Mandaeism
https://en.wikipedia.org/wiki/Mandaeism

Daily Life: 『古代オリエントの宗教』
http://tokyotram.blogspot.jp/2012/08/blog-post_26.html


シャーマンと蛇信仰 その4 ウロボロスと錬金術
http://blogs.yahoo.co.jp/alternative_politik/30069256.html

ゾロアスター教ズルヴァーン主義研究―ペルシア語文献『ウラマー・イェ・イスラーム』写本の蒐集と校訂単行本– 2012/9/1 青木 健(著)

An Ancient Baptism in Sydney
http://roadsandkingdoms.com/2015/ancient-baptism-sydney/

Mandaeism This video is targeted to blind users
https://www.youtube.com/watch?v=YaUp0aXMmx4

Mandaeism The remaining Iraqi Mandaean community
https://www.youtube.com/watch?v=4IAgxu1hPGw

Mandean Baptism
https://www.youtube.com/watch?v=Kv-5ynXS3UI


The Mysterious Mandaeans
http://www.abovetopsecret.com/forum/thread975232/pg1

マンダ文字
http://www.chikyukotobamura.org/muse/wr_middleeast_14.html

Mandaic language
https://en.wikipedia.org/wiki/Mandaic_language

Mandaic alphabet
https://en.wikipedia.org/wiki/Mandaic_alphabet

Ginza Rba  "The Great Treasury" ”至宝庫” The Book of Adam
https://en.wikipedia.org/wiki/Ginza_Rba

Mandaean Book of John Drāšā D-Yaḥyā
https://en.wikipedia.org/wiki/Mandaean_Book_of_John

Qolusta
https://en.wikipedia.org/wiki/Qolusta

Mandaeans
https://en.wikipedia.org/wiki/Mandaeans

Abatur
https://en.wikipedia.org/wiki/Abatur


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