読めないニックネーム(再開版)

世の中の不正に憤る私が、善良かもしれない皆様に、有益な情報をお届けします。単に自分が備忘録代わりに使う場合も御座いますが、何卒、ご容赦下さいませ。閲覧多謝。https://twitter.com/kitsuchitsuchi

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追加中会話術随時追加 会話などとにかく使える話のコツまとめ 

ああ工事中 ここ下の自分なりまとめ
本当に治したいなら「やるべき、やるなリスト」を作成、印刷、録音、音読しまくって潜在意識まで吸い込んで実践すること。


録音機は救世主。スマホにあるよね。
自分の声を聞いて自分の話す速度と、内容が相手に理解できるものかを客観的に見てみよう。

人に嫌われたり、陰で笑われたり、軽蔑される方法。
相手の話を、決して長く聞くな。
終始自分のことだけをしゃべれ。
早口でしゃべれ。
相手が理解できない用語を使いまくれ。
すぐに相手の話をさえぎれ。
相手はこちらよりも頭の回転が鈍い、下らないおしゃべりをするなと常に思え。
話の途中で遠慮なく口をはさめ。

ジュリアン・トレジャー: 人を惹きつける話し方
https://www.youtube.com/watch?v=eIho2S0ZahI

”You can locate your voice,/ however.//

声を出す場所を 変えられます

So/ if I talk up/ here/ in my nose,/ you can hear the difference.//

鼻から話してみます 違いますよね

If I go down here/ in my throat,/ which is/ where most of us speak from most of the time.//

さらに のどで話してみます ほとんどの方は ここから声を出しますね

But/ if you want weight,/ you need to go down here/ to the chest.//

でも もっと重みを加えたいなら もっと下 ― 胸から出します

You hear the difference?//

違いが分かるでしょう?

We vote for politicians/ with lower voices,/ it's true,/ because we associate depth/ with power/ and/ with authority.//

低い声の政治家に 投票するという事実もあります というのも 私たちは 深さを力や 権力と結びつけるからです

That's register.//

それが声域です

Then/ we have timbre.//

つぎに「声色」があります

It's the way/ your voice feels.//

声の質感です

Again,/ the research shows/ that we prefer voices/ which are rich, smooth, warm,/ like hot chocolate.//

研究によれば 豊かで なめらかで 温かみのある声が好まれます ホット・チョコレートのような声です

Well/ if that's not you,/ that's not the end of the world,/ because you can train.//

あなたの声がそうでなくとも 悲観する必要はありませんよ 訓練できます ボイス・トレーナーを探しましょう

Go/ and get a voice coach.//

And there are amazing things/ you can do with breathing,/ with posture, and with exercises to improve the timbre of your voice.//

息づかいや 姿勢 練習によって あなたは 見違えるように 声質を改善できるのです

Then prosody.// I love prosody.//

そして「韻律(プロソディー)」

This is the sing-song,/ the meta-language/ that we use/ in order to impart meaning.//

私のお気に入りです 抑揚や ― 言葉に意味をそえるメタ言語で

It's root one/ for meaning/ in conversation.//

これこそ会話の醍醐味です

People/ who speak all/ on one note are really quite hard/ to listen to/ if they don't have any prosody/ at all.//

ずっと同じ調子で話されると 聞く気が起きませんね 韻律がないからです

That's/ where the world monotonic comes from,/ or monotonous,/ monotone.//

それこそ 単調で変化に乏しい 一本調子の世界です

Also/ we have/ repetitive prosody now coming/ in,/ where every sentence ends/ as if it were a question/ when it's actually not a question,/ it's a statement.//

それから こんな韻律も よく聞きますよね? 疑問文のように 文末が上がるものです? 実際は疑問ではなく 意見なのに?

(Laughter)/ And/ if you repeat/ that one over and over,/ it's actually restricting/ your ability/ to communicate through prosody,/ which I think/ is a shame,/ so let's try and break/ that habit.//

(笑) これを何度も繰り返していると 韻律を使って 意思疎通を図ることが できなくなってきます それはとても残念なことですから この癖は ぜひとも なくしましょう

Pace.// I can get very,/ very excited by saying something really,/ really quickly,/ or I can slow right down/ to emphasize,/ and at the end of that,/ of course,/ is our old friend silence.//

そして「ペース」 とても速く話すと すごく興奮している 感じになります 一方 ゆっくり話すと 強調できます 究極的には よくご存知の 沈黙です

There's nothing wrong/ with a bit of silence/ in a talk,/ is there?//

ちょっと沈黙したからって 何も問題はないでしょう?

We don't have to fill/ it/ with ums/ and ahs.//

「えーと」とか「あー」で 沈黙を埋める必要はありません

It can be very powerful.//

沈黙には すごい力があります

Of course,/ pitch often goes along with pace/ to indicate arousal,/ but you can do it just/ with pitch.//

感情の高ぶりは普通 「音高(ピッチ)」と テンポで表現しますが 実は音高だけでも可能です

Where did you leave my keys?//

僕のカギをどこに置いた?

Where did you leave my keys?//

僕のカギをどこに置いたんだよ?

So slightly different meaning/ in those two deliveries.//

音高を変えると 少し違う意味になるでしょう

And finally,/ volume.//

最後に「声量」です

I can get really excited by using volume.//

声量によって 興奮した感じにできます

Sorry/ about that/ if I startled anybody.//

驚かせましたかね

Or,/ I can have/ you really pay attention/ by getting very quiet.//

あるいは とても静かに話すことで 注意を引きつけられます

Some people broadcast the whole time.//

大音量でずっと 話す人もいますが

Try not to do that.//

それは避けましょう

That's called sodcasting,/ imposing your sound/ on people/ around you carelessly and inconsiderately.// Not nice.//

それこそ「大迷惑」というもので 何も考えず まわりの人に自分の音を 無神経に押しつけているのです 感心しません

Of course,/ where this all comes into play/ most of all is/ when you've got something really important/ to do.//

こうしたことは 何か重要なことを 伝えるときに 役立ってきます

It might be standing on a stage/ like this/ and giving a talk/ to people.//

こんな風にステージで 話すときかもしれませんし

It might be proposing marriage,/ asking for a raise,/ a wedding speech.//

結婚のプロポーズをするとき 賃上げ交渉や 結婚式でのスピーチかもしれません

Whatever it is,/ if it's really important,/ you owe it/ to yourself/ to look at this toolbox/ and the engine/ that it's going to work on,/ and no engine works well/ without being warmed up.//

それが何であれ ここぞ というときには ぜひ この道具箱を見て これから使うエンジンも確認しましょう エンジンは 温めなければ動きません

Warm up/ your voice.//

声もウォーム・アップしましょう

Actually,/ let me/ show you/ how to do that.//

どんな風にするか お見せしましょう

Would you all like to stand up/ for a moment?//

皆さん ちょっと 立っていただけますか?

I'm going to show/ you/ the six vocal warmup exercises/ that I do before every talk/ I ever do.//

これから 6つの 声の準備体操をご紹介します 私がいつも話す前に していることです

Anytime/ you're going to talk/ to anybody important,/ do these.//

重要な人と話すときは ぜひやってください

First,/ arms up,/ deep breath in,/ and sigh out,/ ahhhhh,/ like that.//

まずは 腕を上げて 深く息を吸って 吐き出します アーーー こんな風にね

One more time.//

もう一度

Ahhhh,/ very good.//

アーーー いいですよ

Now/ we're going to warm up/ our lips,/ and we're going to go/ ba,/ ba,/ ba,/ ba,/ ba,/ ba,/ ba,/ ba.// Very good.//

つぎに 唇の準備体操です こんな風に バ バ バ バ バ バ バ バ いいですよ

And now,/ brrrrrrrrrr,/ just like when you were a kid.//

それから ブルルルルルルル 子どもの頃 やったように

Brrrr.// Now/ your lips should be coming alive.//

ブルルルル これで 唇も準備万端です

We're going to do/ the tongue next/ with exaggerated la,/ la,/ la,/ la,/ la,/ la,/ la,/ la,/ la.//

つぎに舌を動かします 大げさな「L」で ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ラ

Beautiful.// You're getting/ really good/ at this.//

素晴らしい 皆さん上手ですよ

And then,/ roll an R.// Rrrrrrr.//

それから巻き舌の「R」 ルルルルルルル

That's like champagne/ for the tongue.//

舌のための シャンパンみたいなものです

Finally,/ and/ if I can only do one,/ the pros call this the siren.//

最後に ぜひともするべきこと 業界では「サイレン」と言いますが

It's really good.// It starts with "we"/ and goes to "aw."//

お勧めです 「ウィー」で始まり「オゥ」で終わります

The "we"/ is high,/ the "aw"/ is low.//

「ウィー」は高く 「オゥ」は低く

So you go,/ weeeaawww,/ weeeaawww.//

行きますよ ウィーーーオゥ ウィーーーオゥ

Fantastic.// Give/ yourselves/ a round of applause.//

素晴らしい 皆さんに拍手を

Take a seat,/ thank you.// (Applause)/ Next time/ you speak,/ do those/ in advance.//

お座りください ありがとうございます(拍手) 今度 話をする前には やってくださいね”
TED日本語 - ジュリアン・トレジャー: 人を惹きつける話し方
http://digitalcast.jp/v/20593/

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いろんなところか集めてきたけど出典とか忘れているなあ

欲望を崇めていないか 埋め込まれた欲望  理由を問えば大半の欲望は焼失する

論破はしてもフォローは重要。人間関係まで論破して壊してはいけない

意識と無意識の捜査、切り替え
欲望を崇めていないか 埋め込まれた欲望  理由を問えば大半の欲望は焼失する

論破はしてもフォローは重要。人間関係まで論破して壊してはいけない



たしか人を動かすにあったやつ

<人に嫌われたり、陰で笑われたり、軽蔑されたりしたかったら、次の条項を守るに限る──
 一、相手の話を、決して長くは聞かない。
 一、終始自分のことだけをしゃべる。
 一、相手が話している間に、何か意見があれば、すぐに相手の話をさえぎる。
 一、相手はこちらよりも頭の回転が鈍い。そんな人間の下らないおしゃべりをいつまでも聞いている必要はない。話の途中で遠慮なく口をはさむ。
 世間には、この条項を厳守している人が実在するのを読者は知っているはずだ。私も、不幸にして知っている。>



人を説得して何かやらせようと思えば、口を開くまえに、まず自分にたずねてみることだ-----「どうすれば、そうしたくなる気持ちをあいてに起こさせることができるか?」これをやれば、自分勝手な無駄口を相手に聞かせずにすむ。
誰にでもその人なりの理由があり、自分は正しいと思っている。批判はせず、まず相手を理解する。
誰にでも長所があり、他人に認められたい気持ちがある。長所をほめ、相手に”重要感”を持ってもらう。
常に相手の立場になり、「どうすればその人がそうしたくなるか?」を考えて働きかける。
相手に誠実な関心を寄せる。
常に笑顔で人に接する。
人の名前を憶える。(何回も言葉に出し、メモを書き、見つめて憶えこむ)
人の話は親身になってじっくりと聞く。
相手の関心があることを話題にする。
誠意をこめて純粋な気持ちでほめる。
議論に勝つ唯一の方法は「議論をしないこと」と心得る。
相手の意見を尊重し、間違いを指摘しない。
自分が間違った場合は、速やかにこころよく認める。
友好的な口調で、おだやかに話す。
相手が「YES」と言いやすい質問から始める。
相手に心おきなくしゃべらせる。
意見は相手に思いつかせる。
相手の気持ちになって、相手の考えや行動の理由を理解する。

「私があなたでも同じように思うでしょう」と心からの共感を寄せる。
相手の良心・良識に訴えかける。
事実に動きを与える「演出」を考える。
相手の競争心に火をつける。
まずほめる。
注意は遠まわしに伝える。
自分の間違いを話す。
命令はせずに、意見を求める。
相手の顔を立てる。
わずかなことでも惜しみなくほめる。
相手に期待をかける。
相手を励まし、自身を持ってもらう。
相手が喜んで協力する理由を用意する。
うるさくいわない。
相手の長所を認める。
相手のあら探しをしない。
ほめる。
ささやかな思いやりを大切にする。
親しき仲にも礼儀あり。
性生活に前向きに取り組む。
人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ。これを忘れては、人を動かすことはおぼつかない。
 悪いことをしている人を善い方向に動かしたいと思うなら、「お前は悪いことをしている。だから行動を改めろ」と言ってはいけない。
 非難で人を動かすことはできない。
穏やかに話す
 腹が立ったとき、相手をこてんぱんにしてやりたいという気持ちが起こるのは当然である。
 だが、それが成しとげられたとして、果たして相手は自分の思うとおりに動いてくれるだろうか?
 人を説得するためには攻撃的・威圧的に話すのではなくて、穏やかに、情理を尽くして話すことが大切である。
イエス”と答えられる問題を選ぶ(相手が即座に”イエス”と答える問題を選ぶ。)
体の組織が、進んで物事を受け入れようとする体勢になる。それゆえ、はじめに〝イエス〟と多く言わせれば言わせるほど、相手をこちらの思うところへ引っ張っていくことが容易になる。

 考え方が違うような問題をなんとかしたいと思っているとき、それをはじめに取り上げてはならない。
 はじめに取り上げるべきは、「イエス」と答えてくれるような、二人の意見が一致しているような話題である。たとえば「もうすっかり夏って感じですね」とか。
 そのような話題を重ねていくことで、「自分たちは同じ方向を向いている」ということを確認させることができる。
 「イエス」ばかりを言わせるようにして「ノー」とは言わせないようにする。
 そうすることで、意見の擦りあわせが困難な問題でも、人を説得することができる。
敵をつくりたければ、友に勝つがいい。味方をつくりたければ、友に勝たせるがいい
 人は、自分のことを思う存分話すことを許可してくれる相手に好意を持つ。
 その性質を利用し、相手が望むままに話してもらうのである。たとえば社長に「さぞかし苦労されて、今の会社をお作りになられたと聞いています」と質問するなど。
 聞き手に回ることは、人を説得する上でとても効果が高い。
.思いつかせる
相手に相談を持ちかけ、できるだけその意見を取り入れて、それが自分の発案だと相手に思わせて協力させるのだ。
 人は、誰かに押し付けられたアイデアよりも、自分が思いついたアイデアをやりたがる。たとえそれが相手に「思いつかされた」アイデアであっても。
 だから人を説得する手段の一つとして「思いつかせる」ことがある。
 「これって、どうすればいいかな?」と「相談」を持ちかけ、うまく相手を誘導する。そしてやりたいアイデアを、議論の末に、相手が思いついたように偽装する。
 容易でないことだが、上手く利用できればこれ以上の説得法はない。
議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
議論は、ほとんど例外なく、双方に、自説をますます正しいと確信させて終わるものだ。議論に勝つことは不可能だ。たとえ買ったにしても、やはり負けているのだ。なぜかといえば、やっつけられたほうは劣等感を持ち、自尊心を傷つけられ、憤慨するだろう。「議論に負けても、その人の意見は変わらない。」
相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
・人の意見を変えさせることは、最も恵まれた条件の下でさえ、大変な仕事だ。何を好んで条件を悪化させるのだ。
・人を説得したければ、相手に気づかれないようにやることだ。誰にも気づかれないように、巧妙にやることだ。
・人に物を教えることは出来ない。自ら気づく手助けが出来るだけだ。
・相手が明瞭な間違いをしている場合は、「実は、そんな封には考えていなかったのですが、おそらく私の間違いでしょう。私はよく間違います。間違っていたら改めたいと思いますので、ひとつ事実を良く考えて見ましょう。」という具合に切り出す。
・私達は、他人からいろいろなことを聞かされるが、そのとき、相手の言ったことに対して理解ではなく、価値判断をまず与えるのが普通である。即座に評価して決め付けてしまう。相手の真意が、どこにあるのか正確に理解しようと努めることは、きわめて稀である。
・われわれは、自分の非を自分で認めることはよくある。また、それを他人から指摘された場合、相手の出方が優しくて巧妙だと、あっさり兜を脱いで、むしろ自分の率直さや腹の太さに誇りを感じることさえある。しかし、相手がそれを無理やりに押し付けてくると、そうはいかない。
自分の誤りを直ちにこころよく認める。
・自分に誤りがあるとわかれば、相手の言うことを先に自分で言ってしまうのだ。そうすれば、相手には何もいうことがなくなる。相手は寛大になり、こちらの誤りを許す態度に出るだろう。
・自分が犯した誤りを認める勇気は、ある種の満足感が伴う。罪悪感や自己防衛の緊張がほぐれるだけでなく、その誤りから生じた問題の解決に役立つ。

・どんなばかものでも、過ちの言い逃れくらいは出来る。事実、ばか者はたいていこれをやる。自己の過失を認めることは、その人間の値打ちを引き上げ、自分にも何か高潔な感じがして嬉しくなるものだ。
・自分が正しいときは、相手を優しく巧妙に説得しようではないか。また、自分が間違っているとき(驚くほど多いものだ。)は、速やかに自分の誤りを快く認めることにしよう。苦しい言い訳をするよりも、よほど愉快な気持ちに慣れる。
おだやかに話す。
・相手の心が反抗と憎悪に満ちているときは、いかに理を尽くしても説得することは出来ない。人間は自分の心を変えたがらないということを、心得ておくべきだ。人を無理に自分の意見に従わせることは出来ない。しかし、優しい打ち解けた態度で話し合えば、相手の心を変えることもできる。
・もし相手を自分の意見に賛成させたければ、まず、諸君が彼の見方だとわからせることだ。
相手が即座に「イエス」と答える問題を選ぶ。
・人と話をするとき、互いに意見の異なる問題をはじめに取り上げてはならない。まず、互いの意見が一致してい問題から始め、それを絶えず強調しながら話を進める。互いに同一の目的に向かって努力しているのだということを、相手に理解させるようにし、違いはただその方法だけだと強調するのである。

・議論をすれば損をする。相手の立場で物事を考えることは、議論をするよりもかえって興味があり、しかも、比較にならぬほど利益がある。
相手にしゃべらせる。
相手を説得しようとして、自分ばかりしゃべる人がいる。相手に十分しゃべらせるのだ。相手のことは相手が一番よく知っている。だから、その当人にしゃべらせることだ。
相手に思いつかせる。
・人から押し付けられた意見よりも、自分で思いついた意見のほうを、われわれは、はるかに大切にするものである。すると、人に自分の意見を押し付けようとするのは、そもそも間違いだといえる。暗示を与えて、結論は相手に出させるほうが、よほど利口だ。
・賢者は、人の上に立たんと欲すれば、人の下に身を置き、人の前に立たんと欲すれば、人の後ろに身を置く。かくして、賢者は人の上に立てども、人はその重みを感じることなく、人の前に立てども、人の心は傷つくことはない。
人の身になる。
・相手は間違っているかもしれないが、彼自身には、自分が間違っているとは決して思っていないのである。だから、相手を非難しても始まらない。非難は、どんな馬鹿者でも出来る。理解することに努めねばならない。懸命な人間は、相手を理解しようと努める。
・相手の考え、行動には、それぞれ、相当の理由があるはずだ。その理由を探し出さねばならない。そうすれば、相手の行動、さらには、相手の性格に対する鍵まで握ることが出来る。
・「もし自分が相手だったら、果たしてどう感じ、どう反応するだろうか」と自問自答してみるのだ。これをやると、腹を立てて時間を浪費するのが、ばかばかしくなる。原因に興味を持てば、結果にも同情が持てるようになるのだ。おまけに人の扱い方が一段とうまくなる。 ・自分に対する強烈な関心と自分以外のものに対するいい加減な関心戸を比較し、次に、その点については、人間はみな同じであることを考えれば、あらゆる職業に必要な原則を把握することが出来る。すなわち、人を扱う秘訣は、相手の立場に同情し、それをよく理解することだ。
・自分の意見を述べるだけでなく、相手の意見をも尊重するところから、話し合いの道が開ける。まず、話し合いの目的、方向をはっきりさせて、相手の身になって話を進め、相手の意見を受け入れていけば、こちらの意見も、相手は受け入れる。
・他人に物を頼もうとするときには、まず目を閉じて、相手の立場から物事を良く考えてみようではないか。「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」と考えてみるのだ。この方法は面倒には違いない。だが、これによって見方が増え、より良い結果がたやすく得られる。
相手の考えや希望に対して同情を持つ。
口論や悪感情を消滅察せ、相手に善意を持たせて、あなたが言うことを、おとなしく聞かせるための文句は、「あなたがそう思うのは、もっともです。もしわたしがあなただったあら、やはり、そう思うでしょう。」といって話を始める。
・われわれが交渉を持つ相手の4分の3は、みな同情に飢えている。それを与えてやるのだ。すかれることは請け合いである。
人の美しい心情に呼びかける。

・通常人間の行為には2つの理由がある。1つは、いかにも潤色された理由、いま1つは真実の理由である。真実の理由は、他のものがとやかく言わなくても、当人にはわかるはずだ。人間は誰でも理想主義的な傾向を持ち、自分の行為については、美しく潤色された理由をつけたがる。そこで、相手の考えを変えるには、この美しい理由をつけたがる気持ちに訴えるのが有効だ。
・相手の信用状態が不明のときは、彼を立派な紳士とみなし、そのつもりで取引を進めると間違いがないと、私は経験で知っている。ようするに、人間は誰でも正直で、義務を果たしたいと思っているのだ。これに対する例外は、比較的少ない。人をごまかすような人間でも、相手に心から信頼され、正直で公正な人物として扱われると、なかなか不正なことは出来ないものなのだ。

演出を考える。単に事実を述べるだけでは十分ではない。事実に動きを与え、興味を添えて演出しなければならない。興行的な手法を用いる必要がある。
対抗意識を刺激する。

仕事には競争心が大切である。あくどい金儲けの競争ではなく、他人よりも優れたいという競争心を利用すべきである。
・成功者はみなゲームが好きだ。自己表現の機械が与えられるからだ。存分に腕を振るって相手に打ち勝つ機会、これが、いろいろな競争や競技を成立させる。優位を占めたい欲求、重要間を得たい願望、これを刺激するのだ。
・人を批判する際、まずほめておいて、次に「しかし」という言葉を挟んで、批判的なことを言い始める人が多い。ところが、「しかし」という一言が耳に入るまで、今のほめ言葉が果たして本心だったのかどうか疑いたくなる。結局は批判するための前置きに過ぎなかったように思えてくる。この失敗は「しかし」ということばを「そして」に変えると、すぐに成功に転じる。

まず自分の誤りを話した後、注意を与える。
・人に小言を言う場合、謙虚な態度で、自分は決して完全でなく、良く失敗するがと前置きをして、それから相手の間違いを注意してやると、相手はそれほど不愉快な思いをせずに済むものだ。
・自分自身の誤りを認めることは、たとえその誤りを正さず、そのままにしておいても、人を変えるのに役立つ。

命令をせず、意見を求める。 ・命令ではなく、暗示を与える。「あれをせよ」「そうしてはいけない」などとは決して言わない。「行考えたらドウだろう」「これでうまくいくだろうか」などといった具合に相手に意見を求める。決して命令はせず、自主的にやらせる。そして、失敗によって学ばせる。
・命令を質問の形に変えると、気持ちよく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある。命令が出される過程に何らかの形で参画すれば、誰でもその命令を守る気になる。

相手の顔を立てる!これは大切なことだ。しかも、その大切さを理解している人は果たして幾人入るだろうか?自分の気持ちを通すために、他人の感情を踏みにじっていく。相手の自尊心などはまったく考えない。もう少し考えて、一言二言思いやりのある言葉をかけ、相手の心情を理解してやれば、そのほうが、はるかにうまくいくだろうに。
・相手の自己評価を傷つけ、自己嫌悪に陥らせるようなことを言ったり、したりする権利は私にはない。大切なことは、相手を私がどう評価するか、ではなくて、相手が自分自身をどう評価するか、である。相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪なのだ

わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。
人を変えようとして、相手の心の中に隠された宝物の存在に気づかせることが出来たら、単にその人を変えるだけでなく、別人を誕生させることすら出来るのである。

期待をかける。

・相手をある点について矯正したいと思えば、その点について彼は既に人よりも長じているといってやることだ。良い評判を立ててやると、その人間はあなたの期待を裏切らないように努めるだろう。

激励して、能力に自身を持たせる。

・馬鹿だとか、能無しだとか、才能がないとか言ってののしる逆を行くのだ。大いに元気づけて、やりさえすれば容易にやれると思い込ませ、そして、相手の能力をこちらは信じているのだと知らせてやるのだ。そうすれば相手は、自分の優秀さを示そうと懸命に頑張る。、

喜んで協力させる。

・肩書きや権威を与える。

失敗は〝しかし〟という言葉を、〝そして〟に変えると、すぐに成功に転じる。

 「しかし」を「そして」に変えるだけで、注意は遠まわしな注意に変わる。
 「今回の成績はよかったね。”しかし”もっと数学をがんばれなければいけないよ」という注意を「今回の成績はよかったね。そしてもっと数学をがんばることで、次回はさらによい成績になるだろう」と言い換えるだけで、だいぶ遠まわしな表現になる。きっと勉強に前向きにとりくめるようになる。
 ほめたあとは「しかし」ではなく「そして」で文章を繋げる。そうすることで、期待通りに相手が動いてくれるだろう。

.自分の過ちを話す(まず自分の誤りを話したあと相手に注意する)

人に小言を言う場合、謙虚な態度で、自分は決して完全ではなく、失敗も多いがと前置きして、それから間違いを注意してやると、相手はそれほど不愉快な思いをせずに済むものだ。

8.激励する(激励して、能力に自信を持たせる。)

<子供や夫や従業員を、馬鹿だとか、能なしだとか、才能がないとか言ってののしるのは、向上心の芽を摘み取ってしまうことになる。その逆を行くのだ。大いに元気づけて、やりさえすれば容易にやれると思い込ませ、そして、相手の能力をこちらは信じているのだと知らせてやるのだ。そうすれば相手は、自分の優秀さを示そうと懸命に頑張る。>

 けなすよりも激励を。
 長所を見つけほめる。相手は元気がでるし、希望も持つ。向上心を抱えて行動することができる。
 自分の能力自信を持つことで、人は変わることができる。

喜んで協力させる

<これは、子供だましのような気がするかもしれない。だが、ナポレオン一世も同じようなことをやった。彼は、自分の制定したレジョン・ドヌール勲章を千五百個もばらまいたり、十八人の大将に〝元帥〟の称号を与えたり、自分の軍隊のことを〝大陸軍〟と呼んだりした。歴戦の勇士を〝玩具〟でだましたと非難されると、彼は答えた。 「人間は玩具に支配される」
 新しい責任と肩書きを与えられた人は、はりきってばりばり働くようになる。世の中の結婚のうち、五十パーセント以上は失敗に終わっているそうだ。新婚の夢が破れ、離婚の憂き目を見る原因の一つは、あら探しをすることだという。
 家庭において、パートナーの欠点を見つけ、それを咎めることは、決してプラスの効果をもたらさない。
 変わらぬ愛情を継続していくためには、多少気に食わないことがあっても目をつぶってあげることが大切である。
フランス上流階級では、女性の服装について一晩に何度もほめるべきであると、幼少から教育されている。
 結婚を賭博にしないためには、男性は女性の「自分を美しく見せようとする努力」を常日頃から称賛すべきである。
ささやかな心尽くしを怠らない

<普通、男は、あまり多くの日付を覚えなくても、結構暮らしていける。だが、忘れてならない日も若干はある。妻の誕生日と自分たちの結婚記念日だ。絶対に忘れてはならない!
 一般的に女性は男性よりも記念日を重視する。男性は記念日を覚えておくように、特に気をつけたいものだ。
 要は相手のことを気遣っていると知らせることが大事なのである。記念日でなくとも、電話一本、花を数本、と考えてみよう。
礼儀は、いわば結婚生活の潤滑油である。

 親しき仲にも礼儀あり。無作法は結婚生活をめちゃくちゃにする。相手が不愉快にならないように、双方が気を遣うべきである命令をしない(命令をせず、意見を求める。)

 命令を質問の形に変えるだけで、驚くほど受け入れられることがある。
 「この書類、明日までによろしく」ではなく「この書類、明日までだったかな?」
 「君の車を動かしてくれ」ではなく「今、車動かせる?」
 命令をただ実行するのではなく、命令を作る段階に相手を巻き込むことができれば、人は気持ちよく動いてくれるだろう。
 誰かを傷つけると、その人は絶対に自分のために動いてはくれない。
 人は、誰かに押し付けられたアイデアよりも、自分が思いついたアイデアをやりたがる。たとえそれが相手に「思いつかされた」アイデアであっても。
 だから人を説得する手段の一つとして「思いつかせる」ことがある。
 「これって、どうすればいいかな?」と「相談」を持ちかけ、うまく相手を誘導する。そしてやりたいアイデアを、議論の末に、相手が思いついたように偽装する。
 容易でないことだが、上手く利用できればこれ以上の説得法はない。





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あなたの地位と人脈は《スモールトーク》が決めている/ダンバー『ことばの起源』応用篇
http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-130.html
” よし。では、3つの中間目標に設けよう。まずはひとつ目の中間目標をクリアーすることをめざせ。それが果たせたとき、自分の進んでいる道が間違いではなかったと、はじめて信じることができるだろう。あとの2つの目標は、それより困難だが、ひとつ目をクリアーした自信がお前を支えてくれるだろう。3つの中間目標は、次の通りだ。
 1.スモールトークをこなせるようになれ
 2.男女混合の集まりを作れるようになれ
 3.他人の恋の相談に乗れるようになれ

ここでいうスモールトークとはプログラム言語のことじゃない。間にスペースを挟んだ「small talk」、
辞書には「light conversation(軽い会話); chitchat(雑談、世間話)」とあるな。
同義語には「banter(気さくな会話、冗談の言い合い), chatter(むだ話), gossip(うわさ話)」なんかがある。要は「たわいもない話」だ。伝えたいことがある場合とは違った、ただそれ自体を目的とした言葉の交換だ。何故これが重要なのか? 
 なぜなら、人はこの「取り立てて内容のない話」によって、相手の人柄を推し量り、人間関係の距離を調整するように進化してきたからだ。スモールトークは、いわば人間関係を支える下草だ。ヒトの言葉の起源は、猿の群れにおける毛づくろいだという話は知ってるか?

群れを作る種である猿たちは、つくる群れの大きさが大きい猿ほど、より長い時間を互いの毛づくろいに費やす。もっとも大きな群れ(平均で個体数50)を作る猿は、活動時間のおよそ2割を費やして互いに毛づくろいする。餌を取るための時間がその分減ることを考えれば、あるいが外敵への注意がその分おろそかになることを考慮すれば、莫大なコストを支払ってまで、サルは互いに毛づくろいする。何故だかわかるか?

 フリー・ライダー(ただ乗り野郎)を排除して、群れを守るためだ。
 群れると、外敵に注意を払うコストをみんなで分担できるし、そもそも襲われにくくなるメリットがある。
 だが、コストを分担せずに群れに居るだけで安心を享受しよう、フリーライダーになろうと誰かがはじめれば、誰もがフリーライダーになった方が得だということになり、結局誰も外敵に注意を払うものがいなくなって集団防衛体制は崩壊する。
 これを食いとめるには、誰かがフリーライダーしだしたら、制裁が加えられるようになってないといかん。
 ところが、このフリーライダーへの制裁ってのも大変だ。50匹いれば、各自が50匹を互いに監視しなくちゃならんとなったら、他のことなんてやってられなくなる。
 だから群れを作る動物は、フリーライダー対策を減点方式じゃなく加点方式でやる。
 つまり身近なところから、少なくともこいつは裏切らないだろうという「仲間」をつくり少しずつ増やしていく訳だ。毛づくろいは、仲間関係の維持・更新手続きだ。猿はお互い、誰に毛づくろいしてもらったか覚えてる。
 その猿の叫び声を録音したものを流すと、そいつと毛づくろいし合った猿だけが反応する。
 いろんな猿を調べていくと、その種のつくる群れの大きさと大脳皮質が脳に閉める割合は比例関係にあることがわかった。これを人間の大脳皮質の割合に当てはめると、人間がつくる最大の「群れの大きさ」は約150人となる。


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 問題は、どうやって仲間関係を維持・更新するかだ。
 毛づくろいは一対一で、しかもお返しも要れると、さっきも要った通りかなりの時間が必要だ。
 これも150人という集団サイズに当てはめると、人間は起きている時間の40%を「毛づくろい」に費やさなければならない。これはもう限界を越えている。

 幸いにも、もっと効率のよい手段が見つかった。
 音声言語、つまりおしゃべりだ。
 本当に親密におしゃべりするには4人程度という限界があるが、それでも1対1の毛づくろいよりは、3倍効率がよい)。
 内容のないコトバの交わし合い(スモールトーク)は、つまるところコトバによる「毛づくろい」だ。
非モテ
それは、つまるところ、大抵の人間がすでにやっているのでは?
親父
 その通り。おまえが同級生相手に話してるバーチャル・ナンパ話もその一例だな。同年代の男同士だから、女子との交際についての「妄想話」が、そこでの人間関係の維持・更新に役に立つ。
 が、そこまでだ。
 つまり、おまえの無駄話は、同年代の女子との人間関係を維持・更新するのに、役に立ってない。
どんな「無駄話」ができるかで、おまえの人間関係は決まる。どんな連中と、どんな関係を結べるかは、どんな「無駄話」をするか、できるかに依存する。
 逆にスモールトークを逸脱すると、どんな目に遭うかは、ガーフィンケルが学生への宿題としてやらせてる。一発で「ひとでなし」になること、うけあいだ。 どうだ、やる気が出てきたか?
非モテ
は、はい。当たり前のようで、目からうろこです。しかし、普段あまりに無意識にやってることなんで、いったい何から手をつければいいのか、皆目見当がつきません。
親父
心配するな。昨日ネットサーフィンしてたら、たまたま「無駄話の仕方」ってコンテンツを見つけた。英語だけどな。

問題ない。おれが親父語に逐語的に訳してやる。


How to Make Small Talk 「どうでもいい話」をする方法
http://www.ehow.com/how_10812_make-small-talk.html

Small talk can be a big challenge, but a little preparation and confidence is all you need.
「無駄話」を舐めるな。大冒険になるかもしれん。だが少しの準備と勇気があれば大丈夫。

1.Practice. Converse with everyone you come across: cashiers, waiters, people you're in line with, neighbors, co-workers and kids. Chat with folks unlike yourself, from seniors to teens to tourists.
練習しろ。すれ違った奴全員と喋れ。レジの人、ウェイター、話が合う人、ご近所さん、同僚に子供(ガキ)、誰でもいいからおしゃべりしろ。老人からティーンエイジャー、観光客、自分と似ていない奴とも話してみろ。

2.Read everything: cookbooks, newspapers, magazines, reviews, product inserts, maps, signs and catalogs. Everything is a source of information that can be discussed.
なんでもいいからとにかく読め:料理本、新聞、雑誌、書評、取説、地図に看板にカタログ。すべては、話のネタになる。

3.Force yourself to get into small talk situations, like doctors' waiting rooms, cocktail parties and office meetings. Accept invitations, or host your own gathering.
「無駄話」しなきゃならない状況に自分を追いこめ。病院の待合室、カクテルパーティー、職場の会議みたいな場面だ。招待はすべて受けろ、でなきゃ自分で集まりを主催しろ。

4.Immerse yourself in culture, both high and low. Television, music, sports, fashion, art and poetry are great sources of chat. If you can't stand Shakespeare, that too is a good topic for talk.
自分を「文化漬け」にしろ。高級なのと低級なの、両方だ。テレビ、音楽、スポーツ、ファッション、芸術、詩、どれもおしゃべりの大きなネタ元だ。おまえさんがシェークスピアに我慢ならないというなら、どれだけ嫌いかというのも十分話題になる。

5.Keep a journal. Write down funny stories you hear, beautiful things you see, quotes, observations, shopping lists and calls you made. That story of the long-distance operator misunderstanding you could become an opening line.
日誌をつけろ。おまえが耳にした笑い話、目にした美しいもの、引用、観察、購入品目リストも、かけた電話番号も書き出せ。おまえを誰かと勘違いした電話交換手の話だって、会話のきっかけになるかもしれない。

6.Talk to yourself in the mirror. Make a random list of topics and see what you have to say on the subjects. Baseball, Russia, butter, hip-hop, shoes ... the more varied your list, the better.
鏡の前で自分相手にしゃべってみろ。でたらめな順番に話題を並べたリストを作れ。そして、それぞれの話題に合わせて何を言わなきゃならないならないか確かめろ。野球、ロシア、バター、ヒップホップ、靴……話題.リストは長ければ長いほどいい。

7.Expand your horizons. Go home a new way. Try sushi. Play pinball. Go online. Paint a watercolor. Bake a pie. Try something new every day.
おまえの活動範囲を拡大しろ。通ったことない道で帰ってみろ。寿司をためせ。ピンボールをやれ。ネットしろ。水彩画を描け。パイを焼いてみろ。毎日、なにか新しいものを試すんだ。

8.Be a better listener. Did your boss just say she suffers from migraines? Did your doctor just have twins? These are opportunities for making small talk.
今よりもっと良い聞き手になれ。上司は、ちょうど片頭痛で苦しんでると言ってなかったか? かかりつけの医者のとこは子は双子じゃなかったか? (連中は誰かにその話をしたくてうずうずしている) 「無駄話」をする機会はいくらもある。

9.Work on confidence, overcoming shyness and any feelings of stage fright. Remember, the more you know, the more you know you can talk about.
自信をつけろ。内気と人前であがることを克服しろ。知識が増えれば増えるほど、話題はどんどん増えていることを思い出せ。

Tips:
おまけ:
 Be yourself. Keep in mind that confidence and humor are superb substitutes for comedic genius or wit.
自分自身であれ。自信とユーモアは、コメディの才能やウィットの代わりを十分果たしてくれることを覚えておけ。

 Remember, you never have to do it alone.
思い出せ。会話しているとき、おまえは決して一人じゃないってことを。



非モテ
も、ものすごく大変なような……。
親父
じゃあ、あきらめろ。話ベタで死んだ奴はいない。だが、言っとかないとフェアじゃない気がするんで、これだけは言っておく。人生で、あらかじめ準備しておけることなど、実はあまりない。大人の仕事は常にやっつけ仕事、恋はいつでも初舞台だ。

非モテ
中間目標の、その2とその3、聞いてもいいっすか?
親父
いいとも。聞いていけ。2.男女混合の集まりを作れるようになれ、っていうのは……、非モテ、合コンに必要なものは何だ?
非モテ
おしゃれな会場と粒揃いの参加者、ですか?
親父
じゃあ、それらをどうやって調達する?
非モテ
どうやって、と言われても……、手当たりしだい声をかけるくらいしか……。
親父
振り出しに戻ったな。そして、事は累積的に進むことも明らかになった。もてる奴は、粒ぞろいの参加者の一人として繰り返し、粒揃いの参加者たちが集う満足度の高い合コンに参加できるし、事によると主催することもできる。
こうやって、粒ぞろいの人脈を元手に、さらに粒ぞろいの人脈を広げていく。これを恋愛市場におけるマタイ効果とよぶ。新約聖書マタイ伝の一節、「富めるものはますます富み、貧しいものは持ってるものすら取り上げられる」というところから命名された。
非モテ
モテるものはますますモテるようになり、モテないものはますますモテなくなる、と。
親父
恋愛市場は労働市場のように二重化ないし多重化されている。大雑把に言えば、モテが参加参入できるモテ市場と、非モテが参加する非モテ市場だ。モテ市場への参加するコストは高い。それなりに粒ぞろいの人脈を投資できないと参加できない
。非モテ市場への参加コストは低いが、そのため供給を上回る需要が「価格」を高める。冷静になると大したことのない異性に、いきなり高値がついたりする。いわゆる女子マネ(ージャ)効果、紅一点効果だな。「オタサーの姫」も同じ理屈の上に成立する。
非モテ
親父師匠、では、どうすれば?
親父
いくつか方法はあるが、お勧めなのはブルー・オーシャン戦略だ。
非モテ
では、養殖少女ではなく、手つかずの天然少女に活路を見出せと。
親父
まあ、待て。とりあえず第一の中間目標がクリアーされていれば、人脈関係は量質ともにかなり改善されているはずだが、まあ、それは置いておいて、違う手を考えよう。
 そもそも何故合コンなんだ?頭数だけ男女同数揃えても、いいところを持って行くのは、いつも決まった少数者じゃないか。結局、男女が出会える場をつくればいいんだろう。わざわざ席替えを盛り込まないと、違う相手と話すことすらできない場づくりは、ほんとに男女交際について最適化されてるのか?
非モテ
確かにそういわれると。
親父
場づくりなら、いくらでも手があるぞ。未成年だから今のうちに言っとくが、月1回しか開かない、ちょっとありそうにない酒場を自分たちで開くなんて、どうだ? 余裕があるなら月2回でも週1でもいいが、無理はするな。
 スタッフはもちろん厳選、しかし「おれと付き合ってくれ」を目標にしてくどくのと、
「どこにもない酒場をやりたいんだけど、なんかアイデアない?」と誘うのとは、困難さにおいても、相手に残る印象の深さでも、雲泥の差があるぞ。酒場なんて原価の安い商売だ、儲からなくていいなら、かなりの良心的価格設定でできる。場所をみつけるのも、大いに助けを募れ。はっきりいってこの手の企画については、女子の方が何枚も上手だ。思う存分、力を借りろ。男性スタッフも女子に紹介してもらえ。一つの企画をやり切ると、参加メンバーの間には特別な関係が生まれる。「次はどんなおもしろいこと、やろうか」って声が出てくるようになれば、おまえさんの人脈はどんどん広がって行くだろう。
 この頃になれば、顔とプロポーションだけを追ってたナンパ馬鹿も、いい女を見ぬく目が育ってくるだろう。女子の間で、女子の評価はかなりシビアだ。いっしょに働くのは、いい経験だ。同じファミレスや居酒屋でバイトするにしても、ただ金と暇を引き換えにするのか、そういう自分の企画のための肥やしにするつもりで勤めるのとでは、見えるものが違ってくる。まあ、だいたい、おなじことを繰り返し言ってるんだがな。


まあ、いきなり店を開けってのは敷居が高いか。
なら、自分でヒトの集まりをつくる前に、集まりに参加することからはじめるといい。
とりあえず色恋と関係ないところ、自分の足が自然には向かないところがいいな(人間関係を広げる第一原則だ)。
あと金はかけろ。クソくだらないお見合いパーティに行くくらいなら、水商売や風俗にいくなら、とも付け加えとくか、たとえば割高な(値段設定の高い)英会話スクールへ行ってみろ。8割は、ちょっとしたお嬢さんだ。まあ語学系は、いずれにせよ女性が圧倒的に多いけどな。
 真面目に英語をやりに来てるから、不真面目だと総スカンを食う。だが、おまえさんが本気で英語をやる気を見せれば、どんなにヘタでも、恥をかくことはない。誰だって最初は初心者だ。むしろ、それを恐れずにやってきたドンキホーテは暖かい目で迎えられるだろう。そして、そういう場所でもスモール・トークができるようになれると、これもまた人脈を育てる。
 とにかく色恋抜きで、男女を混ざった集団を作れ。作れないなら探して見つけて参加しろ。そして参加しつつ、作り方を考えろ。


非モテ
「3.他人の恋の相談に乗れるようになれ」というのは?
親父
企画や集まりのオリジネーター(originator:発案者/発起人)をやってると人脈が広がるところまでは話したな。上下関係のない、フラットな集まりでも、「言い出しっぺ」のところには、様々な情報と悩み事が持ち込まれる。それを公平(フェア)にさばけるようになれば、結果は自動的についてくる。

誰に紹介されたら、女性はおまえをもっとも信用するか。第三者の賞賛が効果的であることは社会心理学の常識だが、中でも、すでに決まった相手のいる恋愛中の女性が、おまえを紹介してくれるなら、こんなに強い援軍はない(ついでにいうと魅力の高い女性から紹介された方がより有利となる)。これは男女どっちでもいえることだが、異性の友人は、異性を紹介してくれる。そしてそこで良い評判を持って紹介されれば、出会いの機会は、倍倍ゲーム的に広がる。異性の友人が増え続け、複数の人間が、おまえの援軍となるわけだ。
 まあ、この段階に至るには時間がかかるだろうけどな。まあ、じっくりやれ。
非モテ
押忍。ありがとうございました。
親父
あ、最後に一つ、さくらももこに『ひとりずもう』というマンガがある。このなかでバカそうな女子高に通ってるちびまるこのクラスメートたちが「ディスコにいって、彼氏を探そう」とか言って浮き足立ってるのを見つけた担任教師が「おまえたちが将来結婚したいような相手は、絶対にディスコなんかで踊ってはいない!そのひとたちは きっと今頃 家で勉強してるぞ!」って一喝するシーンがある。”

コトバによる「毛づくろい」で人の世は保たれる/ダンバー『ことばの起源:猿の毛づくろい、人のゴシップ』
http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-125.html
” 実は脳内麻薬は、単調な肉体的刺激によっても分泌される。彼等は確かにイライラしている。それを押さえるための無意識の行動は、繰り返しの動作となることが多い。

 たとえば貧乏揺すり。思えば我々は、小さいころから年老いてまで、無意味に思えるほどの「繰り返し行動」をほんと繰り返し、飽きもせずやっている。事によると、これこそ、このストレスフルな社会で生きる生体防衛行動なのだ。


 しかし猿の毛づくろいは、それ以上の意義がある。

 毛づくろいはもちろん脳内麻薬を分泌させるが、それだったら相手は誰でもよさそうなものである。しかし毛づくろいは、ちゃんと相手を定めて行われる。

 しかも録音した猿の声をつかった実験では、お猿は自分の毛づくろい相手の声を聞き分ける。毛づくろいは、猿社会の紐帯なのだ。

 より大きな群れをつくるお猿ほど、より長い時間を毛づくろいにかける。しかし毛づくろいはかなりコストが高い。それをやってる間は他の事ができないからだ。

 最大の群れ(平均で個体数50)を持つ猿は、起きてる時間の1~2割もの時間を仲間との毛づくろいに費やす。

 人間の大脳皮質の割合から換算した「群れの大きさ」は約150人だから、式に当てはめると大体起きている時間の40%を「毛づくろい」に費やさなければならない。
 大変だ。
 もっと効率のよい手段としてコトバをつかうことにした、というのがオチ(親密に話すには4人程度という限界があるが、それでも1対1の毛づくろいよりは、3倍効率がよい)。

 つまりこういうことだ。
 内容のないコトバの交わし合い(これが言葉の使用の実に3/4を占める)=ゴシップこそは、コトバによる「毛づくろい」だ、と。
 
 あと、昔の人類は150人の群れでよかったが、都市に暮らす現代人はそんなに「毛づくろい」する相手がいないから、ゴシップ小説やカルトが流行る、とか、言わなくてもいいようなことを、最後にちょっとダンバーは付け加えてる。”

雑談の核(コア)となるのはネタではない
http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-142.html
雑談(スモールトーク)は、言葉による毛づくろいである。

 重要なのは、何を話すかではなく、どのように話すか(また話さないか)である。
 
 身体に触れなければならない生業の人たちのことを思いだそう。

 見知らぬ他人の身体に触れることは、通常はタブーである。そうした行為が許される職業の人たちでも、相手の心理的障壁は無くなったわけではない。一時的に機能低下させられているにしてもだ。
 だから、少しでも心理的距離を縮めるために、美容師やマッサージ師は雑談(スモールトーク)する。
 もちろん、職業は雑談の必要性を求めても、その技術を保証するわけではない。話を聞けないカウンセラーがいるように、雑談のできない美容師はいる。しかし、あなたや友人が繰り返し指名する者がいるならば、彼らがどのように話すかは学ぶに足りる。あなたが二度と来るものかと思った相手がいるならば、どのように話すべきではないかを学ぶことができる。

 英会話であれ、雑談であれ、会話は話すことを通じてしかトレーニングできない。
 例文や決まり文句を覚えること、発音をブラッシュアップすることは、タタミの上の水泳に等しい。無意味だというのではない。それだけでは身につかない、というだけだ。順序として、まず話してみてから、例文のインプットや発音練習を行なうならば、逆の順序の場合よりも、多くのものを得られるだろう。
 雑談における「タタミの上の水泳」はないのだろうか? いくつかある。しかし話すことを避けては、いずれも意味も効果もないことは言うまでもない。

 雑談における「タタミの上の水泳」その1は、「相手がイエスと答える質問」を考えることである。もちろん、これは「誰を相手にするか?」で異なってくる。具体的に身近な人をターゲットにして、15秒でいくつ考えつくかを試してみよう。できれば書き出すこと。本当にその質問に相手がイエスと言ってくれるか、見なおすことができるし、細かい言い方を変えてバリエーションをもたせることもできる。できれは「イエスと答える」予想確率をそれぞれの質問ごとに予想し書き込んでおくといい。

 その相手と話す機会ができたら、質問の出来を検証する。相手がダイレクトに「イエス」という必要はない。表情を見れば、その質問が「当たり」であったかどうか、確認できる。むしろ表情から確認する力こそ、雑談においては大きなスキルである。
 意識的にであれ、無意識にであれ、ノン・バーバルなサインを拾える人は、雑談能力が高い。まず第一に、余計な言葉で、関係や会話の流れをぶち切ることを回避できる。加えて、話すことに大した内容が無くても、そうした人と話すのは心地好い。いくら話題が豊富でも、こちらの反応を無視して話す人は、ただのおしゃべりかビックマウスにしかなれない。
 
 雑談の能力のうち7,8割までが、ノン・バーバルなサインを拾うことと、ノン・バーバルなサインで相手に合わせること(たとえばうなずくこと)が占める。
 この視点で、誰かが楽しそうに話しているところを観察してみるといい(たとえば携帯で、そこにいない誰かと話している人を)。彼らは実に表情豊かに、身振り手振りもまじえて、ほとんど「どうでもいいこと」を話しているだろう。 
 言葉で嘘をつくより、表情で嘘をつくほうが難しい。

 雑談ベタは、自分のネタを話す事にいっぱいいっぱいで、少しも相手を、相手の反応を見ていない。あるいは悪く解釈できる反応ばかりを拾っている。
 相手があなたに興味を持っていないことが、相手の表情や身振りから分かっても、過敏に反応する事はない。そんなことは、あらかじめわかっていたことだ。だからこそ、あなたは雑談するのだ。

「最近~~はどうなの?」
 互いに知っている相手で、相手の喋りたい事に予想がつくならば、その話をしてくれるように話題を振ればいい。 

「すみません。教えていただけると助かります」

「~へはどう行けばいいですか?」

「ありがとうございました」「助かりました」

「寒くなりましたね」「ひさしぶりに気持ちのいい天気ですね」


 ほとんど初級英会話の例文のようになってきた。実のところ、初歩の英会話は、スモールトークのミニマム・セットだ。挨拶、簡単な自己紹介、天候の話題、依頼、そして感謝を述べること。これだけでは、何か意味のある事を話すには足りないが、人として最低限のレベルをクリアするものがそこにはある。


ーー
声で損をしている人は多い

【大魔導師への道①呼吸法・ボイトレ・姿勢】声と姿勢を良くする秘訣、問われず話すもおこがましいが、知らざあ言って聞かせやしょう!
http://yomenainickname.blog.fc2.com/blog-entry-134.html


を実践しよう。

発声法に従って以下の文を音読みこめばいい。
般若心経は省いたけど覚えておくべき。

ボイトレ用。
書写山の社僧正シャア少佐の肩たたき器を暖かく迎え入れた柿食う客飛脚の東京特許許可局局長、高架橋橋脚上の究極高級航空機にて六カ国協議今日急遽休暇許可拒否。
公序良俗やお綾や親にお謝り お綾やお湯屋に行くことと骨粗鬆症訴訟勝訴を八百屋にお言い。
老若男女の低所得者層ジャズシャンソン歌手総出演新春シャンソンショー。
 探査車除雪作業中に京のなま鱈奈良なま学鰹に竹立てかけた高速増殖炉内の白装束集団の魔術師助手魔術修業中摘出手術中、集中術著述。


”祇園精舎(ぎをんしやうじや)の鐘(かね)の声(こゑ)、
諸行無常(しよぎやうむじやう)の響(ひびき)あり。
娑羅双樹(しやらさうじゆ)の花(はな)の色(いろ)、
盛者必衰(じやうしやひつすい)のことはり(ことわり)をあらはす。
おごれる人(ひと)も久(ひさ)しからず。
只(ただ)春(はる)の夜(よ)の夢(ゆめ)のごとし。
たけき者(もの)も遂(つひ・つゐ)にはほろびぬ、偏(ひとへ)に風(かぜ)の前(まへ)の塵(ちり)に同(おな)じ。
遠(とほ・とを)く異朝(いてう)をとぶらへば、
秦(しん)の趙高(てうかう)、漢(かん)の王莽(わうまう)、梁(りやう)の周伊(しうい)、唐(たう)の禄山(ろくさん)、
是等(これら)は皆(みな)旧主(きうしゆ)先皇(せんくわう)の政(まつりごと)にもしたがはず、
楽(たのし)みをきはめ、諫(いさめ)をもおもひいれず、
天下(てんが)のみだれむ事(こと)をさとらずして、
民間(みんかん)の愁(うれふ)る所(ところ)をしらざ(ッ)しかば、
久(ひさ)しからずして、亡(ばう)じにし者(もの)どもなり。
近(ちか)く本朝(ほんてう)をうかがふに、
承平(しようへい・せうへい)の将門(まさかど)、天慶(てんぎやう)の純友(すみとも)、康和(かうわ)の義親(ぎしん)、平治(へいぢ)の信頼(しんらい)、
おごれる心(こころ)もたけき事(こと)も、皆(みな)とりどりにこそありしかども、
まぢかくは、六波羅(ろくはら)の入道(にふだう・にうだう)前太政大臣(さきのだいじやうだいじん)平(たひらの・たいらの)朝臣(あそん)清盛公(きよもりこう)と申(まうし)し人(ひと)のありさま、
伝承(つたへうけたまは)るこそ心(こころ)も詞(ことば)も及(およ・をよ)ばれね。
其(その)先祖(せんぞ)を尋(たづ)ぬれば、
桓武天皇(くわんむてんわう)第五(だいご)の皇子(わうじ)、
一品式部卿(いつぽんしきぶきやう)葛原親王(かづらはらのしんわう)九代(くだい)の後胤(こういん・こうゐん)、
讃岐守(さぬきのかみ)正盛(まさもり)が孫(まご)、
刑部卿(ぎやうぶきやう)忠盛(ただもりの)朝臣(あそん)の嫡男(ちやくなん)なり。
彼(かの)親王(しんわう)の御子(みこ)高視(たかみ)の王(わう)、無官(むくわん)無位(むゐ)にしてうせ給(たまひ)ぬ。
其(その)御子(みこ)高望(たかもち)の王(わう)の時(とき)、始(はじめ)て平(たひら・たいら)の姓(しやう)を給(たまはつ)て、上総介(かづさのすけ)になり給(たまひ)しより、忽(たちまち)に王氏(わうし)を出(いで)て人臣(じんしん)につらなる。
其(その)子(こ)鎮守府将軍(ちんじゆふのしやうぐん)義茂(よしもち)、後(のち)には国香(くにか)とあらたむ。国香(くにか)より正盛(まさもり)にいたるまで、六代(ろくだい)は諸国(しよこく)の受領(じゆりやう)たりしかども、
殿上(てんじやう)の仙籍(せんせき・せんセキ)をばいまだゆるされず。”
http://www.geocities.jp/widetown/japan_den/japan_den146.htm


”行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。

玉敷(たましき)の都のうちに、棟を並べ、甍(いらか)を争へる、高き、賤しき、人の住まひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家は稀なり。或いは去年(こぞ)焼けて、今年造れり。或いは大家(おほいえ)亡びて、小家(こいえ)となる。住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中(うち)に、わづかに一人二人なり。朝(あした)に死に、夕べに生まるるならひ、ただ、水の泡にぞ似たりける。

知らず、生まれ死ぬる人、何方(いずかた)より来たりて、何方へか去る。また知らず、仮の宿り、誰(た)が為にか心を悩まし、何によりてか目を喜ばしむる。その主と栖(すみか)と、無常を争ふさま、いはば朝顔の露に異ならず。或いは露落ちて花残れり。残るといへども朝日に枯れぬ。或いは花しぼみて、露なほ消えず。消えずといへども夕べを待つ事なし。

予(われ)、ものの心を知れりしより、四十(よそじ)あまりの春秋(しゅんじゅう)をおくれる間に、世の不思議を見ること、ややたびたびになりぬ。

去(いんじ)、安元三年(あんげんさんねん)四月廿八日(にじゅうはちにち)かとよ。風烈しく(はげしく)吹きて、静かならざりし夜、戌(いぬ)の時ばかり、都の東南(たつみ)より、火出で来て、西北(いぬい)に至る。はてには、朱雀門・大極殿・大学寮・民部省などまで移りて、一夜のうちに、塵灰(じんかい)となりにき。

火元(ほもと)は、樋口富の小路(ひぐちとみのこうじ)とかや。舞人(まいびと)を宿せる仮屋より出で来たりけるとなん。咲き迷ふ風に、とかく移りゆくほどに、扇をひろげたるがごとく末広になりぬ。遠き家は煙(けぶり)に咽び(むせび)、近きあたりはひたすら焔(ほのお)を地に吹きつけたり。空には灰を吹き立てたれば、火の光に映じて、あまねく紅(くれない)なる中に、風に堪へず、吹き切られたる焔、飛ぶが如くして一、二町を越えつつ移りゆく。その中の人、現し心(うつしごころ)あらむや。

或いは煙に咽びて倒れ伏し、或いは焔にまぐれて、たちまちに死ぬ。或いは身ひとつ、からうじて逃るるも、資財を取り出づるに及ばず。七珍万宝(しちちんまんぽう)さながら灰燼(かいじん)となりにき。その費え、いくそばくぞ。そのたび、公卿の家十六焼けたり。ましてその外、数へ知るに及ばず。惣て(すべて)都のうち、三分が一に及べりとぞ。男女死ぬるもの数十人、馬・牛のたぐひ辺際を知らず。
人のいとなみ、皆愚かなる中に、さしも危ふき京中の家を造るとて、宝を費やし、心を悩ますことは、すぐれてあぢきなくぞ侍る。

また、治承(じしょう)四年卯月(うづき)のころ、中御門京極(なかみかどきょうごく)のほどより、大きなる辻風(つじかぜ)起こりて、六条わたりまで吹けること侍りき。

三、四町を吹きまくる間に、籠れる家ども、大きなるも小さきも、一つとして破れざるはなし。さながら平(ひら)に倒れたるもあり、桁(けた)・柱ばかり残れるもあり。門(かど)を吹きはなちて、四、五町がほかに置き、また、垣を吹き払ひて隣と一つになせり。いはんや、家のうちの資材、数を尽くして空にあり、檜皮(ひはだ)・葺板(ふきいた)のたぐひ、冬の木の葉の風に乱るるがごとし。塵(ちり)を煙のごとく吹き立てたれば、すべて目も見えず、おびたたしく鳴りどよむほどに、もの言ふ声も聞こえず。かの地獄の業(ごう)の風なりとも、かばかりにこそはとぞ覚ゆる。家の損亡(そんぼう)せるのみにあらず、これを取り繕ふ間に、身をそこなひ、かたはづける人、数も知らず。この風、未(ひつじ)の方に移りゆきて、多くの人の嘆きをなせり。

辻風は常に吹くものなれど、かかることやある。ただごとにあらず、さるべきもののさとしか、などぞ疑ひ侍りし。

また、治承四年水無月(みなづき)のころ、にはかに都遷(うつ)り侍りき。いと思ひの外(ほか)なりしことなり。おほかた、この京の初めを聞けることは、嵯峨(さが)の天皇の御時(おんとき)、都と定まりにけるより後、すでに四百余歳を経たり。ことなるゆゑなくて、たやすく改まるべくもあらねば、これを、世の人安からず憂へ合へる、げにことわりにも過ぎたり。

されど、とかく言ふかひなくて、帝(みかど)より始め奉りて、大臣・公卿皆悉く移ろひ給ひぬ。世に仕ふるほどの人、たれか一人ふるさとに残り居らむ。官(つかさ)・位に思ひをかけ、主君の陰を頼むほどの人は、一日なりとも疾く(とく)移ろはむと励み、時を失ひ、世に余されて、期(ご)する所なきものは、愁へながら止まり居り。軒を争ひし人の住まひ、日を経つつ荒れゆく。家はこぼたれて淀河(よどがわ)に浮かび、地は目の前に畠(はたけ)となる。人の心みな改まりて、ただ馬・鞍(くら)をのみ重くす。牛・車を用とする人なし。西南海(さいなんかい)の領所(りょうしょ)を願ひて、東北の庄園(しょうえん)を好まず。

その時、おのづからことの便りありて、津の国の今の京に至れり。所のありさまを見るに、その地、ほど狭くて条理を割るに足らず。北は山に沿ひて高く、南は海近くて下れり。波の音、常にかまびすしく、塩風ことに激し。内裏(だいり)は山の中なれば、かの木の丸殿もかくやと、なかなか様(よう)変はりて優なるかたも侍り。日々にこぼち、川も狭(せ)に運び下す家、いづくに造れるにかあるらむ。なほ空しき地は多く、作れる屋(や)は少なし。古京はすでに荒れて、新都はいまだ成らず。

ありとしある人は皆浮雲の思ひをなせり。もとよりこの所に居るものは、地を失ひて愁ふ。今移れる人は、土木のわづらひあることを嘆く。道のほとりを見れば、車に乗るべきは馬に乗り、衣冠(いかん)・布衣(ほい)なるべきは、多く直垂(ひたたれ)を着たり。都の手振りたちまちに改まりて、ただ鄙びたる武士(もののふ)に異ならず。世の乱るる瑞相(ずいそう)とか聞けるもしるく、日を経つつ世の中浮き立ちて、人の心もをさまらず、民の愁へ、つひに空しからざりければ、同じき年の冬、なほこの京に帰りたまひにき。されど、こぼちわたせりし家どもは、いかになりにけるにか、ことごとくもとの様にしも造らず。

伝へ聞く、いにしへの賢き御世(みよ)には、憐れみをもちて国を治め給ふ。すなはち、殿(との)に茅(かや)葺きても、軒をだに整へず。煙の乏しきを見給ふ時は、限りある御調物(みつきもの)をさへ許されき。これ、民を恵み、世を助け給ふによりてなり。今の世のありさま、昔になぞらへて知りぬべし。

また養和のころとか、久しくなりて確かにも覚えず、二年が間、世の中飢渇(きかつ)して、あさましきこと侍りき。或いは春・夏、ひでり、或いは秋・冬、大風・洪水など、よからぬことどもうち続きて、五穀(ごこく)ことごとくならず。むなしく春耕し、夏植うるいとなみありて、秋刈り、冬収むるぞめきはなし。

これによりて、国々の民、或いは地を棄てて境を出で、或いは家を忘れて山に住む。さまざまの御祈(おんいのり)始まりて、なべてならぬ法ども行はるれど、更にそのしるしなし。京のならひ、何わざにつけても、源は田舎をこそ頼めるに、絶えて上るものなければ、さのみやは操もつくりあへん。念じわびつつ、さまざまの財物、かたはしより捨つるがごとくすれども、更に目見立つる人なし。たまたま換ふるものは、金を軽くし、粟(ぞく)を重くす。乞食(こつじき)、路のほとりに多く、愁へ悲しむ声耳に満てり。

前の年、かくの如く、辛うじて暮れぬ。明くる年は、立ち直るべきかと思ふほどに、あまりさへ疫癘(えきれい)うちそひて、まさざまに跡形なし。世の人みなけいしぬれば、日を経つつ、きはまりゆくさま、少水の魚(うお)のたとへにかなへり。はてには、笠打ち着、足引き包み、よろしき姿したるもの、ひたすらに、家ごとに乞ひ歩く(こいありく)。かくわびしれたるものどもの、歩くかと見れば、すなはち倒れ伏しぬ。築地(ついひぢ)のつら、道のほとりに、飢ゑ死ぬるもののたぐひ、数も知らず。取り捨つるわざも知らねば、臭き香(か)世界に満ち満ちて、変はりゆくかたちありさま、目も当てられぬこと多かり。いはむや、河原などには、馬・車の行き交ふ道だになし。

あやしき賤・山(しづやま)がつも力尽きて、薪(たきぎ)さへ乏しくなりゆけば、頼むかたなき人は、自らが家をこぼちて、市に出でて売る。一人が持ちて出でたる価(あたい)、一日が命にだに及ばずとぞ。あやしき事は、薪の中に、赤き丹付き(につき)、箔(はく)など所々に見ゆる木、あひ混じはりけるを尋ぬれば、すべき方なきもの、古寺に至りて仏を盗み、堂の物の具を破り取りて、割り砕けるなりけり。濁悪世(じょくあくせ)にしも生まれあひて、かかる心憂きわざをなん見侍りし。
また、いとあはれなる事も侍りき。さりがたき妻(め)・をとこ持ちたるものは、その思ひまさりて深きもの、必ず先立ちて死ぬ。その故は、わが身は次にして、人をいたはしく思ふあひだに、稀々(まれまれ)得たる食ひ物をも、かれに譲るによりてなり。されば、親子あるものは、定まれる事にて、親ぞ先立ちける。また、母の命尽きたるを知らずして、いとけなき子の、なほ乳(ち)を吸ひつつ、臥(ふ)せるなどもありけり。

仁和寺(にんなじ)に隆暁法院(りゅうぎょうほういん)といふ人、かくしつつ数も知らず死ぬる事を悲しみて、その首(かうべ)の見ゆるごとに、額(ひたい)に阿字(あじ)を書きて、縁を結ばしむるわざをなんせられける。人数を知らむとて、四・五両月を数へたりければ、京のうち、一条よりは南、九条よりは北、京極(きょうごく)よりは西、朱雀(すざく)よりは東の、路(みち)のほとりなる頭、すべて、四万二千三百余りなんありける。いはんや、その前後に死ぬるもの多く、また、河原・白河・西の京、もろもろの辺地などを加へていはば、際限もあるべからず。いかにいはんや、七道諸国をや。

崇徳院の御位の時、長承のころとか、かかる例(ためし)ありけりと聞けど、その世のありさまは知らず。眼のあたり、めづらかなりしことなり。

また、同じころかとよ。おびただしく大地震(おほなゐ)ふること侍りき。そのさま、世の常ならず。山はくづれて河を埋(うづ)み、海は傾(かたぶ)きて陸地をひたせり。土裂けて水湧き出で、巌(いわお)割れて谷にまろび入る。なぎさ漕ぐ船は波に漂ひ、道行く馬は足の立ちどを惑はす。都のほとりには、在々所々(ざいざいしょしょ)、堂舎塔廟(どうしゃとうびょう)、一つとして全(また)からず。或いはくづれ、あるいは倒れぬ。塵灰(ちりはひ)たちのぼりて、盛りなる煙のごとし。地の動き、家の破るる音、雷(いかづち)に異ならず。家の内に居れば、たちまちにひしげなむとす。走り出づれば、地割れ裂く。羽なければ、空をも飛ぶべからず。竜ならばや、雲にも乗らむ。恐れのなかに恐るべかりけるは、ただ地震(ない)なりけりとこそ覚えはべりしか。

その中に、ある武者のひとり子の、六つ七つばかりに侍りしが、築地のおほひの下に、小家を造りて、はかなげなるあどなしごとをして、遊び侍りしが、にはかにくづれ埋められて、跡形なく、平にうちひさがれて、二つの目など一寸ばかりづつうち出だされたるを、父母かかへて、声を惜しまず悲しみあひて侍りしこそ、あはれに悲しく見侍りしか。子の悲しみには、たけき者も恥を忘れけりとおぼえて、いとほしく、ことわりかなとぞ見侍りし。
かく、おびたたしく震る(ふる)ことは、しばしにてやみにしかども、その余波(なごり)、しばしは絶えず。世の常、驚くほどの地震(ない)、二・三十度震らぬ日はなし。十日・二十日過ぎにしかば、やうやう間遠(まどお)になりて、或いは四・五度、二・三度、もしは一日まぜ、二、三日に一度など、おほかたその余波、三月(みつき)ばかりやはべりけむ。

四大種(しだいしゅ)のなかに、水・火・風は常に害をなせど、大地に至りては異なる変をなさず。昔、斉衡(さいこう)のころとか、大地震ふりて、東大寺の仏の御首(みぐし)落ちなど、いみじきことども侍りけれど、なほ、この度(たび)には如かずとぞ。すなはちは、人皆あぢきなきことを述べて、いささか心の濁りも薄らぐと見えしかど、月日重なり、年経にし後は、言葉にかけて言ひ出づる人だになし。 ”
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/japan/houjouki001.html
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/japan/houjouki002.html
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/japan/houjouki003.html
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/japan/houjouki004.html

”月日は百代の過客(はくたいのかかく)にして、行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老いを迎ふる者は、日々旅にして旅を栖(すみか)とす。古人も多く旅に死せるあり。予も、いづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊(ひょうはく)の思ひやまず、海浜(かいひん)にさすらへ、去年(こぞ)の秋、江上の破屋に蜘蛛の古巣を払ひて、やや年も暮れ、春立てる霞の空に、白河の関越えんと、そぞろ神の物につきて心を狂はせ、道祖神(どうそじん)の招きにあひて取るもの手につかず、股引の破れをつづり、笠の緒付けかへて、三里に灸すうるより、松島の月まづ心にかかりて、住めるかたは人に譲り、杉風(さんぷう)が別墅(べつしよ)に移るに、

草の戸も 住み替はる代ぞ 雛の家

表八句を庵の柱に掛け置く。

弥生(やよひ)も末の七日、あけぼのの空朧々(ろうろう)として、月は有明(ありあけ)にて光をさまれるものから、富士の峰幽か(かすか)に見えて、上野・谷中(やなか)の花の梢、またいつかはと心細し。睦まじき限りは宵よりつどひて、舟に乗りて送る。千住といふ所にて舟をあがれば、前途三千里の思ひ胸にふさがりて、幻の巷(ちまた)に離別の涙をそそぐ。

行く春や 鳥啼き(なき)魚の 目は泪(なみだ)

これを矢立(やたて)の初めとして、行く道なほ進まず。人々は途中に立ち並びて、後影の見ゆるまではと、見送るなるべし。 ”
『おくのほそ道』の1:月日は百代の過客にして
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/japan/hosomichi001.html


”序
行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しく止まる事なし。世の中にある人と住家と、またかくの如し。
玉敷の都の中に、棟を竝べ甍を爭へる、尊き卑しき人の住居は、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家は稀なり。或は去年破れて今年は造り、あるは大家滅びて小家となる。住む人もこれにおなじ。處もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、僅に一人二人なり。朝に死し、夕に生るゝならひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。知らず、生れ死ぬる人、何方より來りて、何方へか去る。また知らず、假の宿り、誰がために心をなやまし、何によりてか目を悦ばしむる。その主人と住家と、無常を爭ひ去るさま、いはば朝顔の露に異ならず。或は露落ちて花殘れり。殘るといへども朝日に枯れぬ。或は花は萎みて露なほ消えず。消えずといへどもゆふべを待つことなし。

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安元の大火
およそ物の心を知りしより以來、四十あまりの春秋を送れる間に、世の不思議を見ること、やゝ度々になりぬ。
いにし安元三年(*1177年)四月二十八日かとよ、風烈しく吹きて靜かならざりし夜、戌の時ばかり、都の巽より火出で來りて、乾に至る。はてには朱雀門、大極殿、大學寮、民部省まで移りて、一夜が程に、塵灰となりにき。
火元は樋口富小路とかや。病人を宿せる假屋より出で來けるとなむ。吹き迷ふ風に、とかく移り行くほどに、扇をひろげたるが如く、末廣になりぬ。遠き家は煙にむせび、近き邊はひたすら焔を地に吹きつけたり。空には灰を吹き立てたれば、火の光に映じて、あまねく紅なるなかに、風に堪へず吹き切られたる焔、飛ぶが如くにして、一二町を越えつゝ移り行く。その中の人現心あらむや。或は煙にむせびてたふれ伏し、或は焔にまぐれて忽ちに死にぬ。あるは又、僅に身一つ辛くして遁れたれども、資材を取り出づるに及ばず、七珍萬寶、さながら灰燼となりにき。その費いくそばくぞ。このたび公卿の家十六燒けたり。ましてその外は數を知らず。すべて都のうち三分が一に及べりとぞ。男女死ぬる者數千人、馬牛の類邊際を知らず。
人の營みみな愚かなるなかに、さしも危き京中の家をつくるとて、寶を費し心をなやますことは、勝れてあぢきなくぞ侍るべき。

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治承の辻風
また治承四年(*1180年)卯月二十九日の頃、中御門京極のほどより、大きなる辻風おこりて、六條わたりまで、いかめしく吹きける事侍りき。
三四町をかけて吹きまくるに、その中にこもれる家ども、大きなるも、小さきも、一つとして破れざるはなし。さながら平に倒れたるもあり、桁柱ばかり殘れるもあり。又門の上を吹き放ちて、四五町がほどに置き、又垣を吹き拂ひて、鄰と一つになせり。いはんや家の内の寶、數を盡して空にあがり、檜皮葺、板の類、冬の木の葉の風に亂るゝがごとし。塵を煙のごとく吹き立てたれば、すべて目も見えず。おびたゞしくなり動む(*ママ)音に、物いふ聲も聞えず。かの地獄の業風なりとも、かくこそはとぞ覺えける。家の損亡せるのみならず、これを取り繕ふ間に、身を害ひて、かたはづけるもの、數を知らず。この風坤の方に移り行きて、多くの人の歎きをなせり。
「辻風は常に吹くものなれど、かゝることやはある。たゞごとにあらず、さるべき物のさとしか。」などぞ(*原文「さとしかなとぞ」)、疑ひ侍りし。

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福原遷都
又おなじ年の六月の頃、俄に都遷り侍りき。いと思ひの外なりし事なり。大方この京のはじめを聞けば、嵯峨天皇の御時、都と定まりにけるより(*薬子の変以後を指すか。)後、既に數百歳を經たり。ことなる故なくて、たやすく改まるべくもあらねば、これを世の人たやすからず愁へあへるさま、ことわりにも過ぎたり。されどとかくいふかひなくて、御門より始め奉りて、大臣、公卿、こと\〃/く移りたまひぬ。世に仕ふるほどの人、誰かひとり故郷に殘り居らむ。官位に思ひをかけ、主君の蔭をたのむ程の人は、「一日なりとも疾く移らむ。」とはげみあへり。時を失ひ世にあまされて、期する所なき者は、愁へながらとまり居たり。軒を爭ひし人の住居、日を經つゝ荒れ行く。家は毀たれて淀川に浮び、地は目の前に畠となる。人の心皆あらたまりて、唯馬鞍をのみ重くす。牛車を用とする人なし。西南海の所領をのみ願ひ、東北國の莊園をば好まず。
その時、おのづから事の便りありて、津の國今の京に到れり。所の有樣を見るに、その地ほどせばくて、條里を割るに足らず。北は山にそひて高く、南は海に近くて下れり。波の音常にかまびすしくて、鹽風殊にはげしく、内裏は山の中なれば、かの木丸殿もかくやと、なか\/樣かはりて、優なるかたも侍りき。日々にこぼちて、川もせきあへず運びくだす家は、いづくに作れるにかあらむ。なほ空しき地は多く、作れる家は少なし。故郷は既に荒れて、新都はいまだ成らず。ありとしある人、みな浮雲のおもひをなせり。もとよりこの處に居たるものは、地を失ひて愁へ、今うつり住む人は、土木の煩ひあることを嘆く。道の邊を見れば、車に乘るべきは馬に乘り、衣冠布衣なるべきは直垂を著たり。都のてぶり忽ちに改りて、唯鄙びたる武士に異ならず。これは世の亂るゝ瑞相(*前兆)とか聞きおけるもしるく、日を經つゝ世の中うき立ちて、人の心も治らず、民の愁へ遂に空しからざりければ、同じ年の冬、なほこの京に歸り給ひにき。されど毀ちわたせりし家どもは、いかになりにけるにか、悉くもとのやうにも作らず。
ほのかに傳へ聞くに、いにしへの賢き御代には憐みをもて國を治め給ふ。すなはち御殿に茅を葺きて、軒をだに整へず、煙の乏しきを見給ふ時は、かぎりある貢物をさへゆるされき。これ民を惠み、世をたすけ給ふによりてなり。今の世の中のありさま、昔になぞらへて知りぬべし。

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養和の飢饉
又養和の頃かとよ、久しくなりてたしかにも覺えず。二年が間、世の中飢渇して、あさましきこと侍りき。あるは春夏日でり、あるは秋冬大風大水など、よからぬ事どもうち續きて、五穀悉く實らず。空しく春耕し、夏植うる營みのみありて、秋刈り冬收むるぞめきはなし。
これによりて國々の民、あるは地を捨てて境を出で、あるは家をわすれて山に住む。さま\〃/の御祈り初まりて、なべてならぬ法ども行はるれども、さらに其のしるしなし。京の習ひ、何わざにつけても、みなもとは田舍をこそ頼めるに、絶えて上るものなければ、さのみやは操も作りあへむ。念じわびつゝ、樣々の寶物かたはしより捨つるが如くすれども、更に目みたつる人もなし。たま\/易ふる者は、金を輕くし、粟を重くす。乞食、道の邊に多く、愁へ悲しぶ聲耳に滿てり。
さきの年(*治承5年=養和元年〈1181〉)かくの如く、辛くして暮れぬ。明くる年は、立ちなほるべきかと思ふに、あまさへ(*ママ)疫病うちそひて、まさるやうに跡方なし。
世の人皆飢ゑ死にければ、日を經つゝきまはり行くさま、少水の魚のたとへに叶へり。はてには笠うち著、足ひきつゝみ、よろしき姿したるもの、ひたすら家ごとに乞ひありく。かくわびしれたるものども、歩くかと見れば、即ち倒れ死ぬ。築地のつら、路のほとりに飢ゑ死ぬる類は數も知らず。取り捨つるわざもなければ、臭き香、世界にみち\/て、變り行くかたちありさま、目もあてられぬこと多かり。況んや河原などには、馬車の行きちがふ道だにもなし。
あやしき賤・山がつも、力盡きて、薪にさへ乏しくなりゆけば、頼む方なき人は、自ら家を毀ちて、市に出でて之を賣るに、一人が持ち出でたる價、なほ一日が命を支ふるにだに及ばずとぞ。怪しき事は、かゝる薪の中に、丹つき、白銀黄金の箔など、所々につきて見ゆる木のわれ相交れり。これを尋ぬれば、すべき方なき者の、古寺にいたりて、佛を盜み、堂の物の具を破り取りて、わりくだけるなりけり。濁惡の世にしも生れ逢ひて、かゝる心憂きわざをなむ見侍りし。
又、あはれなること侍りき。さり難き女男など持ちたるものは、その思ひまさりて志深きは必ず先だちて死しぬ。その故は、我が身をば次になして、男にもあれ女にもあれ、いたはしく思ふ方に、たま\/乞ひ得たる物を、まづ讓るによりてなり。されば親子あるものは、定まれる事にて、親ぞ先だちて死にける。また母が命つきて臥せるをも知らずして、いとけなき子の、その乳房に吸ひつきつゝ、臥せるなどもありけり。
仁和寺に、慈尊院の大藏卿隆曉法印といふ人、かくしつゝ數知らず死ぬることを悲しみて、聖を數多語らひつゝ、その死首の見ゆるごとに、額に阿字を書きて、縁を結ばしむるわざをなむせられける。その人數を知らむとて、四五兩月が程數へたりければ、京の中、一條より南、九條より北、京極より西、朱雀より東、道のほとりにある頭、すべて四萬二千三百餘りなむありける。況んやその前後に死ぬるもの多く、河原、白河、西の京、もろもろの邊地などを加へていはば、際限もあるべからず。いかにいはんや諸國七道をや。近くは崇徳院の御位のとき、長承のころかとよ、かゝる例はありけると聞けど、その世のありさまは知らず。まのあたりいとめづらかに、悲しかりしことなり。

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元暦の大地震
また元暦二年のころ、大地震ふること侍りき。そのさま世の常ならず。山崩れて川を埋み、海かたぶきて陸をひたせり。土さけて水湧きあがり、巖割れて谷にまろび入り、渚こぐ船は浪にたゞよひ、道行く駒は足の立處をまどはせり。況んや都の邊には、在々所々堂舍塔廟、一つとして全からず。或は崩れ、或は倒れぬる間、塵灰立ち上りて、盛んなる煙の如し。地の震ひ、家の破るゝ音、雷に異ならず。家の中に居れば、忽ちにうち挫げなむとす。走り出づれば、また地割れ裂く。羽なければ空へもあがるべからず、龍ならねば雲にのぼらむ事難し。おそれの中におそるべかりけるは、たゞ地震なりけりとぞ覺え侍りし。その中にある武士のひとり子の、六つ七つばかりに侍りしが、築地のおほひの下に小家を作り、はかなげなる跡なしごとをして遊び侍りしが、俄に崩れ埋められて、あとかたなく平にうちひさがれて(*押し潰されて)、二つの目など、一寸ばかりうち出されたるを、父母かゝへて、聲も惜しまず悲しみ合ひて侍りしこそ、あはれにかなしく見はべりしか。子のかなしみには、猛き武士も恥を忘れけりと覺えて、「いとほしく。理かな。」とぞ見侍りし。かくおびただしくふる事は、暫しにて止みにしかども、その餘波屡絶えず。世の常に驚くほどの地震、ニ三十度ふらぬ日はなし。十日二十日過ぎにしかば、やう\/間遠になりて、或は四五度、ニ三度、もしは一日まぜ(*一日おき)、ニ三日に一度など、大方その餘波三月許りや侍りけむ。四大種(*四大)の中に、水火風は常に害をなせど、大地に至りては殊なる變をなさず。「昔、齊衡(*ママ)の頃かとよ。大地震ふりて、東大寺の佛の御頭落ちなどして、いみじき事ども侍りけれど、猶この度には如かず。」とぞ。すなはち人皆あぢきなき事を述べて、聊か心の濁りも薄らぐかと見し程に、月日重なり、年越えしかば、後は、言の葉にかけていひ出づる人だになし。 ”
http://www2s.biglobe.ne.jp/~Taiju/hojoki.htm
(現世は儚き生き地獄。
来世は墓無き死に地獄。
世の儚さ、対句、七五調、主役の先祖の紹介、
風、火、飢饉、地震の描写はこれら名文を訳して前後の文にあるようにしたらよろし。
古文の勉強は徒然草を現代語訳だけ読むことから始めたらいいよ。
徒然草が自分が習った中では一番役に立っているからね。
一番気になった段の原文を徹底的に勉強して暗唱できるまでにする。
いかに学ぶ価値があると実感できるかが重要)

花伝書「風姿花伝」本文
http://www.geocities.jp/actartcreator/shiryoushitzu/kaden-honbun.html
”古きを学び、新しきを賞するなかにも、全く風流をよこしまにすることなかれ。
 ただことばいやしからずして、すがた幽玄ならんを、うけたる達人とは申すべきか。まずこの道にいたらんと思 はんものは、非道を行ずべからず。ただし、歌道は風月延年の飾りなれば、もつともこれを用ふべし。
 およそ、若年よりこのかた、見聞きおよぶところの稽古の条々、大概注しおくところなり。

 一、好色、博奕・大酒、三の重戒、これ古人のおきてなり。
 一、稽古は強かれ、情識はなかれとなり。 ”

”じょうしき【情識】とは。意味や解説、類語。[名・形動ナリ]1 仏語。心。迷いの心。2 強情であること。また、そのさま。頑固。「稽古はつよかれ、―はなかれとなり」〈花伝・序〉”
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/108600/meaning/m0u/

ビジネスパーソンに捧ぐ世阿弥のことば|
http://www.the-noh.com/jp/zeami/words.html


精神安定術も会話術の一つ。

安那般那念
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%82%A3%E8%88%AC%E9%82%A3%E5%BF%B5
"安那般那念(あんなはんなねん[1]、巴: ānāpāna-sati(アーナーパーナ・サティ)、梵: ānāpāna-smṛti(アーナーパーナ・スムリティ))とは、仏教の瞑想法の一種。安般念(あんぱん[1]ねん)、安般守意(あんぱん[1]しゅい)、阿那波那(あなはな)[1]、入出息念、出入息念、持息念、数息観などとも。
(…)
ānāpāna(アーナーパーナ)とは、「āna」(アーナ)と「apāna」(アパーナ)の合成語であり、「āna」(アーナ)は「入息」を、「apāna」(アパーナ)は「出息」を意味する。
また、sati(サティ)やsmṛti(スムリティ)は、「念」(意識していること)を意味する。
合わせて、ānāpāna-sati(アーナーパーナ・サティ)、ānāpāna-smṛti(アーナーパーナ・スムリティ)とは、「入出息(呼吸)を意識すること」(あるいは、呼吸を数えること)を意味し、上記のような音訳・意訳も含む、様々な漢訳語が生み出され、使用されている。
(…)
安那般那念は、狭義には、文字通り「入出息(呼吸)を意識する」(あるいは、呼吸を数える)ことで、意識を鎮静・集中させる「止行」(サマタ瞑想)の一種、ないしは導入的な一段階を意味するが、広義には、そこから身体の観察へと移行していき、「四念処」に相当する「観行」(ヴィパッサナー瞑想)の領域も含む行法全般を指す。
(…)
「安那般那念経(Ānāpānasati sutta)」では呼吸を使った瞑想法について次のように具体的に記述されている。以下は安那般那念経(パーリ語の英訳版)からの引用である。

Breathing in long, he discerns, 'I am breathing in long'; or breathing out long, he discerns, 'I am breathing out long.' Or breathing in short, he discerns, 'I am breathing in short'; or breathing out short, he discerns, 'I am breathing out short.' He trains himself, 'I will breathe in sensitive to the entire body.' He trains himself, 'I will breathe out sensitive to the entire body.' He trains himself, 'I will breathe in calming bodily fabrication.' He trains himself, 'I will breathe out calming bodily fabrication.'[3][4] 長く息を吸っているときには「私は長く息を吸っている」とはっきり知り(pajānāti)、長く息を吐いているときには「私は長く息を吐いている」とはっきり知る。短く息を吸っているときには「私は短く息を吸っている」とはっきり知り、短く息を吐いているときには「私は短く息を吐いている」とはっきり知る。「私は全身の感覚を把握しながら(paṭisaṃvedī)息を吸おう」と訓練する(sikkhati)。「私は全身の感覚を把握しながら息を吐こう」と訓練する。「私は身行(=吸う息)[5]を静めて息を吸おう」と訓練する。「私は身行(=吐く息)[5]を静めて息を吐こう」と訓練する。

これがどのように修行をするのかについて書かれた一節である。このような修行に関して次のように述べられている。

This is how mindfulness of in-&-out breathing is developed & pursued so as to be of great fruit, of great benefit.[3][6] これが呼吸による気づきであり、このように熱心に行い、自身を訓練することは大きな果報となり、大きな利益となる。
"


読書多謝
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